啓林堂書店 奈良の書籍

奈良の書籍

啓林堂書店奈良の書籍教養 [ 登録件数:246 ]
変貌する古事記・日本書紀 いかに読まれ、語られたのか

■出版年月/2020年4月
■ジャンル/教養、新書
■著者/及川智早
■出版社/筑摩書房
■税込価格/880円

ヤマトタケルの物語は古事記と日本書紀でも食い違い、その後も都合よく改変されていった。礎となる古典になぜそんなことが起こったのか? その背景を探る。

古代史講義 宮都篇

■出版年月/2020年3月
■ジャンル/新書、教養
■著者/佐藤信
■出版社/筑摩書房
■税込価格/1,012円
■サイズ/301P 18cm

古代の代表的宮都を、飛鳥の宮々・難波宮・大津宮から藤原京・平城京・恭仁京・紫香楽宮・平安京、さらには大宰府、平泉に至るまで十五講にわたって紹介。最新の調査成果と、深まりゆく研究を紹介しつつ、宮都の実像を叙述するだけでなく、各時代の社会的背景となる古代都市のあり方をも明らかにする。一般読者に向けて先端研究を解説し、旧来の古代史イメージを刷新するシリーズ第三弾。

歪められた古代天皇 『古事記』『日本書紀』に隠された真実

■出版年月/2020年3月
■ジャンル/教養、新書
■著者/家村和幸
■出版社/宝島社
■税込価格/1,078円
■サイズ/353P 18cm

『古事記』『日本書紀』には、明らかな間違いや不明確な箇所、さらに故意に史実を書き換えている部分も存在する。それは、『記・紀』が、仏教と唐風文化が蔓延する時代に日本の歴史をリセットする目的で書かれたからだ。そのため、崇仏派でない天皇は否定されてきた。本書で、『記・紀』に隠された「本当の日本の歴史」を再現する。
<目次>
序章 『古事記』『日本書紀』によって隠された超古代史
第1章 秦人と日ユ同祖論
第2章 顕宗天皇と仁賢天皇
第3章 継体天皇と安閑天皇・宣化天皇
第4章 欽明天皇と聖明王
第5章 敏達天皇とオシサカヒコヒトノ太子
第6章 蘇我氏系天皇二代と神仏戦役
第7章 推古天皇・聖徳太子と秦河勝
第8章 舒明天皇と皇極天皇
第9章 孝徳天皇と大化の改新
第10章 天智天皇と白村江の海戦
第11章 弘文天皇と大海人皇子


図典「大和名所図会」を読む 奈良名所むかし案内

■出版年月/2020年3月
■ジャンル/歴史、教養
■著者/ 本渡章
■出版社/創元社
■税込価格/4,180円
■サイズ/254P 26cm

原寸復刻された迫力ある名所絵を読み解き、江戸時代の奈良へ誘う案内書。約180点超に及ぶすべての絵図も縮小掲載し、地名やキーワードで引ける画期的な図典。

京都・奈良神社めぐり案内 カラー版

■出版年月/2020年3月
■ジャンル/教養、新書
■著者/古社参拝研究会
■出版社/宝島社
■税込価格/1,408円
■サイズ/223P 18cm

千年の都、京なら上賀茂神社の立砂、下鴨神社の糺の森、伏見稲荷の千本鳥居、八坂神社の祇園祭、北野天満宮の梅…。神話が息づくまほろば、大和なら、大神神社の大鳥居と三輪山、石上神宮の七支刀、玉置神社の神代杉、春日大社の鹿島立神影図…。鳥居、神木、依代、社殿、祭祀…、名神社には名神社ならではの美宝が伝わっている。京都・奈良の71の名神社の縁起、見どころを、訪れるための基本情報とともに徹底ガイド!持ち歩きに便利な、ハンディタイプの永久保存版!!

一生に一度は見たい日本の国宝100選

■出版年月/2020年1月
■ジャンル/教養、芸術・美術
■出版社/宝島社
■税込価格/1,210円
■サイズ/111P 30cm

国宝巡りの必携本!“細かすぎる”鑑賞ポイント!! 日本初の世界遺産 法隆寺五重塔ほか、主要国宝を完全網羅&見どころを徹底詳解! 時代を超えて受け継がれてきた“美の真髄”に触れる!

古事記・日本書紀 神話を旅する 【TJMOOK】

■出版年月/2020年2月
■発売日/2020年2月19日
■ジャンル/古代史、教養
■出版社/宝島社
■税込価格/1,540円

出雲、伊勢の両大社の式年遷宮が行われ、編纂1300年を迎え、俄然注目を集める『古事記』『日本書紀』 。豊穣なる神話の舞台、神々の聖跡を訪ね、あら教養すじ+ルポ、上質なビジュアルとともに二大史書を紹介するタイムトリップ読本です。

万葉恋づくし

■出版年月/2020年1月
■ジャンル/教養、文庫
■著者/梓澤要
■出版社/新潮社
■税込価格/737円
■サイズ/359P 16cm

万葉歌人は、じつは恋愛下手でした―。若い大伴家持から恋歌を贈られた年上女性の、理性と情熱の揺らぎを描く「年下の男」。夫に愛想を尽かした妻が出した結論「しゑやさらさら」。恋の歌が苦手な女の前に現れた庭を愛する男との、不意の出来事が胸を焦がす「恋の奴」。その他、下級役人の滑稽な同棲「紅はかくこそ」など全七編。歌人たちのおおらかで不器用な恋の一瞬を、みずみずしく描く傑作。

ころころ古事記 ゆる神様の神社ナビ

■出版年月/2019年12月
■ジャンル/雑学、文庫
■著者/松尾たいこ
■出版社/かざひの文庫
■税込価格/1,650円
■サイズ/169P 19cm

古事記ゆかりの神社を御祭神のゆる神様がご案内!4コマ漫画で古事記ストーリーもまるわかり。古事記をもっと楽しむための神様&神社図鑑。

最新調査でわかった「日本書紀」の真実

■出版年月/2019年12月
■ジャンル/歴史、教養
■監修/瀧音能之
■出版社/宝島社
■税込価格/1,100円

「日本書紀」に記載されていながら場所が不明だったり、架空の出来事だと思われていたことが、近年の発掘調査によって場所が特定されたり、事実であることが判明した例が多発しています。本誌は最新調査に基づき、仏教をめぐる物部氏と蘇我氏の対立の真相、ヤマト政権と出雲・吉備・丹波の関係、「日本書紀」編纂に隠された藤原不比等の策略など、日本最古の正史「日本書紀」に関する真実の数々を紹介します。

わかる日本書紀 日本を読もう 2

■出版年月/2019年12月
■発売日/2019年12月16日
■ジャンル/雑学、教養
■著者/(文)村上ナッツ、(監修)村田右富実、(マンガ)つだゆみ
■出版社/西日本出版社
■税込価格/1,540円
■サイズ/304P 19cm

予備知識なしに読むことのできる、はじめての日本書紀、第二巻!
第二巻では、天皇は国内のみならず朝鮮半島に乗り出します。その戦いや如何に!!
中国に向けて書かれた日本書紀は、これよりアジアとの関係が描かれていきます、当時の日本の世界への思いを感じてください。

古事記神話入門

■出版年月/2019年11月
■ジャンル/文庫、教養
■著者/三浦佑之
■出版社/文藝春秋
■税込価格/814円
■サイズ/247P 16cm

イザナキ、イザナミの国生みから、高天の原を混乱に陥れたアマテラスとスサノヲの 諍い、国譲りをするオホクニヌシ、初代天皇イハレビコの誕生まで。日本人なら一度 は読んでおきたい日本の始まりの物語が「あらすじ」と「解説」でわかりやすく、よ り深く理解できる。ベストセラー『口語訳 古事記』の著者による決定版入門書。

世界一楽しい!万葉集キャラ図鑑

■出版年月/2019年11月
■ジャンル/雑学、教養
■著者/岡本梨奈
■出版社/新星出版社
■税込価格/1,320円
■サイズ/159P 19cm

「そこのかわいい女子、名前はなんていうの? 俺は天皇だけど」「人はいつか死ぬんだからさ、生きてるうちは楽しく飲もうよ!」なんでしょう、令和の時代に読んでも面白すぎるこの感覚。どちらも万葉集の歌なのです。他にも、えっ、こんな歌があるの? と驚くこと間違いなし。全20巻からなる日本最古の歌集から、今味わいたい名歌・約60首を厳選。そして、歌を紹介するのは、ゆかいなキャラたち。マンガも入って、どんどん読みたくなる、いちばん楽しい万葉集の入門書です。

やまと尼寺精進日記 2

■出版年月/2019年10月
■ジャンル/生活、教養、料理
■著者/NHK「やまと尼寺精進日記」制作班
■出版社/NHK出版
■税込価格/1,760円

大好評のEテレ『やまと尼寺 精進日記』書籍化・第2弾! 奈良の山寺に暮らす3人の女性の朗らかな日常と、自然の恵みを生かすアイディアに満ちた料理の数々を、四季折々のしつらいと共に紹介します。彼女たちの人間的魅力や、問合せの多かった手作りものも収載し、季節に寄り添って生きる愉しさを、カラー写真やイラストを交えながらお届けするファン必携の一冊。

万葉集であるく奈良

■出版年月/2019年10月
■発売日/2019年10月31日
■ジャンル/教養、歴史
■著者/上野誠、蜂飼耳、馬場基
■出版社/新潮社
■税込価格/1,760円

「日本の歌」は大和の大地がはぐくんだ――。『万葉集』約四千五百首のうち、奈良を詠んだ歌は約九百首。古代ロマン溢れる飛鳥、たった十六年の都・藤原、虚空の宮跡を抱える平城(なら)。三つの古都を軸に、万葉びとが情感豊かに詠った日本のふるさとへ旅をしよう。

日本書紀と天皇の物語

■出版年月/2019年10月
■ジャンル/古代史、教養
■著者/大角修
■編集/大角修
■出版社/エイ出版社
■税込価格/1,760円
■サイズ/159P 29cm

養老4年(720年)、日本最初の正史である『日本書紀』が編纂され、時の元明天皇に奉呈されました。それは今から遡ること1300年前のことでした。正史とは、国家の事業として編まれた公式の歴史書を指しています。全30巻からなるその内容は、日本の創生神話に始まり、初代神武天皇から第41代持統天皇までの事績が綴られています。そこには天皇の始まりの物語が記録されているのです。そこで巻頭では、2019年5月1日に神器と御璽・国璽を手に即位された令和の天皇陛下を最新写真で紹介するとともに、皇室の歴史に造詣の深い竹田恒泰氏のインタビューを掲載。今、日本書紀が持つ意味を探っていきます。また、8章に分かれた本編では、天孫降臨から神武天皇の東征に始まり、三種の神器、天皇陵、宮中祭祀、元号の制定、女性天皇の始まりなど、現在の皇室にも通じる『日本書紀』の記録を厳選し、写真や図解を使ってわかりやすく解説しました。また、後半では『日本書紀』に載せられた天皇・皇族の魅力的な歌や言葉を紹介しました。日本のルーツと原初天皇のことを知ることができる『日本書紀』。古代より連綿と受け継がれてきた皇統の歴史を紐解きます。

持統天皇 壬申の乱の「真の勝者」

■出版年月/2019年10月
■発売日/2019年10月18日
■ジャンル/新書、教養、古代史
■出版社/中央公論新社
■税込価格/990円

大化改新の年に誕生した少女は、五歳のときに祖父が自害し、母が心痛の余り亡くなるという悲劇を体験する。十三歳で叔父の大海人皇子と結婚。有間皇子の謀反や白村江の戦いの後、二十七歳のとき、古代最大の争乱である壬申の乱を夫と共に起こし、弟である大友皇子に勝利する。その後は中央集権化に邁進し、それまで兄弟継承相続であった天皇位を父子継承に転換させる。古代国家のかたちをつくった女帝の素顔とは。

万葉集を歩く 犬養孝がたずねた風景

■出版年月/2019年9月
■ジャンル/教養、歴史
■著者/富田敏子、山内英正
■出版社/平凡社
■税込価格/1,980円
■サイズ/126P 22cm

万葉学の第一人者犬養孝のノートを手がかりに万葉集の舞台を訪ね、歌を読み解く。初心者にもわかりやすい解説と美しい写真で万葉世界の旅へと誘う。令和の選定元、梅花の宴も紹介。
<目次>
梅花の宴
第1章 大和―うるはしまほろば(初瀬 石上 ほか)
第2章 近畿―海の白波へのあこがれ(住吉大社 白崎 ほか)
第3章 東海・東国―あづまうたの民謡的世界(伊良湖岬 田児の浦 ほか)
第4章 北陸・山陰―荒波につのる望郷(机島 彌彦神社 ほか)
第5章 山陽・四国・九州―はるか海の廊下の旅路(唐荷の島 牛窓 ほか)

京都・奈良古寺めぐり案内 カラー版

■出版年月/2019年9月
■発売日/2019年9月26日
■ジャンル/教養、新書
■著者/古寺巡礼研究会
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,382円
■サイズ/223P 18cm

古寺をめぐる愉しみは、歩くほどに深まる!
千年の都、京都なら祇王寺の苔庭、三十三間堂の千体千手観音、龍安寺の方丈庭園、建仁寺の風神雷神図。
奈良、まほろばの大和なら興福寺の阿修羅像、法隆寺の七堂伽藍、海龍王寺の空海筆・隅寺心経、當麻寺の二十五菩薩練供養‥‥。
伽藍、仏像、庭園、書画、行事‥‥、名刹には名刹ならではの美宝が伝わっている!
京都・奈良の67寺の名刹の見どころを、訪れるための基本情報とともに徹底ガイド!
持ち歩きに便利な、ハンディータイプの永久保存版‼

大化改新の黒幕

■出版年月/2019年9月
■ジャンル/新書、教養、古代史
■著者/小林惠子
■出版社/祥伝社
■税込価格/929円
■サイズ/270P 18cm

645年6月12日、中大兄皇子と中臣鎌子(鎌足)は計画どおり宮殿で蘇我入鹿を討ち、専横な蘇我氏を滅ぼした。このクーデター「乙巳の変」を機に推し進められた一連の社会改革を、教科書では「大化改新」と呼ぶ。だが、それは本当に倭国の社会改革だったのか。『日本書紀』の記述も不自然だ。舒明天皇の皇子である中大兄は、蘇我氏滅亡の功績がありながら、なぜすぐに即位できなかったのか。一方、即位した孝徳天皇は父親の名が『書紀』に記されず、出自不詳の人物なのだ。蘇我氏滅亡の“実行犯”は中大兄や鎌足だった。しかし、その背後には倭国の体制自体を大きく動かそうとする二人の“黒幕”がいた。その正体とは?

馬姫様と鹿王子 1

■出版年月/2019年8月
■ジャンル/コミック
■著者/椙下聖海
■出版社/少年画報社
■税込価格/702円
■サイズ/220P 18cm

先生のことが大好きな女子高生・まほろ。先生に好かれようと必死で受験勉強を頑張った結果地方デビューの女子大生は初めて尽くしの生活に右往左往!? おそろしの国、奈良でまほろが見るものとは!? 「マグメル深海水族館」でお馴染みの椙下聖海が贈る奈良と鹿成分120%新作!

大伴旅人 人と作品

■出版年月/2019年9月
■発売日/2019年9月2日
■ジャンル/新書、教養、古代史
■編集/中西進
■出版社/祥伝社
■税込価格/886円
■サイズ/225P 18cm

令和の元になった『万葉集』梅花の唄の序の作者であることから注目を集める歌人である。その生涯はその子である大伴家持ほどには知られていない。ここでは、令和の名付け親ともいわれる中西進氏に、旅人の生涯をたどるとともに、その作品を解説付きで紹介する。

万葉集の詩性(ポエジー) 令和時代の心を読む

■出版年月/2019年7月
■ジャンル/新書、教養
■著者/(編著)中西進、(著)池内紀、池澤夏樹 他
■出版社/KADOKAWA
■税込価格/907円
■サイズ/246P 18cm

「万葉集とはなにか」「万葉集をどう読むか」――国文学はもとより、ロシア文学や中国古典文学、小説、詩歌、編集工学まで。各斯界の第一人者たちが、初心をもって万葉集へ向き合い、その魅力や謎、新時代への展望を提示する。新元号「令和」の典拠となった、日本最古の歌集を鑑賞するための格好の手引き。全編書き下ろしによる「令和」緊急企画!

齋藤孝のざっくり!万葉集 歴史から味わい方まで「すごいよ!ポイント」でよくわかる

■出版年月/2019年8月
■ジャンル/古典、教養
■著者/齋藤孝
■出版社/祥伝社
■税込価格/1,620円
■サイズ/250P 19cm

「令和」の出典元の万葉集。その歴史から、歌の鑑賞ポイント、そして独特の万葉仮名まで、知っているようで知らない「万葉集」の全貌をまとめました。

眠れないほどおもしろい万葉集

■出版年月/2019年8月
■発売日/2019年7月30日(予定)
■ジャンル/文庫、教養、雑学
■著者/板野博行
■出版社/三笠書房
■税込価格/842円
■サイズ/269P 15cm

20万部突破!『眠れないほどおもしろい百人一首』の著者が「万葉ロマン」の世界をわかりやすく、鮮やかに紹介!
大伴家持、柿本人麻呂、額田王、山上憶良……
ページをひらいた瞬間、「万葉の気分」にひたれる本!
旅情、情愛、無常……「人の世のすべて」がここに!

検証 奈良の古代遺跡 古墳・王宮の謎をさぐる

■出版年月/2019年8月
■ジャンル/歴史、考古学
■著者/小笠原好彦
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,376円
■サイズ/210P 21cm

古代には大和と呼ばれ、政治・経済・文化の中心地だった奈良。葛城氏の本拠である馬見古墳群、壁画で知られる飛鳥の高松塚古墳とキトラ古墳、厩戸皇子の斑鳩宮など、奈良県各地の古墳、王宮跡など三一遺跡を取り上げ、新説を交えて紹介する。考古学の最新の研究成果に、「記紀」と『万葉集』をふまえ、その背後に展開した古代史をあざやかに描く。

驚きの地方創生「木のまち・吉野の再生力」――山で祈り、森を生かし、人とつながる

■出版年月/2019年7月
■発売日/2019年7月2日
■ジャンル/新書、教養
■著者/蒲田正樹
■出版社/扶桑社
■税込価格/886円

奈良県吉野をテーマにした文学、歴史書、観光ガイドを踏まえながら、今の吉野の取り組みを様々な視点から取り上げる新しいスタイルの地方創生本。吉野町&世界遺産 金峯山寺全面協力・推薦!

奈良監獄物語 若かった明治日本が夢みたもの

■出版年月/2019年6月
■ジャンル/ノンフィクション
■著者/(文)寮美千子、(絵)磯良一
■出版社/小学館クリエイティブ
■税込価格/1,296円
■サイズ/61P 26cm

奈良監獄は司法省の建築技官だった山下啓次郎(ジャズピアニストの山下洋輔氏の 祖父)が設計しました。 明治政府は不平等条約の撤回を目指していましたが、諸外国は「きちんとした司法 制度がない」「まともな牢獄がない」「受刑者の人権が守られていない」という理 由で応じませんでした。 そこで政府は、受刑者の人権に配慮した立派な刑務所を作るべく、山下を海外視察 に向かわせました。 山下は38か所の刑務所の建築を見てまわり、帰国後、全国五カ所にレンガ造りの 監獄を設計しました。 こうした奈良監獄の設立の理由や社会背景、明治から昭和にかけての人権問題、戦 後になって少年刑務所として使われてからの更生教育や職業訓練にも力を入れるよ うになったことなどを、イラストを交えて描いてあります。 刑務所のレンガの美しい壁は、少年たちを社会から隔離するためのものでなく、差 別や虐待で傷ついた心の傷を癒すための防波堤であり、社会復帰を目指す受刑者の 学校や職業訓練の場所だったということがよくわかります。 そんな建築物を明治時代に設計・建設していたことに驚きます。『奈良監獄物語』 は、そうした歴史的変遷や役割を一人称で語る大人も楽しめるノンフィクション絵 本です。

古事記 神話の舞台を歩いてみる 神代篇 カラー版

■出版年月/2019年5月
■ジャンル/教養、新書
■編集/神話研究会
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,188円
■サイズ/223P 18cm

古事記のあらすじからその舞台までがわかる!日本最古の歴史書として知られる『古事記』。イザナキ・イザナミの「国生み」からニニギの「天孫降臨」まで、いまだ色あせない魅力を放つ神話の世界を、スッキリわかるあらすじ解説と、その舞台を実際に歩いてみることによって読み解き、堪能する。さあ、日本の原風景に出会う旅へ出かけよう!

古事記 神話の舞台を歩いてみる 人代篇 カラー版

■出版年月/2019年5月
■ジャンル/教養、新書
■編集/神話研究会
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,188円
■サイズ/223P 18cm

古事記のあらすじからその舞台までがわかる!日本最古の歴史書として知られる『古事記』。地上に降臨したニニギの子・海幸彦と山幸彦の確執から悲劇の英雄・ヤマトタケル、神功皇后の新羅遠征、そして争いが絶えぬ王家の歴史まで、「はじまりの物語」を、スッキリわかるあらすじ解説と、その舞台を実際に歩いてみることによって読み解き、堪能する。

いちばんわかりやすい令和と万葉集

■出版年月/2019年5月
■発売日/2019年5月27日(予定)
■ジャンル/歴史、教養
■出版社/エイ出版社
■税込価格/972円

日本最古の歌集である万葉集。そこには天皇や宮廷歌人をはじめ貴族、農民など階級は関係なく、日本人ならしっておくべきバラエティに富んだ歌がつまっている。 恋の歌、家族や友人を想う歌、死を悼む歌などなど、いまでも心に響く名歌をはじめ、万葉集やそれにまつわる部分を写真やイラストなどをふんだんに使ったオールカラーの図解で解説。「令和」時代にしっておくべき大人の教養です。

古代豪族と大王の謎

■出版年月/2019年4月
■ジャンル/歴史、教養、新書
■著者/水谷千秋
■出版社/宝島社
■税込価格/896円
■サイズ/287P 18cm

日本の古代国家の形成は、大王(古代天皇家)のみの力により達成されたものではない。彼らと提携し、協力しながら国家形成に貢献し、また反乱を起こし、滅ぼされた豪族たち。彼らの存在なくして、日本の古代史を語ることはできない。日本の古代史は、大王とこれら有力豪族とのせめぎ合いの中で展開してきた。本書ではこうした視点から古代豪族と大王の興亡とその歴史の謎を追う。『継体天皇と朝鮮半島の謎』から6年、古代史ファン必読の一冊です。

古代日中関係史 倭の五王から遣唐使以降まで

■出版年月/2019年3月
■ジャンル/古代史、新書、教養
■著者/河上麻由子
■出版社/中央公論新社
■税込価格/950円
■サイズ/280P 18cm

607年、日本は隋の煬帝に「日出ずる処の天子」で名高い書状を送る。以後、対等の関係を築き、中国を大国とみなすことはなかった――。こうした通説は事実なのか。日本はアジア情勢を横目に、いかなる手段・方針・目的をもって中国と交渉したのか。本書は、倭の五王から、5回の遣隋使、11回の遣唐使、さらには派遣停止後まで、500年間に及ぶ日中間の交渉の軌跡を「常識」に疑問を呈しながら、実証的に描く。

古事記の読み方

■出版年月/2019年3月
■ジャンル/新書、教養、古代史
■著者/渡部昇一
■出版社/ワック
■税込価格/994円
■サイズ/254P 18cm

こんなによく分かる!そして面白い!日本人なら知っておきたい日本の歴史・神話の故郷。編纂1300年を超える古事記の謎を解く!

古代史講義 戦乱篇

■出版年月/2019年3月
■ジャンル/古代史、新書
■著者/佐藤信
■出版社/筑摩書房
■税込価格/950円
■サイズ/276P 18cm

蘇我・物部戦争、長屋王の変など日本の古代を大きく動かした15の戦い・政争を最新研究に基づき正確に叙述。通時的に歴史展開を見通すとともに、時代背景となる古代社会のあり方を明らかにする。

神武天皇はたしかに存在した 神話と伝承を訪ねて

■出版年月/2019年1月
■ジャンル/文庫、雑学
■著者/産経新聞取材班
■出版社/潮書房光人新社
■税込価格/875円
■サイズ/298P 16cm

初代天皇のことを知っていますか。「神武東征」は日本の始まりです──実際に歩いてみると、記紀に盛られていない伝承、歴史が無数にあることがすぐにわかります。日向から大和に至る東征ルートを産経新聞取材班がたどり、当時の事情や苦労を追体験しています。地図・写真多数掲載。

古事記と日本書紀 

■出版年月/2019年1月
■ジャンル/歴史、教養
■出版社/英和出版社
■税込価格/1,296円
■サイズ/111P 30cm

日本書紀編纂1300年、最古の歴史書を紐解く完全保存版登場。
古代天皇のすべてがここに!
天地創造、天孫降臨から律令国家の成り立ちまで。

くらべてみると面白いほどよくわかる! (図解)古事記と日本書紀 

■出版年月/2019年1月
■発売日/2019年1月25日
■ジャンル/歴史、教養
■出版社/学研プラス
■税込価格/734円
■サイズ/A5・128頁

「古事記」と「日本書紀」は、どこがどう違うのか? 「日本書紀」との相違点のほかにも、「世界の神話」の神々との設定の類似性や物語の結末の違いなどもポイント解説。日本人として知っておきたい「古事記」のポイントと真のおもしろさが一気にわかる!

わかる日本書紀 日本を読もう 1  神々と英雄の時代

■出版年月/2018年12月
■ジャンル/教養、雑学、歴史
■文/村上ナッツ、マンガ/つだゆみ
■監修/村田右富実
■出版社/西日本出版社
■税込価格/1,512円
■サイズ/326P 19cm

予備知識なしに読むことのできる、はじめての日本書紀です。
日本書紀とは、当時の日本が大唐帝国に、対等に付き合うべき国だと認めてもらうために、歴史を書き連ねた正史です。
神代紀では、天地が開け、神々が誕生し、日の神の末裔が降臨して地上を治めるお話からはじまります。本書では、日本武尊の異母兄弟が第13代成務天皇として即位するまでを紹介しています。

伝説の日本史 第1巻 神代・奈良・平安時代 「怨霊信仰」が伝説を生んだ

■出版年月/2018年11月
■ジャンル/文庫、雑学
■著者/ 井沢元彦
■出版社/光文社
■税込価格/734円
■サイズ/331P 16cm

歴史上実在はしない伝説の人物、あるいは実在した人物についての伝説が連綿と語られ続けてきたのはなぜか?伝説自体は真実ではないが、その伝説が作られなくてはならなかった背景を見ずして、歴史というものを本当に理解することはできない。実証主義にこだわることで見落としてしまっている歴史上の人物の真実に“井沢史観”が迫る。
<目次>
神代(卑弥呼 臺與 大国主命 神武天皇 日本武尊 神功皇后 武内宿禰)
飛鳥・奈良時代(聖徳太子 藤原不比等 役小角)
平安時代(空海 安倍晴明 小野小町 坂上田村麻呂 阿弖流為 菅原道真 平将門
 八幡太郎義家 鎮西八郎為朝 源頼光 白河天皇 崇徳天皇 平清盛)

古墳の被葬者を推理する

■出版年月/2018年11月
■ジャンル/歴史
■著者/白石太一郎
■出版社/中央公論新社
■税込価格/2,160円
■サイズ/326P 20cm

長年にわたって日本考古学をリードしてきた著者による、古墳の被葬者をめぐる論考8篇を集成する。取り上げられる古墳は、箸墓古墳、誉田御廟山古墳、西殿塚古墳と西山塚古墳、五条野丸山古墳、植山古墳と山田高塚古墳、牽牛子塚古墳と岩屋山古墳ほか。

歴史REAL 興福寺

■出版年月/2018年11月
■ジャンル/歴史、教養
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,296円

藤原氏の氏寺として栄え、南都北嶺として朝廷・武家と並び立った名刹・興福寺。
多くの名宝とともに知られざる1300年史に迫る。

正倉院のぬり絵・なぞり絵

■出版年月/2018年10月
■ジャンル/趣味
■著者/青月社編集部
■編集/青月社編集部
■出版社/青月社
■税込価格/1,512円
■サイズ/70P 24cm

歴史の教科書でおなじみの「正倉院宝物」が、ぬりえになりました!
千年以上もの時を超えて現代に伝わった「正倉院宝物」の美。
本物だけがもつその魅力を損なうことのないよう、忠実に線画に起こしました。
「ぬり絵」として、あこがれの宝物をみずからの手を彩るもよし。
「なぞり絵」として、天平の工人の手技を追体験するもよし。
じっくり時間をかけて愉しんでいただきたい、美しいワークブックです。

親鸞と聖徳太子

■出版年月/2018年9月
■ジャンル/新書、教養
■著者/島田裕巳
■出版社/KADOKAWA
■税込価格/907円
■サイズ/234P 18cm

日本で一番信者数の多い浄土真宗。宗祖・親鸞の浄土教信仰は法然を師とするが、親鸞の非僧非俗の生き方のモデルは聖徳太子にあった。親鸞が残した和讃や妻・恵信尼の手紙などから、浄土真宗の源流には聖徳太子の存在があることを読み解いていく。
<目次>
序 親鸞の聖徳太子信仰
第1章 聖徳太子は実在しなかった!?
第2章 聖徳太子の実像と虚像
第3章 法隆寺は何を語っているのか
第4章 種としての聖徳太子
第5章 日本仏教は聖徳太子からはじまる
第6章 親鸞の信仰の源流に聖徳太子がある

天皇陵古墳を歩く

■出版年月/2018年10月
■ジャンル/歴史、選書
■著者/今尾文昭
■出版社/朝日新聞出版
■税込価格/1,836円
■サイズ/378,7P 19cm

奈良・大阪に点在する大型前方後円墳のうち約80基が天皇などの陵墓に治定されている。陵墓は静謐と安寧がはかられ、その立ち入りは厳しく制限されてきた。だが近年、情報公開請求により整備調査時の状況が開示されたり、限定的ではあるが、研究者への立ち入り観察が許可される事例が増えている。古墳時代研究の第一人者で、陵墓公開を求める関連16学会へ許可された第1回の立ち入り観察から参加してきた著者が、そのときの模様や、古墳周辺の踏査で見えてきたことを詳しく紹介する。近世・近代の治定の過程、最新の研究成果を踏まえて、天皇陵古墳一つ一つの年代観、治定の正否を示す。

蘇る天平の夢 興福寺中金堂再建まで。25年の歩み

■出版年月/2018年10月
■発売日/2018年10月18日
■ジャンル/歴史、教養
■著者/多川俊映
■出版社/集英社
■税込価格/1,728円

平成元年(1989)、貫主となった多川俊映は“天平回帰”を胸に夢の実現に邁進する。やがて四半世紀の時が駆け抜け、2018年10月丹色(にいろ)に染められた中金堂が落慶した。本書はその思いが結実するまでの再建事業のあらましである。

地図と地形で読む古事記

■出版年月/2018年8月
■発売日/2018年8月25日
■ジャンル/ガイド、教養
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,296円

海の道でつながる出雲+筑紫+諏訪、王権をめぐる陰謀うずまく大和。神話の謎を地理で読み解く!

阿修羅像のひみつ 興福寺中金堂落慶記念

■出版年月/2018年8月
■ジャンル/選書、歴史、教養
■著者/多川俊映、今津節生、楠井隆志、山崎隆之、矢野健一郎、杉山淳司
■監修/興福寺
■出版社/朝日新聞出版
■税込価格/1,836円
■サイズ/195P 19cm

天平の至宝、興福寺阿修羅像等は2009年九州国立博物館にてX線CTスキャナで撮影された。これにより、3面の下に別な顔があった、正面で合掌していたなど、今まで知られていなかった驚くべき事実が明らかになった。9年に及ぶ画像解析の成果を所蔵者、保存科学、美術史、彫刻家、木材学の専門家が明かす。

やまと尼寺精進日記

■出版年月/2018年7月
■ジャンル/生活、教養、料理
■著者/NHK「やまと尼寺精進日記」制作班
■出版社/NHK出版
■税込価格/1,728円
■サイズ/127P 21cm

2016年から放送中の「やまと尼寺 精進日記」の書籍化。奈良・桜井の奥深い山寺に暮らす2人の尼僧とお手伝いの女性の食を中心にした暮らしや日々の営みを、寺の中に入り込んで取材を続けるディレクターの目を通して描き出す。

仏像と日本人 宗教と美の近現代

■出版年月/2018年7月
■ジャンル/新書、教養、歴史
■出版社/中央公論新社
■税込価格/929円
■サイズ/255P 18cm

仏像鑑賞が始まったのは、実は近代以降である。明治初期に吹き荒れた廃仏毀釈の嵐、すべてに軍が優先された戦時下、レジャーに沸く高度経済成長期から、“仏像ブーム”の現代まで、人々はさまざまな思いで仏像と向き合ってきた。本書では、岡倉天心、和辻哲郎、土門拳、白洲正子、みうらじゅんなど各時代の、“知識人”を通して、日本人の感性の変化をたどる。劇的に変わった日本の宗教と美のあり方が明らかに。

鹿と日本人 野生との共生1000年の知恵

■出版年月/2018年7月
■発売日/2018年7月3日
■ジャンル/教養、歴史
■著者/田中淳夫
■出版社/築地書館
■税込価格/1,944円
■サイズ/225P 19cm

神の遣い? 畑や森の迷惑者? 赤信号は止まって待つ?
鹿せんべいをもらうとお辞儀する?
シカは人間の暮らしや信仰にどう関わり、どのような距離感でお互いに暮らしてきたのか。
1000年を超えるヒトとシカの関わりの歴史を紐解き、神鹿とあがめられた時代から、 奈良公園をはじめ全国各地で見られるシカとの共存、頻発する林業や農業への獣害とその対策、ジビエや漢方薬としての利用など、野生動物との共生をユニークな視点で解説する。

東大寺のなりたち

■出版年月/2018年6月
■発売日/2018年6月20日(予定)
■ジャンル/新書、教養、東大寺、古代史
■著者/森本公誠
■出版社/岩波書店
■税込価格/907円

華厳宗大本山東大寺。聖武天皇の発願に始まるこの寺院は、古来どのような存在意義を有してきたのか。入寺から約70年。東大寺長老である著者は、その問いかけの答えを創建時代の歴史に求めてゆく。朝廷内の政争と陰に陽に絡みながらも、救済の寺としての道を歩んだ東大寺のなりたちを解き明かす。

いじめられたお姫さま 中将姫物語

■出版年月/2018年5月
■ジャンル/児童書
■著者/(文)寮美千子、(絵)上村恭子
■出版社/ロクリン社
■税込価格/1,512円
■サイズ/71P 23cm

むかしむかし、大臣の娘として生まれた中将姫。小さい頃に母親を亡くし、その後新しいお母さんと幸せに暮らしていました。ある日、帝の前でお琴を見事に演奏し、とてもほめられた中将姫。すると、その姿を見たお母さんの中に、嫉妬の炎が燃えはじめます。そして弟が生まれると、お母さんは恐ろしい計画を企てるのでした―。歌舞伎、講談、人形浄瑠璃など、かつてさまざまな形で語られていた名作を、子どものための読み物に。

歴史REAL 〔vol.49〕 藤原氏

■出版年月/2018年5月
■ジャンル/歴史、教養
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,296円
■サイズ/111P 29cm

大化の改新で突如、表舞台に登場して以降、なぜ古代日本の中心的存在となったのか?
鎌倉時代以降、武士の世となっても、なぜ政治・文化の中心であり続けられたのか?
1300年にわたる藤原氏の栄華の秘密をひもとくことで、日本史の新たな一面が見えてくる――。

古代史から読み解く「日本」のかたち

■出版年月/2018年5月
■ジャンル/古代史、教養
■著者/倉本一宏、里中満智子
■出版社/祥伝社
■税込価格/886円
■サイズ/238P 18cm

この国の始まりは困難の連続だった――
天智は、天武は、持統は、蘇我氏は、藤原氏は、何を悩みどう対処したのか?
新たな説も飛び出し、対論は白熱!

日本人も知らないやまとことばの美しい語源

■出版年月/2018年5月
■ジャンル/教養、文庫
■著者/武光誠
■出版社/河出書房新社
■税込価格/734円
■サイズ/223P 15cm

鼠は「根に住む」から「ねずみ」、海は「大水」を短縮した言葉、橋と梯子は「端」を結ぶことから……万葉の昔に日本人が生み出した素朴な言葉、そ の由来を紐解けば彼らの心や暮らしぶりまでが見えてくる!

道歌入門 悲しいときに口ずさめ楽しいときに胸に聞け

■出版年月/2018年4月
■ジャンル/詩・詩集、教養
■著者/ 岡本彰夫
■出版社/幻冬舎
■税込価格/1,188円
■サイズ/195P 18cm

先人たちがのこした道徳的和歌である、「道歌(みちうた)」。 人生の岐路に立ったとき、あなたを導く道歌に、日本人の心の原点がある! 「道歌」とは? 歴史上の先人たちが、生きる知恵や心得を和歌の形でのこしたメッセージ。
<著者情報>
岡本 彰夫 (オカモト アキオ)
  1954(昭和29)年奈良県生まれ。1977(昭和52)年國學院大學文学部神道科卒業後、春日大社に奉職。ことに祭儀の旧儀復興に尽力した。式年造替においては、明治維新期に失われた儀式を1995(平成7)年の第59次式年造替でほぼ完全な形に復興させた。2001(平成13)年より2015(平成27)年まで春日大社権宮司。同年退任。1993(平成5)年より2007(平成19)年まで、国立奈良女子大学文学部非常勤講師。1998(平成10)年より2004(平成16)年まで、帝塚山大学非常勤講師。2015(平成27)年より、東京で人材育成を目指す誇り塾を立ち上げ、定期的に勉強会を開催している。奈良県立大学客員教授。誇り塾塾頭。

古墳空中探訪 奈良編

■出版年月/2018年4月
■ジャンル/考古学、歴史
■出版社/新泉社
■税込価格/3,024円
■サイズ/127P 26cm

古墳は空からみると、よくわかる!
「上空から見ると、奈良盆地はまるで古代史の宝庫だ」纒向・柳本・大和古墳群、佐紀古墳など奈良盆地の主要古墳・古墳群の空撮写真100枚を収録。

歴史REAL 京都・奈良 古代史を歩く

■出版年月/2018年3月
■ジャンル/歴史、教養
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,026円

政治・文化・宗教など、日本という国の 基礎が整った奈良・平安時代。
その中心地であった奈良と京都には、 現場に立たないとわからない古代の痕跡が、 街中に残されている。
歴史の舞台はなぜ、その場所だったのか? 地形・地理から歴史を眺めれば、 京都・奈良の旅がもっと楽しくなる!

古事記と日本書紀 マンガでわかる日本創生の物語・全33話収録

■出版年月/2018年1月
■ジャンル/歴史、教養
■出版社/エイ出版社
■税込価格/1,728円
■サイズ/176P 29cm

本書は『古事記』と『日本書紀』に収められた内容から、興味深く重要な物語を中心に抜粋、ダイジェストで収録する一冊です。
「知ってましたか? 憲法や祝日も、ルーツは日本書紀」「天皇のはじまりや仕事がわかる」「大化の改新や壬申の乱のヒミツ」など、本書を読めば、『古事記』と『日本書紀』をおおまかに、ダイジェストで内容が理解でき、日本人のみならず外国人にも説明できるような知識が身につきます。

新説『古事記』『日本書紀』でわかった大和統一

■出版年月/2018年1月
■発売日/2018年1月9日(予定)
■ジャンル/新書、古代史
■著者/家村和幸
■出版社/宝島社
■税込価格/899円
■サイズ/319P 18cm

神武東征にはじまる『古事記』と『日本書紀』の歴史記述には、世界最古の土器・鉄器文明「縄文文明」という基盤の上に、国家による統制で水田稲作中心の豊かな農耕社会「弥生文化圏」が西から東へ拡大していく古代日本の姿が描かれている。しかし、両書には記述が大きく異なっていたり、重要な史実が書かれていないなど、謎の部分も多い。
本書では『古事記』と『日本書紀』の内容を重ね合わせ、さらに『記紀』より古い文献や漢土・朝鮮半島の史書も引用。歴代天皇による大和統一の姿をリアルに再現していくことで、隠されてきた「日本古代史の真実」を明らかにする。

藤原氏-権力中枢の一族

■発売日/2017年12月21日(予定)
■ジャンル/古代史、新書
■著者/倉本一宏
■出版社/中央公論新社
■税込価格/972円

藤原氏は「大化の改新」で大きな功績を残した鎌足に始まる。律令国家を完成させた不比等、四家の分立、婚姻関係を梃子に天皇家と一体化し権力中枢を占めつづけた摂関時代。中世の武家社会を迎えてからも藤原氏から分立した諸家は重要な位置にあり、その末裔は近代以降も活躍した。本書は古代国家の成立過程から院政期、そして中世に至る藤原氏の動きをたどり、いかにして権力を掴み、後世にまで伝えていったかを描く。

ヤマトタケル 日本人なら知っておきたい英雄

■出版年月/2017年10月
■ジャンル/古典、教養
■著者/産経新聞取材班
■出版社/産経新聞出版
■税込価格/1,512円
■サイズ/277P 19cm

この物語が、なぜ胸を打つのか。神武天皇からバトンを渡された日本の「国固め」。古事記が、即位もしていない皇子の生涯を、なぜ破格の扱いで記したのか。南は鹿児島、北は岩手まで日本各地の伝承を検証。新聞連載時から大評判、待望の単行本化!

光明皇后 平城京にかけた夢と祈り

■出版年月/2017年10月
■ジャンル/新書、教養、古代史
■著者/瀧浪貞子
■出版社/中央公論新社
■税込価格/950円
■サイズ/282P 18cm

大宝元年(701年)、藤原不比等の子として生まれ、同い年の聖武天皇と同じ邸宅で育った光明子。やがて皇后となり、天武‐文武‐聖武と続く皇統の維持が最大の使命となる。だが、長屋王の変、相次ぐ遷都、身近な人々の死など、動乱の荒波は彼女にひとときの安らぎも与えることはなかった。「稀代の女傑」か、慈悲深い篤信の女性か。毀誉褒貶半ばする光明皇后の心奥まで光を当て、天平のヒロインの実像にダイナミックに迫る。

古事記と日本書紀 どうして違うのか

■出版年月/2017年11月
■発売日/2017年11月17日
■ジャンル/文庫、教養、古代史
■著者/武光誠
■出版社/河出書房新社
■税込価格/734円

天武天皇の主導で8世紀に完成した『古事記』と『日本書紀』。同じ国史の書なのに収載されている出来事が違っていたり、同じ事件でもストーリーが違っていたりするのはなぜか。世界観の違いの謎を解く!

古事記 日本の原風景を求めて

■出版年月/2017年9月
■ジャンル/古代史、雑学
■著者/梅原猛、上田正昭、三浦佑之、上野誠
■出版社/新潮社
■税込価格/1,728円
■サイズ/123P 22cm

地上に強大な国を築いた出雲、神々が降り立った日向、神武東征の輝かしき終着点である大和―。編纂されて1300年、現存する日本最古の歴史書『古事記』のふるさとを訪ねて見えてきたのは、いにしえより続く、美しき日本の姿でした。泰斗による対談や、国文学者2人による紀行、イラストすごろくも収録。知っているようで知らなかった『古事記』の世界を、その舞台とともに、分かりやすく案内します。

やまとしうるはし 日本文化のふるさと奈良イメージソング集 CDブック

■出版年月/2017年9月
■ジャンル/文化・民族
■出版社/学校図書
■税込価格/1,944円
■サイズ/123P 19cm

「第32回国民文化祭・なら2017」「第17回全国障害者芸術・文化祭なら大会」イメージソングが誕生するまで――
ヤマトタケルから俵万智まで、日本文学を代表する歌人・俳人たちの作品にメロディが付きました。

ヤマト歴史読本 読む・見る・歩くおとなのための街歩きガイドブック

■出版年月/2017年5月
■ジャンル/ガイド、歴史、教養
■出版社/KADOKAWA
■税込価格/1,296円
■サイズ/191P 21cm

飛鳥時代以前の日本の中心地「ヤマト」。古代ヤマトはどんなところだったのでしょうか。桜井市の纒向遺跡や、田原本町の唐古・鍵遺跡など、弥生~古墳時代の史跡が多く点在する「ヤマト地域」に焦点を当て、その謎に迫ります。
他、『天上の虹』などで知られる、漫画家・里中満智子さん、俳優・苅谷俊介さんらのインタビューをはじめ、エリア別の史跡・観光スポットガイドには宿泊、グルメ、お土産などの情報も掲載。

誰も知らない熊野の遺産

■出版年月/2017年8月
■ジャンル/教養、新書、歴史
■著者/栂嶺レイ (ツガミネ レイ)
■出版社/筑摩書房
■税込価格/1,058円
■サイズ/254P 18cm

世界遺産に登録後、注目を集め、往来の増え続ける熊野。熊野古道や熊野三山を観光する人は多いが、熊野の魅力はそれだけにとどまらない。聖なるもの・俗なるものが混じりあう不思議な伝説があり、古来から続く風習が残るなど、そこには失われた日本の原風景がいまも息づいている。観光では訪れることのない奥地へ自ら足を踏み入れ、語り部たちの言葉を丹念に聞き取り、これまで知られなかった歴史を探り出す。美しい写真とともに、誰も知らなかった熊野の姿をここに開陳。

奈良で出会う 天皇になった皇女たち

■発売日/2017年9月4日
■ジャンル/古代史
■著者/生駒あさみ、イラスト/上村恭子
■出版社/淡交社
■税込価格/1,728円
■サイズ/A5判 112頁(カラー112頁)

奈良が日本の中心であった飛鳥・奈良時代は、女性も歴史の表舞台で活躍した時代でした。200年弱の間に8代(6人)の女性天皇が即位して、その事績をたどれば、日本史上の大きな決定が多くなされていることに気付かされます。本書は女帝にスポットをあてて、そのゆかりの地をイラストと写真で紹介していきます。古代ロマンを味わいながらの奈良の旅は、また一味違ったものになるでしょう。推古天皇、皇極(斉明)天皇、持統天皇、元明天皇、元正天皇、孝謙(称徳)天皇をはじめ、光明皇后や他の皇女についても触れています。

聖徳太子本当は何がすごいのか

■出版年月/2017年7月
■ジャンル/古代史
■著者/田中英道
■出版社/育鵬社
■税込価格/1,620円
■サイズ/207P 19cm

やっぱり聖徳太子は実在した! なぜ、「厩戸王」としてはいけないのか。決定的証拠で「不在説」を粉砕! 文部科学省が2月に公表した中学校の次期学習指導要領改定案では、「聖徳太子」を「厩戸王」に変更する案が示された。しかし、数多くの批判が寄せられ、改定は見送られた。そもそもなぜこのような改定案が示されたのか? そこには史学界に「聖徳太子不在説」が根強く存在するとともに、聖徳太子の“抹殺”を図ろうとする勢力が存在するからである。本書では、著者の専門である美術史上の決定的な事実を最大の論拠として、その他、史学・考古学などの様々な論拠とともに、「聖徳太子不在説」を論破する。同時に、十七条憲法や冠位十二階を定め、中国との対等の外交を展開し、「和の精神」を唱え、神仏習合を図るなど、その後の日本人の基本形をつくり出したともいえる聖徳太子の意義について、易しく詳しく解説する。
<目次>
第1章 いまなぜ「聖徳太子」なのか
(新しい国づくりに指導的な役割を果たした聖徳太子
なぜ「厩戸王(聖徳太子)」という表記が生まれたのか ほか)
第2章 聖徳太子は実在した
(聖徳太子の実在を示す決定的な発見 
聖徳太子の発案ではじまった「天王寺舞楽」 ほか)
第3章 世界史の中で見た聖徳太子
(「和を以て貴しと為す」に聖徳太子がこめた意味 
「和」を「やわらぎ」と読んだ当時の人たち ほか)
第4章 日本人にとって聖徳太子とは何か
(太子信仰と太子批判の歴史をたどる 
聖徳太子が紙幣の肖像に使われたわけ、そして消えたわけ ほか)

中川政七商店でみつけた、あたりまえの積み重ね

■出版年月/2017年8月
■ジャンル/生活
■著者/中川みよ子
■出版社/PHP研究所
■税込価格/1,512円
■サイズ/127P 21cm

人気商品「花ふきん」を考案。13代中川政七の母が語る創業300年中川家のモノづくりの原点。
<目次>
1章 「遊 中川」が伝えたい日本の文化と暮らしを楽しむもの
(心の遊びの空間を創造する場所 正倉院は私の出発点 ほか)
2章 新しい自分に出会うために
(暮らしとアートをつなぐ「遊 中川」の企画展 ときには思いきって高いところへ ほか)
3章 ヒントはすべて、あたりまえの暮らしの中に
(こんなふきんがほしかった「花ふきん」誕生のお話 使うほどに愛着がわく花ふきんの使い方いろいろ ほか)
4章 中川家のしきたりと日々大切にしたいこと
(中川家のお正月 受け継がれる味と道具 お盆のお供えとお膳 ほか)
5章 歳を重ねて、自分と向き合う、人とつながる
(私のルーツ  読書で自分を見つめ直す ほか)

はじめての東大寺 南大門、金剛力士、二月堂、法華堂、不空羂索観音(別冊宝島 2607)

■出版年月/2017年7月
■ジャンル/教養、仏教
■出版社/宝島社
■税込価格/778円
■サイズ/95P 30cm

日本を代表するお寺、誰もがその名を知っている古都奈良の名刹・東大寺。本誌は、大仏さまの秘密、緑豊かな癒しの境内、1200年以上の歴史を伝える仏像・建造物・法要までを、美しい写真と東大寺のお坊さまの“とっておき情報”とともに紹介する東大寺入門書です。朝晩列をなして通勤してくる鹿たちや、木々の間を駆け回るニホンリスなど、多くの動物たちも登場。あらゆる命がともに支えあう、“共生”の聖地・東大寺へいざ!

大伴家持 波乱にみちた万葉歌人の生涯

■出版年月/2017年6月
■ジャンル/新書、古代史、教養
■著者/藤井一二
■出版社/中央公論新社
■税込価格/886円
■サイズ/236P 18cm

大伴家持(七一八頃~七八五)は、天平文化を代表する歌人であり、『万葉集』の編纂にも関わったとされる。橘奈良麻呂の変など、数多くの政争が渦巻く時代を官人として生き、さまざまな美しい景色や多くの親しい人々との思い出を歌に込めた。その歩みを追うと、時代に翻弄されながら、名門一族を背負った素顔が浮かび上がる。本書は、残された資料と各所で詠んだ歌から、謎の多い彼の全生涯を描き出す。

はじめての仏像 知っておきたい仏像の見方と仏教の教え(別冊宝島2574)

■出版年月/2017年4月
■ジャンル/仏像、教養
■監修/村越英裕
■出版社/宝島社
■税込価格/1,296円
■サイズ/127P 30cm

仏像とは何か? ポーズ(印相)にはどのような意味があるのか? 光背はなぜついているのか? 誰が造ったのか? 法隆寺『釈迦三尊像』、興福寺『阿修羅像』などの例を見ながら、仏像の見方、楽しみ方、拝み方を一から解説する仏像入門ガイド! 「奈良国立博物館 学芸員が語る 快慶仏の“麗” 運慶仏の“剛”」他、特集ページもお見逃しなく!

聖徳太子 ほんとうの姿を求めて

■出版年月/2017年4月
■ジャンル/新書、古代史、教養
■著者/東野治之
■出版社/岩波書店
■税込価格/950円
■サイズ/220,6P 18cm

誰もが知っているのに、謎だらけの存在、聖徳太子。偉人か、ただの皇子か、「聖徳太子」か「厩戸王」か…、彼をめぐる議論は絶えません。いったいなぜそんな議論になるのでしょう。問題の根っこを知るには、歴史資料に触れてみるのが一番。仏像、繍帳、お経、遺跡などをめぐり、ほんとうの太子を探す旅に出かけましょう。

古代日本の伝統技術 縄文時代から現代まで脈々と受け継がれる職人の技

■出版年月/2017年5月
■ジャンル/日本古代史
■監修/志村史夫
■出版社/宝島社
■税込価格/1,296円
■サイズ/95P 30cm

本誌では、日本古来の歴史とともに、古代の卓越した技術が現代にどのように応用されているかを紹介します。「奈良の大仏に使われた銅――鋳造技術」、「世界が驚いた郷土と保存性――和紙」など1000年以上の歴史を持ちながらも、今なお重宝され続けている技術を、ビジュアルを用いて徹底的に解説!

万葉集から古代を読みとく

■出版年月/2017年5月
■ジャンル/新書、古代史、教養
■著者/上野誠
■出版社/筑摩書房
■税込価格/864円
■サイズ/229P 18cm

歴史の中の『万葉集』。歌の拡がりを示す、出土した考古資料。民俗学が教えてくれる歌の文化の本質。それらを総合することによって、『万葉集』の新しい読み方を提案する画期的な書。“情感を伝える歌”“事実を伝える日記”“共同体が伝える物語”。古代人は、どうやったら、これらをうまく書き表し、後世に残せると考えたのか。斬新な古代文化論、万葉文化論が、ここに出現。

奈良の民話 〈新版〉 日本の民話 75

■出版年月/2017年4月
■ジャンル/郷土文学
■編集/松本俊吉
■出版社/未來社
■税込価格/2,160円
■サイズ/307P 19cm

大和に伝わる民話を、編者自身の家で伝承していた話を軸に、民話採訪の先人たちの業績も摂取し、3地域に分けて編集・再話する。

おさんぽ万葉集 あの山に、その川に、この花に。奈良には歌があふれてる

■出版年月/2017年4月
■発売日/2017年4月25日(予定)
■ジャンル/教養
■出版社/西日本出版社
■税込価格/1,620円
■サイズ/231P 21cm

奈良の平城、春日、葛城、山辺の道、泊瀬、忍阪、飛鳥エリアでよまれた歌と道と歴史をめぐる本。名所旧跡という「点」のみを辿るのではなく、本書ではそこに到るまでの道中にも注目しています。奈良のあちこちを歩いている、万葉研究者の村田教授が、道すがらの楽しさを万葉歌を混ぜ込みながら書き綴っているので、読み応え抜群です。実際に歩いていただくのはもちろんですが、奈良に行くのが難しい方、万葉集に明るくない方でも、読み物としてお楽しみいただけます。

建築から見た日本古代史

■出版年月/2017年4月
■ジャンル/新書、教養、建築、古代史
■著者/武澤秀一
■出版社/筑摩書房
■税込価格/1,296円
■サイズ/426P 18cm

建築とは、権力者たちが駆使した政治的言語である―。日本誕生の舞台となる古代において建築は、権力者が自らの権威を明らかにし、体現する文明の壮大さ、美意識の優越を高らかに宣言する最大最強のメディアであった。飛鳥寺、法隆寺、四天王寺から本薬師寺、伊勢神宮式年遷宮にいたるまで、建築様式や構造、配置パターンのなかに、母系と父系、天皇と律令、ナショナリズムと文明開化、それぞれの葛藤と融合を見いだし、まったく新しい日本古代史を組み上げ提示する。

「神話」から読み直す古代天皇史

■出版年月/2017年2月
■ジャンル/新書、教養
■著者/若井敏明
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,026円
■サイズ/223P 18cm

三~五世紀の古代史を扱う際には、『古事記』『日本書紀』の記述は信用度が低いため、中国の史料や考古学の成果に頼るしかない。また神武天皇から仲哀天皇については、神代と人代に挟まれた伝説にすぎない。この時代はヤマト王権が成立する重要な時期で、その政治過程を復元するには『古事記』『日本書紀』の積極的な活用が不可欠である。記紀は十分に歴史的事実を含んだ情報に満ちており、初期天皇の時代はまぎれもなく人代であることが明らかになる。
<目次>
序章 地方連合ではなかった初期ヤマト政権―崇神天皇の業績
第1章 ヤマト政権の揺籃期(1神武天皇~9開化天皇)
(神武東征1 伝説形成論から古代史のなかへ
神武東征2 史的考察の対象として
八咫烏の正体  闕史八代の足跡を追う)
第2章 地方政権の服属(10崇神天皇~11垂仁天皇)
(アメノヒボコはどこから来たのか
ヤマトと出雲1 「国譲り」が語る内紛
ヤマトと出雲2 呪いの国・出雲
ヤマトと出雲3 『古事記』『日本書紀』の編纂)
第3章 ヤマト政権の拡大と安定(12景行天皇~21雄略天皇)
(ヤマトタケル伝説の虚像と実像  ヤマト政権の九州遠征と神功皇后  武内宿禰と葛城地域  葛城氏とヤマト政権の完成)
終章 神話と古代史

耳から覚えるサンスクリット 発音編・暗記編・会話編・文字編

■出版年月/2016年7月
■ジャンル/教養
■著者/平岡昇修
■監修/平岡昇修
■出版社/山喜房佛書林
■税込価格/1,998円
■サイズ/144P 26cm

耳から覚え、会話も楽しめるサンスクリット教本。従来方式、インド方式から選べる単語活用や、インド古典の名言・般若心経、密教の陀羅尼も収録。

万葉写真帖 よみたい万葉集ポケット

■出版年月/2016年12月
■ジャンル/古典、教養
■写真/牧野貞之
■監修/村田右富実
■出版社/西日本出版社
■税込価格/1,296円
■サイズ/96P 16cm

万葉の歌をいつも持ち歩く事のできる、文庫サイズの写真帖。余分な情報を一切省いた歌と写真のシンプルな構成だからこそ、歌の素直な部分をそのまま受け取る事ができます。いつもバッグに忍ばせて、こころが万葉集に向いたとき、ページを開いて歌と写真とが放つ心のざわめきを感じて欲しい、そんな本です。

万葉集いにしえの歌を旅する 編纂1300年を迎える日本最古の歌集を徹底ガイド

■出版年月/2016年12月
■ジャンル/古代史
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,404円
■サイズ/111P 29cm

日本最古の歌集、『万葉集』。 そこに収録された7世紀初めの舒明天皇の治世から 奈良時代、8世紀半ばまでの130年間の歌、 およそ4500首はいわば日本人の心の原点。 歌が詠まれた大和、近江、大宰府、越中などの 万葉故地を訪ねめぐり、歌の背景を探り、 万葉の世界を旅して味わうタイムトリップ読本。 詠み人が心を投影した情景、遺跡・歌碑、 伝承芸能をはじめとする上質なビジュアルと地図で読む『万葉集』。

祭礼で読み解く歴史と社会 春日若宮おん祭の九〇〇年

■出版年月/2016年11月
■ジャンル/日本史
■著者/幡鎌一弘、安田次郎
■出版社/山川出版社
■税込価格/2,160円
■サイズ/186,13P 21cm

春日大社や興福寺がにぎわう、奈良最大の祭礼「おん祭」。その謎を解明した、中世から現代までのはじめての通史。日使、舞楽、流鏑馬、田楽、猿楽、競馬など、祭礼図を絵解きする。
<目次>
第1章 おん祭の成立
第2章 流鏑馬と武士
第3章 田楽と僧侶
第4章 中世から近世へ
第5章 『春日大宮若宮御祭礼図』を読む
第6章 近代の祭り
終章 現代のおん祭

神道千年のいのり 春日大社の心

■出版年月/2016年11月
■ジャンル/神社・祭祀
■著者/花山院弘匡
■出版社/春秋社
■税込価格/1,728円
■サイズ/193P 図版8枚 20cm

悠久の時を超えて。二〇年に一度の「式年造替」の春日大社。いまこの激動の時代に、“神道”と“日本人の心”をもって力強く生きることの大切さを、春日大社宮司が示唆豊かに語る。
<目次>
1 (神さまの心―式年造替と遷座祭をめぐって)
2 (幸せになる―三社託宣と春日曼荼羅のことなど
 水・いのち・自然―御蓋山と春日山のことなど
 祈り・信じるということ―大祓のことなど
 日本人と祭り―春日祭と春日若宮おん祭のことなど)
3 (わたしはなぜ宮司になったか―花山院家のことなど)

見るだけで楽しめる!平城京のごみ図鑑 最新研究でみえてくる奈良時代の暮らし

■出版年月/2016年11月
■ジャンル/古代史、雑学、教養
■監修/奈良文化財研究所
■出版社/河出書房新社
■税込価格/1,728円
■サイズ/127P 21cm

1300年前の“ごみ”からここまで読み解ける!!大極殿周辺や西大寺食堂院跡、長屋王邸宅跡などより出土したごみから、奈良時代の暮らしに迫る!!平城宮跡資料館の大好評企画展、書籍化!!本で楽しむ博物館。

古代史に秘められた飛鳥の謎 聖徳太子、蘇我氏から天智・天武天皇、渡来人まで

■出版年月/2016年10月
■ジャンル/歴史、教養
■監修/千田稔
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,296円
■サイズ/111P 29cm

「日本誕生」の鍵を握る飛鳥時代。 いくつもの危機と動乱のなかで、蘇我氏、聖徳太子、中大兄皇子らが目指した 新たな国づくりに秘められた足跡をたどる。
有名スポットから知られざる重要史跡まで、歩き方や見どころも紹介!
千四百年前、古代飛鳥の地で何が起きたのか?

古代天皇家の謎は「北斗八星」で解ける 高松塚・キトラ古墳の壁画に秘められた古代史の真実

■出版年月/2016年7月
■ジャンル/古代史、教養
■著者/畑アカラ
■出版社/徳間書店
■税込価格/1,836円
■サイズ/292P 19cm

日本古来の聖数である「八」と北斗八星(北斗七星+輔星アルコル)を結びつけた古代天皇家「八の暗号」―その解読によって、高松塚・キトラ古墳の壁画の意味と被葬者が特定できた!1300年間、封印されていた古代日本の壮大なグランドデザイン。
<目次>
第1章 高松塚古墳は何を表現していたのか?
第2章 高松塚古墳解明の前提となる「八」の暗号
第3章 高松塚古墳の壁画を解読する
第4章 高松塚古墳の被葬者は石上麻呂だった
第5章 石上麻呂が被葬者であることを検証する
第6章 キトラ古墳も高松塚と同じグランドデザインでつくられた
第7章 キトラ古墳の被葬者は阿倍御主人だった
第8章 なぜ古墳壁画が描かれたのか?


古代史再検証 持統天皇とは何か

■出版年月/2016年8月
■発売日/2016年8月6日
■ジャンル/古代史、教養
■出版社/宝島社
■税込価格/1,080円

日本の女帝10代8人の中で唯一“実績”を残したとされる持統天皇。本誌は「天皇を頂点とする国家のしくみ」の基礎を作り、律令編纂、都城の形成、「日本」国号の制定などを実施した持統天皇の功績を紹介しつつ、「天武・持統陵最新研究(内部写真公開)」、吉野を中心とした「天武・持統天皇ゆかりの地めぐり」など、多角度から持統天皇像を検証します。歴史評論家・関裕二氏の特別寄稿「聖女か悪女か 持統天皇の闇」も掲載。

意外な歴史の謎を発見!奈良の「隠れ名所」

■出版年月/2016年7月
■ジャンル/教養、新書
■著者/奈良まほろばソムリエの会
■出版社/実業之日本社
■税込価格/972円
■サイズ/221P 18cm

旅行ガイドブックには載らないような奈良の「隠れ名所」を厳選紹介。
観光客は知らない隠れた名所。地元の人も知らない意外な真実。“まほろば”奈良の歴史と文化を再発見! その地に残る、日本史の意外な謎に迫る!
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」が、産経新聞奈良版ほかで連載していた「なら再発見」より、厳選された記事が新書になって登場。ぜひお買い求めください!

おとなの奈良 絶景を旅する

■出版年月/2016年7月
■ジャンル/ガイド
■文/堀内みさ
■写真/堀内昭彦
■出版社/淡交社
■税込価格/1,728円
■サイズ/111P 21cm

奈良の風景は、ごく自然な景色の中に幾層にも積み重なる文化や歴史的背景を内包しているところが魅力の一つ。本書では、ただ風光明媚というだけでなく、奥深い奈良の歴史を瞬時に体感できるような場所を取り上げ、美しい写真と基本情報を伝えてゆきます。「堂塔伽藍を望む」、「花鳥風月を味わう」「歴史や神話の舞台を歩く」「秘境を目指す」などの章立てで約40箇所の絶景を紹介。立寄り一口情報なども。

謎多き古代史をめぐる 平成版おとなの歴史

■出版年月/2016年5月
■ジャンル/古代史、教養
■監修/瀧音能之
■出版社/笠倉出版社
■税込価格/1,069円
■サイズ/111P 30cm

古代史の最新ニュース&新説&厳選遺跡ガイド登場!
平成の新発見で覆る定説! 史書研究で判明「蘇我氏は悪人ではなかった」?
『MAPつきスポットめぐり』では吉野ヶ里遺跡、平城旧跡なども紹介。

検証!古代史「十大遺跡」の謎 三内丸山、荒神谷、纒向、平城京…

■出版年月/2016年5月
■ジャンル/古代史、文庫、雑学
■著者/関裕二
■出版社/PHP研究所
■税込価格/756円
■サイズ/318P 15cm

近年、考古学の技術が向上し、古代史の定説が次々と覆っている。遺跡から神話を裏づける物証が発見されたり、分析方法の向上から定説より古い遺物だと判明したりしているのだ。本書は、古代史の重要な遺跡10カ所を紹介しながら、日本誕生の謎に迫ろうというもの。一万年以上前から日本で暮らしていた祖先の営みを知ると、改めて日本の素晴らしさ、恵まれた環境に気づくだろう。文庫書き下ろし。

<目次>
第1章 三内丸山遺跡―縄文人の秘密に迫る
第2章 板付遺跡―北部九州の遺跡群と日本人の原型
第3章 荒神谷遺跡―青銅器と四隅突出型墳丘墓の謎
第4章 吉野ヶ里遺跡―伊勢遺跡/唐古・鍵遺跡との弥生三都物語
第5章 纒向遺跡―ヤマト建国時の他国との攻防
第6章 鬼ノ城―楯築弥生噴丘墓と吉備の実力
第7章 箸墓古墳―前方後方墳から巨大前方後円墳の時代へ
第8章 稲荷山古墳―群馬県の古墳群と東国の実像
第9章 藤ノ木古墳―被葬者の謎と物部・蘇我抗争
第10章 藤原京―藤原氏の思惑と遷都の謎


古代飛鳥を歩く カラー版

■出版年月/2016年4月
■ジャンル/歴史、教養
■著者/千田稔
■出版社/中央公論新社
■税込価格/1,080円
■サイズ/177P 18cm

六~七世紀の飛鳥時代は危機と動乱の時代であった。仏教伝来、蘇我氏の台頭と聖徳太子の理想、斉明女帝の大公共工事、大化改新、壬申の乱、そして平城京遷都…。飛鳥を散策すれば、当時の人々の息吹を感じとることができる。きっと現代に生きる私たちとの「近さ」に驚くことだろう。蘇我氏や息長氏などの豪族の足跡、道教や神まつりの痕跡、都城、寺院や古墳などを訪ね、76の章で日本の原風景である古代飛鳥へ読者をいざなう。

日本の名僧100人 この一字

■出版年月/2016年3月
■ジャンル/仏教
■編集/北國新聞社出版局
■出版社/北國新聞社
■税込価格/2,160円
■サイズ/246P 22×22cm

東日本大震災から5年を迎えた今、日本の主な仏教宗派のトップや名刹の住職ら112人が、復興への祈りを込めて、人生の行く手を照らし出す漢字一字を墨でしたためました。
奈良の東大寺、薬師寺、比叡山延暦寺、弘法大師の金剛峯寺など、名だたる寺院の名僧による墨跡は見るだけで心洗われ、混迷の時代を生きぬく心の宝となるでしょう。お一人お一人の項目には、その字を解説した分かりやすい一口法話や寺院の案内が添えられていて、仏教の教えと歴史の理解が深まります。
本書の売り上げの一部は東日本大震災の復興支援として寄付されます。

新史論/書き替えられた古代史 5  『万葉集』が暴く平城京の闇

■出版年月/2016年2月
■ジャンル/万葉集、新書
■著者/関裕二
■出版社/小学館
■税込価格/821円
■サイズ/221P 18cm

正史『続日本紀』が隠蔽した藤原氏の悪行を明らかにする。これまで「謎なき時代」とされてきた平城京の世。しかし、そこには勝者・藤原一族の陰謀と横暴が渦巻いていた。そして、恐怖政治の犠牲になった人々は、その憤怒と悲嘆を和歌に残したのだ。飛鳥の都を懐かしがる人々、藤原氏に命乞いする名門貴族・大伴旅人、何ものかに怯える女帝・元明天皇、聖武天皇を操っていたとされる光明皇后の真情…。『万葉集』は編者による“正史の嘘を告発する書”と見る著者が、歌を手掛かりに歴史の真実に迫る。

万葉手帳

■出版年月/2016年2月
■ジャンル/万葉集
■著者/上野誠
■写真/牧野貞之
■出版社/東京書籍
■税込価格/1,620円
■サイズ/235P 16cm

いにしえの人々の生活の息吹をいまに伝える『万葉集』の特徴として、奈良県を中心とした日本各地の土地を歌っていることがあげられる。
ポケットサイズで持ち歩きに便利なこの『万葉手帳』は、厳選された92の歌について、わかりやすい解説と関連する土地の写真を豊富に掲載。旅先でも自宅でも、万葉びとの生きた世界を「リアル」に体感できるつくりとなっている。

朝日ビジュアルS 週刊仏教新発見04「東大寺」 改訂版 2016年1月24日号

■発売日/2016年1月12日
■ジャンル/教養、仏教
■出版社/朝日新聞出版
■税込価格/580円

本号は東大寺を特集。人間聖武の知られざる苦悩とは。
◆いま、釈迦のことば
  瀬戸内寂聴 「この世は、はかないもの」
◆東大寺 新発見
 ・重源の天竺への思いが日本仏教の原点を甦らせた
 ・千二百年以上も続く「お水取り」に込められた祈り
 ・大仏建立の情熱に潜む人間聖武の苦悩
◆宝物鑑賞
  奈良時代の至宝が集う  他多数

蘇我氏 古代豪族の興亡

■出版年月/2015年12月
■ジャンル/古代史、新書、教養
■著者/倉本一宏
■出版社/中央公論新社
■税込価格/864円
■サイズ/272P 18cm

蝦夷・入鹿父子は六四五年の乙巳の変で討たれたが、蘇我氏は滅亡せず、以後も国家権力の中枢に位置した――。稲目を始祖とした馬子、蝦夷、入鹿の四代はいかに頭角を現し、大臣として国制改革を推し進めたのか。大化改新後、氏上となった倉麻呂系は壬申の乱へとつづく激変の時代をどう生き延びたのか。六世紀初頭の成立から天皇家を凌駕する権勢を誇った時代、さらに平安末期までを描き、旧来の蘇我氏イメージを一新する。

朝日ビジュアルS 週刊仏教新発見01創刊「法隆寺」 改訂版 2015年12月27日号

■発売日/2015年12月8日
■ジャンル/教養、仏教
■出版社/朝日新聞出版
■税込価格/280円

いまに残る国宝の仏像・仏画などの仏教芸術を 写真とともに紹介し、その見方や歴史をわかりやすく解説。 日本仏教の「今」を知る画期的シリーズです。
創刊号は「法隆寺」を特集! 虚実入り交じる聖徳太子の原像を追います。法隆寺の伽藍配置には先例があった? 法隆寺がいまに残った理由とは。
瀬戸内寂聴氏、五木寛之氏、養老孟司氏ほか、豪華執筆陣の 言葉一つ一つが仏教への理解を深め、知識をひろげてくれます。

おとなの奈良 心を澄ます旅

■出版年月/2015年9月
■ジャンル/ガイド
■文/堀内みさ
■写真/堀内昭彦
■出版社/淡交社
■税込価格/1,728円
■サイズ/111P 21cm

奈良といえば古寺や仏像というイメージが強いが、一方で豊かな自然に恵まれていることから、いにしえからの清浄で霊験あらたかな地も多い。本書はそんな奈良の魅力を、それぞれの場所の空気感を表現した美しい写真と基本ガイドで紹介します。「山を仰ぐ」「巨木に会う」「古祭に行く」「水に浄められる」「朝の過ごし方」「火に浄められる」「磐座を拝む」、などのテーマで章を立て、奈良の奥深い魅力を味わう旅へといざないます。

目の眼 2015年12月号

■発売日/2015年10月31日
■ジャンル/芸術・美術、情報誌
■出版社/目の眼
■税込価格/1,080円

今月号の「目の眼」は奈良特集! 様々な角度から奈良に迫ります。
<目次>
[特集]
●奈良の古いものめぐり
 ◇Special Intview 前春日大社権宮司 岡本彰夫
  「一三〇〇年の奈良の文化が生んだ知られざる名工を明らかにせなあかん」
 ◇古美術店で出会う奈良
 ◇奈良 街歩きマップ
 ◇第67回 正倉院展 天平の声を聴きにいく 内藤 栄
 ◇2015秋冬 行事と秘仏御開帳
 ◇東大寺裏道「寂」散歩
 ◇古都の味を楽しむ

[特集2]
●古鏡 -その神秘の力- 展   他

万葉集で親しむ大和ごころ

■出版年月/2015年9月
■ジャンル/万葉集、文庫
■著者/上野誠
■出版社/KADOKAWA
■税込価格/950円
■サイズ/216P 15cm

恋に生きる素晴らしさと怖さを悟り、それを笑う余裕を持っていた万葉びと。彼らは「心」をどのように理解していたのだろうか。男女の愛における嫉妬と裏切り、ユーモア、別れの悲しみ、怒り…現代にも通じる、喜怒哀楽の感情を詠んだ歌からは、千年以上も前の万葉びとの、日本人らしい自然で素直な心の綾を感じることができる。遺された多くの万葉歌を通じて、生きる喜びにあふれた万葉びとの豊かな感情の動きを読み解く。
<目次>
第1章 万葉びとの喜び
(藤原鎌足の喜色満面 雪にはしゃぐ万葉びと 恋人がやって来る!)
第2章 万葉びとの怒り
(つばきを吐いて怒り、そして呪う姫 皇后はどうしてそんなに怒ったのか  金しだいの世の中  嫉妬と怒りと)
第3章 万葉びとの哀しみ
(フラレ虫の歌  聖徳太子のかなしみ)
第4章 万葉びとの楽しみ
(郊外で楽しむ  宴会で楽しむ)

鷗外「奈良五十首」を読む

■出版年月/2015年10月
■ジャンル/人文、文庫、教養、短歌
■著者/平山城児
■出版社/中央公論新社
■税込価格/1,080円
■サイズ/298P 16cm

大正五年、陸軍軍医総監の職を退いた鷗外は、一年半後、帝室博物館総長に任ぜられ、度々奈良に滞在する。在任中の歌で編まれた「奈良五十首」は、『明星』大正一一年一月号に一挙掲載されたもので、斎藤茂吉は「思想的抒情詩」と評し、石川淳はそこに鷗外晩年の「物理的精神的な軌跡」を見ようとした。総体としての五十首に込められた本当の含意とは。

ぬりえ天平文様 さわらび

■出版年月/2015年9月
■発売日/2015年9月16日
■ジャンル/芸術、趣味
■著者/藤野千代
■出版社/創元社
■税込価格/1,080円

奈良時代から東大寺に残る正倉院。そこには日本の他、はるばるシルクロードを通ってペルシャや中国からもたらされた美術工芸品や古文書が多数納められています。その正倉院で1300年間守り伝えられてきた宝物の文様をイラスト化、デザイン化した、美しい塗り絵シリーズの第2弾。収録した文様は、動きのあるもの、緊張感のあるもの、植物、動物など様々です。万葉びとの感性を楽しみつつ、自分だけの色合いを見つけてください。

ぬりえ天平文様 かぎろい

■出版年月/2015年9月
■発売日/2015年9月16日
■ジャンル/芸術、趣味
■著者/藤野千代
■出版社/創元社
■税込価格/1,080円

奈良時代から東大寺に残る正倉院。そこには日本の他、はるばるシルクロードを通ってペルシャや中国からもたらされた美術工芸品や古文書が多数納められています。その正倉院で1300年間守り伝えられてきた宝物の文様をイラスト化、デザイン化した、美しい塗り絵シリーズの第3弾。手間を惜しまず様々な素材、様々な技法を駆使して作られた宝物に思いを馳せつつ、ご自身だけの色で、文様に新しい命を吹き込んでください。

古代国家形成の舞台・飛鳥宮

■出版年月/2015年8月
■ジャンル/考古学、飛鳥
■著者/鶴見泰寿
■出版社/新泉社
■税込価格/1,728円
■サイズ/93P 21cm

七世紀に天皇の宮が継続して営まれた飛鳥。のどかな田園風景の下にはタイムカプセルのように、宮殿の遺構が保存されている。斉明朝から天武・持統朝の宮殿遺構の解明によって、天皇と群臣の関係をみなおし律令体制を確立しようとした姿をみる。

写真アルバム 奈良市の昭和

■出版年月/2015年8月
■発売日/2015年8月8日
■ジャンル/写真集
■編集/説田晃大(入江泰吉記念奈良市写真美術館 学芸員)
■出版社/樹林舎
■税込価格/9,990円(刊行記念特価)
■サイズ/A4判・上製本280頁(うちカラー16頁)

奈良市全域を取材対象とし、「昭和」時代をとらえた写真を収録した圧巻のボリュームの写真集が登場。
丹念な取材により集まった約5,500点の写真から、未公開写真を中心に600点超を選び出し、懐かしい街並みや商店街、激変した郊外の風景、懐かしい鉄道駅や元気な子どもたちの姿など、テーマごとに12の章に分けて紹介。写真1点1点には、地元を深く知る執筆者による詳細な解説が付き、写っているものごとを多角的に読み取ることができる。
増刷なしの1,500部限定出版。ぜひお買い求め下さい。

さりげなく思いやりが伝わる大和言葉 常識として知っておきたい美しい日本語

■出版年月/2015年6月
■ジャンル/生活、雑学
■著者/上野誠
■出版社/幻冬舎
■税込価格/1,188円
■サイズ/239P 18cm

言葉は、それを使ってきた人の歴史を背負っています。しかし日々言葉遣いが変化する現代において、もともとの日本の言葉=大和言葉のセンスを磨くことは簡単ではありません。それぞれの状況にあった言葉を選んで、使いこなせるように常々心がけておくことを目指しましょう。
「常に新しい言葉を学ぼうとする人は、積極的な人生を歩むことができる!」
万葉学者・上野誠による、大和言葉のセンスを磨くための、大人の学び直しの一冊です。

日本の古代遺跡 最新発掘調査でここまで解明された! (別冊宝島 2351)

■出版年月/2015年6月
■ジャンル/古代史、教養
■監修/遠山美都男
■出版社/宝島社
■税込価格/1,080円
■サイズ/111P 30cm

日本では年間8000件の遺跡発掘調査が行われています。そのため毎年のように新発見があり、過去に発掘された遺跡からも新発見のニュースが続々と報道されています。本企画は弥生時代から平安時代までの時代の遺跡のなかから、代表的な遺跡とその後の発掘調査でわかった研究成果、近年続くさまざまな大発見があった遺跡をまとめて紹介するビジュアルムックです。
藤ノ木古墳、キトラ古墳、纒向遺跡ほか、奈良の重要な遺跡も多数登場!
『飛鳥の木簡 古代史の新たな解明』の著者、市 大樹氏のインタビュー記事もお見逃しなく!

「美術的に正しい」仏像の見方 30歳からの仏像鑑賞入門

■出版年月/2015年4月
■ジャンル/教養、仏像
■著者/布施英利
■出版社/ワニ・プラス
■税込価格/972円
■サイズ/239P 18cm

若い頃には興味がないが、なぜか30歳を過ぎたあたりから、仏像を好きになる人が多い。その仏像の魅力と見方を、古今東西の美術に精通した美術解剖学者の著者が面白く、わかりやすくガイドする。第1章では奈良、京都、関東、韓国、インド東北の仏像を訪ね、来歴や特徴を紹介。第2章では飛鳥時代の仏像の誕生から、江戸時代での終焉までを歴史的にひも解く。仏像の魅力とは何か?なぜ齢を重ねると、人は仏像が好きになるのか?本書には、その答えがある。
[目次]
第1章 あの仏像はどこにある?―仏像をめぐる旅
(奈良〔まずは「奈良公園」 西ノ京と斑鳩あたり  奈良県の南部・山間の寺〕  京都府と京都市)
第2章 仏像をめぐる歴史
(飛鳥・白鳳・奈良―日本への伝来  平安時代―仏像の日本化  鎌倉時代―運慶のリアル  江戸時代―美術としての仏像の終わりと始まり   仏像と「子どもの心」)

近鉄奈良線 街と駅の1世紀

■出版年月/2015年4月
■発売日/2015年4月6日
■ジャンル/趣味、写真集
■著者/藤原浩
■出版社/彩流社
■税込価格/1,998円

阪奈間の大動脈である近鉄奈良線(難波線・大阪線の一部含む)の想い出写真集がまもなく登場。各駅ごとに古地図・古写真で巡るタイムトリップ。往時の記憶がよみがえります。生駒線・生駒ケーブル・けいはんな線も収録。充実したコラムも必見。初出写真満載です!!

奈良歴史地図帖 探訪!!

■出版年月/2015年3月
■ジャンル/歴史、雑学、教養
■編集/歴史探訪研究会
■出版社/小学館クリエイティブ
■税込価格/1,728円
■サイズ/95P 26cm

いにしえの都「平城京・奈良」を豊富な地図を使って、歴史的なポイントや事件の背景を紹介した歴史探訪地図帖です。
奈良の歴史散歩が楽しくなる、おすすめの探訪コースはもちろん、千三百年前の「平城京」と現代の「奈良」を鳥瞰図で比較する、四神に守られた「風水地図」や「都の配置図」、飛鳥・白鳳・天平の名品、国宝級の「仏像分布地図」など多彩な地図を掲載。地図を読み解くことで、新しい「奈良」の歴史が見えてきます。

奈良歴史読本 読む・見る・歩くおとなのための街歩きガイドブック

■出版年月/2015年3月
■ジャンル/歴史、雑学、教養
■出版社/KADOKAWA
■税込価格/1,000円
■サイズ/175P 21cm

インタビュー「私の奈良」では、漫画家の里中満智子、作家の森見登美彦などが登場。 特集「まほろば幻想 風景が語る古代史」、「奈良大和路の至宝 美と荘厳のほとけたち」 他、 充実のコラムもお見逃しなく!

サライ 2015年3月号

■発売日/2015年2月10日
■ジャンル/雑誌、歴史
■出版社/小学館
■税込価格/700円

「倭国」と呼ばれた3世紀から7世紀の日本は、私たちが想像する以上に、能動的で、開明的だった――。文字も仏教も伝わっていなかった古代の日本人の生き方に思いを馳せる「古代史の旅」を大特集!
いまだ決着をみせない九州説と大和説をめぐる邪馬台国論争30年史、古代史の謎は「前方後円墳」で解ける?など、他にも盛りだくさん。お見逃しなく!

読めば読むほど面白い 『古事記』75の神社と神様の物語

■出版年月/2015年2月
■ジャンル/古代史、文庫、教養
■著者/由良弥生
■出版社/三笠書房
■税込価格/713円
■サイズ/326P 図版12P 15cm

“あの神社”の神様は本当はこんなに……!?
日本が世界に誇る神話『古事記』は〔神社〕がわかると、さらに楽しい!
奈良からは、 【神が宿る山】本殿がない不思議な〔大神神社〕、 【奈良の鹿は…】白い鹿に乗って現れた神様〔春日大社〕、 【サッカー日本代表】神武天皇の道案内役〔八咫烏神社〕を紹介。
一歩踏み込むと、そこは奔放でミステリアスな神話世界。 個性的な神々の「物語」と、その神々が住まう「神社」から『古事記』をわかりやすく読み解く――。 何度読んでも時間を忘れる、魅惑の1冊!

奈良あるある

■出版年月/2015年1月
■ジャンル/雑学
■著者/栗栖史博、画/Saki
■出版社/TOブックス
■税込価格/1,188円
■サイズ/159P 18cm

歴史の都・奈良の「あるある」決定版が登場!
同じ奈良でも、文化も違えば、方言も、県民性も少し違う。だからこそ魅力が引き立つ歴史の都・奈良!
読めば必ず奈良ライフが今より楽しくなる、必見の222ネタを収録!
【収録あるある一例】
・京都が新撰組なら、奈良は天誅組だ
・待ち合わせは「行基前」で!
・奈良中央郵便局のポストの上にラクダと鹿がいる
・閉店時間がやたら早い奈良の商店街
・建設工事を行うと遺跡が出てきて、しばしば工事が中止になる

天皇家と古代史十大事件

■出版年月/2015年1月
■ジャンル/古代史、教養、雑学
■著者/関裕二
■出版社/PHP研究所
■税込価格/713円
■サイズ/265P 15cm

7世紀までの古代史には蘇我氏、物部氏、大伴氏など、有力豪族の名前が頻繁に登場していた。しかし、平安時代には藤原氏が朝堂をほぼ専有している。
この百年間に何が起きたのか?なぜ8世紀は女性天皇が続いたのか?
実はこの時期は、藤原氏が外戚の地位を独占するために、あらゆる手段を使って闘争を繰り広げた時代だったのだ。教科書には載っていない真実の歴史が明らかになる!文庫書き下ろし。
[目次]
第1章 大津皇子謀反事件
第2章 珂瑠皇子立太子
第3章 石川刀子娘貶黜事件
第4章 長屋王の変
第5章 大仏殿造立事件
第6章 橘奈良麻呂の変
第7章 宇佐八幡宮神託事件
第8章 藤原種継暗殺事件と平安京遷都
第9章 藤原氏の他者排斥事件(承和の変と応天門の変)
第10章 院政の始まり・源平合戦

聖徳太子と愛犬雪丸のものがたり

■出版社/雪丸実行委員会
■税込価格/1,000円
■サイズ/B5

奈良県王寺町の雪丸が童話になりました!
聖徳太子との心温まるものがたりに泣く人続出中。
聖徳太子の愛犬・雪丸。雪丸の伝承には背景にこんな物語があったのかも・・・?
聖徳太子との出会い、そして別れまで。少し悲しく、けれどあたたかいお話です。
ぜひ一読下さい。

※こちらの商品はe-honではご注文頂けません。
 恐れ入りますが、直接店頭にてお買い求め下さい。

日本全国万葉の旅 大和編

■出版年月/2014年12月
■ジャンル/古典、教養
■著者/坂本信幸、村田右富実
■写真/牧野貞之
■出版社/小学館
■税込価格/3,780円
■サイズ/207P 26cm

日本人が愛してやまない最古の歌集『万葉集』に詠まれた土地(万葉故地)を、いまだかつてない規模の写真と解説でたどる、万葉本の決定版。

今、古代大和は

■出版年月/2014年11月
■ジャンル/古代史、教養
■著者/石野博信
■出版社/奈良新聞社
■税込価格/1,944円
■サイズ/275P 21cm

橿原考古学研究所で副所長を務めるなど、長年にわたって奈良県内の発掘調査に携わってきた著者が、読みやすい文章と卓越した視点から「古代大和」の謎を読み解き、読者を謎と魅力いっぱいの「考古学の世界」に引き込みます。
今、行われている古代大和の発掘情報がこの一冊に。古代大和が地下から発信する「歴史ロマン」をご堪能ください!

<目次>
第1章 みちのくから古代大和へ
第2章 橿原縄文人と唐古鍵弥生人―縄文人が弥生人になった?
第3章 都市・纒向と大型墓群―弥生人が古墳を造った
第4章 大王家と葛城一族
第5章 今、古代大和は
付録―筐底(きょうてい)から

日本の古寺100選

■出版年月/2014年11月
■ジャンル/歴史、雑学、教養、仏教
■出版社/宝島社
■税込価格/1,080円

仏教伝来以来、日本で独自の進化を遂げた仏教の十三宗派。代表的な十五の大伽藍など古寺を巡ることで、仏教への理解も深まり、お寺巡りをもっと楽しむことができるようになるという趣旨のガイドムックです。本書では100の古寺を厳選し、宗派ごとの構成で見せます。古寺にまつわる歴史や見どころを紹介するとともに、開祖の生涯や宗派の歴史を読者にわかりやすく解説します。
奈良県からは、池に映る五重塔が奈良八景のひとつに謳われる興福寺、国内最古の大寺院・飛鳥寺等が登場。 全国の風光明媚な古寺を、ビジュアルメインで観光ガイド風に紹介しています。

すくってごらん 2

■出版年月/2014年11月
■ジャンル/コミック
■著者/大谷紀子
■出版社/講談社
■税込価格/463円
■サイズ/152P 18cm

大手メガバンクの銀行員・香芝誠が、街中に金魚が泳ぐ大和郡山支店に来て2週間。地元の人々との交わりを通じ、自分でも気づかぬうちに「本場」の金魚すくいにのめり込むように。そんな中、翌月開催の全国金魚すくい選手権に参加を希望する香芝だったが――!?
1巻でいきなり団体戦の金魚すくいに参加した香芝。金魚すくいを通じて金魚の魅力にはまったようで、目を輝かせていましたが、さて2巻では・・・?
1巻をまだ読んでいないという方、一気読みはいかがですか?

天皇と鬼 古代史最大の謎を読み解く

■出版年月/2014年11月
■ジャンル/古代史、教養、雑学
■著者/関裕二
■出版社/悟空出版
■税込価格/994円
■サイズ/285P 18cm

古代史最大の謎は「天皇の成り立ち」と「聖徳太子の正体」。天照大神は本当に女神だったのか。持統天皇がヤマトタケルを恐れた理由は?そして天皇と鬼の密約とは―。
古代史のカギは神武天皇、蘇我入鹿、秦河勝……。そして聖徳太子にあり。
あなたはご存じだろうか。歴代天皇は即位式で自身の装束を、広隆寺の本尊・聖徳太子三十三歳像に贈り続けてきた…つまり、同寺の本尊 はいま、今上陛下の衣装をまとっているのである!そんな古代史の興味深い話が盛りだくさんの一冊。ぜひ。

週刊 日本の神社 全国版 2014年11月25日号

■発売日/2014年11月11日
■ジャンル/神社、教養、ガイド
■出版社/デアゴスティーニ・ジャパン
■税込価格/607円

今号は石上神宮特集。
縁起とご祭神の詳細に迫る他、古都の趣を感じる石上神宮周辺の社をめぐる、など特集満載。現在大古事記展にて、所蔵の七支刀が公開されています。【11月24日(月・祝)まで】

ぬりえ天平文様 しろたえ

■出版年月/2014年9月
■ジャンル/芸術、趣味
■著者/藤野千代
■出版社/創元社
■税込価格/1,080円
■サイズ/1冊(ページ付なし) 26×26cm

奈良時代から東大寺に残る正倉院。そこには日本で製作されたものだけではなく、はるばるシルクロードを通ってペルシャや中国からもたらされた美術工芸品や古文書が多数納められています。その正倉院で1300年間守り伝えられてきた宝物の文様をイラスト化、デザイン化し、美しい塗り絵にしました。子孫繁栄、長寿など様々な「祈り」が込められた天平文様に好きな色を重ねることで、国際色豊かな万葉人の世界を感じてください。

あなたの知らない奈良県の歴史

■出版年月/2014年9月
■ジャンル/歴史、雑学、教養
■監修/山本博文
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,004円
■サイズ/189P 18cm

古代から近代まで、奈良県の通史を分かりやすく解説。歴史の流れと、歴史上の人物、歴史的な大事件が「手軽」に分かる。
伝説に包まれた「聖徳太子」は実在したのか? 伝説化された剣豪「柳生十兵衛」の実像とは? 郷土の歴史はこれでスッキリ!
<目次>
第1章 奈良県の古代
(大神神社は「日本最古」の神社か? 纒向遺跡は卑弥呼がいた「邪馬台国」なのか? ほか)
第2章 奈良県の鎌倉・室町時代
(平重衡はなぜ東大寺の大仏を焼いたのか?  都落ちした源義経はどうして「吉野」へ逃れたのか? ほか)
第3章 奈良県の戦国時代
(戦国時代の県域にはどんな国人領主がいた?  戦国時代の奈良盆地につくられた「環濠集落」とは? ほか)
第4章 奈良県の江戸時代
(織田信長実弟で茶人の有楽斎が所領を三分して立てた藩とは?  幕府の地方行政機関「奈良奉行」はどのように成立した? ほか)
第5章 奈良県の近代
(奈良県令・四条隆平の「廃仏毀釈」とは?  奈良県はどうやって成立した? ほか)

古代史謎めぐりの旅 ヤマトから平安へ

■出版年月/2014年8月
■ジャンル/古代史、ガイド
■著者/関裕二
■出版社/講談社
■税込価格/994円
■サイズ/221P 16cm

一生に一度は見たい、神社仏閣と遺跡を、歴史作家の関裕二が案内。見学ポイントからグルメまで、長年の取材の成果を詰め込んだ、大人の古代史ツアーガイドです。
法隆寺の「美」には縄文人の個性が隠されている?奈良をピックアップした第一章は必見!お見逃しなく!

阿修羅と大仏

■出版年月/2014年6月
■ジャンル/仏像、教養
■著者/菊地章太
■出版社/幻冬舎ルネッサンス
■税込価格/840円
■サイズ/229P 18cm

インドで生まれた仏教が、仏像・仏画とともに、さまざまな文化と混ざり合い、極東の島国・日本にたどりつく。仏教発祥の地から西へ、さらに北へ東へと伝播された信仰の軌跡をたどることで、これまで日本人が知らなかった源流からの変遷の過程と最終形としての仏像・仏画の真の姿が見えてくる。
仏像の見方・仏教観が変わる、奈良の名刹・古寺案内、古仏巡礼の書!
<目次>
第1章 中宮寺シンクロナイズ半跏思惟像―流転する「考える人」
 (それは常識なのか 名称は二転三転する ほか)
第2章 當麻寺サンセット浄土曼陀羅―夢を物語につむぐ
 (不思議の寺から 岩に刻まれた仏たち ほか)
第3章 興福寺フェスタ阿修羅(上)―中央アジアのオアシス都市から
 (不死の霊薬を求めて 荒ぶるものの姿 ほか)
第4章 興福寺フェスタ阿修羅(下)―東のはての地の静寂
 (ユーラシアを横断する獅子頭 あまたの天人のひとり ほか)
第5章 東大寺コスモロジー大仏―ユーラシアの終着駅へ
 (大宇宙のブッダ 完全な消滅という理想 ほか)

暮らしのコツコツ 「くるみの木」石村由起子の生活術

■出版年月/2014年7月
■ジャンル/生活、エッセイ
■著者/石村由起子
■出版社/文藝春秋
■税込価格/1,620円
■サイズ/127P 21cm

カフェ&雑貨店の草分け的存在として絶大な人気を誇る奈良「くるみの木」。 暮らしのプロデューサーとして活躍するオーナーの石村由起子が、30年かけて編み出した、「きちんとした暮らし」の整え方をエッセイと実践メモで公開。
多忙な日々を心豊かに暮らすための小さな知恵と工夫が詰まった、「衣食住と暮らし」の教科書。

神社が語る古代12氏族の正体

■出版年月/2014年7月
■ジャンル/古代史、新書
■著者/関裕二
■出版社/祥伝社
■税込価格/907円
■サイズ/308P 18cm

天皇家の祖神を祀る神社は、なぜ大和から遠く離れた伊勢の地につくられたのか。春日大社の祭神は、なぜ四柱もあるのか。物部氏が石上神宮の祭祀に関わっていなかったという記述は、本当か。
神社がわかれば、古代史の謎が解ける。知られざる古代史の謎に迫る!

一向一揆共和国 まほろばの闇 隠された日本 加賀・大和

■出版年月/2014年7月
■ジャンル/文庫、歴史、教養
■著者/五木寛之
■出版社/筑摩書房
■税込価格/842円
■サイズ/287P 15cm

人々を惹きつけてやまない古都の、もう一つの顔とは?
第一部は加賀の一向一揆、第二部では、生と死の世界をわける結界・二上山をめぐる謎と、「ぬばたまの闇」と形容される大和の深い闇を追求する。大和は「土蜘蛛」が住んでいたとされるがその真実とは・・・?
五木寛之が日本史の深層に潜むテーマを探訪するシリーズ「隠された日本」の最新刊!

仏像と仏教 知っておきたい仏像のご利益と仏教の教え

■出版年月/2014年5月
■ジャンル/仏像、仏教
■監修/村越英裕
■出版社/宝島社
■税込価格/994円
■サイズ/127P 30cm

完全図解!日本の仏像50体をピックアップ。奈良・京都・鎌倉の美しき仏像と古寺を旅する。
仏像の手や指の形には、すべて意味が込められており、また、仏像の中にも上下関係があります。本書は「仏像鑑賞」「お寺巡りの楽しみ方」から「宗派ごとのしきたりの違い」までを解説した、図解満載の仏教の入門書。気軽に近所のお寺、仏像を楽しむための役立つ一冊です。

古代史謎解き紀行 1   封印されたヤマト編

■出版年月/2014年5月
■ジャンル/古代史、教養
■著者/関裕二
■出版社/新潮社
■税込価格/594円
■サイズ/301P 16cm

『日本書紀』で、大悪人のレッテルを貼られている蘇我氏。彼らは本当に悪だったのか?「聖者」として称えられる一方で「鬼」としても祀られている聖徳太子。法隆寺に隠されたその秘密とは?なぜ「成り上がり」の不比等が藤原氏一千年の基礎を築くことができたのか?奈良の魅力を紹介しながら、大胆な推理と綿密な分析で歴史の闇に秘められた謎に迫る、知的紀行シリーズ開幕。
<目次>
第1章 神々の故郷奈良の魅力
第2章 元興寺界隈の夕闇
第3章 法隆寺夢殿の亡霊
第4章 多武峰談山神社の城壁
第5章 反骨の寺東大寺の頑固な茶店
第6章 當麻寺と中将姫伝説の秘密
第7章 日本の神・三輪山の正体

ヤマト政権の一大勢力・佐紀古墳群

■出版年月/2014年5月
■ジャンル/古代史、教養
■著者/今尾文昭
■出版社/新泉社
■税込価格/1,620円
■サイズ/93P 21cm

平城宮の北方に広がる佐紀丘陵には、数世代にわたって造営され続けた巨大な前方後円墳が並んでいる。巨大な古墳はすべて陵墓に治定され現在調査できないが、周辺の古墳を含めて一基ずつ丹念に探訪し、古墳時代前期から中期にかけて力を振ったヤマト政権内の一大勢力を追究する。

<著者紹介>
今尾 文昭 (イマオ フミアキ)
  1955年兵庫県生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業。博士(文学)。奈良県立橿原考古学研究所調査課長。塩塚古墳、松林苑跡などの調査や特別陳列「佐紀古墳群の埴輪―宮内庁書陵部所蔵品を中心として」(2004年)の企画・展示をおこなう。

古墳の歩き方

■出版年月/2014年5月
■ジャンル/ガイド、教養
■著者/まりこふん
■出版社/扶桑社
■税込価格/1,404円
■サイズ/127P 19cm

古墳めぐりをカジュアルに楽しむためのガイドブック。
昨今のブームを牽引する古墳シンガー・まりこふんが、オススメの古墳の「歩き方」を紹介します。 地図の正確さとアクセス情報を重視し、著者が歩いて集めた情報が満載。古墳グッズの紹介や周辺スポット紹介・グルメ紹介など、これまでのマジメな古墳ガイド本にはなかった情報も。 奈良からは箸墓古墳、桜井茶臼山古墳、藤ノ木古墳、新沢千塚古墳群などが紹介されています。
歴史に詳しくなくても、古墳めぐりは楽しめる! 今までになかったいちばん“使える”古墳ガイド!

歴史REAL 〔vol.19〕  巨大古墳と古代天皇陵の謎

■出版年月/2014年5月
■ジャンル/歴史、雑学
■出版社/洋泉社
■税込価格/905円
■サイズ/127P 29cm

知っているようで知らない古墳の基礎知識から、最新研究でわかる天皇陵の真実まで、古代を古墳から読む大特集! なぜ古代日本の各地に「巨大古墳」が出現したのか? そして古代天皇陵に隠された謎とは?
「Q&Aでスッキリわかる古墳」、「最新研究でわかる古代天皇陵の真実」、「〈地方別〉巨大古墳と地方王権を考える」、「キトラ古墳・極彩色壁画の美に迫る」他、気になる特集が満載!

ヤマト王権と古代史十大事件

■出版年月/2014年5月
■ジャンル/古代史、雑学
■著者/関裕二
■出版社/PHP研究所
■税込価格/734円
■サイズ/318P 15cm

事件の真相は、なかなか後の世に伝わらない。特に歴史を揺るがすほどの巨大な事件や戦争が起きると、たいがいの場合、真相は闇に葬られる。勝者が、歴史を書き残していくからだ。政権にとって都合の悪いことは、伏せられ、ねじ曲げられる。権力者は憎んでいた政敵を、悪し様に書かねば、気が済まない……。この、「あたりまえの事実」が分かっていないと、歴史を読み誤るし、歴史を学ぶ意味がない。【「はじめに」より】

出雲の国譲り、上宮王家滅亡事件、壬申の乱などの登場人物・背景を探りながら、史料に隠された真相に迫る。蘇我入鹿暗殺も実は外交問題から起こった事件だとわかると、違った視点から権力争いの構図が見えてくる。文庫書き下ろし。

にっぽん聖地巡拝の旅

■出版年月/2014年4月
■ジャンル/神社仏閣、教養、古代史
■著者/玉岡かおる
■出版社/大法輪閣
■税込価格/1,944円
■サイズ/277P 19cm

神や仏に会うための道。それは自分自身をみつめる時間であり、人がよりよく生きようとあがいた歴史をひもとく旅でもある。神仏が見事に融合し、心の基盤となってきた日本人の精神世界を再確認する、発見・感動・出会いの旅!
奈良からは西大寺、石上神宮、興福寺、吉野・金峯山等が取り上げられている。

奈良社寺案内 散策&観賞 奈良大和路編

■出版年月/2014年4月
■ジャンル/ガイド
■出版社/ユニプラン
■税込価格/497円

日本の文化の源流、奈良。主要な観光名所を豊富な写真とともに紹介します。
仏像鑑賞がおもしろくなる基礎知識や国宝(仏像・建築物)・名勝・史跡を社寺施設別一覧として掲載。周辺案内図とともに、見所には境内詳細図をつけました。
奈良散策に、観光に、ぜひご利用下さい。

週刊 日本の神社 全国版 2014年4月22日号

■出版年月/2014年4月
■発売日/2014年4月8日
■ジャンル/神社、教養、ガイド
■出版社/デアゴスティーニ・ジャパン
■税込価格/607円

今号は春日大社特集です。
およそ1300年前、平城京の守護神として創祀された春日大社は、はるか東国から国家鎮守の2柱の武神とともに四柱の神々を勧請(かんじょう)し、称徳天皇の勅命によって創建された春日信仰の総本社です。その神域は、古来春日大社の神体山として信仰の場であった御蓋山(みかさやま)全域、飛火野などを含む約32万坪を誇り、平成10年には「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録されました。雅にして鮮やか、優美にして厳かな大社の佇まいは、刻まれた歴史の重みを湛えながら古の都の雰囲気を今に伝えています。
他、多彩な特集を予定。千有余年の歴史を刻む古式ゆかしき春日の祭祀にせまる「四季と祭り」、緑深き神宿る春日の里を楽しむ「門前旅情」、古の都の文化を伝承する春日大社周辺の名社を歩く「名社をめぐる」、平城京の一等地を手に入れた藤原氏の思惑にせまる「聖地のミステリー」など、春日大社の情報が豊富に詰め込まれた1冊となっています。

一個人(いっこじん) 2014年5月号

■出版年月/2014年3月
■発売日/2014年3月25日
■出版社/ベストセラーズ
■税込価格/700円

時代別に、奈良の古寺社を旅する。

【第1章】飛鳥時代1
大化の改新の舞台を訪ねる。中大兄皇子と中臣鎌足が密談を交わした地に建つ談山神社から、 クーデターのあった遺跡へ。
【第2章】飛鳥時代2
聖徳太子ゆかりの古刹と史跡を訪ねる。生誕地に建つ橘寺から、愛馬が眠る古墳、往来した太子道まで。
【第3章】奈良時代
平城京を中心に発展した奈良時代の仏教文化を旅する。薬師寺・大安寺が藤原京から移転し、興福寺の隆盛、東大寺の大仏建立、鑑真が唐招提寺を建立するまでを追う。
【第4章】平安時代
室生寺、長谷寺、當麻寺など、奈良の山中に開かれた平安仏教の聖地をめぐる。
【第5章】鎌倉時代
天才仏師、運慶・快慶。至宝の仏像巡り。玉眼、筋肉などの写実表現にこだわった“鎌倉時代の新様式”を鑑賞する。
【第6章】南北朝時代
後醍醐天皇の足跡を巡る。金峯山寺、吉水神社、如意輪寺、吉野神宮など、吉野に逃れ、南朝を興した南北朝時代を回顧する。
ほかにも「奈良の名宿、奈良ホテル」「奈良の名刹と仏像を巡る春の休日」など、奈良の特集が盛りだくさん!

入門 奈良・京都の神社

■出版年月/2014年4月
■発売日/2014年4月3日
■ジャンル/神社、教養、ガイド
■出版社/洋泉社
■税込価格/929円

悠久の歴史と、とこしえの美にふれる。
奈良の章では春日大社・大神神社・石上神宮・談山(たんざん)神社・橿原神宮・吉野神宮など、まほろば・大和の神社を旅する。

奈良「地理・地名・地図」の謎 意外と知らない“まほろば”の歴史を読み解く!

■出版年月/2014年3月
■発売日/2014年3月1日
■ジャンル/雑学
■監修/奈良まほろばソムリエの会
■出版社/実業之日本社
■税込価格/823円
■サイズ/207P 18cm

奈良の魅力が深まる知的ガイドブック、間もなく登場!
「東大寺に神社の注連縄がかけられている門がある!」
「大和と難波を結ぶ、地図に隠された巨大な道があった」
「なぜ、平城京には大極殿の跡がふたつもあるのか」
「日本最古の道『山の辺の道』は、なぜ曲がりくねっているのか」
「日本最古の地名「忍坂」が、統治機構の名前になった?」
「かぐや姫の伝承地は奈良にあり!」
「ピアノ所有率全国トップクラスなのには地理的理由がある!?」
……など。古刹に残された謎、古代王朝から伝わる信仰など、意外な歴史のエピソードを中心に集め、奈良県の「今」もわかってしまう一冊。奈良県人も驚く、観光するだけではわからない雑学ネタ満載の本。

神社の古代史

■出版年月/2014年1月
■ジャンル/古代史、教養
■編集/『歴史読本』編集部
■出版社/KADOKAWA
■税込価格/810円
■サイズ/303P 15cm

なぜ伊勢神宮は式年遷宮をするようになったのか? 武蔵国の一社にすぎなかった氷川神社が発展した理由とは? 他、第2部「古代豪族を祀る20の神社」では「石上神宮と物部氏―神宝・七支刀を伝える物部氏の社」や「宗我都比古神社と蘇我氏―蘇我氏の発祥伝承を伝える、有力豪族の守り神」、「平群坐紀氏神社と紀氏―平群に鎮座する紀氏氏神の社」などを章ごとにクローズアップ! 神社の歴史がもの語る古代史の謎を解き明かす!

仏像鑑賞入門

■出版年月/2014年1月
■ジャンル/仏像、教養
■著者/島田裕巳
■出版社/新潮社
■税込価格/778円
■サイズ/221P 18cm

久しく仏像ブームが続いているが、一般人が仏像を楽しめるようになったのは、ほんの半世紀ほど前のこと。そして、古い時代のすぐれた仏像が残されている国は日本だけ。つまり仏像鑑賞とは、現代日本ならではの僥倖なのだ――。
そもそも仏像とは何なのか、その歴史や造り方、鑑賞と信仰の関係、秘仏の謎にも迫る。『古寺巡礼』の仏像を網羅した奈良三泊四日のモデルコースと、ぜひ鑑賞したい全国十体の仏像ガイド付き。

日本の古寺を知る事典

■出版年月/2013年12月
■ジャンル/文庫、雑学
■著者/渋谷申博
■出版社/三笠書房
■税込価格/637円
■サイズ/301P 15cm

法隆寺から浅草寺まで…各寺の素顔・見所と寺院・仏教の基本がわかる!
<目次>
第1章 古寺・名刹50を知る(法隆寺・東大寺・東寺 ほか)
第2章 お寺と仏教の基礎知識(仏教略史―釈迦の活動から鎌倉新仏教まで、なぜお経はたくさんあるのか、たくさんある「宗派」とは何か ほか)
第3章 全国寺院ガイド(各宗派総本山・大本山リスト、霊場(巡礼地)リスト、仏像がすばらしいお寺 ほか)

わが萬葉集

■出版年月/2013年12月
■ジャンル/教養、万葉集
■著者/保田與重郎
■出版社/文藝春秋
■税込価格/2,095円
■サイズ/610P 16cm

文藝評論家・保田與重郎は萬葉集を育んだ大和桜井に生まれた。本書は保田が晩年に萬葉集の魅力をあらためて論じたものである。「萬葉集」に詠みこまれた時代精神と土地の記憶を味わいつつ、そこに遺された幸せを読み取る。

法隆寺の正体 もし聖徳太子が仏教王蘇我馬子であるならば

■出版年月/2013年12月
■ジャンル/古代史
■著者/林順治
■出版社/彩流社
■税込価格/2,484円
■サイズ/288P 20cm

法隆寺を建立した聖徳太子は実在したか? 現法隆寺は推古時代に建立されたのか、それとも天武天皇のころに造られたのか? 聖徳太子が“大王蘇我馬子”の分身だとすれば、誰が虚構の聖徳太子をつくったのか? 史実と虚構の入り混じった物語「記紀」を選り分けながら、1300 年余の法隆寺と聖徳太子の秘密のヴェールを剥ぐ。

平城京ロマン 過去・現在・未来

■出版年月/2010年10月
■ジャンル/平城京、日本史
■著者/井上和人、粟野隆
■出版社/京阪奈情報教育出版
■税込価格/1,470円
■サイズ/189P 19cm

歴史ファン必携! 平城京保存に人生をかけた人々の話から、あしたの遺跡のあり方まで、研究者が語る平城京の魅力! 平城京をよりよく知る。

<目次>
1 遥かなる奈良の都―平城京造営の歴史的意味を問う
2 平城京、その後
3 平城京研究の礎―明治時代の泰斗たち
4 平城京を守った人々―明治大正を生きた至誠の群像 棚田嘉十郎とその周辺の人々
5 内務省の調査と整備事業―上田三平による内務省の発掘調査
6 平城宮の全域確認と保存への道程
7 平城宮跡の発掘調査研究のあゆみ―奈良文化財研究所の発掘調査五〇年
8 平城京保存の展開
9 「平城遺跡博物館」構想と平城宮跡の復元・整備
10 平城京の将来に向けて

飛鳥と斑鳩 道で結ばれた宮と寺

■出版年月/2013年11月
■ジャンル/日本史、考古学
■著者/酒井龍一、荒木浩司、相原嘉之、東野治之
■出版社/ナカニシヤ出版
■税込価格/840円
■サイズ/87P 21cm

聖徳太子が飛鳥と斑鳩を結ぶ直線道を往復したという「太子道」と、その道に沿った古代の都市はどのような姿であったのか。
仮説を提示し、最近の考古学発掘調査成果より検証する。

日本古代の歴史 3  奈良の都と天平文化

■出版年月/2013年11月
■ジャンル/古代史
■著者/(企画編集委員)佐藤信、佐々木恵介、(著)西宮秀紀
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,940円
■サイズ/294P 20cm

律令制により国家体制を整備・強化した古代「日本」。正倉院宝物に代表される国際色豊かな文化が花開く寧楽の都。天変地異や疫病、政情不安と内乱、唐・新羅・渤海との外交課題や行財政改革と直面する八世紀を描く!

歴史の旅 古代大和を歩く

■出版年月/2013年11月
■発売日/2013年11月5日
■ジャンル/古代史、歴史
■著者/和田萃
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,940円
■サイズ/231,5P 21cm

古代より歌に詠まれてきた“国のまほろば”大和の魅力を紹介。豊富な写真と味わい深い文章で、ヤマトタケル、三輪山の神など、記・紀の伝承や土地の歴史を描き出す。美しい景色への愛着が注がれた、奈良の歩き方ガイド。この一冊で時空を旅する!

神と仏と大和の心 宗教者インタビュー

■出版年月/2013年10月
■ジャンル/人文、宗教
■編集/奈良新聞社
■出版社/奈良新聞社
■税込価格/2,100円
■サイズ/255P 20cm

平成16年7月から平成21年3月にかけて、奈良新聞に連載した宗教者へのインタビュー「大和の心を探る」を一部補訂し、単行本化。
紛争や戦争、地球環境問題などの諸問題を考えるヒントとなるのは、古代からアジア諸国との交流により、独自の多様性文化を育んだ「大和の心」。宗教的伝統を有する奈良県の著名社寺などの各宗教者19人が大切な日本の心や考え方について語る。

若い人に語る奈良時代の歴史

■出版年月/2013年10月
■ジャンル/歴史、古代史
■著者/寺崎保広
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,940円
■サイズ/251P 20cm

歴史の楽しさを若い人たちに味わってもらうべく、奈良時代史を九つのエピソードに分けて語ったユニークな歴史講義。歴史教科書とは一味違う古代史を再現する。時代の雰囲気が体感でき、新しい奈良時代が見えてくる。

中川政七商店 2013 秋/冬

■出版年月/2013年10月
■ジャンル/情報誌
■出版社/宝島社
■税込価格/1,500円

全ブランドの秋冬新作、2014年新作を掲載!先取り情報はこれでOK!
付録のバック、鹿の小紋柄のショルダー付き2WAYは、他では手に入らないムックだけの限定品です。

古代国家はいつ成立したか

■出版年月/2011年8月
■ジャンル/教養・新書
■著者/都出比呂志
■出版社/岩波書店
■税込価格/756円
■サイズ/202,11P 18cm

島根、三重、奈良、宮崎4県が共同で創設した「古代歴史文化賞」の第1回大賞受賞作!
日本列島に「国家」はいつ成立したのか? 解き明かす一つの鍵は考古学の成果にあり! 集落の構造、住居間の格差、富を蓄えた倉庫の様子など、社会構造の変遷を追う。
邪馬台国は国家なのか? 諸外国の集落との比較も交え、わかりやすく語る。

子どもと家庭のための奈良の民話   1

■出版年月/2013年8月
■ジャンル/民話
■編集/青木智史、竹原威滋
■出版社/京阪奈情報教育出版
■税込価格/945円

奈良には、多くの神社・仏閣がありますが、それには案外知られていない物語が秘められています。鬼や龍の話から、仏教説話、悲恋物語、親子愛の物語・・・民話調査に基づく伝承テキストを子どもたちに親しみやすい語り口で収録。

古代道路の謎 奈良時代の巨大国家プロジェクト

■発売日/2013年3月29日
■ジャンル/文庫、古代史、歴史
■著者/近江俊秀
■出版社/祥伝社
■税込価格/840円

飛鳥・奈良・平安時代に中央と地方を結ぶのを目的として、計画的に整備・造成された「古代道路―駅路(えきろ)」。その規模や構造は中世・近世・近代のものをしのぎ、現在の高速道路・幹線道路に匹敵したが、十一世紀には廃絶した。
古代道路はなぜ造られたのか?そしてなぜ廃絶したのか?古代史の流れとともに文化庁文化財調査官がわかりやすく解説する。
歴史ファン・古代史ファン待望の一冊!新しい切り口から奈良の知識を深める。

奈良民俗紀行 西大和編

■出版年月/2013年6月
■ジャンル/文化・民族・祭礼
■著者/鹿谷勲
■出版社/京阪奈情報教育出版
■税込価格/1,365円
■サイズ/250P 19cm

「奈良盆地の西隅、河も道も人も集まる三郷・王寺・斑鳩・河合・上牧の辺りは、新しい住まいと古くからの村落の光景が混在している。そうした土地を歩くことは、不思議な魅力に満ちている。」
―人をぐるぐる巻きにする綱祭りや、お湯と鈴を使った巫女のお祓い、文化祭の出し物のような地蔵盆等、西大和周辺で繰り広げられる六十以上のエピソードが、「つどう」「いのる」「はぐくむ」「ひびく」などのキーワードで丹念に語られる。
著者は長年奈良県の民俗文化財の調査・保護に携わってきた、県立民俗博物館の鹿谷勲氏。本書を片手に西大和を歩いてみると、住み慣れた町の知らなかった魅力がきっと見つかるはず!

司馬遼太郎の街道 1

■出版年月/2013年7月
■ジャンル/文芸評論、地図
■出版社/朝日新聞出版
■税込価格/980円
■サイズ/258P 26cm

司馬遼太郎の「街道をゆく」シリーズの世界を記者が歩き、ふんだんな写真や地図、コラムとともにオールカラーページでお届け!今回とりあげる街道は、「奈良散歩」「近江散歩」「仙台・石巻」「白河・会津のみち」です。他、2013年2月に行われた「菜の花忌」の詳録も掲載。気になる奈良の特集は下記の通りです。
【「奈良散歩」の世界 奈良千三百年の光彩】
 1 遠出のデート、2 海恋いの奈良人、3 阿修羅の時代
 4 壺法師の声、5 鍾馗さんと鐘、6 青衣の女人


奈良ゆとりの旅 大きな文字で読みやすい

■発売日/2013年7月8日
■ジャンル/ガイド,
■出版社/実業之日本社
■税込価格/1,218円
■サイズ/191P 21cm

数多くの国宝に重要文化財、さらに世界遺産を擁する古都・奈良。東大寺や春日大社、興福寺といった定番の見どころにとどまらず奈良町、西ノ京、平城宮跡、柳生、斑鳩、さらに県南部の飛鳥や吉野まで幅広く収録しています。縦組みで文字が大きいので、読みやすさでも好評。寺社の縁起や歴史、街の由来を「深く知る」!旅のお供にどうぞ。

出雲と大和 古代国家の原像をたずねて

■出版年月/2013年1月
■ジャンル/古代史、新書
■著者/村井康彦
■出版社/岩波書店
■税込価格/882円
■サイズ/252,10P 18cm

大和の中心にある三輪山になぜ出雲の神様が祭られているのか?それは出雲勢力が大和に早くから進出し、邪馬台国を創ったのも出雲の人々だったからではないか?ゆかりの地を歩きながら、記紀・出雲国風土記・魏志倭人伝等を読み解き、古代世界における出雲の存在と役割にせまる。古代史理解に新たな観点を打ちだす一冊。
掲載写真は全て著者により撮影されたもの。合わせてご覧頂きたい。

日本人だけが知っている神様にほめられる生き方

■出版年月/2013年6月
■ジャンル/教養、ライトエッセイ
■著者/岡本彰夫
■出版社/幻冬舎
■税込価格/1,000円
■サイズ/159P 18cm

順風満帆な人生は仕上がりが悪い。失敗の多い人生こそ、気づきがあり、人の言葉も身に沁みます。人生に迷ったとき、もうこれ以上歩めないと思ったとき、この本を手に取ってもらい、生きるよすがにしていただければと念じています。(まえがきより)
打算のない行動が運命を開く。運を招くためには、損得ばかり追求してはいけない。代償を求めない行動こそが運を招き寄せるなど、今日も生き続ける、二千年続く所作・しきたりに込められた智恵をたっぷり紹介。
著者は春日大社の権宮司、岡本彰夫氏。

百人一首 百うたがたり

■出版年月/2013年3月
■ジャンル/文芸・短歌集
■著者/天野慶
■出版社/幻冬舎エデュケーション
■税込価格/1,365円
■サイズ/262P 21cm

春日山や奈良の都、八重桜など奈良にかかわりの深い百人一首を題材に、現代女流歌人である著者が、百人の歌人の百のものがたりを雅やかによみがえらせる。華を添えるのは新人イラストレーターのKeiさん。奈良在住の著者、イラストレーターが二人で作った若い女性が楽しめる百人一首の本です。

古事記の宇宙(コスモス) 神と自然

■出版年月/2013年3月
■ジャンル/新書、教養、古事記
■著者/千田稔
■出版社/中央公論新社
■税込価格/882円
■サイズ/255P 18cm

古代の日本人は、自然をどのように感じ取っていたのだろうか。本書は『古事記』に記された神々や神話と自然との関係を、海・植物・天地・身体など、具体的なテーマに分けて解説する。山や太陽を神とみる心は、今も生きている。いっぽうで、カラスを神の使いと見なし、桃を魔除けとして用いる信仰からは、現代人の心は遠く離れてしまった。この国の自然観の源流をたどり、『古事記』の言霊を体得できる一冊。

週刊朝日百科 仏教を歩く 改訂版 2013年5月19日号 (No.13 仏のみが真なり 聖徳太子)

■発売日/2013年5月7日
■ジャンル/仏教、飛鳥、教養
■出版社/朝日新聞出版
■税込価格/580円

和がもっとも大切であると説いた聖徳太子とはどのような人物だったのか?
聖徳太子ゆかりの地である奈良県飛鳥地方をピックアップ。法隆寺、四天王寺も紹介されている。聖徳太子にせまる一冊。

奈良の野鳥ものがたり

■出版年月/2013年5月
■ジャンル/生物学
■著者/日本野鳥の会奈良支部
■出版社/トンボ出版
■税込価格/1,680円
■サイズ/B6判272ページ(うちカラー口絵8ページ)、並製本(ソフトカバー)

全国でおきている野鳥の変化を「奈良の野鳥」から情報発信!変わりゆく野鳥の世界を、アマチュア研究者が観察調査とさまざまな思い出話とともに記載。中学生から一般大人まで楽しめる読み物です。

日本古代木簡字典 改訂新版

■出版年月/2013年4月
■ジャンル/辞典・事典
■編集/国立文化財機構奈良文化財研究所
■出版社/八木書店古書出版部
■税込価格/2,625円
■サイズ/270P 19cm

日本古代の木簡から初めて直接文字をとった字典の改訂新版が登場。
改訂新版では平城宮の木簡に加えて、長屋王家木簡や二条大路木簡など、8世紀の木簡の文字を大幅に増補、精選。さらに藤原宮や飛鳥池遺跡など、日本で木簡の本格的使用が始まった7世紀後半の木簡も収録している。
古代を読み解く木簡字典。興味のある方、ぜひ。

文化財学の新地平

■出版年月/2013年4月
■ジャンル/歴史、人文
■著者/奈良文化財研究所
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/13,650円

文化財研究を常にリードする奈良文化財研究所の創立60周年を記念した論文集。旧石器時代から近代にいたる遺跡・遺物、飛鳥・藤原・平城京などの都城に関する研究、東アジア的視座による広汎な研究や科学的調査法など、最先端を示す83編を収録。多岐にわたる専門分野の研究員が総力をあげて、これからの文化財学への新地平を拓く。興味のある方はぜひ。

奈良のコンステレーションブランディング “奈良”から“やまと”へのコンテクスト転換

■出版年月/2013年3月
■ジャンル/教養、文化、社会学
■著者/原田保、武中千里、鈴木敦詞
■編集/地域デザイン学会
■出版社/芙蓉書房出版
■税込価格/2,940円
■サイズ/270P 22cm

3つの一等星には「飛鳥・斑鳩」・「三輪・葛城」・「平城京・藤原京」を、10個の二等星には「大宇陀」・「五條」を・・・
奈良をより輝く地域に。奈良県全域をコンステレーション(星座)に見立て、価値あるブランドを構築!新しい地域デザインを提言する。

古事記の禁忌(タブー) 天皇の正体

■出版年月/2013年1月
■ジャンル/文庫、歴史、教養
■著者/関裕二
■出版社/新潮社
■税込価格/483円
■サイズ/246P 16cm

『古事記』には謎が多い。勅命で編纂された歴史書でありながら記述が途中で終わり、200年もの空白があること。又、同時期の『日本書紀』と全く反対の外交姿勢をとっていること。さらに矛盾に満ちた序文の存在。黙殺された謎の数々を解き明かす中で浮かび上がる「秦氏」と「播磨」の重要性、そして最大のタブー“天皇の正体”とは―。
史学界が『古事記』偽書説を笑殺するのは何故か?秦河勝は祟っていた・・・?平安時代に権力者は何度も入れ替わった理由とは?など、『古事記』の謎を紐解く。

眠れないほど面白い『古事記』

■出版年月/2013年1月
■ジャンル/雑学、文庫
■著者/由良弥生
■出版社/三笠書房
■税込価格/630円
■サイズ/358P 15cm

陰謀と戦い、禁断の恋、嫉妬燃えさかる愛憎劇…日本最古の歴史的名著『古事記』を大胆かつ鮮やかに再現。スリリングでロマンチックな日本神話を読み解く。

別冊太陽 古事記

■出版年月/2012年2月
■ジャンル/古事記、教養、古代史
■監修/千田稔
■出版社/平凡社
■税込価格/2,520円
■サイズ/167P 29cm

☆★古事記出版大賞受賞作品★☆
八岐大蛇(ヤマタノオロチ)や因幡素兎(イナバノシロウサギ)などのお伽噺で広く知られている『古事記』。古代の人々がつくった世界をイメージたっぷりの写真と平易な解説で紹介する入門書。『古事記』誕生1300年記念出版。 読み応え抜群です。

マンガ遊説 日本を読もう わかる古事記

■出版年月/2012年6月
■ジャンル/哲学、宗教、歴史、地理
■著者/村上ナッツ、つだゆみ
■出版社/西日本出版社
■税込価格/1,470円
■サイズ/四六版

☆★古事記出版大賞・太安万侶賞受賞作品★☆
漫画家であるつだゆみさんのイラストと、劇作家の村上ナッツさんの文章で、古事記全編を分かりやすく読み解く。古事記の入門書にどうぞ。

古地図・彩色絵はがきから眺める 百人一首今昔散歩

■出版年月/2012年12月
■ジャンル/雑学、文庫
■著者/原島広至
■出版社/中経出版
■税込価格/900円
■サイズ/349P 15cm

百人一首に詠まれた土地の古地図や古絵はがき・古写真と現在の様子を比較しつつ解説。観光や空想旅行をする際にとっても便利!トリビア満載なので、百人一首を覚えるときにも役立つ、カラーが嬉しい文庫本が登場です。

地図とあらすじで歩く『古事記』

■出版年月/2012年10月
■ジャンル/文庫、雑学
■著者/古川順弘
■出版社/新人物往来社
■税込価格/800円
■サイズ/219P 15cm

奈良の歴代天皇関連の伝承地及び史蹟、ほか淡路島、高千穂・日向地域と出雲地域の神話伝承地、神武天皇の東征ルートをこの一冊で征する!神話時代・神武天皇から推古天皇までの物語が、肖像画や絵巻、史蹟などとともにわかりやすく紹介されている。カラー写真と地図でたどるガイドブックとしても最適。

ぼおるぺん古事記 2  地の巻

■出版年月/2012年9月
■ジャンル/コミック、古代史
■著者/こうの史代
■出版社/平凡社
■税込価格/1,050円
■サイズ/123P 21cm

古事記を「絵」で読み解く大好評コミックス第2巻!因幡の白兎、根の国訪問、妻問い、国譲りなどオオクニヌシが活躍する8話を収録。
漫画とあなどるなかれ、吹き出し内が全て古語で表現されており、物語の雰囲気を忠実に再現されている。(※欄外に現代語訳あり)古事記を楽しむならコレ!

心ときめく万葉の恋歌

■出版年月/2012年9月
■ジャンル/文芸、古典
■著者/上野誠
■文/上野誠、書/中嶋玉華
■出版社/二玄社
■税込価格/1,680円
■サイズ/158P 19cm

『万葉集』から恋の歌35首を紹介。流麗にして典雅な書の一字一字をたどってゆけば、三十一文字に盛り込まれた恋の心がよみがえる。いにしえの「歌」と現代の「書」の味わい深いコラボレーション!万葉の恋歌の妙味を、ときにユーモアをまじえ、現代の感覚に重ねて、やさしくときあかす。料紙・短冊などの美しい素材もオールカラーで味わえる逸品。

万葉の秀歌

■出版年月/2012年7月
■ジャンル/文庫、教養
■著者/中西進
■出版社/筑摩書房
■税込価格/1,680円
■サイズ/542P 15cm

宮廷の貴族が、秘めた愛や篤き友情を詠み交わした「相聞歌」。
防人が異国の地で望郷の想いをうたった「防人歌」。
農民が戯れに紡いだユーモアあふれる「東歌」-。
古えの日本の心を豊かに伝えてきた『万葉集』全4500余首より珠玉の252首をセレクトして紹介。万葉研究の第一人者・中西進氏があらゆる地域、階層の万葉人の心に寄り添い、歌に隠された数々のドラマ・四季折々の日本の風景に想いを馳せながら、丁寧に味わい、深く読み解いていく。額田王、天武天皇、持統天皇などの有名どころも押さえられているので入りやすく、読みやすい。
全20巻ある「万葉集」を順に追って辿り、それぞれの巻の歴史的背景や、用語などの基礎知識を学びつつ鑑賞できる『万葉集』解説の決定版。

週刊 日本の世界遺産 2012年9月2日号

■出版年月/2012年8月
■発売日/2012年8月23日
■ジャンル/情報誌、世界遺産
■出版社/朝日新聞出版
■税込価格/580円
■サイズ/A4版変型・オールカラー36頁

古都・奈良特集第二弾登場。テーマは「復元・修理で蘇る八世紀の都」。
奈良の文化財として平城宮、薬師寺、唐招提寺をピックアップ。又、「解体修理が東塔の謎を解く?」「唐招提寺金堂の三尊はいつ頃つくられたのか」など、他にも好奇心くすぐられる見出しが並ぶ。「平城宮東院庭園にみる奈良時代の造園法」など少々変わった視点の特集も面白い。

日本書紀の虚構と史実

■出版年月/2012年8月
■ジャンル/教養、新書、歴史
■著者/遠山美都男
■出版社/洋泉社
■税込価格/935円
■サイズ/251P 18cm

『日本書記』は神代から持統帝までの朝廷を中心とした、神話・伝説を記述する日本古代史の歴史書である。だが、ご存じだろうか?現存する最古の歴史書『古事記』が、やまと言葉を重んじて国内向けに編纂されたのに対し、『日本書記』は本格的な漢文で書かれたという事実を。
なぜこのような違いが生まれたのか。理由は『日本書紀』の読者が先進国・中国をターゲットにして記述された事にあった!
果たして『日本書紀』はどこまで信用出来るのか?編纂者による歴史改竄の意図をあぶり出す。

これならわかる!『古事記』 現存する世界最古の国家・日本の成り立ちを知る!!

■出版年月/2012年8月
■ジャンル/古典
■監修/竹田恒泰
■出版社/学研パブリッシング
■税込価格/880円
■サイズ/143P 26cm

古事記には「日本とは」「日本人とは」そして「天皇とは」についてが書かれている。
本書の監修は旧皇族・竹田家に生まれ、明治天皇の玄孫にあたる竹田恒泰氏。
マンガや写真、イラストなどで古事記をわかりやすく解説する。

本当は怖い「古事記」 日本人が知らない闇の日本神話

■出版年月/2012年8月
■ジャンル/古典
■著者/古銀剛
■出版社/学研パブリッシング
■税込価格/1,680円
■サイズ/245P 19cm

因幡の「シロウサギ」は、なぜ「白兎」ではなく「素兎」なのか?
「国譲り」神話、じつは「国盗られ」神話だった?
なぜ、ヤマトタケルは残虐な殺し方をしたのか?
古事記下巻で天皇家の醜聞が延々と記される理由とは?
日本最古の書物『古事記』には知られざる恐ろしい神話が数多く記されていた!魑魅魍魎がうごめく残忍で恐ろしい裏の神話、グロテスクな闇にせまる。

世界に誇る『古事記』今昔散歩

■出版年月/2012年8月
■ジャンル/文庫、雑学
■著者/アフロ
■出版社/中経出版
■税込価格/690円
■サイズ/223P 15cm

個性豊かな神々が活躍する名場面のあらすじや、「古事記」ゆかりの神社、作中に登場する主な神々や人物などを、フォトエージェンシーであるアフロの迫力あるカラー写真と青木繁・月岡芳年ら画家の絵画でわかりやすく解説しています。
時間と空間を越えて、神話の世界が体感できますよ!

地図で読む『古事記』『日本書紀』

■出版年月/2011年5月
■ジャンル/雑学、文庫
■著者/武光誠
■出版社/PHP研究所
■税込価格/620円
■サイズ/233P 15cm

あまたの神々が登場する神代の物語には、各地方の勢力争いの歴史が反映されていた・・・!?
「纏向(まきむく)遺跡は本当に邪馬台国なのか?」「神功皇后の新羅遠征は創作?」「継体天皇は新王朝をひらいたのか?」など、いまだ結論が出ていない謎を東アジアの歴史も交えつつ、最新考古学の発見と文献を駆使して解説する。
『記紀』をより深く知りたい方は是非!

古事記 いのちと勇気の湧く神話

■出版年月/2012年7月
■ジャンル/教養、新書
■著者/大塚ひかり
■出版社/中央公論新社
■税込価格/861円
■サイズ/259P 18cm

日本人の初心にかえり、神話の底力を体感する。
読者を癒し、生きる力を与えてくれる古事記。本書は著者が古典エッセイストという独自の着眼によって、最古の文学に日本の原点を見出すものだ。『古事記』を日本人が還るべき「実用書」と捉えた、10倍楽しくなるガイド登場。

とんでもなく面白い『古事記』

■出版年月/2012年7月
■ジャンル/文庫、雑学
■監修/斎藤英喜
■出版社/PHP研究所
■税込価格/620円
■サイズ/253P 15cm

『古事記』は冒険と色気にあふれた一大スペクタクル!『古事記』にはトンデモ事件が満載だった!?平易で明るい解説とツッコミで『古事記』を楽しむ。

芸術新潮 2012年6月号

■出版年月/2012年5月
■発売日/2012年5月25日
■ジャンル/芸術・美術
■出版社/新潮社
■税込価格/1,600円

創刊750号記念になる今回は古事記特集!
「万葉挽歌のこころ 夢と死の古代学」、「よしのよく見よ 」などの著書で知られる奈良大学文学部教授、上野誠さんも各特集に登場します。
お見逃し無く!

奈良 近代文学の風景

■出版年月/2012年4月
■ジャンル/文芸評論
■著者/林貞行
■出版社/青垣出版
■税込価格/1,575円
■サイズ/291P 19cm

奈良・大和路に近代文学の舞台を訪ね、「心の風景」を探る。
奈良を舞台にした文学作品の多さに圧倒されるのは勿論、正岡子規、和辻哲郎、井上靖、立原正秋、森鴎外・・・など、名立たる文人がずらりと並んでいることにも驚かされる。少しでも気になった方、一読の価値ありです。
なお、著者は奈良新聞社で取締役編集局長などを歴任後、奈良日日新聞社で編集部長を務める林貞行氏。

奈良時代MAP 平城京編

■出版年月/2007年5月
■ジャンル/地図・ガイド
■出版社/光村推古書院
■税込価格/ 1,890円
■サイズ/71P 26cm

奈良平城京の謎に迫る!時代MAPシリーズ第5弾。
『奈良まほろばソムリエ検定』の奈良商工会議所推薦の本。
価値ある観光資源『歴史』の素晴らしさを教えてくれます。

仏像の表情 入江泰吉写真集

■出版年月/2011年8月
■ジャンル/写真集
■著者/入江泰吉
■監修/入江泰吉記念奈良市写真美術館
■出版社/ 新人物往来社
■税込価格/3,150円
■サイズ/183P 21cm

昭和39年に人物往来社から刊行され、陰影の美を求めた写真家・入江泰吉不朽の名作とよばれた「佛像の表情 入江泰吉写真集」の一部写真の並びを再構成し、表記の誤りなどを修正したもの。いまでは撮ることができない「迫力」の構図におさめられた至高の仏像写真集である。このたび47年ぶりに完全復刻された。

奈良甲冑師の研究

■出版年月/2011年9月
■ジャンル/歴史
■著者/宮崎隆旨
■出版社/吉川
■税込価格/31,500円

甲冑の実態を徹底検証した初めて成る画期的大著。
甲冑は本書抜きには語れない!

刀と真剣勝負 日本刀の虚実

■出版年月/2005年10月
■ジャンル/教養
■著者/渡辺誠
■出版社/ベストセラーズ
■税込価格/ 882円
■サイズ/247P 18cm

日本刀の強さが先人たちのいかなる知恵から創造されたのか、製作に用いる原料の秘密にまで立ち入って探るとともに、試し斬り、居合といった、今も真剣を使用する武道に言及し、歴史の上にその実用性がどのような姿で発現したかを検証。さらに、おのれの死生を一剣に託して乱世を生きた、「剣豪」と世にいわれる男たちの佩刀にまつわる伝説、その作者を紹介。奥深き日本刀の世界に親しむ格好の入門書。

極・飛鳥 ニッポンの故郷にご利益あり

■出版年月/2011年9月
■ジャンル/ガイド
■編集/株式会社カクタス・株式会社エヌ・アイ・プランニング
■出版社/橿原・高市広域行政事務組合
■税込価格/ 980円
■サイズ/ 97P 30cm

橿原市・高取町・明日香村が、奈良のタウン誌パープルと西日本出版社と強力タッグを組んで発刊した初めての飛鳥ガイド。
日本に仏教が伝来し、仏像が入ってきたのが奈良の飛鳥。その日本の原点である飛鳥のすべてをA4判のワイドカラーで案内する、タイトル通り、飛鳥を極めた贅沢な一冊。
ご利益のある神社仏閣から、神話の舞台、偉人ゆかりの地、飛鳥を味わう厳選グルメ、そして体験スポットまで、飛鳥ファン待望のガイド本です。
切り離して使える飛鳥の地図本がとじ込み付録に!

万葉仮名でよむ『万葉集』

■出版年月/ 2011年1月
■ジャンル/教養
■著者/石川九楊
■出版社/岩波書店
■税込価格/2,730円
■サイズ/207P 20cm

万葉仮名について深く分析した本書、3月13日(日)の毎日新聞の書評で紹介されていた。 著者は、漢字ばかりの万葉集を眺めていると、万葉仮名と呼ばれる漢字が、単に『音』を表すだけではなく、そこには字面に込められた意味があるのではと詮索したくなるとある。書字の変容に、日本語を造り出そうとする工夫と実験を読む。独自の日本語創世記。

新日本古典文学大系1 万葉集 1

■出版年月/1999年5月
■ジャンル/歴史
■著者/佐竹昭広[他編集委員]
■出版社/岩波書店
■税込価格/5,250円

天皇も歌い、兵士も歌った、日本の歌の夜明け。万葉集が編まれてから千余年、この歌集は絶えず人々の心を捕えてやまなかった。その魅力と謎の解明に生涯をかけた先人たちの足跡をたどり、研究の歴史に未知の地平を拓く注釈の光を受けて、万葉集はいま我々の前に新たな相貌を現わす。本分冊には巻1~5を収めた。

日本書紀 1

■出版年月/1994年9月
■ジャンル/古代史
■著者/坂本太郎
■出版社/岩波書店
■税込価格/1,155円
■サイズ/528P 15cm

神代から持統天皇まで、朝廷に伝わった神話・伝説・記録などを記述し、養老四(七二〇)年に完成した、我が国最古の正史『日本書紀』。今回、定評のある「日本古典文学大系」版を文庫化(1巻~5巻)した。

食の万葉集 古代の食生活を科学する

■出版年月/1998年12月
■ジャンル/文化
■著者/広野卓
■出版社/中央公論社
■税込価格/819円
■サイズ/278P 18cm

日本最古の国民歌集である万葉集は、食文化を語る資料として不可欠の書である。またこれを裏付ける文献や木簡を始めとする考古資料も多数発見されている。しかし国際化の中で海外の食品が氾濫する今日、日本独自の食生活は忘れられている。恵まれた食環境にあった万葉集とその時代に関連する資料から食に関わる動植物などの記録を検索、日本人の食に対する思いと原風景を科学的に検証。万葉びとが浸った豊かで多彩な食の情景を描く。

万葉集にみる酒の文化 酒・鳥獣・魚介

■出版年月/ 1993年9月
■ジャンル/文化
■著者/一島英治
■出版社/裳華房
■税込価格/1,365円
■サイズ/173P 19cm

酒あるいは鳥獣、魚介をよみ込んだ歌を中心にし、それに関わる歴史的な探索や自然科学の目でみたことがらを散歩道の項としてまとめたものです。

万葉集にみる食の文化 五穀・菜・塩

■出版年月/1993年9月
■ジャンル/文化
■著者/一島英治
■出版社/裳華房
■税込価格/ 1,365円
■サイズ/166P 19cm

万葉集の中の食に関わる歌を縦糸に、そして、万葉集にとりあげられた食の素材、あるいは食の文化,それも科学の目でみたものを横糸として、布を織るようにしてまとめました。食あるいはその素材をよみ込んだ歌を中心に、歴史的な探索や自然科学の目でみた事柄を解説しています。

新・古代史検証日本国の誕生 4<br>
飛鳥の覇者 推古朝と斉明朝の時代

■出版年月/2011年4月
■ジャンル/歴史
■著者/千田稔
■出版社/文英堂
■税込価格/1,995円
■サイズ/303P 21cm

著者は奈良県立図書情報館館長の千田稔氏。斉明天皇陵の牽牛子塚古墳、大田皇女の越塚御門古墳、飛鳥京苑池、飛鳥寺西方遺跡の新発見を満載。小澤毅氏、里中満智子氏との鼎談も掲載。

万葉集探訪

■出版年月/2011年5月
■ジャンル/歴史
■著者/西宮正泰
■出版社/文芸社
■税込価格/1,365円
■サイズ/208P 19cm


図解古事記と日本書紀 知識ゼロでもわかる記紀のあらすじ

■出版年月/2011年4月
■ジャンル/古代史
■著者/森村宗冬
■出版社/新人物往来社
■税込価格/1,000円
■サイズ/219P 18cm

日本古代史で人気がある古事記、日本書紀。古代史入門者向けに、それぞれのあらすじを、見開きに図解を多様して易しく紹介する。

古代史はどうして謎めくのか<br>
『日本書紀』に仕組まれた謎を解く73のヒント

■出版年月/2011年4月
■ジャンル/古代史
■著者/関裕二
■出版社/新人物往来社
■税込価格/700円
■サイズ/303P 15cm

これまで『日本書紀』は、編纂を命じた天武天皇にとって都合のいい歴史書とされてきた。だが、この思い込みが、古代史の謎をさらに深くしてしまったのではなかろうか。実は、この書が天武天皇没後の政権にとって都合のいい歴史書だったと考えることで、古代史のさまざまな謎が解けてくる。
正史『日本書紀』が隠し通した“史実”と仕組まれた“謎”―通説を根底から覆す大胆な仮説と推理で、古代史がますます面白くなる。

『古事記』神話の謎を解く

■出版年月/2011年2月
■ジャンル/古代史
■著者/西條勉
■出版社/中央公論新社
■税込価格/840円
■サイズ/227P 18cm

『古事記』の神話は、古来のものをそまま採録したのではなく、新しく誕生した国家=「日本」の要請が作り出した新たな神話である。イザナキ・イザナミ神話は男尊女卑か?イナバのシロウサギは白色なのか?浦島太郎が玉手箱を開けなかったらどうなったか?古くからの神話が解体・編成されて誕生した『古事記』神話を解読する。

NHK日めくり万葉集 vol.14

■出版年月/2011年4月
■ジャンル/古文テキスト
■出版社/講談社
■税込価格/690円
■サイズ/95P 26cm

毎回五分の新シリーズが教育テレビで放送開始(月~金曜日 午前10:25~10:30)。一日一首、個性溢れる選者が開く万葉集への扉を開いてみると・・・。
選者の歌への思い、コラム、連載・特集記事、グラビアなど充実した内容となっている。
5月号の特集は万葉時代の華やかな服飾文化。

万葉集入門    別冊太陽<br>
日本のこころー180

■出版年月/2011年4月
■ジャンル/歴史・ガイド
■写真/井上博道
■出版社/平凡社
■税込価格/ 2,625円
■サイズ/175P 29cm

約4500首の中から100首を厳選し、美しい写真とともに構成。歌と草花、万葉のふるさと逍遙、登場する歌人などを解説。なかでも写真は秀逸。四季折々の草花の可憐さ、風景の美しさに、時を忘れて眺めてしまうにちがいない。

よみがえる万葉大和路

■出版年月/2010年3月
■ジャンル/歴史・ガイド
■著者/中西進
■写真/井上博道
■出版社/ランダムハウス講談社
■税込価格/2,625円
■サイズ/159P 26cm

著者は奈良県立万葉文化館館長の中西進氏。誰もが知っている大和路だけではなく、人目につかないようにひっそりとたたずむ万葉の隠れ里も紹介する。長年の研究から分析された歌と風土にまつわる薀蓄は流石である。
昨年、平城遷都1300年を記念して出版された本。写真はため息がでるほど素晴らしい。撮ったのは故司馬遼太郎と深い親交のあった写真家の井上博道氏。納得の一冊である。店頭の在庫は、郡山店、奈良ビブレ店、奈良三条店に残りわずか。お買い求めはお早めに!

口語訳古事記 神代篇

■出版年月/2006年12月
■ジャンル/古代史
■著者/三浦佑之
■出版社/文藝春秋
■税込価格/630円
■サイズ/313P 16cm

記紀ブームの先駆けとなった三浦版古事記が文庫に登場。語り部による親しみやすい口語体の決定版現代語訳で、おおらかな神々の物語をお楽しみ下さい。古事記研究の最前線に立った詳細な注釈や、時代背景を浮き彫りにする解説、神々の系図などを合わせて読めば、古代人の心とじかに向き合えます。人代篇(720円)も好評発売中!

万葉集

■出版年月/2001年11月
■ジャンル/古文
■出版社/角川書店
■税込価格/620円
■サイズ/254P 15cm

わが国最古の歌集「万葉集」に興味を持ち始めたビギナーズに最適の本。約4500首もある中から古来より特に親しまれている約140首を選び丁寧に解説。文庫本なので持ち運びも簡単で、ふと読みたいときに便利な一冊。原文も現代語訳も総ルビ付きで、朗読にも最適です。

万葉集 全訳注 原文付 1

■出版年月/1978年
■ジャンル/古文
■著者/中西進
■出版社/講談社
■税込価格/680円
■サイズ/426P 15cm

『万葉集』は日本人の心の古典であり、貴族から庶民に至る各階層が、見事に謳いあげた、世界に比類なき民俗詩の金字塔である。いま、その万葉を、原典との照応が一目理解できるよう、原文、読み下し文、全訳、語注をそろえ、万葉学の第一人者である中西進博士がその薀蓄を傾けて贈る。全4巻別巻1巻。
奈良では記紀・万葉プロジェクトが始まった。1300年の時を越えて、今なお私達の心に響く歌に古代のロマンを感じてほしい。

古事記 現代語訳付き

■出版年月/2009年9月
■ジャンル/古代史
■著者/中村啓信
■出版社/角川学芸出版
■税込価格/1,180円
■サイズ/607P 15cm

八世紀初頭、大和朝廷が編纂した天地創成から推古天皇に至る迄の、神の系譜を引く天皇家の王権の由来書。以後の物語文学へと繋がる貴重な書としても、より原本に近い厳密な史料研究の成果を惜しみなく盛り込んだ本。

大和の美と風土 街道をあるく

■出版年月/2011年1月
■ジャンル/紀行・ガイド
■著者/高橋隆博
■出版社/関西大学出版部
■税込価格/2,205円
■サイズ/385P 20cm

日本の原風景が残る奈良・大和路を実際に歩いた大学教授の筆者が、古道をめぐり、み仏と神々たちの知られざる歴史と謎を解き、街道を行きすぎた人たちの心模様にせまる。よく知られた山の辺の道から柳生街道、南山城、長谷や室生、飛鳥、多武峰、當麻、葛城、郡山、矢田丘陵、信貴山等々、大和の全域を網羅。古道歩きには是非お供に!

僧力結集 奈良のお坊様に会いに行こう!

■出版年月/2011年4月
■ジャンル/教養・文化
■著者/大和 真奈
■出版社/京阪奈情報教育
■税込価格/1,365円

日本の伝統文化を継承し、今を生きる奈良の僧侶20名にインタビュー。歴史の話から、現代社会の問題から、学問仏教を通して伝えたい心を1冊にまとめた本。著者は生駒市のフリーライター大和真奈さん。毎日新聞(4月12日付け)でも取り上げられた。以下は毎日新聞より抜粋・・・《大和さんは約3年前、薬師寺(奈良市)で山田法胤管主の法話を聞いてその面白さに驚いた。宗教を過剰に意識することなく、気軽に法話を楽しんでもらいたいと、奈良の僧の法話をまとめて本にすることを思いついた。・・・「奈良の僧たちは宗派が違っても互いに仲が良く、認め合っている。その共生の心も伝えられたらうれしい」と話す。》

映像で見る奈良まつり歳時記

■出版年月/2011年4月
■ジャンル/文化
■著者/武藤康弘
■出版社/ナカニシヤ出版
■税込価格/2,625円
■サイズ/145P 22cm

県内に伝わる祭礼を映像付きで解説した本。著者は奈良女子大学で、文化人類学・民俗学・民族考古学を専門として教える武藤康弘准教授。平成11年から県内の祭礼を巡り、自身でビデオカメラで撮影した264本の中から、国指定重要無形民族文化財を含む貴重な33の祭礼を選んでDVD(90分)に収録。
正月・春・夏・秋に分けて祭りの見どころ、歴史、道具、関連行事などを解説。映像と合わせて臨場感も伝わり、充実した内容となっている。

天の二上と太子の水辺

■出版年月/2011年1月
■ジャンル/歴史
■著者/上島秀友
■出版社/学生社
■税込価格/2,940円
■サイズ/302P 20cm

香芝市二上山博物館の建設事業にも携わり、二上山の姿を長年眺め続けてきてその想いは格別という地元、香芝市議会事務局長でもある著者。二上山といえば大津皇子の墓のことが強調されがちだが、二上山が「天の二上」とされ、山の水が神聖視されてきたことや、それが中臣氏によって奏上された「中臣寿詞(よごと)」に起源があり、さらに春日大社、若宮神社の祭神との関係にまで言及している。

蔵王権現入門

■出版年月/2010年9月
■ジャンル/歴史
■著者/金峯山寺
■出版社/総本山金峯山寺
■税込価格/1,575円
■サイズ/190P 21cm

神仏習合や修験道への関心が高まる中、金峯山寺の金剛蔵王権現立像(重文)が昨年の平城遷都1300年を記念して長期開帳されたのに合わせて、金峯山寺がまとめた蔵王権現信仰についての手引書。
例えば、蔵王権現は過去・現在・未来の三世にわたって人々を救うことや、すさまじい怒りの形相の根底には「恕」というゆるす心があることなど、基本的な質問に答える形式で分かりやすくまとめている。

仏像に恋して

■出版年月/2010年12月
■ジャンル/教養
■著者/真船きょうこ
■出版社/新人物往来社
■税込価格/1,100円
■サイズ/173P 22cm

学生時代を京都で過ごしたことがきっかけとなって、仏像に興味を持ち始めた作者が、仏像について解説したコミックエッセイ。仏像だけではなく、その背景となった歴史についてもわかりやすく説明されている。京都の東寺から始まり、奈良、尾道、鎌倉、東京、平泉、静岡・・・・・・・そしてタイへ!
笑いあり、ちょっぴり涙ありの拝観女子旅のオススメ本です。

隠れた仏たち

■出版年月/2010年3月
■ジャンル/芸術・美術
■写真/井上博道
■出版社/ピエ
■税込価格/2,940円
■サイズ/272P 21cm×13cm

1300年祭で賑わった昨年の奈良だが、奈良には興福寺の阿修羅像のようなスターではない、無名のまま山村のお寺にひっそりと存在する仏像がたくさんある。
写真家・井上博道が出合った奈良や京都、大阪など近畿地方を中心とする45のお寺の仏像100体を紹介した「隠れた仏」の100選。名品本位ではない、地方の民衆と結びついた素朴な仏像の姿が胸を打つ。新聞社時代からの朋友である故・司馬遼太郎氏による前書きを収録。1981年に発行された『隠れた仏たち』の、持ち運びやすいサイズとなっての復刊である。 産経新聞(1/15付け)でも紹介されたが、今年はこの本を片手にゆったりと静かにこれらのお寺を訪問するのもよかろう。

きょうの奈良

■出版年月/2011年1月
■ジャンル/地図・ガイド
■著者/小野久仁子
■監修/吉岡幸雄
■出版社/紫紅社
■税込価格/ 1,365円
■サイズ/366P 19cm

神社仏閣の秘宝秘仏から祭事、季節の花便りや、旬のおいしい食べ物まで、奈良の魅力を1月から順に詳しく日歴で紹介。はてしなく奥行きのある国『奈良』を堪能できる1冊。
本の大きさも手ごろで、バッグに収まりやすく持ちやすいのは旅人には嬉しい。

古代史がわかる『万葉集』の読み方

■出版年月/2011年1月
■ジャンル/歴史
■著者/松尾光/編
■出版社/新人物往来社
■税込価格/700円
■サイズ/254P 15cm

7世紀後半から8世紀後半にかけて編まれた、わが国最古の和歌集である万葉集。 次々におこる天皇・皇族をめぐる政治的事件や官人の出世事情から、古代の人々の恋愛事情、食事や薬、占いの方法、ことわざ・格言に言葉の発音等々まで、“喜怒哀楽”が率直に表わされた万葉歌とその歌の背景から様々な謎を明らかにしてゆく。
「古代」という時代を身近に感じることができる一冊。

あかい奈良 vol.50

■出版年月/2010年12月
■ジャンル/地図
■出版社/青垣出版
■税込価格/500円
■サイズ/46P 29cm

1998年の創刊以来、年に4回発行され、今回で節目の50号を迎える奈良の情報誌。商業主義に走らず、「ほんとうによいと思うもの、知ってほしい情報」を取り上げたいとの思いが伝わり、毎回上質の奈良を届けてくれる。今回の特集は「残していきたい奈良、伝えていきたい奈良」で、インタビューは宗教学者の山折哲雄氏。平城遷都1300年祭で盛り上がった奈良を、本書からもう一度見つめ直してほしい。

結び会(むすびえ) もうひとつの奈良観光

■出版年月/2010年11月
■ジャンル/教養
■著者/奈良元気もんプロジェクト
■出版社/ビレッジプレス
■税込価格/1,575円
■サイズ/224P 21cm

NPO法人『奈良元気もんプロジェクト』が取材・編集した奈良の地域おこしを応援する本。
【景観・町並・街道】【飲食・食材・宿泊】【自然・農業・林業】【歴史・伝統・文化】に分類し、地元にこだわる場所や団体、お店、人など厳選された50を紹介。あなたの知らない奈良を新たに発見してください。

奇蹟の正倉院宝物

■出版年月/2010年10月
■ジャンル/歴史
■著者/米田雄介
■出版社/角川学芸出版
■税込価格/1,680円
■サイズ/213P 19cm

シルクロード沿線の国や地域から伝わった文物を、素材に遡り見ていくことで正倉院宝物の成立と日本文化との関わりを探る。

聖武天皇 責めはわれ一人にあり

■出版年月/2010年10月
■ジャンル/日本史
■著者/森本公誠
■出版社/講談社
■税込価格/2,730円
■サイズ/446P 20cm

律令国家草創期・・・それは相次ぐ政変と兵乱、天災や疫病に悩まされた困難な時代であった。苦悩する天皇の実像に、歴史家として真摯に資料と向き合い、東大寺の住職として人間への洞察を深めてきた著者が迫る。

図説古代日本のルーツに迫る!聖徳太子

■出版年月/2010年9月
■ジャンル/歴史
■著者/千田稔
■出版社/青春出版社
■税込価格/1,187円
■サイズ/203P 18cm

仏教興隆・遣隋使派遣・冠位十二階・憲法十七条…聖徳太子が目指した理想の国づくりとは―奈良県立図書情報館館長の千田稔氏が、「和の国」の成り立ちを解く。

別冊太陽 東大寺

■出版年月/2010年9月
■ジャンル/歴史・趣味
■監修/西山 厚
■出版社/平凡社
■税込価格/2,415円
■サイズ/160P 29Cm

聖武天皇と光明皇后によって造営された華厳宗の総本山、東大寺。反乱・天災・飢饉・疫病に悩まされた混乱の時代に、世界を遍く照らし、光り輝く大仏を造るに至った歴史的背景と文化に迫る1冊。写真はどれもため息がでるほど美しく、歴史的価値のある資料も豊富に掲載。
監修は、生きた言葉で、時折ユーモアを交えながらわかりやすく語る講演活動で定評のある、奈良国立博物館学芸部長の西山厚氏。

宮大工と歩く奈良の古寺

■出版年月/2010年7月
■ジャンル/教養
■著者/小川三夫
■出版社/文藝春秋
■税込価格/950円
■サイズ/254P 18cm

日本を代表する宮大工、鵤工舎の小川棟梁が、奈良の古寺の見所をわかりやすく解説。千三百年前の人々は、ろくな道具もない中で、どんな工夫・苦労を重ね、寺を建てたのか?どこを見れば、それがわかるのか。造る人だからこそ語れる、画期的ガイド。

迷いを去る百八の智慧

■出版年月/2009年11月
■ジャンル/教養
■著者/山田法胤
■出版社/講談社
■税込価格/1,500円
■サイズ/279P 19cm

2009年8月に薬師寺管主に就任された著者の、新たなる道を歩む決意を示すひとつとして書かれた本書。仏教だけではなく、万葉集から「いろはにほへと」まで、ユーモアを交えながらわかりやすい語り口で書かれていて、内容は深く、特に奈良県民にはオススメ!
豊かな人生を歩むための指南書でもある。

NARASIA 東アジア共同体? 平城遷都1300年記念出版 いまナラ本
平城遷都1300年記念出版

■出版年月/2010年6月
■ジャンル/人文
■監修/松岡正剛
■出版社/丸善
■税込価格/3,150 円
■サイズ/685P 21cm

平城遷都1300年記念出版物第2弾。奈良県知事や奈良市長も含む総勢40名の豪華執筆陣による提言集。図版も豊富なオールカラーで、奈良市長オススメの1冊である。

誰も知らない東大寺

■出版年月/2006年11月
■ジャンル/人文
■著者/筒井寛秀
■出版社/小学館
■税込価格/1,890円
■サイズ/255P 20cm

80余年間、東大寺とともに歩んできた筒井さんの人生を縦軸に、東大寺の生き字引と言われる筒井さんが語る東大寺の歴史的な裏話や筒井さんだけが知っている東大寺の案内を横軸に構成されている。祖父から3代にわたって別当を務めた筒井さんによる案内は、語りかけるような文体で読みやすく、今までのガイドブックにない深みを持った1冊となった。

平城京がよくわかる本

■出版年月/2010年7月
■ジャンル/歴史
■編集/歴史雑学研究会
■出版社/リイド社
■税込価格/ 600円
■サイズ/255P 15cm

平城京の始まりから、主な寺社や天平文化、平城京でのくらしや政治経済などなど、わかりやすく簡単に紹介、解説。

古代の都 2  平城京の時代

■出版年月/2010年7月
■ジャンル/日本古代史
■編集/田辺征夫/編 佐藤信/編
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,940円
■サイズ/288,5P 20cm

国際色豊かな天平文化が花開いた平城京。研究成果から、立ち並ぶ寺院、貴族や庶民の生活など、古都の原像とその時代を描く。

新・古代史検証日本国の誕生 1

■出版年月/2010年4月
■ジャンル/日本古代史
■著者/石野博信
■出版社/文英堂
■税込価格/1,995円
■サイズ/287P 21cm

日本国誕生のスタートとなった弥生社会・邪馬台国への道を新発見の遺跡・遺物から検証する。

新・古代史検証日本国の誕生 5

■出版年月/2010年6月
■ジャンル/日本古代史
■著者/上田正昭
■監修/上田正昭
■出版社/文英堂
■税込価格/ 1,995円
■サイズ/271P 21cm

「日本」国号・「天皇」称号・「白鳳文化」…日本の国と文化は、7世紀後半の天武・持統朝期に確立したことを検証する。

平城京遊行 古代史の光と影を追う

■出版年月/2010年4月
■ジャンル/日本史
■著者/武光誠
■出版社/TAC株式会社出版事業部
■税込価格/1,470円
■サイズ/157P 21cm

いにしえの都に創建された神社仏閣を探訪。歴史文化の深層に通暁した著者ならではの読み解きが、古代史の謎究明の道筋を照らし出す。

飛鳥・大和・奈良 古代史の謎を巡る旅

■出版年月/2010年4月
■ジャンル/日本古代史
■編集/インフォペディア
■出版社/光文社
■税込価格/700円
■サイズ/225P 16cm

纏向遺跡は邪馬台国論争に決着をつけるのか?飛鳥に点在する巨石群は何を意味しているのか?幻の葛城王朝は実在したのか?歴代の天皇は何を恐れて遷都を繰り返したのか?逆臣・蘇我一族は本当に極悪人だったのか?古都・奈良とその周辺の遺跡や寺社を巡りながら、古代史の謎を徹底解説。旅がもっと面白くなる歴史雑学満載。

日本の文化構造

■出版年月/2010年3月
■ジャンル/文化・民俗
■著者/中西進
■出版社/岩波書店
■税込価格/3,780円
■サイズ/360P 20cm

日本列島に展開する複数の文化的拠点はどのような文化構造をつくり出したのか。日本人の想像力が表現としてのかたちを整えるにあたり生み出された様式とはなにか。自然のリズムはいかにして独自の文化システムへと発展したのか―。三つの柱を軸に、日本文化全体の構造分析を果敢に続けてきた、著者の積年の考究を集成する。

女性天皇

■出版年月/2004年10月
■ジャンル/歴史
■著者/滝浪貞子
■出版社/集英社
■税込価格/714円
■サイズ/237P 18cm

皇位継承の変遷から見た、新たな古代日本史。飛鳥朝から奈良朝にかけて登場した六人の女帝に光を当てながら、古代王権の知られざる相貌を浮き彫りにした刺激的な論考。
現在の皇位継承をめぐる議論にも、示唆的な内容を含んでいる。

教科書が教えてくれない「奈良」歴史の謎

■出版年月/2010年6月
■ジャンル/教養
■著者/武光誠
■出版社/ベストセラーズ
■税込価格/860円

日本文化のふるさと、大和。古代奈良については、まだ未解明な部分が多い。邪馬台国はどこにあるのか?聖徳太子の伝説に満ちた生涯とは?改革劇「大化改新」の歴史的意味は?・・・など
現在の日本文化は、間違いなく奈良時代の貴族文化の流れを受けている。また、この時代に起こった数々の歴史的エピソードは、その後の日本国家の形成に大きな影響をもった。本書では、古代史研究の第一人者である武光誠氏が、歴史の流れを丁寧にたどりつつ、奈良時代の全容を新たな筆で描き出す。

奈良時代一周

■出版年月/2010年6月
■ジャンル/教養
■著者/来村多加史
■出版社/日本放送出版協会
■税込価格/1,470円
■サイズ/221P 19cm

奈良時代、710年~784年の歴史を1年づつたどった75編の物語。奈良についての豆知識として、巻末に英語と中国語とハングルの対訳が付いている。

平城京は古代豪族の墓標だった!

■出版年月/2010年4月
■ジャンル/教養
■著者/関裕二
■出版社/宝島社
■税込価格/735円
■サイズ/頁数・縦 221P 18cm

七世紀来、ヤマト朝廷は改革事業に邁進し、律令制度が整えられた。その成果が平城京遷都である。しかし、平城京の悲劇は、藤原氏という、たった一つの氏族が肥大化したところにあり、その裏側には陰謀、策略、謀反、裏切り、密告や呪詛などが渦巻いていた。本書で、藤原氏に葬りさられた、ヤマトの伝統と風習を守り抜こうとした豪族たちの真の姿が明らかに!
「そんなことがあったのか!」と驚くと同時に、古代からのつながりなど、「なるほど!」と何回もうなずかされる1冊である。ユニークな古代史論を展開してファンも多い関ワールドをお楽しみ下さい!

読みがたり奈良のむかし話

■出版年月/2004年11月
■ジャンル/読み物
■編集/奈良のむかし話研究会
■出版社/日本標準
■税込価格/1,500円
■サイズ/21cm

しあわせになった話(ななつぼ;おおつごもりの客 ほか);かわいそうな話・こわい話(食わずにょうぼう;子育てゆうれい ほか);動物の話(キツネとタヌキとオオカミとトラのうでくらべ;サルとウサギとヒキガエル ほか);化け話(化かされ太郎吉;おタヌキ力士 ほか);いわれ話(奈良の早起き;仁王さんととんど ほか);こっけいな話(旅学問;びんぼう神 ほか)


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