啓林堂書店 奈良の書籍

奈良の書籍

啓林堂書店奈良の書籍歴史 [ 登録件数:227 ]
私の法隆寺物語

■出版年月/2020年3月
■ジャンル/神社仏閣、歴史
■著者/高田良信
■出版社/東方出版
■税込価格/2,970円
■サイズ/445P 21cm

日本最初の世界文化遺産となった法隆寺。ひとりの学僧が生涯をかけ、寺内に眠る史料を探し続けた古代から現代までを描ききったドラマ200話。
<目次>
斑鳩―大ケヤキに群れ遊ぶ鳥
藤ノ木古墳の謎とロマン(被葬者を意識した太子 2人の被葬者)
太子の理想郷―抵抗勢力の及ばぬ地へ
太子の政治姿勢―道後の旅で思索
太子の内政改革断行―「天寿の国」実現へ
法隆寺建立前後の仏教―教義が政治の基礎に
太子道をゆく―伝承の道さまざま
巨星堕つ―再来願う伝説へ
上宮王家の滅亡―大化改新へ
竜田新宮の遷宮理由―法隆寺による鎮魂か〔ほか〕

図典「大和名所図会」を読む 奈良名所むかし案内

■出版年月/2020年3月
■ジャンル/歴史、教養
■著者/ 本渡章
■出版社/創元社
■税込価格/4,180円
■サイズ/254P 26cm

原寸復刻された迫力ある名所絵を読み解き、江戸時代の奈良へ誘う案内書。約180点超に及ぶすべての絵図も縮小掲載し、地名やキーワードで引ける画期的な図典。

古事記・日本書紀 神話を旅する 【TJMOOK】

■出版年月/2020年2月
■発売日/2020年2月19日
■ジャンル/古代史、教養
■出版社/宝島社
■税込価格/1,540円

出雲、伊勢の両大社の式年遷宮が行われ、編纂1300年を迎え、俄然注目を集める『古事記』『日本書紀』 。豊穣なる神話の舞台、神々の聖跡を訪ね、あら教養すじ+ルポ、上質なビジュアルとともに二大史書を紹介するタイムトリップ読本です。

最新調査でわかった「日本書紀」の真実

■出版年月/2019年12月
■ジャンル/歴史、教養
■監修/瀧音能之
■出版社/宝島社
■税込価格/1,100円

「日本書紀」に記載されていながら場所が不明だったり、架空の出来事だと思われていたことが、近年の発掘調査によって場所が特定されたり、事実であることが判明した例が多発しています。本誌は最新調査に基づき、仏教をめぐる物部氏と蘇我氏の対立の真相、ヤマト政権と出雲・吉備・丹波の関係、「日本書紀」編纂に隠された藤原不比等の策略など、日本最古の正史「日本書紀」に関する真実の数々を紹介します。

〈畿内〉古墳探訪ガイド 大阪・京都・奈良・兵庫  改訂版

■出版年月/2019年11月
■ジャンル/ガイド
■著者/松本弥
■出版社/メイツユニバーサルコンテンツ
■税込価格/1,980円
■サイズ/160P 21cm

156ヶ所の古墳・遺跡と24カ所の博物館・資料館を、写真と図解で詳細にご紹介! 奈良の飛鳥資料館も紹介されていますよ。
時代区分や遺跡の種類、出土遺物、特徴など、詳しい解説で遺跡巡りに便利な1冊です。

古事記神話入門

■出版年月/2019年11月
■ジャンル/文庫、教養
■著者/三浦佑之
■出版社/文藝春秋
■税込価格/814円
■サイズ/247P 16cm

イザナキ、イザナミの国生みから、高天の原を混乱に陥れたアマテラスとスサノヲの 諍い、国譲りをするオホクニヌシ、初代天皇イハレビコの誕生まで。日本人なら一度 は読んでおきたい日本の始まりの物語が「あらすじ」と「解説」でわかりやすく、よ り深く理解できる。ベストセラー『口語訳 古事記』の著者による決定版入門書。

日本書紀と天皇の物語

■出版年月/2019年10月
■ジャンル/古代史、教養
■著者/大角修
■編集/大角修
■出版社/エイ出版社
■税込価格/1,760円
■サイズ/159P 29cm

養老4年(720年)、日本最初の正史である『日本書紀』が編纂され、時の元明天皇に奉呈されました。それは今から遡ること1300年前のことでした。正史とは、国家の事業として編まれた公式の歴史書を指しています。全30巻からなるその内容は、日本の創生神話に始まり、初代神武天皇から第41代持統天皇までの事績が綴られています。そこには天皇の始まりの物語が記録されているのです。そこで巻頭では、2019年5月1日に神器と御璽・国璽を手に即位された令和の天皇陛下を最新写真で紹介するとともに、皇室の歴史に造詣の深い竹田恒泰氏のインタビューを掲載。今、日本書紀が持つ意味を探っていきます。また、8章に分かれた本編では、天孫降臨から神武天皇の東征に始まり、三種の神器、天皇陵、宮中祭祀、元号の制定、女性天皇の始まりなど、現在の皇室にも通じる『日本書紀』の記録を厳選し、写真や図解を使ってわかりやすく解説しました。また、後半では『日本書紀』に載せられた天皇・皇族の魅力的な歌や言葉を紹介しました。日本のルーツと原初天皇のことを知ることができる『日本書紀』。古代より連綿と受け継がれてきた皇統の歴史を紐解きます。

万葉集を歩く 犬養孝がたずねた風景

■出版年月/2019年9月
■ジャンル/教養、歴史
■著者/富田敏子、山内英正
■出版社/平凡社
■税込価格/1,980円
■サイズ/126P 22cm

万葉学の第一人者犬養孝のノートを手がかりに万葉集の舞台を訪ね、歌を読み解く。初心者にもわかりやすい解説と美しい写真で万葉世界の旅へと誘う。令和の選定元、梅花の宴も紹介。
<目次>
梅花の宴
第1章 大和―うるはしまほろば(初瀬 石上 ほか)
第2章 近畿―海の白波へのあこがれ(住吉大社 白崎 ほか)
第3章 東海・東国―あづまうたの民謡的世界(伊良湖岬 田児の浦 ほか)
第4章 北陸・山陰―荒波につのる望郷(机島 彌彦神社 ほか)
第5章 山陽・四国・九州―はるか海の廊下の旅路(唐荷の島 牛窓 ほか)

検証 奈良の古代遺跡 古墳・王宮の謎をさぐる

■出版年月/2019年8月
■ジャンル/歴史、考古学
■著者/小笠原好彦
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,376円
■サイズ/210P 21cm

古代には大和と呼ばれ、政治・経済・文化の中心地だった奈良。葛城氏の本拠である馬見古墳群、壁画で知られる飛鳥の高松塚古墳とキトラ古墳、厩戸皇子の斑鳩宮など、奈良県各地の古墳、王宮跡など三一遺跡を取り上げ、新説を交えて紹介する。考古学の最新の研究成果に、「記紀」と『万葉集』をふまえ、その背後に展開した古代史をあざやかに描く。

奈良監獄物語 若かった明治日本が夢みたもの

■出版年月/2019年6月
■ジャンル/ノンフィクション
■著者/(文)寮美千子、(絵)磯良一
■出版社/小学館クリエイティブ
■税込価格/1,296円
■サイズ/61P 26cm

奈良監獄は司法省の建築技官だった山下啓次郎(ジャズピアニストの山下洋輔氏の 祖父)が設計しました。 明治政府は不平等条約の撤回を目指していましたが、諸外国は「きちんとした司法 制度がない」「まともな牢獄がない」「受刑者の人権が守られていない」という理 由で応じませんでした。 そこで政府は、受刑者の人権に配慮した立派な刑務所を作るべく、山下を海外視察 に向かわせました。 山下は38か所の刑務所の建築を見てまわり、帰国後、全国五カ所にレンガ造りの 監獄を設計しました。 こうした奈良監獄の設立の理由や社会背景、明治から昭和にかけての人権問題、戦 後になって少年刑務所として使われてからの更生教育や職業訓練にも力を入れるよ うになったことなどを、イラストを交えて描いてあります。 刑務所のレンガの美しい壁は、少年たちを社会から隔離するためのものでなく、差 別や虐待で傷ついた心の傷を癒すための防波堤であり、社会復帰を目指す受刑者の 学校や職業訓練の場所だったということがよくわかります。 そんな建築物を明治時代に設計・建設していたことに驚きます。『奈良監獄物語』 は、そうした歴史的変遷や役割を一人称で語る大人も楽しめるノンフィクション絵 本です。

万葉集をつくった男 小説・大伴家持

■出版年月/2019年5月
■ジャンル/日本文学、文庫
■著者/篠崎紘一
■出版社/KADOKAWA
■税込価格/821円
■サイズ/348P 15cm

「歌で魂を鎮めよ」。天賦の才に恵まれた歌人、大伴家持は愛妻の自殺と娘の死に苦しみながらも、父の遺言である万葉集の編纂に乗り出した。柿本人麻呂が残したとされる無名の人々の歌集を捜し、身分の違いを超えた「国書」完成に奔走する家持。だが謀叛人の歌をも集めたことが朝廷の反感を買い、追い詰められていく。霊界の力が残り、血の政争が絶えなかった古代・奈良を舞台に、謎に包まれた大歌人の生涯を描く歴史ロマン小説。

古事記 神話の舞台を歩いてみる 神代篇 カラー版

■出版年月/2019年5月
■ジャンル/教養、新書
■編集/神話研究会
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,188円
■サイズ/223P 18cm

古事記のあらすじからその舞台までがわかる!日本最古の歴史書として知られる『古事記』。イザナキ・イザナミの「国生み」からニニギの「天孫降臨」まで、いまだ色あせない魅力を放つ神話の世界を、スッキリわかるあらすじ解説と、その舞台を実際に歩いてみることによって読み解き、堪能する。さあ、日本の原風景に出会う旅へ出かけよう!

古事記 神話の舞台を歩いてみる 人代篇 カラー版

■出版年月/2019年5月
■ジャンル/教養、新書
■編集/神話研究会
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,188円
■サイズ/223P 18cm

古事記のあらすじからその舞台までがわかる!日本最古の歴史書として知られる『古事記』。地上に降臨したニニギの子・海幸彦と山幸彦の確執から悲劇の英雄・ヤマトタケル、神功皇后の新羅遠征、そして争いが絶えぬ王家の歴史まで、「はじまりの物語」を、スッキリわかるあらすじ解説と、その舞台を実際に歩いてみることによって読み解き、堪能する。

いちばんわかりやすい令和と万葉集

■出版年月/2019年5月
■発売日/2019年5月27日(予定)
■ジャンル/歴史、教養
■出版社/エイ出版社
■税込価格/972円

日本最古の歌集である万葉集。そこには天皇や宮廷歌人をはじめ貴族、農民など階級は関係なく、日本人ならしっておくべきバラエティに富んだ歌がつまっている。 恋の歌、家族や友人を想う歌、死を悼む歌などなど、いまでも心に響く名歌をはじめ、万葉集やそれにまつわる部分を写真やイラストなどをふんだんに使ったオールカラーの図解で解説。「令和」時代にしっておくべき大人の教養です。

行基 菩薩とよばれた僧

■出版年月/2019年4月
■ジャンル/日本文学、小説
■著者/岳真也
■出版社/KADOKAWA
■税込価格/1,944円
■サイズ/333P 19cm

その愛に、誰もが驚いた。その奇蹟に朝廷もが恐れをなした。飛鳥時代から奈良時代へと移りゆく時代、聖武天皇に招かれ、謁見する僧侶がいた。僧の名は、行基。民草を救うため、仏の教えを広めた僧は、影響力から、朝廷に恐れられ、弾圧すらされた──。著者畢生の歴史小説。

古代豪族と大王の謎

■出版年月/2019年4月
■ジャンル/歴史、教養、新書
■著者/水谷千秋
■出版社/宝島社
■税込価格/896円
■サイズ/287P 18cm

日本の古代国家の形成は、大王(古代天皇家)のみの力により達成されたものではない。彼らと提携し、協力しながら国家形成に貢献し、また反乱を起こし、滅ぼされた豪族たち。彼らの存在なくして、日本の古代史を語ることはできない。日本の古代史は、大王とこれら有力豪族とのせめぎ合いの中で展開してきた。本書ではこうした視点から古代豪族と大王の興亡とその歴史の謎を追う。『継体天皇と朝鮮半島の謎』から6年、古代史ファン必読の一冊です。

古代日中関係史 倭の五王から遣唐使以降まで

■出版年月/2019年3月
■ジャンル/古代史、新書、教養
■著者/河上麻由子
■出版社/中央公論新社
■税込価格/950円
■サイズ/280P 18cm

607年、日本は隋の煬帝に「日出ずる処の天子」で名高い書状を送る。以後、対等の関係を築き、中国を大国とみなすことはなかった――。こうした通説は事実なのか。日本はアジア情勢を横目に、いかなる手段・方針・目的をもって中国と交渉したのか。本書は、倭の五王から、5回の遣隋使、11回の遣唐使、さらには派遣停止後まで、500年間に及ぶ日中間の交渉の軌跡を「常識」に疑問を呈しながら、実証的に描く。

古事記の読み方

■出版年月/2019年3月
■ジャンル/新書、教養、古代史
■著者/渡部昇一
■出版社/ワック
■税込価格/994円
■サイズ/254P 18cm

こんなによく分かる!そして面白い!日本人なら知っておきたい日本の歴史・神話の故郷。編纂1300年を超える古事記の謎を解く!

ここが変わる!日本の考古学 先史・古代史研究の最前線

■出版年月/2019年2月
■ジャンル/考古学、歴史
■編集/藤尾慎一郎、松木武彦
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,160円
■サイズ/193P 21cm

近年の考古学の発展を受けて、日本の古代史像が大きく変化してきている。縄文・弥生・古墳の各時代のはじまりをどうとらえるか、多様性をもった縄文文化の実態、格差や戦いが生まれた弥生時代、王宮の変遷からみえる古代国家の形成過程、自然科学的な分析の進展がもたらす成果など、第一線で活躍する考古学・古代史研究者がわかりやすく解説する。

古事記と日本書紀 

■出版年月/2019年1月
■ジャンル/歴史、教養
■出版社/英和出版社
■税込価格/1,296円
■サイズ/111P 30cm

日本書紀編纂1300年、最古の歴史書を紐解く完全保存版登場。
古代天皇のすべてがここに!
天地創造、天孫降臨から律令国家の成り立ちまで。

くらべてみると面白いほどよくわかる! (図解)古事記と日本書紀 

■出版年月/2019年1月
■発売日/2019年1月25日
■ジャンル/歴史、教養
■出版社/学研プラス
■税込価格/734円
■サイズ/A5・128頁

「古事記」と「日本書紀」は、どこがどう違うのか? 「日本書紀」との相違点のほかにも、「世界の神話」の神々との設定の類似性や物語の結末の違いなどもポイント解説。日本人として知っておきたい「古事記」のポイントと真のおもしろさが一気にわかる!

わかる日本書紀 日本を読もう 1  神々と英雄の時代

■出版年月/2018年12月
■ジャンル/教養、雑学、歴史
■文/村上ナッツ、マンガ/つだゆみ
■監修/村田右富実
■出版社/西日本出版社
■税込価格/1,512円
■サイズ/326P 19cm

予備知識なしに読むことのできる、はじめての日本書紀です。
日本書紀とは、当時の日本が大唐帝国に、対等に付き合うべき国だと認めてもらうために、歴史を書き連ねた正史です。
神代紀では、天地が開け、神々が誕生し、日の神の末裔が降臨して地上を治めるお話からはじまります。本書では、日本武尊の異母兄弟が第13代成務天皇として即位するまでを紹介しています。

古墳の被葬者を推理する

■出版年月/2018年11月
■ジャンル/歴史
■著者/白石太一郎
■出版社/中央公論新社
■税込価格/2,160円
■サイズ/326P 20cm

長年にわたって日本考古学をリードしてきた著者による、古墳の被葬者をめぐる論考8篇を集成する。取り上げられる古墳は、箸墓古墳、誉田御廟山古墳、西殿塚古墳と西山塚古墳、五条野丸山古墳、植山古墳と山田高塚古墳、牽牛子塚古墳と岩屋山古墳ほか。

歴史REAL 興福寺

■出版年月/2018年11月
■ジャンル/歴史、教養
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,296円

藤原氏の氏寺として栄え、南都北嶺として朝廷・武家と並び立った名刹・興福寺。
多くの名宝とともに知られざる1300年史に迫る。

天皇陵古墳を歩く

■出版年月/2018年10月
■ジャンル/歴史、選書
■著者/今尾文昭
■出版社/朝日新聞出版
■税込価格/1,836円
■サイズ/378,7P 19cm

奈良・大阪に点在する大型前方後円墳のうち約80基が天皇などの陵墓に治定されている。陵墓は静謐と安寧がはかられ、その立ち入りは厳しく制限されてきた。だが近年、情報公開請求により整備調査時の状況が開示されたり、限定的ではあるが、研究者への立ち入り観察が許可される事例が増えている。古墳時代研究の第一人者で、陵墓公開を求める関連16学会へ許可された第1回の立ち入り観察から参加してきた著者が、そのときの模様や、古墳周辺の踏査で見えてきたことを詳しく紹介する。近世・近代の治定の過程、最新の研究成果を踏まえて、天皇陵古墳一つ一つの年代観、治定の正否を示す。

蘇る天平の夢 興福寺中金堂再建まで。25年の歩み

■出版年月/2018年10月
■発売日/2018年10月18日
■ジャンル/歴史、教養
■著者/多川俊映
■出版社/集英社
■税込価格/1,728円

平成元年(1989)、貫主となった多川俊映は“天平回帰”を胸に夢の実現に邁進する。やがて四半世紀の時が駆け抜け、2018年10月丹色(にいろ)に染められた中金堂が落慶した。本書はその思いが結実するまでの再建事業のあらましである。

龍華記

■出版年月/2018年9月
■ジャンル/日本文学、歴史
■著者/澤田瞳子
■出版社/KADOKAWA
■税込価格/1,836円
■サイズ/323P 20cm

時は、平家が繁栄を極める平安末期。高貴な出自でありながら、悪僧(僧兵)として南都興福寺に身を置く範長は、都からやって来るという国検非違使別当らに危惧をいだいていた。検非違使が来るということは、興福寺がある南都をも、平家が支配するという目論みだからだ。検非違使の南都入りを阻止するため、仲間の僧兵たちとともに、般若坂へ向かう範長。だが、検非違使らとの小競り合いが思わぬ乱戦となってしまった。激しい戦いの最中、検非違使別当を殺めた範長は、己の犯した罪の大きさをまだ知らなかった―平家が南都を火の海にし、復讐の連鎖を生もうとしていることを。

飛鳥・藤原の宮都を語る 「日本国」誕生の軌跡

■出版年月/2018年9月
■ジャンル/考古学
■著者/相原嘉之
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,052円
■サイズ/188,2P 21cm

飛鳥・藤原の地は、6世紀末から8世紀初めにかけてわが国の中心として栄えた。推古朝の豊浦宮などの発掘、高松塚古墳壁画の救出、新発見を語るコラムなどを掲載。長年にわたる発掘成果から「日本国」誕生の過程を探る。

阿修羅像のひみつ 興福寺中金堂落慶記念

■出版年月/2018年8月
■ジャンル/選書、歴史、教養
■著者/多川俊映、今津節生、楠井隆志、山崎隆之、矢野健一郎、杉山淳司
■監修/興福寺
■出版社/朝日新聞出版
■税込価格/1,836円
■サイズ/195P 19cm

天平の至宝、興福寺阿修羅像等は2009年九州国立博物館にてX線CTスキャナで撮影された。これにより、3面の下に別な顔があった、正面で合掌していたなど、今まで知られていなかった驚くべき事実が明らかになった。9年に及ぶ画像解析の成果を所蔵者、保存科学、美術史、彫刻家、木材学の専門家が明かす。

鹿と日本人 野生との共生1000年の知恵

■出版年月/2018年7月
■発売日/2018年7月3日
■ジャンル/教養、歴史
■著者/田中淳夫
■出版社/築地書館
■税込価格/1,944円
■サイズ/225P 19cm

神の遣い? 畑や森の迷惑者? 赤信号は止まって待つ?
鹿せんべいをもらうとお辞儀する?
シカは人間の暮らしや信仰にどう関わり、どのような距離感でお互いに暮らしてきたのか。
1000年を超えるヒトとシカの関わりの歴史を紐解き、神鹿とあがめられた時代から、 奈良公園をはじめ全国各地で見られるシカとの共存、頻発する林業や農業への獣害とその対策、ジビエや漢方薬としての利用など、野生動物との共生をユニークな視点で解説する。

古事記及び日本書紀の研究 建国の事情と万世一系の思想 新書版

■出版年月/2018年5月
■ジャンル/歴史
■著者/津田左右吉
■出版社/毎日ワンズ
■税込価格/1,188円
■サイズ/297P 18cm

「邪馬台国は九州にあった……よって九州を起点とする神武天皇の東遷は架空の物語であり、ヤマト朝廷ははじめから大和に存在したのである……そしてその創始者はおそらく崇神天皇であろう」(本文より)
戦前において神武天皇の実在を否定したことにより「不敬」「大逆」との非難を浴び、政府に追放されながらも、戦後は皇室擁護の大論陣を張った日本最高峰史家の不屈の歴史書(発禁本)、待望の新書化!

平城京

■出版年月/2018年6月
■発売日/2018年6月1日
■ジャンル/日本文学
■著者/安部龍太郎
■出版社/KADOKAWA
■税込価格/1,944円

遣唐使船の船長だった阿倍船人(あべの・ふなびと)は、ある事件により朝廷より処罰をうけて草香津に逼塞(ひっそく)していた。そこへ、七年ぶりに再会した兄・宿奈麻呂(すくなまろ)から新都造営の手助けをしてほしいと、打診を受ける。たった三年で、唐の長安に並ぶ新都を奈良に――これは朝廷一の実力者・藤原不比等からの必達の命だった。失敗すれば大きな責任を問われる難事業だったが、白村江の戦い以来冷遇されてきた阿倍家再興を誓う兄を助けるため、船人は引き受けることに。行基衆の手助けなどもあり、着々と準備を進めるが、朝廷では遷都推進派と反対派の対立が激化。造営予定地の立ち退きを巡り、死者まで出てしまう。事件の黒幕について、船人はある疑念を抱くが……。

歴史REAL 〔vol.49〕 藤原氏

■出版年月/2018年5月
■ジャンル/歴史、教養
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,296円
■サイズ/111P 29cm

大化の改新で突如、表舞台に登場して以降、なぜ古代日本の中心的存在となったのか?
鎌倉時代以降、武士の世となっても、なぜ政治・文化の中心であり続けられたのか?
1300年にわたる藤原氏の栄華の秘密をひもとくことで、日本史の新たな一面が見えてくる――。

沈黙する伝承 川上村における南朝皇胤追慕

■出版年月/2018年2月
■ジャンル/日本史
■著者/増田隆
■出版社/京阪奈情報教育出版
■税込価格/1,512円

後醍醐天皇に端を発する南北朝は本当に終焉したのか?
560年以上に亘って吉野川上村に伝え遺されてきた朝拝式とは?
歴史の教科書では教えない、もうひとつの歴史の世界に誘います。

古墳空中探訪 奈良編

■出版年月/2018年4月
■ジャンル/考古学、歴史
■出版社/新泉社
■税込価格/3,024円
■サイズ/127P 26cm

古墳は空からみると、よくわかる!
「上空から見ると、奈良盆地はまるで古代史の宝庫だ」纒向・柳本・大和古墳群、佐紀古墳など奈良盆地の主要古墳・古墳群の空撮写真100枚を収録。

歴史REAL 京都・奈良 古代史を歩く

■出版年月/2018年3月
■ジャンル/歴史、教養
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,026円

政治・文化・宗教など、日本という国の 基礎が整った奈良・平安時代。
その中心地であった奈良と京都には、 現場に立たないとわからない古代の痕跡が、 街中に残されている。
歴史の舞台はなぜ、その場所だったのか? 地形・地理から歴史を眺めれば、 京都・奈良の旅がもっと楽しくなる!

古事記と日本書紀 マンガでわかる日本創生の物語・全33話収録

■出版年月/2018年1月
■ジャンル/歴史、教養
■出版社/エイ出版社
■税込価格/1,728円
■サイズ/176P 29cm

本書は『古事記』と『日本書紀』に収められた内容から、興味深く重要な物語を中心に抜粋、ダイジェストで収録する一冊です。
「知ってましたか? 憲法や祝日も、ルーツは日本書紀」「天皇のはじまりや仕事がわかる」「大化の改新や壬申の乱のヒミツ」など、本書を読めば、『古事記』と『日本書紀』をおおまかに、ダイジェストで内容が理解でき、日本人のみならず外国人にも説明できるような知識が身につきます。

天皇の歴史 2   聖武天皇と仏都平城京

■出版年月/2018年1月
■ジャンル/歴史、文庫
■出版社/講談社
■税込価格/1,274円
■サイズ/361P 15cm

女性天皇たちが護った天武直系の皇統。期待とともに即位した聖武天皇を待ち受けていたのは、相次ぐ天災と政変、疫病の大流行だった。苦悩する天皇は仏教に深く帰依し、平城京は仏都の彩りを濃くしていく。そして、空前の専制君主・称徳天皇、聖武朝の否定者・桓武天皇が、新時代を拓いた―。波乱に満ちた古代天皇の生涯と、宮都の実像を活写する。

西大寺 美術史研究のあゆみ

■出版年月/2018年1月
■ジャンル/仏教美術、歴史
■編集/大橋一章、松原智美
■出版社/里文出版
■税込価格/2,700円
■サイズ/267P 19cm

興正菩薩叡尊像ほか西大寺美術の最新の研究成果をまとめた一冊! 称徳女帝が創立し、叡尊が復興した奈良・西大寺には、多数の仏教美術品が伝わる。その研究史をたどる一歩進んだ美術書。

学研都市線、大和路線 街と駅の1世紀

■出版年月/2017年12月
■ジャンル/鉄道、歴史
■著者/生田誠
■出版社/アルファベータブックス
■税込価格/1,998円
■サイズ/88P 26cm

片町線の愛称「学研都市線」と、関西本線の電化区間「大和路線」の全線全駅を紹介し、歴史を振り返ります。
関西有数の通勤・通学路線として発展した沿線の「昭和の思い出」を発掘写真とともにたどります。
鉄道ファンだけでなく、沿線にお住まいの皆様にもお楽しみいただける一冊です!

孝謙女帝の遺言-芸亭図書館秘文書

■発売日/2017年12月15日
■ジャンル/歴史、小説
■著者/佃一可
■出版社/樹村房
■税込価格/1,836円

「図書館をつくりたいのだ」
我が国で初めての公開図書館・芸亭を設立した石上宅嗣。物部氏の直系である宅嗣のまなざしを通して、激動の孝謙女帝時代を描く。繰り返される政変、次つぎと交代する権力者、定まらぬ皇位継承。そのなかにあって、宅嗣は「芸亭」をなぜ創始したのか。図書館に求めた知識とは、何であったのだろうか――。
斬新な着想で描かれた図書館好きの人必読の歴史小説。

好古の瘴気 近代奈良の蒐集家と郷土研究

■出版年月/2017年11月
■ジャンル/日本史
■著者/黒岩康博
■出版社/慶應義塾大学出版会
■税込価格/6,912円
■サイズ/312,59P 22cm

近代奈良の郷土研究者たちの知的営為を追う!
近代奈良に充満する「好古の瘴気」に当てられた郷土研究者たちの、時に常識外れで不道徳にすら見える興味 深い営為――柳田國男のいう「郷土で研究」すること」――を詳細に追い、そこに立ち現れる強烈な現場・現 物主義、場所とモノへの飽くなき執着から、地域の知的構造を明らかにする。
著者は天理大学文学部専任講師・黒岩康博。

「宗教都市」奈良を考える

■出版年月/2017年8月
■ジャンル/日本史
■編集/中世都市研究会
■出版社/山川出版社
■税込価格/4,320円
■サイズ/239P 21cm

12世紀から17世紀にかけての景観や宗教、政治、一揆、近世への展望などから中世都市としての「奈良」を問う、野心的な試み。
<目次>
第1部 報告(中世都市奈良研究の現状と課題―問題提起にかえて
十二世紀外京北部の景観―奈良女子大学構内遺跡と佐保殿
中世都市奈良の宗教環境
大和の三城における城下町とその発展過程
室町期奈良の都市機能と室町幕府
律僧忍性の救済活動を通してみる中世都市奈良
天文一揆と都市奈良
都市奈良の近世)
第2部 討論(全体討論「宗教都市」奈良を考える)

ヤマト歴史読本 読む・見る・歩くおとなのための街歩きガイドブック

■出版年月/2017年5月
■ジャンル/ガイド、歴史、教養
■出版社/KADOKAWA
■税込価格/1,296円
■サイズ/191P 21cm

飛鳥時代以前の日本の中心地「ヤマト」。古代ヤマトはどんなところだったのでしょうか。桜井市の纒向遺跡や、田原本町の唐古・鍵遺跡など、弥生~古墳時代の史跡が多く点在する「ヤマト地域」に焦点を当て、その謎に迫ります。
他、『天上の虹』などで知られる、漫画家・里中満智子さん、俳優・苅谷俊介さんらのインタビューをはじめ、エリア別の史跡・観光スポットガイドには宿泊、グルメ、お土産などの情報も掲載。

誰も知らない熊野の遺産

■出版年月/2017年8月
■ジャンル/教養、新書、歴史
■著者/栂嶺レイ (ツガミネ レイ)
■出版社/筑摩書房
■税込価格/1,058円
■サイズ/254P 18cm

世界遺産に登録後、注目を集め、往来の増え続ける熊野。熊野古道や熊野三山を観光する人は多いが、熊野の魅力はそれだけにとどまらない。聖なるもの・俗なるものが混じりあう不思議な伝説があり、古来から続く風習が残るなど、そこには失われた日本の原風景がいまも息づいている。観光では訪れることのない奥地へ自ら足を踏み入れ、語り部たちの言葉を丹念に聞き取り、これまで知られなかった歴史を探り出す。美しい写真とともに、誰も知らなかった熊野の姿をここに開陳。

おさんぽ万葉集 あの山に、その川に、この花に。奈良には歌があふれてる

■出版年月/2017年4月
■発売日/2017年4月25日(予定)
■ジャンル/教養
■出版社/西日本出版社
■税込価格/1,620円
■サイズ/231P 21cm

奈良の平城、春日、葛城、山辺の道、泊瀬、忍阪、飛鳥エリアでよまれた歌と道と歴史をめぐる本。名所旧跡という「点」のみを辿るのではなく、本書ではそこに到るまでの道中にも注目しています。奈良のあちこちを歩いている、万葉研究者の村田教授が、道すがらの楽しさを万葉歌を混ぜ込みながら書き綴っているので、読み応え抜群です。実際に歩いていただくのはもちろんですが、奈良に行くのが難しい方、万葉集に明るくない方でも、読み物としてお楽しみいただけます。

知っておけば3倍たのしい 奈良の古社寺

■出版年月/2017年3月
■発売日/2017年3月22日
■ジャンル/歴史、神社仏閣
■著者/河瀨直美・千田稔
■編集/淡交社編集局
■出版社/淡交社
■税込価格/1,296円
■サイズ/A4判 120頁(カラー120頁)

奈良の古社寺の歴史は、政治とも密接にかかわっており、特に白鳳、天平時代などは社寺の歴史が日本の歴史そのものであるとも言えます。それぞれの由緒を知ってから境内に立つと、その歴史の厚みに圧倒されるとともに、時を重ねていまそこにある伽藍や山々に深く思いを寄せることができます。役立つ社寺ガイドとしてご好評をいただいたムック『京都の古社寺』と同じく、説明は「予習(由緒)」と「実習(拝観のみどころ)」から構成され、世界遺産に登録された有名な社寺はもとより、奈良県内の古社寺の歴史と見どころを、くまなくご紹介しています。

桜奉行 幕末奈良を再生した男 川路聖謨

■出版年月/2016年11月
■発売日/2016年11月26日(予定)
■ジャンル/時代小説
■著者/出久根達郎
■出版社/養徳社
■税込価格/1,944円
■サイズ/344ページ、18.8 x 12.8 x 2.5 cm

大国ロシア相手に和親条約締結を成し遂げた幕末敏腕外交官・川路聖謨。
その知られざる奈良奉行時代を直木賞作家が描く!
明治元年三月十五日──江戸城総攻撃の日 前日の勝・西郷会談での攻撃回避決定を知らなかった川路聖謨(としあきら)は切腹の上ピストル自殺した──その時彼の目に映ったものは、奉行として初めて目にした古都奈良の桜ではなかったか。 世相がすさみ町も寺もあれていた奈良を立て直した人間味豊かな川路。なかでも特筆すべきは庶民も巻き込んだ桜楓の植樹活動である。 その時植えられた桜は 百六十年たった今も 奉行所の裏を流れる佐保川の堤で美しい花を咲かせている。

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古代史に秘められた飛鳥の謎 聖徳太子、蘇我氏から天智・天武天皇、渡来人まで

■出版年月/2016年10月
■ジャンル/歴史、教養
■監修/千田稔
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,296円
■サイズ/111P 29cm

「日本誕生」の鍵を握る飛鳥時代。 いくつもの危機と動乱のなかで、蘇我氏、聖徳太子、中大兄皇子らが目指した 新たな国づくりに秘められた足跡をたどる。
有名スポットから知られざる重要史跡まで、歩き方や見どころも紹介!
千四百年前、古代飛鳥の地で何が起きたのか?

春日大社 1300年の聖地 第60次式年造替を迎えた世界遺産のすべて

■出版年月/2016年10月
■ジャンル/歴史、ガイド
■監修/春日大社
■出版社/宝島社
■税込価格/1,620円
■サイズ/111P 30cm

現在、20年に一度の式年造替を迎えている「春日大社」とは、日本人にとってどんな場所なのか。本誌では、特別公開が実施される建築物や宝物を、貴重な写真で完全紹介。また歴史や自然、年間行事も解説し、世界遺産・春日大社の魅力に迫ります。

飛鳥むかしむかし 飛鳥誕生編

■出版年月/2016年8月
■ジャンル/飛鳥、歴史
■編集/奈良文化財研究所、絵/早川和子
■出版社/朝日新聞出版
■税込価格/1,998円
■サイズ/230,6P 19cm

「日本人の心のふるさと」飛鳥・藤原。かつてこの地には、日本最初の都があり、宮殿や寺院、金色に輝く仏像、瓦葺きの建物や、不思議な石造物など、異国情緒あふれる世界が広がっていた。なぜここに古代国家が誕生したのか。日本文化の基礎はいかにして形づくられたのか。古代史研究を牽引する学界の重鎮と、日々発掘調査と研究に携わる若手研究者が、考古学、古代史学、建築史学、万葉学、国語学、美術史学などさまざまな角度からアプローチし、古代国家「日本」誕生のなぞに迫る。最新の調査成果にもとづくカラー復原イラストで、日本国誕生の歩みを鮮やかに描き出す。

平城京を飾った瓦 奈良山瓦窯群

■出版年月/2016年9月
■ジャンル/歴史
■著者/石井清司
■出版社/新泉社
■税込価格/1,728円
■サイズ/93P 21cm

復元大極殿がそびえる特別史跡平城宮跡の北、奈良県と京都府の境を東西にのびる奈良山丘陵には、平城京遷都以降、多くの瓦窯(がよう)がつくられ、宮殿や貴族の邸宅、興福寺・東大寺などの寺院の瓦をさかんに生産した。各窯の発掘調査から、瓦工房の実態を明らかにする。

古代史再検証 持統天皇とは何か

■出版年月/2016年8月
■発売日/2016年8月6日
■ジャンル/古代史、教養
■出版社/宝島社
■税込価格/1,080円

日本の女帝10代8人の中で唯一“実績”を残したとされる持統天皇。本誌は「天皇を頂点とする国家のしくみ」の基礎を作り、律令編纂、都城の形成、「日本」国号の制定などを実施した持統天皇の功績を紹介しつつ、「天武・持統陵最新研究(内部写真公開)」、吉野を中心とした「天武・持統天皇ゆかりの地めぐり」など、多角度から持統天皇像を検証します。歴史評論家・関裕二氏の特別寄稿「聖女か悪女か 持統天皇の闇」も掲載。

意外な歴史の謎を発見!奈良の「隠れ名所」

■出版年月/2016年7月
■ジャンル/教養、新書
■著者/奈良まほろばソムリエの会
■出版社/実業之日本社
■税込価格/972円
■サイズ/221P 18cm

旅行ガイドブックには載らないような奈良の「隠れ名所」を厳選紹介。
観光客は知らない隠れた名所。地元の人も知らない意外な真実。“まほろば”奈良の歴史と文化を再発見! その地に残る、日本史の意外な謎に迫る!
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」が、産経新聞奈良版ほかで連載していた「なら再発見」より、厳選された記事が新書になって登場。ぜひお買い求めください!

おとなの奈良 絶景を旅する

■出版年月/2016年7月
■ジャンル/ガイド
■文/堀内みさ
■写真/堀内昭彦
■出版社/淡交社
■税込価格/1,728円
■サイズ/111P 21cm

奈良の風景は、ごく自然な景色の中に幾層にも積み重なる文化や歴史的背景を内包しているところが魅力の一つ。本書では、ただ風光明媚というだけでなく、奥深い奈良の歴史を瞬時に体感できるような場所を取り上げ、美しい写真と基本情報を伝えてゆきます。「堂塔伽藍を望む」、「花鳥風月を味わう」「歴史や神話の舞台を歩く」「秘境を目指す」などの章立てで約40箇所の絶景を紹介。立寄り一口情報なども。

聖徳太子と斑鳩三寺

■出版年月/2016年7月
■ジャンル/古代史
■著者/千田稔
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,160円
■サイズ/151P 21cm

幼少よりの秀でた能力で「和」の貴さを説き、人々の苦悩を救済した聖徳太子。推古女帝を補佐して仏教の興隆に尽し、後世、太子信仰を生み出した。飛鳥・斑鳩・大阪・京都を訪ねて太子の足跡を辿り、実像を描き出す。

古代史再検証邪馬台国とは何か 魏志倭人伝の通説を覆す!

■出版年月/2016年5月
■ジャンル/日本古代史
■監修/瀧音能之
■出版社/宝島社
■税込価格/1,080円
■サイズ/12P 30cm

近年の新たな発掘調査の成果や、魏志倭人伝に関する新たな考察をもとに最新の研究を追う。邪馬台国研究に携わる研究者など専門家へのインタビュー記事も掲載。九州説vs畿内説の所在地論争は今。卑弥呼と魏志倭人伝の謎はどこまで研究が進んでいるのか。最新の研究状況をリポート!

検証!古代史「十大遺跡」の謎 三内丸山、荒神谷、纒向、平城京…

■出版年月/2016年5月
■ジャンル/古代史、文庫、雑学
■著者/関裕二
■出版社/PHP研究所
■税込価格/756円
■サイズ/318P 15cm

近年、考古学の技術が向上し、古代史の定説が次々と覆っている。遺跡から神話を裏づける物証が発見されたり、分析方法の向上から定説より古い遺物だと判明したりしているのだ。本書は、古代史の重要な遺跡10カ所を紹介しながら、日本誕生の謎に迫ろうというもの。一万年以上前から日本で暮らしていた祖先の営みを知ると、改めて日本の素晴らしさ、恵まれた環境に気づくだろう。文庫書き下ろし。

<目次>
第1章 三内丸山遺跡―縄文人の秘密に迫る
第2章 板付遺跡―北部九州の遺跡群と日本人の原型
第3章 荒神谷遺跡―青銅器と四隅突出型墳丘墓の謎
第4章 吉野ヶ里遺跡―伊勢遺跡/唐古・鍵遺跡との弥生三都物語
第5章 纒向遺跡―ヤマト建国時の他国との攻防
第6章 鬼ノ城―楯築弥生噴丘墓と吉備の実力
第7章 箸墓古墳―前方後方墳から巨大前方後円墳の時代へ
第8章 稲荷山古墳―群馬県の古墳群と東国の実像
第9章 藤ノ木古墳―被葬者の謎と物部・蘇我抗争
第10章 藤原京―藤原氏の思惑と遷都の謎


古代飛鳥を歩く カラー版

■出版年月/2016年4月
■ジャンル/歴史、教養
■著者/千田稔
■出版社/中央公論新社
■税込価格/1,080円
■サイズ/177P 18cm

六~七世紀の飛鳥時代は危機と動乱の時代であった。仏教伝来、蘇我氏の台頭と聖徳太子の理想、斉明女帝の大公共工事、大化改新、壬申の乱、そして平城京遷都…。飛鳥を散策すれば、当時の人々の息吹を感じとることができる。きっと現代に生きる私たちとの「近さ」に驚くことだろう。蘇我氏や息長氏などの豪族の足跡、道教や神まつりの痕跡、都城、寺院や古墳などを訪ね、76の章で日本の原風景である古代飛鳥へ読者をいざなう。

大和のたからもの

■出版年月/2016年3月
■ジャンル/芸術、文化
■著者/岡本彰夫
■写真/桂修平
■出版社/淡交社
■税込価格/1,728円
■サイズ/127P 21cm

奈良には一般にはまだまだ知られていない風物、人物、工芸品などの「たからもの」が多く存在しています。永年、春日大社の権宮司を勤め、奈良の古文化への深い造詣をもち、大学でも教鞭をとる著者が、数あるテーマのうちから近世・近現代の項目中心に40件を厳選。「大和のいのり」「大和のいとなみ」「大和のたくみ」の三章立てで紹介します。各項目に付される美しい写真とともに見て、読んで、奈良の奥深さが味わえる一冊です。
【著者】 岡本 彰夫 (オカモト アキオ)  
昭和29年奈良県生まれ。神主。52年國學院大学文学部神道科卒、春日大社へ奉職。平成13年より権宮司を勤め、27年退職。在任中には恒例御神楽、式年遷宮諸神事、おんまつり等の旧儀再興、神饌や廃絶神楽の復興を成し遂げた。現在、奈良県立大学客員教授。

【写真】 桂 修平 (カツラ シュウヘイ)
昭和53年奈良生まれ。写真家。平成14年日本大学芸術学部写真学科卒。16年株式会社文化工房を経て、フリーランス。映画・ドラマ等のスチール撮影を中心に活動する。

奈良 四季の花めぐり

■発売日/2016年3月22日
■ジャンル/ガイド
■文/道浦母都子
■写真/桑原英文
■出版社/淡交社
■税込価格/1,728円

明日香の里に春がくると桃の花が咲き乱れ、さながら桃源郷のよう。春日大社の朱塗りの社殿に藤の花が映ると、長谷寺の広大な境内は紫陽花で埋め尽くされ、鷺池の百日紅が花を落とすと秋篠寺の萩が咲き、芒の向こうに夕暮れに照らされた平城宮跡がたたずみます。唐招提寺の椿が咲き、般若寺の水仙の香りが漂うと、春はもうすぐ。花で彩られる奈良の四季は、華やかでありながらどこかしっとりとした落ち着きが感じられます。古社寺の花々はもちろん素晴らしいのですが、奈良の花の真価はひなびた里や路傍にひっそりと咲く花にあるのかも知れません。有名な花名所から地元の人だけが知る花の散歩道まで、美しい写真とともにくまなくご紹介します。

ビジュアル版 奈良1300年地図帳 (別冊宝島)

■発売日/2016年2月29日
■ジャンル/ガイド、地図、旅行、歴史
■出版社/宝島社
■税込価格/1,080円

日本古代史の舞台・奈良の歴史を地図で辿る一冊。
「律令国家成立の地 飛鳥と藤原京」「唐の都・長安から学んだ奈良の都・平城京」「古代天皇御幸の地 吉野山(と修験道)」など、 各地域の地形を見ながら歴史を解説していきます。

吉野太平記 上・下

■出版年月/(各巻)2015年12月
■ジャンル/文庫、歴史
■著者/武内涼
■出版社/角川春樹事務所
■税込価格/各734円
■サイズ/上:319P 16cm、下:332P 16cm

禁闕の変(一四四三年)で、後南朝に三種の神器の勾玉が奪われて十四年。「自天王」を帝と奉ずる吉野方は、謀将・楠木不雪の下、鎌倉公方の叛逆を足がかりに、足利義政と北朝への反攻を開始した。一方、日野家の賢妹・幸子は、姉・富子の不幸な結婚と権力拡大に血道を上げる兄・勝光に言い知れぬ不安を覚えていた―。迫る大乱を防ぐため、古より忍を遣ってきた隠密伝奏・近衛関白と一休禅師が遂に立つ。父の死で天皇の忍軍「村雲党」の頭へ帰参した村雲兵庫は、隠密伝奏の命を受け、吉野の和平派との接触と神器奪還のため、日野幸子らと共に、決死の潜入を試みる!室町伝奇巨編全二巻、刊行!!

天平の女帝 孝謙称徳

■出版年月/2015年11月
■ジャンル/歴史、小説
■著者/玉岡かおる
■出版社/新潮社
■税込価格/1,944円
■サイズ/399P 20cm

奈良時代、二度も皇位についた偉大な女帝がいた。
「女に天皇は務まらない」と言われながら、民のため、国のため、平和の世のために生きた孝謙称徳帝。遣唐使を派遣し、仲麻呂ら逆臣の内乱を鎮め、道鏡を引き立て、隼人を傍に置いた。一人の人間として、女性としての人生も求めた女帝の真の姿とは。突然の死と秘められた愛の謎を和気広虫ら女官たちが解き明かす、感動の歴史大作。

知っておきたい仏像と仏教 「心豊かに生きる」仏教1500年の智慧

■出版年月/2015年9月
■ジャンル/仏教、歴史、仏像
■監修/今井淨圓、廣瀬良弘、村越英裕、望月真澄
■出版社/宝島社
■税込価格/778円
■サイズ/159P 30cm

「仏像鑑賞」から「宗派ごとのしきたりの違い」までを解説した、図解満載の仏教の入門書。
『第1章 聖徳太子と奈良時代の仏教』では、聖徳太子、行儀はもちろん、奈良の都で開花した学問仏教「南都六宗」の解説もなされている。
各宗祖の教えや生涯など、「日本の仏教と宗派」を完全図解!
日本仏教を知る旅へ、いざ。

万葉集と日本人 読み継がれる千二百年の歴史

■出版年月/2014年4月
■ジャンル/万葉集、古代史
■著者/小川靖彦
■出版社/KADOKAWA
■税込価格/1,728円
■サイズ/255P 19cm

<古代歴史文化賞優秀作品賞> 日本最古の歌集『万葉集』は、8世紀末から今日まで、愛されつづけてきた稀有な歌集だ。しかし、漢字だけで書かれた万葉歌は、時代によって異なることばに読み下され、時代ごとの考え方や感じ方を強く反映した解釈がなされてきた。紀貫之、紫式部、藤原定家、仙覚、賀茂真淵、佐佐木信綱らが読んだそれぞれの時代の『万葉集』は、どのようなものだったのか。その読み方に現れる日本人のこころの歴史をたどり、万葉集の魅力に迫る。
[目次]
第1章 『万葉集』を「読む」ということ
第2章 『万葉集』を読んでいた紀貫之―平安時代前期における『万葉集』
第3章 紫式部と複数の『万葉集』―平安時代中期における『万葉集』
第4章 藤原定家の“古代”―平安時代後期における『万葉集』
第5章 「道理」によって『万葉集』を解読した仙覚―中世における『万葉集』
第6章 賀茂真淵の“批評”―江戸時代における『万葉集』
第7章 佐佐木信綱による「校本」と「評釈」―近代における『万葉集』
第8章 『万葉集』の未来

一瓦一説 瓦からみる日本古代史

■出版年月/2014年7月
■ジャンル/古代史
■著者/森郁夫
■出版社/淡交社
■税込価格/1,512円
■サイズ/239P 19cm

<古代歴史文化賞優秀作品賞> 飛鳥から奈良時代という日本古代の姿を、寺院や宮殿跡で大量に出土する瓦から読み取る。
[目次]
序章 出土瓦から読み取れること
第1章 推古朝の瓦
(飛鳥寺の瓦1―最古の軒丸瓦桜花状の蓮華文、
飛鳥寺の瓦2―新たな文様の発想 ほか)
第2章 舒明・孝徳朝の瓦
(山田寺の瓦―新たな軒瓦の出現、 法起寺の瓦―長期にわたった工事 ほか)
第3章 天武・持統朝の瓦
(川原寺の瓦―複弁蓮華文の誕生、 小山廃寺の瓦―雷文縁を飾った軒丸瓦 ほか)
第4章 聖武朝の瓦
(興福寺の瓦―他氏族の技術がみられる瓦、 大安寺の瓦―異質な文様の軒瓦 ほか)
補遺
(額安寺の瓦―法隆寺との関係、 長林寺の瓦―法隆寺の技術の伝播 ほか)

鷗外「奈良五十首」を読む

■出版年月/2015年10月
■ジャンル/人文、文庫、教養、短歌
■著者/平山城児
■出版社/中央公論新社
■税込価格/1,080円
■サイズ/298P 16cm

大正五年、陸軍軍医総監の職を退いた鷗外は、一年半後、帝室博物館総長に任ぜられ、度々奈良に滞在する。在任中の歌で編まれた「奈良五十首」は、『明星』大正一一年一月号に一挙掲載されたもので、斎藤茂吉は「思想的抒情詩」と評し、石川淳はそこに鷗外晩年の「物理的精神的な軌跡」を見ようとした。総体としての五十首に込められた本当の含意とは。

語りだす奈良 118の物語

■発売日/2015年10月22日
■ジャンル/エッセイ
■著者/西山厚
■出版社/ウェッジ
■税込価格/1,620円

2014年春まで、仏教美術の殿堂として知られる奈良国立博物館の学芸部長として、正倉院展をはじめ、多くの展覧会を運営してきた著者。奈良の寺社や伝統行事、宝物、それらを守り伝える人々と接するなかでみつけた奈良の魅力や、研究者として発見した心温まる歴史秘話などを、専門である仏教史を交えながら綴る、優しさあふれるエッセイ集です。 東大寺大仏は、聖武天皇の苦しみから生まれ、正倉院宝物は、光明皇后の悲しみから生まれました。苦しみや悲しみを大きなやすらぎに変えてきた奈良の物語は、物騒がしい現代日本にとって、振り返るべき大切なたからものといえるでしょう。毎日新聞(奈良版)の人気連載を書籍化。
☆★著者情報★☆
西山 厚(にしやま・あつし)
 奈良国立博物館に30年間勤務し、学芸部長として正倉院展など多くの展覧会をマネージしてきた。生きた言葉で奈良の魅力や仏教を語る講演が大人気。2014年春に30年勤めた奈良博を退職し、現在は帝塚山大学文学部教授。テレビ・ラジオへの出演も多く、NHK奈良放送では冠番組「西山教授の仏教よもやま話」を担当。 著書に『仏教発見! 』(講談社新書)、監修書に『感じる 調べる もっと近づく仏教の本』(仏像ガール著、山と渓谷社)、『官能仏教』(愛川純子ほか著、角川グループパブリッシング)など。

天皇陵と消えた宮都の謎

■出版年月/2015年10月
■ジャンル/古代史
■出版社/辰巳出版
■税込価格/1,404円

いまだ解明されていない古代天皇と消えた都の謎を追う!
本書では古代天皇陵40基を1基ずつ取り上げ、それにまつわる天皇の歴史、最新の発掘情報を紹介。 同時に、天皇陵と関わりの深い、天皇がいた場所・都も紹介していきます。
古代天皇は、代が変わるごとに都の場所を変更していきました。41代の持統天皇が 藤原京に遷都するまで、のべ56の都が作られてきたのです。
平城京&平安京以前のものは、天皇陵と違い、明確なカタチを残していないですが、遺跡や遺構などが見つかっている都もあります。 天皇の歴史もからめながら、陵墓である古墳、そして都という2つの視点から古代史の謎に迫ります。
お見逃しなく!!

日本の古代史飛鳥の謎を旅する 古代国家形成までの激動の政治ドラマが眠る舞台

■出版年月/2015年8月
■ジャンル/歴史、飛鳥、万葉集
■監修/瀧音能之
■出版社/宝島社
■税込価格/994円
■サイズ/109P 30cm

「日本」始まりの地、7世紀の表舞台を歩く!
古墳時代の終焉から118年間、日本の政治・文化の中心地であった飛鳥(奈良県・明日香村周辺)。万葉集に多く詠まれたのどかな日本の原風景の中に、日本最古の本格的大寺院・飛鳥寺、聖徳太子の生誕地・橘寺、“飛鳥美人”で知られる高松塚古墳、蘇我馬子の墓とされる石舞台古墳など、古代ロマンあふれる史跡が散在しています。本誌では「飛鳥時代」の歴史解説を中心に、万葉集の風景、史跡、謎の石造物などをビジュアル満載で紹介!

京都・奈良の寺社

■出版年月/2015年8月
■ジャンル/ガイド、寺院
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,404円

日本の心と出会う、古都の名刹古社へ。
名寺院、名神社の歴史や見どころはもちろん、 寺社の建造物の構成や配置、参拝のしきたり、 6社、15社と目的をもってまわる巡礼など、 日本人なら一度は行っておきたい京都・奈良の神社仏閣を解説。
奈良からは、薬師寺、法隆寺、春日大社、橿原神宮などの寺院・寺社が登場。「寺院・神社MAP」付。

奈良まち奇豪列伝

■発売日/2015年7月中旬
■ジャンル/奈良郷土史
■著者/安達正興
■出版社/奈良新聞社
■税込価格/1,620円
■サイズ/335P 20cm

馬上チョン髷の漢方名医 「石崎勝蔵」、呑んだくれの古美術写真師 「工藤利三郎」、大正ロマン 古都の草飛行 「左門米造」、最後のばてれん 「ヴィリヨン神父」。あまり知られていない奈良まちの4人の奇豪を取り上げる。

奈良の古代文化 5  記紀万葉歌の大和川

■出版年月/2015年6月
■ジャンル/日本史
■著者/松本武夫
■編集/奈良の古代文化研究会
■出版社/青垣出版
■税込価格/1,296円
■サイズ/215P 21cm

「王権の平野」を育んだ大和川(泊瀬川、巻向川、明日香川、葛城川、布留川、佐保川など)を詠み込んだ古代歌謡を解説。現地をたどる。
<著者紹介>
松本 武夫 (マツモト タケオ)
   大正12年(1923)、奈良県磯城郡三宅町三河に生まれる。大阪府内の公立中学校で国語の教諭を務めるかたわら記紀・万葉歌の研究に没頭。「大和記紀万葉研究会」を主宰し、平成14年(2002)まで55回にわたって“歩こう会”を開催、奈良・大和の古代歌謡ゆかりの地をくまなく訪れ、先導、解説役を果たす。平成22年(2010)、86歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

近畿の名城を歩く 滋賀・京都・奈良編

■発売日/2015年5月29日
■ジャンル/歴史、観光
■編集/仁木宏、福島克彦
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,592円

関西に今も遺る多くの中世城館跡。天守や櫓(やぐら)こそなくとも、往時を偲ばせる石垣や土塁、曲輪(くるわ)の痕跡は訪れる者を魅了する。滋賀・京都・奈良の三府県から精選した名城80を、豊富な図版を交えて紹介。詳細・正確な解説とデータは城探訪の水先案内人として最適。最新の発掘成果に文献による裏付けを加えた、〈名城を歩く〉シリーズ近畿編の第2弾。
☆奈良県の名城ピックアップ!
多聞城/西方院山城/古市城/郡山城/筒井城/番条環濠/立野城/竜王城/布留遺跡居館/菅田遺跡/信貴城/今井寺内町/十市平城/布施城/楢原城/佐味城/佐比山城・多田北城/赤埴城/沢城/秋山城(宇陀松山城)

奈良の鹿 「鹿の国」の初めての本

■出版年月/2010年3月
■監修/奈良の鹿愛護会
■出版社/京阪奈情報教育出版
■税込価格/1,512円
■サイズ/頁数・縦 232P 19cm

産児制限をする鹿の知恵、なぜ奈良公園は鹿の糞で埋まらない?一吹き2万円。鹿寄せラッパ。鹿せんべいは無添加優良食品!男女交際は発情期だけ、角きりで集まった角の行方、白ちゃんの思い出、他府県まで足を伸ばす放浪鹿などなど、奈良の鹿についての不思議や、驚くべき情報が満載!

旅の手帖 2015年6月号

■発売日/2015年5月9日
■ジャンル/旅行、情報誌
■出版社/交通新聞社
■税込価格/596円

今月号の特集は「古道を歩く」。気持ちよく歩ける歴史道を一挙紹介!
<掲載例>
 ◇熊野古道 小辺路(十津川温泉~熊野本宮大社)
 ◇東海道(由比宿~興津宿)
 ◇中山道(奈良井宿~藪原宿)
 ◇山の辺の道(石上神宮~大神神社)  ほか

奈良・大和路  ブルーガイド てくてく歩き 13

■出版年月/2015年5月
■ジャンル/ガイド、地図、グルメ
■出版社/実業之日本社
■税込価格/1,188円
■サイズ/191P 21cm

巻頭特集は春日大社の式年造替行事ほか、国宝に指定されている仏像が日本でいちばん多い奈良ならではの「仏像さんぽ」、『古事記』『日本書紀』ゆかりの地を訪ねる「いにしえの奈良大和路を歩く」、「奈良 四季の花を訪ねて」など目白押し!
歩く楽しみも多い奈良にあわせて、おさんぽに便利な「てくさんぽ」特集も。
巻末には奈良への行き方、奈良の中での交通、JRや近鉄、奈良交通バスのおトクなきっぷ情報など、実用情報もしっかり紹介されています。北部から南部まで幅広くカバーした 奈良を旅するなら欠かせない1冊。

奈良の古代文化 4  天文で解ける箸墓古墳の謎

■出版年月/2015年3月
■ジャンル/歴史
■著者/豆板敏男
■編集/奈良の古代文化研究会
■出版社/青垣出版
■税込価格/1,404円
■サイズ/215P 21cm

纒向の箸墓古墳造営の謎は天文で解けた。夏至や冬至の日の出、日・月・星の動き、二十八宿の星宿、日食現象などから箸墓古墳造営の謎にせまる。

近鉄奈良線 街と駅の1世紀

■出版年月/2015年4月
■発売日/2015年4月6日
■ジャンル/趣味、写真集
■著者/藤原浩
■出版社/彩流社
■税込価格/1,998円

阪奈間の大動脈である近鉄奈良線(難波線・大阪線の一部含む)の想い出写真集がまもなく登場。各駅ごとに古地図・古写真で巡るタイムトリップ。往時の記憶がよみがえります。生駒線・生駒ケーブル・けいはんな線も収録。充実したコラムも必見。初出写真満載です!!

奈良歴史地図帖 探訪!!

■出版年月/2015年3月
■ジャンル/歴史、雑学、教養
■編集/歴史探訪研究会
■出版社/小学館クリエイティブ
■税込価格/1,728円
■サイズ/95P 26cm

いにしえの都「平城京・奈良」を豊富な地図を使って、歴史的なポイントや事件の背景を紹介した歴史探訪地図帖です。
奈良の歴史散歩が楽しくなる、おすすめの探訪コースはもちろん、千三百年前の「平城京」と現代の「奈良」を鳥瞰図で比較する、四神に守られた「風水地図」や「都の配置図」、飛鳥・白鳳・天平の名品、国宝級の「仏像分布地図」など多彩な地図を掲載。地図を読み解くことで、新しい「奈良」の歴史が見えてきます。

奈良歴史読本 読む・見る・歩くおとなのための街歩きガイドブック

■出版年月/2015年3月
■ジャンル/歴史、雑学、教養
■出版社/KADOKAWA
■税込価格/1,000円
■サイズ/175P 21cm

インタビュー「私の奈良」では、漫画家の里中満智子、作家の森見登美彦などが登場。 特集「まほろば幻想 風景が語る古代史」、「奈良大和路の至宝 美と荘厳のほとけたち」 他、 充実のコラムもお見逃しなく!

平城京の住宅事情 貴族はどこに住んだのか

■出版年月/2015年3月
■ジャンル/歴史
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/1,836円

豪華絢爛な大極殿や朱雀門が立ち並ぶ平城京。 役所で一万人以上が働く都では、どんな人がどこに住んでいたのか。長屋王や舎人親王、藤原氏らの邸宅の発掘成果を駆使し、宅地の規模や構造から相続問題まで、平城京の住宅事情を解き明かす。

今、古代大和は

■出版年月/2014年11月
■ジャンル/古代史、教養
■著者/石野博信
■出版社/奈良新聞社
■税込価格/1,944円
■サイズ/275P 21cm

橿原考古学研究所で副所長を務めるなど、長年にわたって奈良県内の発掘調査に携わってきた著者が、読みやすい文章と卓越した視点から「古代大和」の謎を読み解き、読者を謎と魅力いっぱいの「考古学の世界」に引き込みます。
今、行われている古代大和の発掘情報がこの一冊に。古代大和が地下から発信する「歴史ロマン」をご堪能ください!

<目次>
第1章 みちのくから古代大和へ
第2章 橿原縄文人と唐古鍵弥生人―縄文人が弥生人になった?
第3章 都市・纒向と大型墓群―弥生人が古墳を造った
第4章 大王家と葛城一族
第5章 今、古代大和は
付録―筐底(きょうてい)から

日本の古寺100選

■出版年月/2014年11月
■ジャンル/歴史、雑学、教養、仏教
■出版社/宝島社
■税込価格/1,080円

仏教伝来以来、日本で独自の進化を遂げた仏教の十三宗派。代表的な十五の大伽藍など古寺を巡ることで、仏教への理解も深まり、お寺巡りをもっと楽しむことができるようになるという趣旨のガイドムックです。本書では100の古寺を厳選し、宗派ごとの構成で見せます。古寺にまつわる歴史や見どころを紹介するとともに、開祖の生涯や宗派の歴史を読者にわかりやすく解説します。
奈良県からは、池に映る五重塔が奈良八景のひとつに謳われる興福寺、国内最古の大寺院・飛鳥寺等が登場。 全国の風光明媚な古寺を、ビジュアルメインで観光ガイド風に紹介しています。

古代史の窓

■出版年月/2014年10月
■ジャンル/古代史
■著者/岡本新也
■出版社/文芸社
■税込価格/1,296円
■サイズ/151P 19cm

日本という国の始まりの地を求め、飛鳥・奈良地域を訪ね歩いた古代史探訪の記録。
著者が何度か実際に足を運んだ寺院、遺構を通じ古代史を見つめる。

あなたの知らない奈良県の歴史

■出版年月/2014年9月
■ジャンル/歴史、雑学、教養
■監修/山本博文
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,004円
■サイズ/189P 18cm

古代から近代まで、奈良県の通史を分かりやすく解説。歴史の流れと、歴史上の人物、歴史的な大事件が「手軽」に分かる。
伝説に包まれた「聖徳太子」は実在したのか? 伝説化された剣豪「柳生十兵衛」の実像とは? 郷土の歴史はこれでスッキリ!
<目次>
第1章 奈良県の古代
(大神神社は「日本最古」の神社か? 纒向遺跡は卑弥呼がいた「邪馬台国」なのか? ほか)
第2章 奈良県の鎌倉・室町時代
(平重衡はなぜ東大寺の大仏を焼いたのか?  都落ちした源義経はどうして「吉野」へ逃れたのか? ほか)
第3章 奈良県の戦国時代
(戦国時代の県域にはどんな国人領主がいた?  戦国時代の奈良盆地につくられた「環濠集落」とは? ほか)
第4章 奈良県の江戸時代
(織田信長実弟で茶人の有楽斎が所領を三分して立てた藩とは?  幕府の地方行政機関「奈良奉行」はどのように成立した? ほか)
第5章 奈良県の近代
(奈良県令・四条隆平の「廃仏毀釈」とは?  奈良県はどうやって成立した? ほか)

一向一揆共和国 まほろばの闇 隠された日本 加賀・大和

■出版年月/2014年7月
■ジャンル/文庫、歴史、教養
■著者/五木寛之
■出版社/筑摩書房
■税込価格/842円
■サイズ/287P 15cm

人々を惹きつけてやまない古都の、もう一つの顔とは?
第一部は加賀の一向一揆、第二部では、生と死の世界をわける結界・二上山をめぐる謎と、「ぬばたまの闇」と形容される大和の深い闇を追求する。大和は「土蜘蛛」が住んでいたとされるがその真実とは・・・?
五木寛之が日本史の深層に潜むテーマを探訪するシリーズ「隠された日本」の最新刊!

和樂(わらく) 2014年8・9月号

■発売日/2014年7月1日
■ジャンル/情報誌
■出版社/小学館
■税込価格/1,400円

今月の特集は、「懐かしい!ニッポンの原風景を歩く! Finding Japan Again!」。美しき日本の風土と歴史と文化が生まれた場所を訪れます。他、歌人・馬場あき子さんと“やまとことば”の地を巡った「万葉集のふるさと、奈良でニッポン人の原風景を見つけた!」、大物写真家たちの心をとらえてきた美しき女人高野「室生寺 静寂と祈りの世界へ」など、奈良に関する特集も目白押し。

<別冊付録>
◇ニッポンの名画50 原寸大美術館
  高松塚古墳の壁画、平安期の絵巻物など、日本美術史を代表する50の名作絵画を
  原寸大で掲載!
◇美術展カレンダー 2014年夏特別版

奈良大和高原の縄文文化・大川遺跡

■出版年月/2014年4月
■ジャンル/考古学
■著者/松田真一
■出版社/新泉社
■税込価格/1,620円
■サイズ/92P 21cm

古代の都が栄えた奈良盆地の東に広がる大和高原は、縄文時代草創期・早期にさかのぼる遺跡が分布する、縄文時代の黎明期に縄文人が活躍した舞台だ。そこに残された住居跡や土器、石器などから、定住狩猟民としての道を歩みはじめた縄文人の姿を明らかにする。

<著者紹介>
松田真一(まつだ・しんいち)
  1950年奈良県生まれ。明治大学文学部卒業。
ならシルクロード学研究センター研究員、奈良県立橿原考古学研究所調査研究部長、同副所長、同附属博物館館長などを経て、現在、天理大学附属天理参考館特別顧問、香芝市二上山博物館館長。 主要著作 『大川遺跡』山添村教育委員会(編著)、『奈良県の縄文時代遺跡研究』由良大和古代文化研究協会、『一万年前を掘る』吉川弘文館(編著)、『桐山和田遺跡』奈良県立橿原考古学研究所(編著)、『吉野 仙境の歴史』文英堂(編共著)、『重要文化財橿原遺跡出土品の研究』奈良県立橿原考古学研究所(編共著)など 。

一個人(いっこじん) 2014年5月号

■出版年月/2014年3月
■発売日/2014年3月25日
■出版社/ベストセラーズ
■税込価格/700円

時代別に、奈良の古寺社を旅する。

【第1章】飛鳥時代1
大化の改新の舞台を訪ねる。中大兄皇子と中臣鎌足が密談を交わした地に建つ談山神社から、 クーデターのあった遺跡へ。
【第2章】飛鳥時代2
聖徳太子ゆかりの古刹と史跡を訪ねる。生誕地に建つ橘寺から、愛馬が眠る古墳、往来した太子道まで。
【第3章】奈良時代
平城京を中心に発展した奈良時代の仏教文化を旅する。薬師寺・大安寺が藤原京から移転し、興福寺の隆盛、東大寺の大仏建立、鑑真が唐招提寺を建立するまでを追う。
【第4章】平安時代
室生寺、長谷寺、當麻寺など、奈良の山中に開かれた平安仏教の聖地をめぐる。
【第5章】鎌倉時代
天才仏師、運慶・快慶。至宝の仏像巡り。玉眼、筋肉などの写実表現にこだわった“鎌倉時代の新様式”を鑑賞する。
【第6章】南北朝時代
後醍醐天皇の足跡を巡る。金峯山寺、吉水神社、如意輪寺、吉野神宮など、吉野に逃れ、南朝を興した南北朝時代を回顧する。
ほかにも「奈良の名宿、奈良ホテル」「奈良の名刹と仏像を巡る春の休日」など、奈良の特集が盛りだくさん!

奈良の世界遺産 (修学旅行で行ってみたい日本の世界遺産 3)

■出版年月/2014年3月
■ジャンル/世界遺産
■著者/原靖一
■出版社/岩崎書店
■税込価格/3,240円
■サイズ/55P 29cm

東大寺、興福寺、唐招提寺、薬師寺、春日大社など古都奈良の世界遺産群と、古い木造建築物の代表格法隆寺を紹介する。

法隆寺の正体 もし聖徳太子が仏教王蘇我馬子であるならば

■出版年月/2013年12月
■ジャンル/古代史
■著者/林順治
■出版社/彩流社
■税込価格/2,484円
■サイズ/288P 20cm

法隆寺を建立した聖徳太子は実在したか? 現法隆寺は推古時代に建立されたのか、それとも天武天皇のころに造られたのか? 聖徳太子が“大王蘇我馬子”の分身だとすれば、誰が虚構の聖徳太子をつくったのか? 史実と虚構の入り混じった物語「記紀」を選り分けながら、1300 年余の法隆寺と聖徳太子の秘密のヴェールを剥ぐ。

平城京ロマン 過去・現在・未来

■出版年月/2010年10月
■ジャンル/平城京、日本史
■著者/井上和人、粟野隆
■出版社/京阪奈情報教育出版
■税込価格/1,470円
■サイズ/189P 19cm

歴史ファン必携! 平城京保存に人生をかけた人々の話から、あしたの遺跡のあり方まで、研究者が語る平城京の魅力! 平城京をよりよく知る。

<目次>
1 遥かなる奈良の都―平城京造営の歴史的意味を問う
2 平城京、その後
3 平城京研究の礎―明治時代の泰斗たち
4 平城京を守った人々―明治大正を生きた至誠の群像 棚田嘉十郎とその周辺の人々
5 内務省の調査と整備事業―上田三平による内務省の発掘調査
6 平城宮の全域確認と保存への道程
7 平城宮跡の発掘調査研究のあゆみ―奈良文化財研究所の発掘調査五〇年
8 平城京保存の展開
9 「平城遺跡博物館」構想と平城宮跡の復元・整備
10 平城京の将来に向けて

小説 大津皇子 二上山を弟(いろせ)と

■出版年月/2013年10月
■ジャンル/小説、日本文学
■著者/上島秀友
■出版社/青垣出版
■税込価格/1,575円
■サイズ/269P 19cm

石川郎女との儚き恋。伊勢斎宮・大伯皇女との姉弟愛。草壁皇子との皇位争い。持統天皇の思惑、藤原不比等の影。大津皇子を取り巻く愛と憎悪。もう一つの「万葉の時代」が鮮やかに甦る!

飛鳥と斑鳩 道で結ばれた宮と寺

■出版年月/2013年11月
■ジャンル/日本史、考古学
■著者/酒井龍一、荒木浩司、相原嘉之、東野治之
■出版社/ナカニシヤ出版
■税込価格/840円
■サイズ/87P 21cm

聖徳太子が飛鳥と斑鳩を結ぶ直線道を往復したという「太子道」と、その道に沿った古代の都市はどのような姿であったのか。
仮説を提示し、最近の考古学発掘調査成果より検証する。

縄文人の祈りと願い

■出版年月/2013年2月
■ジャンル/日本史、考古学
■著者/瀬口眞司、永野仁、岡田憲一、狭川真一
■出版社/ナカニシヤ出版
■税込価格/840円
■サイズ/109P 21cm

古くから謎の多い土偶の役割とは何か、また、貝・石・土製の仮面はどんなことに使われたのか。
縄文人の営みを遺跡や出土品から探りながら、縄文人の精神世界を考察する。

日本古代の歴史 3  奈良の都と天平文化

■出版年月/2013年11月
■ジャンル/古代史
■著者/(企画編集委員)佐藤信、佐々木恵介、(著)西宮秀紀
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,940円
■サイズ/294P 20cm

律令制により国家体制を整備・強化した古代「日本」。正倉院宝物に代表される国際色豊かな文化が花開く寧楽の都。天変地異や疫病、政情不安と内乱、唐・新羅・渤海との外交課題や行財政改革と直面する八世紀を描く!

歴史の旅 古代大和を歩く

■出版年月/2013年11月
■発売日/2013年11月5日
■ジャンル/古代史、歴史
■著者/和田萃
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,940円
■サイズ/231,5P 21cm

古代より歌に詠まれてきた“国のまほろば”大和の魅力を紹介。豊富な写真と味わい深い文章で、ヤマトタケル、三輪山の神など、記・紀の伝承や土地の歴史を描き出す。美しい景色への愛着が注がれた、奈良の歩き方ガイド。この一冊で時空を旅する!

若い人に語る奈良時代の歴史

■出版年月/2013年10月
■ジャンル/歴史、古代史
■著者/寺崎保広
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,940円
■サイズ/251P 20cm

歴史の楽しさを若い人たちに味わってもらうべく、奈良時代史を九つのエピソードに分けて語ったユニークな歴史講義。歴史教科書とは一味違う古代史を再現する。時代の雰囲気が体感でき、新しい奈良時代が見えてくる。

古事記ゆかり地マップ

■出版年月/2013年7月
■ジャンル/古事記、地図、ガイド
■編集/古事記ゆかり地マップ編集委員会
■監修/及川智早
■出版社/ぶよう堂
■税込価格/1,050円
■サイズ/137P 30cm

全国に点在する古事記のゆかり地を1冊にまとめたガイドマップ。
アクセス方法や近隣詳細図も完備。『古事記』に記された物語と、古事記ゆかりの地を紹介。

日本の城 全国版  2013年10月22日号

■発売日/2013年10月8日
■ジャンル/情報誌、歴史、建築
■出版社/デアゴスティーニ・ジャパン
■税込価格/590円

大国大和を治めた総構の城、大和郡山城特集号!

遣唐使 阿倍仲麻呂の夢

■出版年月/2013年9月
■ジャンル/選書、歴史
■著者/上野誠
■出版社/角川学芸出版
■税込価格/1,890円
■サイズ/268P 19cm

大和の国に生まれ、学才を見いだされた男は、やがて遣唐使として中国に渡り、帝国・唐の重臣となった──。
帝国・唐の重臣閣僚となった阿倍仲麻呂。その非凡な才は新生国家としての日本を体現する知そのものだった──。仲麻呂の生涯を貫く夢と、ただ一首だけ残された歌「天の原」の謎を、日唐交流史を背景に鮮やかに描く!

古代道路の謎 奈良時代の巨大国家プロジェクト

■発売日/2013年3月29日
■ジャンル/文庫、古代史、歴史
■著者/近江俊秀
■出版社/祥伝社
■税込価格/840円

飛鳥・奈良・平安時代に中央と地方を結ぶのを目的として、計画的に整備・造成された「古代道路―駅路(えきろ)」。その規模や構造は中世・近世・近代のものをしのぎ、現在の高速道路・幹線道路に匹敵したが、十一世紀には廃絶した。
古代道路はなぜ造られたのか?そしてなぜ廃絶したのか?古代史の流れとともに文化庁文化財調査官がわかりやすく解説する。
歴史ファン・古代史ファン待望の一冊!新しい切り口から奈良の知識を深める。

奈良ゆとりの旅 大きな文字で読みやすい

■発売日/2013年7月8日
■ジャンル/ガイド,
■出版社/実業之日本社
■税込価格/1,218円
■サイズ/191P 21cm

数多くの国宝に重要文化財、さらに世界遺産を擁する古都・奈良。東大寺や春日大社、興福寺といった定番の見どころにとどまらず奈良町、西ノ京、平城宮跡、柳生、斑鳩、さらに県南部の飛鳥や吉野まで幅広く収録しています。縦組みで文字が大きいので、読みやすさでも好評。寺社の縁起や歴史、街の由来を「深く知る」!旅のお供にどうぞ。

謎の古代豪族 葛城氏

■出版年月/2013年7月
■ジャンル/新書、古代史
■著者/平林章仁
■出版社/祥伝社
■税込価格/861円

天皇家と並んだ大豪族はなぜ、歴史の闇に消えたのか。
5世紀後半、『古事記』『日本書記』の記述から突然消えた葛城氏。その時、ヤマト王権で何が起きたのか─
古代史最大の謎を追う!葛城氏の実像と盛衰をあきらかにするとともに、ヤマト王権の実態に迫る書。

出雲と大和 古代国家の原像をたずねて

■出版年月/2013年1月
■ジャンル/古代史、新書
■著者/村井康彦
■出版社/岩波書店
■税込価格/882円
■サイズ/252,10P 18cm

大和の中心にある三輪山になぜ出雲の神様が祭られているのか?それは出雲勢力が大和に早くから進出し、邪馬台国を創ったのも出雲の人々だったからではないか?ゆかりの地を歩きながら、記紀・出雲国風土記・魏志倭人伝等を読み解き、古代世界における出雲の存在と役割にせまる。古代史理解に新たな観点を打ちだす一冊。
掲載写真は全て著者により撮影されたもの。合わせてご覧頂きたい。

月刊大和路ならら 2013年6月号(177号)

■発売日/2013年6月1日
■ジャンル/歴史
■出版社/地域情報ネットワーク
■税込価格/400円

奈良の歴史と言えば飛鳥・奈良時代にどうしても目がいきがちですが、今回の「ならら」は京都朝廷(北朝)と吉野朝廷(南朝)が共に並立していた南北朝時代の吉野をクローズアップしています。
「一味散々(1333年)、建武の新政」。元弘3年、後醍醐天皇は鎌倉幕府を倒し天皇親政を行いました。しかし政治は混乱、ついには国内が2つに分裂する南北朝時代へ突入します。南朝の後醍醐天皇が吉野に潜んだことから、奈良県南部は南朝史がいまも息づいている地。「哀史」の一言ではくくりきれない激動の時代の痕跡を、各地に訪ねます。

奈良・二月堂青衣の女人

■出版年月/2013年6月
■ジャンル/歴史
■著者/赤松憲樹
■出版社/郁朋社
■税込価格/1,575円

百鬼夜行が跋扈する平城の都。光りを拒絶する「闇」に密やかに息衝く言霊とは……。とこしえの時を経て今、語り継がれる女人伝説。

日本古代木簡字典 改訂新版

■出版年月/2013年4月
■ジャンル/辞典・事典
■編集/国立文化財機構奈良文化財研究所
■出版社/八木書店古書出版部
■税込価格/2,625円
■サイズ/270P 19cm

日本古代の木簡から初めて直接文字をとった字典の改訂新版が登場。
改訂新版では平城宮の木簡に加えて、長屋王家木簡や二条大路木簡など、8世紀の木簡の文字を大幅に増補、精選。さらに藤原宮や飛鳥池遺跡など、日本で木簡の本格的使用が始まった7世紀後半の木簡も収録している。
古代を読み解く木簡字典。興味のある方、ぜひ。

散策&観賞 奈良大和路編 古都の美術・歴史を訪ねて 〔2013〕最新版

■出版年月/2013年4月
■ジャンル/大和路、ガイド
■著者/木下長宏、ユニプラン編集部
■編集/木下長宏、ユニプラン編集部
■出版社/ユニプラン
■税込価格/480円
■サイズ/80P 21cm

奈良の世界文化遺産他、奈良公園、法隆寺、橿原神宮などの、約100件のスポット及び歴史的事件・人物など豊富なコラムを掲載。最新版、まもなく登場です。

文化財学の新地平

■出版年月/2013年4月
■ジャンル/歴史、人文
■著者/奈良文化財研究所
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/13,650円

文化財研究を常にリードする奈良文化財研究所の創立60周年を記念した論文集。旧石器時代から近代にいたる遺跡・遺物、飛鳥・藤原・平城京などの都城に関する研究、東アジア的視座による広汎な研究や科学的調査法など、最先端を示す83編を収録。多岐にわたる専門分野の研究員が総力をあげて、これからの文化財学への新地平を拓く。興味のある方はぜひ。

平城京の謎

■出版年月/2013年2月
■ジャンル/日本史
■著者/東野治之 ほか
■出版社/ナカニシヤ出版
■税込価格/840円
■サイズ/93P 21cm

藤原京からわずか十数年でなぜ平城京遷都が行なわれたのか。その謎に迫り、平城京がどのような都市計画で建設されたのかを解説する。奈良大ブックレット第1段の最初を飾るのはこれ!

邪馬台国の考古学

■出版年月/2012年3月
■ジャンル/古代史、選書
■著者/東潮
■出版社/角川学芸出版
■税込価格/1,785円
■サイズ/253P 19cm

九州説か畿内説か。『三国志』東夷伝倭人条(「魏志倭人伝」)の解釈から、数多くの議論がなされてきた邪馬台国論争。東夷伝がそもそもどんな天下観で記されたのか?東アジア考古学の観点から解明する。卑弥呼=箸墓古墳説の補強、難升米=黒塚古墳の新説の展開など、東夷伝の新たな世界が描かれる。

古事記の禁忌(タブー) 天皇の正体

■出版年月/2013年1月
■ジャンル/文庫、歴史、教養
■著者/関裕二
■出版社/新潮社
■税込価格/483円
■サイズ/246P 16cm

『古事記』には謎が多い。勅命で編纂された歴史書でありながら記述が途中で終わり、200年もの空白があること。又、同時期の『日本書紀』と全く反対の外交姿勢をとっていること。さらに矛盾に満ちた序文の存在。黙殺された謎の数々を解き明かす中で浮かび上がる「秦氏」と「播磨」の重要性、そして最大のタブー“天皇の正体”とは―。
史学界が『古事記』偽書説を笑殺するのは何故か?秦河勝は祟っていた・・・?平安時代に権力者は何度も入れ替わった理由とは?など、『古事記』の謎を紐解く。

眠れないほど面白い『古事記』

■出版年月/2013年1月
■ジャンル/雑学、文庫
■著者/由良弥生
■出版社/三笠書房
■税込価格/630円
■サイズ/358P 15cm

陰謀と戦い、禁断の恋、嫉妬燃えさかる愛憎劇…日本最古の歴史的名著『古事記』を大胆かつ鮮やかに再現。スリリングでロマンチックな日本神話を読み解く。

古事記の奈良大和路

■出版年月/2013年1月
■ジャンル/日本史
■著者/千田稔
■出版社/東方出版
■税込価格/2,100円
■サイズ/187P 20cm

古事記や日本書紀、万葉集の記述と比較しながら、古代の大和路を探求する45話。
平成23年5月~平成24年6月まで産経新聞奈良版で連載されていた、奈良県立図書情報館長の千田稔氏による「記紀万葉の風景」が再構成されている。オールカラー。近辺の地図も掲載されており、ゆかりの地のガイドとしても活用できる。

マンガ遊説 日本を読もう わかる古事記

■出版年月/2012年6月
■ジャンル/哲学、宗教、歴史、地理
■著者/村上ナッツ、つだゆみ
■出版社/西日本出版社
■税込価格/1,470円
■サイズ/四六版

☆★古事記出版大賞・太安万侶賞受賞作品★☆
漫画家であるつだゆみさんのイラストと、劇作家の村上ナッツさんの文章で、古事記全編を分かりやすく読み解く。古事記の入門書にどうぞ。

論考 邪馬台国&ヤマト王権

■出版年月/2012年11月
■ジャンル/古代史、歴史
■編集/奈良の古代文化研究会
■出版社/青垣出版
■税込価格/1,260円
■サイズ/184P 21cm

邪馬台国とヤマト王権をさまざまな角度から究明、日本国家の起源について考える。
銅鐸、魏志倭人伝、卑弥呼、箸墓古墳など、邪馬台国・ヤマト王権を語る上で押さえておきたいポイント5編を収録。より詳しく歴史を学びたい方は、ぜひ。

街道・古道を歩く旅 関西周辺 歴史の街並み・石畳日帰りで歩ける特選23コース

■出版年月/2012年11月
■ジャンル/ガイド、地図
■編集/河本佳樹
■出版社/山と溪谷社
■税込価格/1,680円
■サイズ/151P 21cm

関西周辺に残る街道や古道23本のクライマックスコースを、時代別に歴史を踏まえて歩くルートを紹介。奈良の古道を例に見ると古代~飛鳥時代(~710)の山の辺の道、下ツ道、葛城街道。奈良時代(710~794)の暗越奈良街道、大和街道など。わかりやすい解説と、歩きやすく迷わない地図、撮り下ろし写真が魅力の一冊となっている。歩いた後の食事処や温泉などの最新情報も充実。 古道に興味のある方はぜひ。

古墳と被葬者の謎にせまる 「考古学」最新講義

■出版年月/2012年9月
■ジャンル/人文、歴史、考古学
■著者/大塚初重
■出版社/祥伝社
■税込価格/1,575円
■サイズ/254P 19cm

古代史を彩るさまざまな古墳は、いつどのように造られたのか。そこに葬られているのは、いったいどんな人物なのか―。日本考古学界の第一人者が、今日までの古墳発掘と出土品研究の成果をもとに、60余年の経験を交えて、熱く、平易に語った最新講義録。卑弥呼の墓・邪馬台国論争から天皇陵治定(陵墓指定)問題、世紀の発見「藤ノ木古墳」発掘秘話まで、社会人講座「明治大学リバティアカデミー」の大人気レクチャーを収めた歴史・考古学ファン待望の一書。藤ノ木古墳だけでなく、ホケノ山古墳、箸墓古墳、牽牛子塚古墳、斉明天皇陵など、奈良の古墳が数多く取り上げられており、知識を深めるのに最適。

NHKさかのぼり日本史 10奈良・飛鳥<br>
“都”がつくる古代国家

■出版年月/2012年6月
■ジャンル/人文、日本史
■著者/仁藤敦史
■出版社/NHK出版
■税込価格/998円
■サイズ/123P 19cm

豪族集団の「倭国」から、天皇中心の律令国家「日本」へ。
古代王権の遷都から学べることとは?
繰り返された遷都と都城の構造の変化を手がかりに、日本の国造りの原点を見る。

万葉の秀歌

■出版年月/2012年7月
■ジャンル/文庫、教養
■著者/中西進
■出版社/筑摩書房
■税込価格/1,680円
■サイズ/542P 15cm

宮廷の貴族が、秘めた愛や篤き友情を詠み交わした「相聞歌」。
防人が異国の地で望郷の想いをうたった「防人歌」。
農民が戯れに紡いだユーモアあふれる「東歌」-。
古えの日本の心を豊かに伝えてきた『万葉集』全4500余首より珠玉の252首をセレクトして紹介。万葉研究の第一人者・中西進氏があらゆる地域、階層の万葉人の心に寄り添い、歌に隠された数々のドラマ・四季折々の日本の風景に想いを馳せながら、丁寧に味わい、深く読み解いていく。額田王、天武天皇、持統天皇などの有名どころも押さえられているので入りやすく、読みやすい。
全20巻ある「万葉集」を順に追って辿り、それぞれの巻の歴史的背景や、用語などの基礎知識を学びつつ鑑賞できる『万葉集』解説の決定版。

週刊 日本の世界遺産 2012年9月2日号

■出版年月/2012年8月
■発売日/2012年8月23日
■ジャンル/情報誌、世界遺産
■出版社/朝日新聞出版
■税込価格/580円
■サイズ/A4版変型・オールカラー36頁

古都・奈良特集第二弾登場。テーマは「復元・修理で蘇る八世紀の都」。
奈良の文化財として平城宮、薬師寺、唐招提寺をピックアップ。又、「解体修理が東塔の謎を解く?」「唐招提寺金堂の三尊はいつ頃つくられたのか」など、他にも好奇心くすぐられる見出しが並ぶ。「平城宮東院庭園にみる奈良時代の造園法」など少々変わった視点の特集も面白い。

古代葛城とヤマト政権 増補版

■出版年月/2012年7月
■ジャンル/人文、日本古代史
■著者/網干善教ほか
■編集/御所市教育委員会
■出版社/学生社
■税込価格/2,415円
■サイズ/238P 20cm

葛城氏の強大な勢力については「古事記」「日本書紀」にも記述が見られるという。
果たしてヤマト政権と対峙した葛城とは?葛城氏巨石の石室と特異な石棺の前期古墳群、武器・武具、銅鏡、埴輪などの豊富な副葬品、導水施設のある祭祀遺跡など、奈良盆地の西端に蟠踞した豪族・葛城氏から古代ヤマト政権の実態を解明する。

日本書紀の虚構と史実

■出版年月/2012年8月
■ジャンル/教養、新書、歴史
■著者/遠山美都男
■出版社/洋泉社
■税込価格/935円
■サイズ/251P 18cm

『日本書記』は神代から持統帝までの朝廷を中心とした、神話・伝説を記述する日本古代史の歴史書である。だが、ご存じだろうか?現存する最古の歴史書『古事記』が、やまと言葉を重んじて国内向けに編纂されたのに対し、『日本書記』は本格的な漢文で書かれたという事実を。
なぜこのような違いが生まれたのか。理由は『日本書紀』の読者が先進国・中国をターゲットにして記述された事にあった!
果たして『日本書紀』はどこまで信用出来るのか?編纂者による歴史改竄の意図をあぶり出す。

これならわかる!『古事記』 現存する世界最古の国家・日本の成り立ちを知る!!

■出版年月/2012年8月
■ジャンル/古典
■監修/竹田恒泰
■出版社/学研パブリッシング
■税込価格/880円
■サイズ/143P 26cm

古事記には「日本とは」「日本人とは」そして「天皇とは」についてが書かれている。
本書の監修は旧皇族・竹田家に生まれ、明治天皇の玄孫にあたる竹田恒泰氏。
マンガや写真、イラストなどで古事記をわかりやすく解説する。

本当は怖い「古事記」 日本人が知らない闇の日本神話

■出版年月/2012年8月
■ジャンル/古典
■著者/古銀剛
■出版社/学研パブリッシング
■税込価格/1,680円
■サイズ/245P 19cm

因幡の「シロウサギ」は、なぜ「白兎」ではなく「素兎」なのか?
「国譲り」神話、じつは「国盗られ」神話だった?
なぜ、ヤマトタケルは残虐な殺し方をしたのか?
古事記下巻で天皇家の醜聞が延々と記される理由とは?
日本最古の書物『古事記』には知られざる恐ろしい神話が数多く記されていた!魑魅魍魎がうごめく残忍で恐ろしい裏の神話、グロテスクな闇にせまる。

シルクロード紀行 正倉院へとつづく道

■出版年月/2012年6月
■ジャンル/人文、古代史
■編集/読売新聞大阪本社、奈良国立博物館
■出版社/ミネルヴァ書房
■税込価格/2,100円
■サイズ/146P 図版16枚 22cm

正倉院にもたらされた宝物は、かつてシルクロードからやってきた。
宝物の運ばれてきたルートをたどりながら、その背後に託された興亡する文明と民族の想いにも触れる。
解説は奈良国立博物館長、湯山賢一氏。

地図で読む『古事記』『日本書紀』

■出版年月/2011年5月
■ジャンル/雑学、文庫
■著者/武光誠
■出版社/PHP研究所
■税込価格/620円
■サイズ/233P 15cm

あまたの神々が登場する神代の物語には、各地方の勢力争いの歴史が反映されていた・・・!?
「纏向(まきむく)遺跡は本当に邪馬台国なのか?」「神功皇后の新羅遠征は創作?」「継体天皇は新王朝をひらいたのか?」など、いまだ結論が出ていない謎を東アジアの歴史も交えつつ、最新考古学の発見と文献を駆使して解説する。
『記紀』をより深く知りたい方は是非!

唐古・鍵遺跡

■出版年月/2012年6月
■ジャンル/考古学
■著者/藤田三郎
■出版社/同成社
■税込価格/1,890円
■サイズ/194P 20cm

弥生時代の環濠集落遺跡として知られる唐古・鍵遺跡。
大型建物の跡地や青銅器鋳造炉など工房の跡地が発見されたことから、弥生時代に重要な勢力の拠点があった集落ではないかと見られている遺跡だ。
本書は邪馬台国との関連で注目された楼閣の絵を含む多数の絵画土器や、青銅器鋳造施設の詳細などを、最新のデータから集落の様相を分かりやすく解説している。
考古学という、いつもと少し違った視点から奈良を見てみるのも面白いかも知れない。

古事記 いのちと勇気の湧く神話

■出版年月/2012年7月
■ジャンル/教養、新書
■著者/大塚ひかり
■出版社/中央公論新社
■税込価格/861円
■サイズ/259P 18cm

日本人の初心にかえり、神話の底力を体感する。
読者を癒し、生きる力を与えてくれる古事記。本書は著者が古典エッセイストという独自の着眼によって、最古の文学に日本の原点を見出すものだ。『古事記』を日本人が還るべき「実用書」と捉えた、10倍楽しくなるガイド登場。

古事記

■出版年月/2012年7月
■ジャンル/日本文学、文庫
■著者/梅原猛 〔訳〕
■出版社/学研パブリッシング
■税込価格/650円
■サイズ/294P 15cm

稗田阿礼は藤原不比等だった?「原古事記」には柿本人麿もかかわっていた?
この大胆な仮説を裏づけるべく、梅原猛が初めて『古事記』の現代語訳に挑戦した記念碑的作品。アイヌ語などを駆使して、従来読み解けなかった難解な文章を明らかにしていく!
『古事記』の編纂に携わった事以外、素性は一切不明という謎の人物”稗田阿礼”、そして現存する古事記以外にかつて存在したという古事記群”原古事記”。学べば学ぶほど興味深い古事記の謎に一層興味が湧くはず。

古事記を知りたい ニッポンのルーツがわかります!

■出版年月/2012年6月
■ジャンル/古代史
■出版社/エイ出版社
■税込価格/580円
■サイズ/127P 21cm

最近「古事記」の話題がよく上がっているけれど、よく知らないし、今更勉強しなおすのもなぁ・・・そんな理由で「古事記」を敬遠していませんか?
なら、この本はどうでしょう?
”因幡の白兎”は知っているけれど、その話が「古事記」のものだと知らなかった。そんな方にも一から無理なく「古事記」が学べる内容となっています。
国土ができた話、神様ができた話、そして日本人の営みの始まりとは・・・?
予備知識をダイジェストマンガでさらっと仕入れて、曖昧な知識を整理するのもいいかもしれませんよ!

ゼロから知る「古事記」 編纂1300年。日本最古の書物を徹底ガイド

■出版年月/2012年6月
■ジャンル/歴史、人文
■出版社/学研パブリッシング
■税込価格/780円
■サイズ/113P 28cm

予備知識なしでも大丈夫。編纂1300年を迎えた『古事記』を知るための最高の1冊。作家・阿刀田高氏の『古事記』現代語訳も収録。

古事記不思議な1300年史

■出版年月/2012年5月
■ジャンル/古代史、人文
■著者/斎藤英喜
■出版社/新人物往来社
■税込価格/1,470円
■サイズ/174P 19cm

古事記の作られた理由とは?古事記の読まれ方が時代によって違う?
古事記は偽書なのか・・・?
あなたの常識が覆るかも?現存する写本を元にして「本当の古事記」を探る。

月刊 大和路 ならら 2012年6月号(165号)

■出版年月/2012年6月
■発売日/2012年6月1日
■ジャンル/情報誌
■出版社/地域情報ネットワーク
■税込価格/400円
■サイズ/B5版

「古事記」。それは神と人とが織りなす、壮大な日本創生の物語。
今月号はまるまる一冊古事記特集!
「古事記」の世界を楽しみ尽くす決定版登場!!
奈良を舞台にした話も盛りだくさんです。

芸術新潮 2012年6月号

■出版年月/2012年5月
■発売日/2012年5月25日
■ジャンル/芸術・美術
■出版社/新潮社
■税込価格/1,600円

創刊750号記念になる今回は古事記特集!
「万葉挽歌のこころ 夢と死の古代学」、「よしのよく見よ 」などの著書で知られる奈良大学文学部教授、上野誠さんも各特集に登場します。
お見逃し無く!

るるぶ古事記1300年古代ロマンの旅

■出版年月/2012年5月
■ジャンル/ガイド、地図
■出版社/JTBパブリッシング
■税込価格/880円
■サイズ/119P 26cm

『古事記』の内容とゆかりのスポットを分かりやすく紹介している本号。古事記の旅を楽しめる1冊となっています。
記紀が編纂された古代国家形成の地・奈良の情報も盛りだくさん!
持統天皇の恋路を1泊2日で巡る・・・こんな楽しみ方もありですよ!
要チェックです!

秀長さん

■出版年月/2012年6月
■ジャンル/日本文学、文庫
■著者/鞍馬良
■出版社/文芸社
■税込価格/735円
■サイズ/406P 15cm

主人公は豊臣秀吉の弟、秀長。
天下統一を陰で支え、晩年は大和郡山で過ごしたという。大和大納言様ではなく、親しみを込めて「秀長さん」と呼ばれている。秀長とは果たしてどのような人物だったのか。彼の人柄、人生にせまる!
手のり文庫サイズながら内容量たっぷりの分厚さと、一際目を引く紫カラーに豊臣の家紋が目印です!

まほろびすと Vol.2(春号)

■発売日/2012年4月25日
■ジャンル/情報誌
■出版社/実業出版
■税込価格/600円
■サイズ/A4判フルカラー、80P

-奈良を再発見。
【第1特集「遠出もいとわぬ、ご朱印の旅」】
 ご朱印の愉しみとは!?天河大辨財天社、壷阪寺、龍泉寺、宇太水分神社、相撲神社…由緒と独特の魅力を放つ霊場を、豊富なビジュアルと共にお楽しみ下さい。
【第2特集「春の奈良、かご弁当。」】
 春の行楽シーズンと言えばお弁当!彩り豊かなお弁当が春を感じさせてくれますよ。
【第3特集「記紀万葉ツアリズム 八咫烏の影を追え」】
 後の神武天皇となるカムヤマトイワレビコを大和へと導いた八咫烏を追って、吉野・宇陀のゆかりある場所を巡ります。
GW中のお楽しみにどうぞ!

奈良県謎解き散歩

■出版年月/2012年4月
■ジャンル/歴史、文庫
■著者/大宮守友
■編集/大宮守友
■出版社/新人物往来社
■税込価格/840円
■サイズ/295P 15cm

あなたの知らなかった奈良がここに!
平城京、飛鳥、斑鳩など魅力溢れる土地の紹介から県民性、産業など様々な角度から奈良に迫ります。奈良県はまさに豊かな自然・歴史・仏教美術・伝統産業の宝庫!これを知らずして奈良は語れない!
本書片手にぶらりと奈良を旅してみて下さい。目印は表紙のせんとくんです。なお、著者の大宮氏は奈良県立図書情報館主査。図書情報館古文書講座講師などを務められている方です。

新版 都・奈良・琵琶湖自転車散歩

■出版年月/2012年3月
■ジャンル/アウトドア
■著者/多賀一雄、上司辰治、森田英一
■出版社/山と溪谷社
■税込価格/1,890円
■サイズ/141P 21cm

週末の1日、ふらっと走ってみたい町や街道、サイクリングコースを散歩の気分でサイクリングするためのベストコースをまとめた本シリーズ。今回の舞台となる京都・奈良・琵琶湖周辺エリアは地元サイクリストだけでなく、全国各地からツーリングファンが集まる人気エリア。京都奈良の世界遺産をめぐる観光サイクリングの提案を柱に、琵琶湖、京都北山など、豊かな郊外の自然にふれるスポーツサイクリングの提案も用意します。今回は旧版と比べて、琵琶湖周辺のコース提案を強化。また立寄どころ(喫茶店、甘味どころ、お土産やさんなどの名物店)の取材、掲載を増やしました。

なるほど!「藤原京」100のなぞ

■出版年月/2012年3月
■ジャンル/古代史、人文
■編集/橿原市、橿原市教育委員会、奈良県立橿原考古学研究所
■出版社/柳原出版
■税込価格/1,680円
■サイズ/315P 19cm

「藤原京」は、持統・文武・元明天皇の三代、持統8年(694)から和銅3年(710)までの16年間、日本の首都であり、最古にして最大の規模を誇った。
1300年前「藤原京」では、法律、国際交流、道路、建築、文化、生活、犯罪警備など、国造りに必要な機能をすでに整え、平城京・平安京、さらに今日へと受け継がれる日本の仕組みの基礎が築かれた。
本書は、最新の発掘調査にもとづき、この日本の原型ともいえる「藤原京」のなぞを一つ一つわかりやすく解説し、国際色豊かで華やかな古代の都市、興味深い古代史の世界を、写真・イラストを用いて、鮮やかに再現する。

平成の遣唐使

■出版年月/2012年1月
■ジャンル/歴史
■著者/永野春樹
■出版社/京阪奈情報教育
■税込価格/840円

奈良限定少部数発行のために入手困難だった大和路ろまん文庫が5本セットに!
差し出された手と手が触れあい心と心が通うとき、そこに言葉が生まれる。
それは、現代の奈良と中国を結ぶ愛と友情の記録。
現代に蘇った、平成の遣唐使の物語。

平成の遣唐使(西安編)
平成の遣唐使~裏窓~(上海編)
平成の遣唐使~海を渡った愛~(大連編)
平成の遣唐使~涙のピロシキ~(ハルビン編)
平成の遣唐使~旅路の果てに~(番外編)

まほろびすと Vol.1(創刊号)

■出版年月/2012年1月25日
■ジャンル/情報誌
■出版社/実業出版
■税込価格/600円
■サイズ/30×21×1 cm、72P

様々な角度から奈良の魅力に迫る、古都・奈良を知るための情報誌、創刊!
古代より引き継がれてきた奈良の歴史、文化・・・しかし、意外に知らないことも多いのではないだろうか。だが故郷を深く知ることで、初めて得られる発見・喜びがある。本誌はそんな本物を読者に示してくれる。
タイトルの”まほろびすと”とは”まほろばを彷徨う人”のこと。また、”まほろば”とは”素晴らしい国”という意味だ。そんな素晴らしい心のふるさとに思いを馳せながら旅ができるとは、なんとも心地のいい贅沢である。
年4回(1月、4月、7月、10月)発行の季刊誌。毎号25日発売予定。

奈良歴史探訪ウォーキング
県内各地で気軽に楽しめるルートガイド

■出版年月/2011年10月
■ジャンル/地図
■出版社/メイツ出版
■税込価格/1,680円
■サイズ/128P 21cm

古代の謎を秘めた古墳や史跡が豊富な飛鳥西部と橿原、古代神話の舞台となった葛城古道、日本最古の山の辺の道、聖徳太子が通った太子道、万葉歌の雰囲気漂う竜田道、深山幽谷の趣深い室生の里など、歴史ロマンあふれる奈良を30のコースに分けて紹介。歩いてかかる所要時間も細かく記載されているので計画を立てるのに役立つ。行楽の秋を思う存分楽しんでほしい。

奈良時代MAP 平城京編

■出版年月/2007年5月
■ジャンル/地図・ガイド
■出版社/光村推古書院
■税込価格/ 1,890円
■サイズ/71P 26cm

奈良平城京の謎に迫る!時代MAPシリーズ第5弾。
『奈良まほろばソムリエ検定』の奈良商工会議所推薦の本。
価値ある観光資源『歴史』の素晴らしさを教えてくれます。

仏像の表情 入江泰吉写真集

■出版年月/2011年8月
■ジャンル/写真集
■著者/入江泰吉
■監修/入江泰吉記念奈良市写真美術館
■出版社/ 新人物往来社
■税込価格/3,150円
■サイズ/183P 21cm

昭和39年に人物往来社から刊行され、陰影の美を求めた写真家・入江泰吉不朽の名作とよばれた「佛像の表情 入江泰吉写真集」の一部写真の並びを再構成し、表記の誤りなどを修正したもの。いまでは撮ることができない「迫力」の構図におさめられた至高の仏像写真集である。このたび47年ぶりに完全復刻された。

奈良甲冑師の研究

■出版年月/2011年9月
■ジャンル/歴史
■著者/宮崎隆旨
■出版社/吉川
■税込価格/31,500円

甲冑の実態を徹底検証した初めて成る画期的大著。
甲冑は本書抜きには語れない!

刀と真剣勝負 日本刀の虚実

■出版年月/2005年10月
■ジャンル/教養
■著者/渡辺誠
■出版社/ベストセラーズ
■税込価格/ 882円
■サイズ/247P 18cm

日本刀の強さが先人たちのいかなる知恵から創造されたのか、製作に用いる原料の秘密にまで立ち入って探るとともに、試し斬り、居合といった、今も真剣を使用する武道に言及し、歴史の上にその実用性がどのような姿で発現したかを検証。さらに、おのれの死生を一剣に託して乱世を生きた、「剣豪」と世にいわれる男たちの佩刀にまつわる伝説、その作者を紹介。奥深き日本刀の世界に親しむ格好の入門書。

万葉仮名でよむ『万葉集』

■出版年月/ 2011年1月
■ジャンル/教養
■著者/石川九楊
■出版社/岩波書店
■税込価格/2,730円
■サイズ/207P 20cm

万葉仮名について深く分析した本書、3月13日(日)の毎日新聞の書評で紹介されていた。 著者は、漢字ばかりの万葉集を眺めていると、万葉仮名と呼ばれる漢字が、単に『音』を表すだけではなく、そこには字面に込められた意味があるのではと詮索したくなるとある。書字の変容に、日本語を造り出そうとする工夫と実験を読む。独自の日本語創世記。

新日本古典文学大系1 万葉集 1

■出版年月/1999年5月
■ジャンル/歴史
■著者/佐竹昭広[他編集委員]
■出版社/岩波書店
■税込価格/5,250円

天皇も歌い、兵士も歌った、日本の歌の夜明け。万葉集が編まれてから千余年、この歌集は絶えず人々の心を捕えてやまなかった。その魅力と謎の解明に生涯をかけた先人たちの足跡をたどり、研究の歴史に未知の地平を拓く注釈の光を受けて、万葉集はいま我々の前に新たな相貌を現わす。本分冊には巻1~5を収めた。

古事記

■出版年月/1978年
■ジャンル/古代史
■著者/倉野憲司
■出版社/岩波書店
■税込価格/987円
■サイズ/342P 15cm

8世紀初めに成立した現存するわが国最古の歴史書・文学書。数多い口伝えを、天武天皇が稗田阿礼に命じて覚えさせ、元明天皇が太安万侶に書きとめさせたもの。天地開闢に始まり、伊邪那岐命、伊邪那美命の国生み神話、須佐之男命の大蛇退治等、神代より推古天皇に至る皇室の系譜を中心に、わが国古代の神話・伝説・歌謡を広範囲に収録。

日本書紀 1

■出版年月/1994年9月
■ジャンル/古代史
■著者/坂本太郎
■出版社/岩波書店
■税込価格/1,155円
■サイズ/528P 15cm

神代から持統天皇まで、朝廷に伝わった神話・伝説・記録などを記述し、養老四(七二〇)年に完成した、我が国最古の正史『日本書紀』。今回、定評のある「日本古典文学大系」版を文庫化(1巻~5巻)した。

新・古代史検証日本国の誕生 4<br>
飛鳥の覇者 推古朝と斉明朝の時代

■出版年月/2011年4月
■ジャンル/歴史
■著者/千田稔
■出版社/文英堂
■税込価格/1,995円
■サイズ/303P 21cm

著者は奈良県立図書情報館館長の千田稔氏。斉明天皇陵の牽牛子塚古墳、大田皇女の越塚御門古墳、飛鳥京苑池、飛鳥寺西方遺跡の新発見を満載。小澤毅氏、里中満智子氏との鼎談も掲載。

万葉集探訪

■出版年月/2011年5月
■ジャンル/歴史
■著者/西宮正泰
■出版社/文芸社
■税込価格/1,365円
■サイズ/208P 19cm


すべての道は平城京へ

■発売日/2011年5月20日
■ジャンル/古代史
■著者/市 大樹
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/1890円
■サイズ/四六版 256ページ

列島の各地方から平城京へと一点に集束していた古代の幹線道路「七道」。これら道路網は、律令国家の地方支配の実現にいかなる役割を果たしたのか。七道制や駅・伝馬制の成立過程を探り、実際に道を行き来した人・モノ・情報の動きを制度と運用の両面から解明。『出雲国風土記』、諸国の郡稲帳・正税帳、木簡などの文献史料から古代交通の実像に迫る。

図解古事記と日本書紀 知識ゼロでもわかる記紀のあらすじ

■出版年月/2011年4月
■ジャンル/古代史
■著者/森村宗冬
■出版社/新人物往来社
■税込価格/1,000円
■サイズ/219P 18cm

日本古代史で人気がある古事記、日本書紀。古代史入門者向けに、それぞれのあらすじを、見開きに図解を多様して易しく紹介する。

『古事記』神話の謎を解く

■出版年月/2011年2月
■ジャンル/古代史
■著者/西條勉
■出版社/中央公論新社
■税込価格/840円
■サイズ/227P 18cm

『古事記』の神話は、古来のものをそまま採録したのではなく、新しく誕生した国家=「日本」の要請が作り出した新たな神話である。イザナキ・イザナミ神話は男尊女卑か?イナバのシロウサギは白色なのか?浦島太郎が玉手箱を開けなかったらどうなったか?古くからの神話が解体・編成されて誕生した『古事記』神話を解読する。

NHK日めくり万葉集 vol.14

■出版年月/2011年4月
■ジャンル/古文テキスト
■出版社/講談社
■税込価格/690円
■サイズ/95P 26cm

毎回五分の新シリーズが教育テレビで放送開始(月~金曜日 午前10:25~10:30)。一日一首、個性溢れる選者が開く万葉集への扉を開いてみると・・・。
選者の歌への思い、コラム、連載・特集記事、グラビアなど充実した内容となっている。
5月号の特集は万葉時代の華やかな服飾文化。

万葉集入門    別冊太陽<br>
日本のこころー180

■出版年月/2011年4月
■ジャンル/歴史・ガイド
■写真/井上博道
■出版社/平凡社
■税込価格/ 2,625円
■サイズ/175P 29cm

約4500首の中から100首を厳選し、美しい写真とともに構成。歌と草花、万葉のふるさと逍遙、登場する歌人などを解説。なかでも写真は秀逸。四季折々の草花の可憐さ、風景の美しさに、時を忘れて眺めてしまうにちがいない。

よみがえる万葉大和路

■出版年月/2010年3月
■ジャンル/歴史・ガイド
■著者/中西進
■写真/井上博道
■出版社/ランダムハウス講談社
■税込価格/2,625円
■サイズ/159P 26cm

著者は奈良県立万葉文化館館長の中西進氏。誰もが知っている大和路だけではなく、人目につかないようにひっそりとたたずむ万葉の隠れ里も紹介する。長年の研究から分析された歌と風土にまつわる薀蓄は流石である。
昨年、平城遷都1300年を記念して出版された本。写真はため息がでるほど素晴らしい。撮ったのは故司馬遼太郎と深い親交のあった写真家の井上博道氏。納得の一冊である。店頭の在庫は、郡山店、奈良ビブレ店、奈良三条店に残りわずか。お買い求めはお早めに!

口語訳古事記 神代篇

■出版年月/2006年12月
■ジャンル/古代史
■著者/三浦佑之
■出版社/文藝春秋
■税込価格/630円
■サイズ/313P 16cm

記紀ブームの先駆けとなった三浦版古事記が文庫に登場。語り部による親しみやすい口語体の決定版現代語訳で、おおらかな神々の物語をお楽しみ下さい。古事記研究の最前線に立った詳細な注釈や、時代背景を浮き彫りにする解説、神々の系図などを合わせて読めば、古代人の心とじかに向き合えます。人代篇(720円)も好評発売中!

万葉集

■出版年月/2001年11月
■ジャンル/古文
■出版社/角川書店
■税込価格/620円
■サイズ/254P 15cm

わが国最古の歌集「万葉集」に興味を持ち始めたビギナーズに最適の本。約4500首もある中から古来より特に親しまれている約140首を選び丁寧に解説。文庫本なので持ち運びも簡単で、ふと読みたいときに便利な一冊。原文も現代語訳も総ルビ付きで、朗読にも最適です。

万葉集 全訳注 原文付 1

■出版年月/1978年
■ジャンル/古文
■著者/中西進
■出版社/講談社
■税込価格/680円
■サイズ/426P 15cm

『万葉集』は日本人の心の古典であり、貴族から庶民に至る各階層が、見事に謳いあげた、世界に比類なき民俗詩の金字塔である。いま、その万葉を、原典との照応が一目理解できるよう、原文、読み下し文、全訳、語注をそろえ、万葉学の第一人者である中西進博士がその薀蓄を傾けて贈る。全4巻別巻1巻。
奈良では記紀・万葉プロジェクトが始まった。1300年の時を越えて、今なお私達の心に響く歌に古代のロマンを感じてほしい。

大和の美と風土 街道をあるく

■出版年月/2011年1月
■ジャンル/紀行・ガイド
■著者/高橋隆博
■出版社/関西大学出版部
■税込価格/2,205円
■サイズ/385P 20cm

日本の原風景が残る奈良・大和路を実際に歩いた大学教授の筆者が、古道をめぐり、み仏と神々たちの知られざる歴史と謎を解き、街道を行きすぎた人たちの心模様にせまる。よく知られた山の辺の道から柳生街道、南山城、長谷や室生、飛鳥、多武峰、當麻、葛城、郡山、矢田丘陵、信貴山等々、大和の全域を網羅。古道歩きには是非お供に!

僧力結集 奈良のお坊様に会いに行こう!

■出版年月/2011年4月
■ジャンル/教養・文化
■著者/大和 真奈
■出版社/京阪奈情報教育
■税込価格/1,365円

日本の伝統文化を継承し、今を生きる奈良の僧侶20名にインタビュー。歴史の話から、現代社会の問題から、学問仏教を通して伝えたい心を1冊にまとめた本。著者は生駒市のフリーライター大和真奈さん。毎日新聞(4月12日付け)でも取り上げられた。以下は毎日新聞より抜粋・・・《大和さんは約3年前、薬師寺(奈良市)で山田法胤管主の法話を聞いてその面白さに驚いた。宗教を過剰に意識することなく、気軽に法話を楽しんでもらいたいと、奈良の僧の法話をまとめて本にすることを思いついた。・・・「奈良の僧たちは宗派が違っても互いに仲が良く、認め合っている。その共生の心も伝えられたらうれしい」と話す。》

天の二上と太子の水辺

■出版年月/2011年1月
■ジャンル/歴史
■著者/上島秀友
■出版社/学生社
■税込価格/2,940円
■サイズ/302P 20cm

香芝市二上山博物館の建設事業にも携わり、二上山の姿を長年眺め続けてきてその想いは格別という地元、香芝市議会事務局長でもある著者。二上山といえば大津皇子の墓のことが強調されがちだが、二上山が「天の二上」とされ、山の水が神聖視されてきたことや、それが中臣氏によって奏上された「中臣寿詞(よごと)」に起源があり、さらに春日大社、若宮神社の祭神との関係にまで言及している。

蔵王権現入門

■出版年月/2010年9月
■ジャンル/歴史
■著者/金峯山寺
■出版社/総本山金峯山寺
■税込価格/1,575円
■サイズ/190P 21cm

神仏習合や修験道への関心が高まる中、金峯山寺の金剛蔵王権現立像(重文)が昨年の平城遷都1300年を記念して長期開帳されたのに合わせて、金峯山寺がまとめた蔵王権現信仰についての手引書。
例えば、蔵王権現は過去・現在・未来の三世にわたって人々を救うことや、すさまじい怒りの形相の根底には「恕」というゆるす心があることなど、基本的な質問に答える形式で分かりやすくまとめている。

図説平城京事典

■出版年月/2010年12月
■ジャンル/歴史
■編集/奈良文化財研究所
■出版社/柊風舎
■税込価格/15,750円

平城京遷都1300年を記念した初の総合辞典。京のかたち、政治・行政システム、人々の暮らしや祈り、文化交流、そして平城京研究とその方法に至るまで、約650項目を収録し、奈良時代全体を多角的に解明している。

ヤマト国家の成立

■出版年月/2010年12月
■ジャンル/歴史
■著者/和田萃
■出版社/文英堂
■税込価格/1995円

卑弥呼の登場から飛鳥時代にかけての約500年間を全5巻で紹介する「新・古代史検証 日本国の誕生」シリーズの第3巻。古代王権の画期とされる雄略朝と継体朝について、一般読者向けに解説された本。万葉集や古事記、日本書紀などの文献だけではなく、図や写真も多用され、著者の和田萃京都教育大学名誉教授と奈良大の上野誠教授との対談も掲載されている。
全5巻のうち1巻、5巻も発刊済み。

仏像に恋して

■出版年月/2010年12月
■ジャンル/教養
■著者/真船きょうこ
■出版社/新人物往来社
■税込価格/1,100円
■サイズ/173P 22cm

学生時代を京都で過ごしたことがきっかけとなって、仏像に興味を持ち始めた作者が、仏像について解説したコミックエッセイ。仏像だけではなく、その背景となった歴史についてもわかりやすく説明されている。京都の東寺から始まり、奈良、尾道、鎌倉、東京、平泉、静岡・・・・・・・そしてタイへ!
笑いあり、ちょっぴり涙ありの拝観女子旅のオススメ本です。

隠れた仏たち

■出版年月/2010年3月
■ジャンル/芸術・美術
■写真/井上博道
■出版社/ピエ
■税込価格/2,940円
■サイズ/272P 21cm×13cm

1300年祭で賑わった昨年の奈良だが、奈良には興福寺の阿修羅像のようなスターではない、無名のまま山村のお寺にひっそりと存在する仏像がたくさんある。
写真家・井上博道が出合った奈良や京都、大阪など近畿地方を中心とする45のお寺の仏像100体を紹介した「隠れた仏」の100選。名品本位ではない、地方の民衆と結びついた素朴な仏像の姿が胸を打つ。新聞社時代からの朋友である故・司馬遼太郎氏による前書きを収録。1981年に発行された『隠れた仏たち』の、持ち運びやすいサイズとなっての復刊である。 産経新聞(1/15付け)でも紹介されたが、今年はこの本を片手にゆったりと静かにこれらのお寺を訪問するのもよかろう。

きょうの奈良

■出版年月/2011年1月
■ジャンル/地図・ガイド
■著者/小野久仁子
■監修/吉岡幸雄
■出版社/紫紅社
■税込価格/ 1,365円
■サイズ/366P 19cm

神社仏閣の秘宝秘仏から祭事、季節の花便りや、旬のおいしい食べ物まで、奈良の魅力を1月から順に詳しく日歴で紹介。はてしなく奥行きのある国『奈良』を堪能できる1冊。
本の大きさも手ごろで、バッグに収まりやすく持ちやすいのは旅人には嬉しい。

古代史がわかる『万葉集』の読み方

■出版年月/2011年1月
■ジャンル/歴史
■著者/松尾光/編
■出版社/新人物往来社
■税込価格/700円
■サイズ/254P 15cm

7世紀後半から8世紀後半にかけて編まれた、わが国最古の和歌集である万葉集。 次々におこる天皇・皇族をめぐる政治的事件や官人の出世事情から、古代の人々の恋愛事情、食事や薬、占いの方法、ことわざ・格言に言葉の発音等々まで、“喜怒哀楽”が率直に表わされた万葉歌とその歌の背景から様々な謎を明らかにしてゆく。
「古代」という時代を身近に感じることができる一冊。

あかい奈良 vol.50

■出版年月/2010年12月
■ジャンル/地図
■出版社/青垣出版
■税込価格/500円
■サイズ/46P 29cm

1998年の創刊以来、年に4回発行され、今回で節目の50号を迎える奈良の情報誌。商業主義に走らず、「ほんとうによいと思うもの、知ってほしい情報」を取り上げたいとの思いが伝わり、毎回上質の奈良を届けてくれる。今回の特集は「残していきたい奈良、伝えていきたい奈良」で、インタビューは宗教学者の山折哲雄氏。平城遷都1300年祭で盛り上がった奈良を、本書からもう一度見つめ直してほしい。

奇蹟の正倉院宝物

■出版年月/2010年10月
■ジャンル/歴史
■著者/米田雄介
■出版社/角川学芸出版
■税込価格/1,680円
■サイズ/213P 19cm

シルクロード沿線の国や地域から伝わった文物を、素材に遡り見ていくことで正倉院宝物の成立と日本文化との関わりを探る。

遣唐使船の時代

■出版年月/2010年10月
■ジャンル/歴史
■編集/遣唐使船再現シンポジウム
■出版社/角川学芸出版
■税込価格/1,680円
■サイズ/235P 19cm

阿倍仲麻呂・吉備真備・最澄・空海・円仁そして鑑真。遣唐使船で往来した人物群像。歴史を変えたその超人的な活躍を追う。

聖武天皇 責めはわれ一人にあり

■出版年月/2010年10月
■ジャンル/日本史
■著者/森本公誠
■出版社/講談社
■税込価格/2,730円
■サイズ/446P 20cm

律令国家草創期・・・それは相次ぐ政変と兵乱、天災や疫病に悩まされた困難な時代であった。苦悩する天皇の実像に、歴史家として真摯に資料と向き合い、東大寺の住職として人間への洞察を深めてきた著者が迫る。

高松塚・キトラ古墳の謎

■出版年月/2010年10月
■ジャンル/日本史
■著者/山本 忠尚
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/1,785円

歴史文化ライブラリーシリーズの新刊。両古墳が造られた時代の背景を、持統天皇と唐の武則天の2人の女帝を通して考察。新旧の時代の要素が混在する古墳の謎に迫る。
著者は天理大学で考古学を教える山本忠尚教授。

図説古代日本のルーツに迫る!聖徳太子

■出版年月/2010年9月
■ジャンル/歴史
■著者/千田稔
■出版社/青春出版社
■税込価格/1,187円
■サイズ/203P 18cm

仏教興隆・遣隋使派遣・冠位十二階・憲法十七条…聖徳太子が目指した理想の国づくりとは―奈良県立図書情報館館長の千田稔氏が、「和の国」の成り立ちを解く。

別冊太陽 東大寺

■出版年月/2010年9月
■ジャンル/歴史・趣味
■監修/西山 厚
■出版社/平凡社
■税込価格/2,415円
■サイズ/160P 29Cm

聖武天皇と光明皇后によって造営された華厳宗の総本山、東大寺。反乱・天災・飢饉・疫病に悩まされた混乱の時代に、世界を遍く照らし、光り輝く大仏を造るに至った歴史的背景と文化に迫る1冊。写真はどれもため息がでるほど美しく、歴史的価値のある資料も豊富に掲載。
監修は、生きた言葉で、時折ユーモアを交えながらわかりやすく語る講演活動で定評のある、奈良国立博物館学芸部長の西山厚氏。

遣唐大使 平城の華、長安の夢

■出版年月/2010年9月
■ジャンル/歴史時代小説
■著者/中嶋邦弘
■出版社/奈良新聞社
■税込価格/1,890円
■サイズ/344P 20cm

「平城遷都1300年」に贈る歴史浪漫小説。荒海を越えた身代わり大使、宝亀・延暦の遣唐使を大胆に推測!?山部親王の密命で皇族大使となった藤原葛野麻呂。唐・代宗皇帝の姫との婚約、新羅の皇子との友情、27年後の再訪で見た、海を越えた3国のきずな。

宮大工と歩く奈良の古寺

■出版年月/2010年7月
■ジャンル/教養
■著者/小川三夫
■出版社/文藝春秋
■税込価格/950円
■サイズ/254P 18cm

日本を代表する宮大工、鵤工舎の小川棟梁が、奈良の古寺の見所をわかりやすく解説。千三百年前の人々は、ろくな道具もない中で、どんな工夫・苦労を重ね、寺を建てたのか?どこを見れば、それがわかるのか。造る人だからこそ語れる、画期的ガイド。

迷いを去る百八の智慧

■出版年月/2009年11月
■ジャンル/教養
■著者/山田法胤
■出版社/講談社
■税込価格/1,500円
■サイズ/279P 19cm

2009年8月に薬師寺管主に就任された著者の、新たなる道を歩む決意を示すひとつとして書かれた本書。仏教だけではなく、万葉集から「いろはにほへと」まで、ユーモアを交えながらわかりやすい語り口で書かれていて、内容は深く、特に奈良県民にはオススメ!
豊かな人生を歩むための指南書でもある。

国銅

■出版年月/2006年3月
■ジャンル/日本文学
■著者/帚木蓬生
■出版社/新潮社
■税込価格/620円
■サイズ/432P 16cm

歯を食いしばり一日を過ごす。星を数える間もなく眠りにつく。都に献上する銅をつくるため、若き国人は懸命に働いた。優しき相棒、黒虫。情熱的な僧、景信。忘れられぬ出会いがあった。そしてあの日、青年は奈良へ旅立った。大仏の造営の命を受けて。生きて帰れるかは神仏のみが知る。そんな時代だ。天平の世に生きる男と女を、作家・帚木蓬生が熱き想いで刻みつけた、大河ロマン。

NARASIA 東アジア共同体? 平城遷都1300年記念出版 いまナラ本
平城遷都1300年記念出版

■出版年月/2010年6月
■ジャンル/人文
■監修/松岡正剛
■出版社/丸善
■税込価格/3,150 円
■サイズ/685P 21cm

平城遷都1300年記念出版物第2弾。奈良県知事や奈良市長も含む総勢40名の豪華執筆陣による提言集。図版も豊富なオールカラーで、奈良市長オススメの1冊である。

誰も知らない東大寺

■出版年月/2006年11月
■ジャンル/人文
■著者/筒井寛秀
■出版社/小学館
■税込価格/1,890円
■サイズ/255P 20cm

80余年間、東大寺とともに歩んできた筒井さんの人生を縦軸に、東大寺の生き字引と言われる筒井さんが語る東大寺の歴史的な裏話や筒井さんだけが知っている東大寺の案内を横軸に構成されている。祖父から3代にわたって別当を務めた筒井さんによる案内は、語りかけるような文体で読みやすく、今までのガイドブックにない深みを持った1冊となった。

平城京がよくわかる本

■出版年月/2010年7月
■ジャンル/歴史
■編集/歴史雑学研究会
■出版社/リイド社
■税込価格/ 600円
■サイズ/255P 15cm

平城京の始まりから、主な寺社や天平文化、平城京でのくらしや政治経済などなど、わかりやすく簡単に紹介、解説。

古代の都 2  平城京の時代

■出版年月/2010年7月
■ジャンル/日本古代史
■編集/田辺征夫/編 佐藤信/編
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,940円
■サイズ/288,5P 20cm

国際色豊かな天平文化が花開いた平城京。研究成果から、立ち並ぶ寺院、貴族や庶民の生活など、古都の原像とその時代を描く。

新・古代史検証日本国の誕生 1

■出版年月/2010年4月
■ジャンル/日本古代史
■著者/石野博信
■出版社/文英堂
■税込価格/1,995円
■サイズ/287P 21cm

日本国誕生のスタートとなった弥生社会・邪馬台国への道を新発見の遺跡・遺物から検証する。

新・古代史検証日本国の誕生 5

■出版年月/2010年6月
■ジャンル/日本古代史
■著者/上田正昭
■監修/上田正昭
■出版社/文英堂
■税込価格/ 1,995円
■サイズ/271P 21cm

「日本」国号・「天皇」称号・「白鳳文化」…日本の国と文化は、7世紀後半の天武・持統朝期に確立したことを検証する。

井真成、長安に死す

■出版年月/2010年2月
■ジャンル/歴史時代小説
■著者/岩下寿之
■出版社/鳥影社
■税込価格/1,680円
■サイズ/306P 20cm

奈良時代の遣唐留学生「井真成」の墓誌発見から6年、その謎に包まれた波乱の生涯を描く歴史小説。
平城遷都1300年の古代ロマン!

平城京遊行 古代史の光と影を追う

■出版年月/2010年4月
■ジャンル/日本史
■著者/武光誠
■出版社/TAC株式会社出版事業部
■税込価格/1,470円
■サイズ/157P 21cm

いにしえの都に創建された神社仏閣を探訪。歴史文化の深層に通暁した著者ならではの読み解きが、古代史の謎究明の道筋を照らし出す。

飛鳥・大和・奈良 古代史の謎を巡る旅

■出版年月/2010年4月
■ジャンル/日本古代史
■編集/インフォペディア
■出版社/光文社
■税込価格/700円
■サイズ/225P 16cm

纏向遺跡は邪馬台国論争に決着をつけるのか?飛鳥に点在する巨石群は何を意味しているのか?幻の葛城王朝は実在したのか?歴代の天皇は何を恐れて遷都を繰り返したのか?逆臣・蘇我一族は本当に極悪人だったのか?古都・奈良とその周辺の遺跡や寺社を巡りながら、古代史の謎を徹底解説。旅がもっと面白くなる歴史雑学満載。

図説地図とあらすじでわかる!邪馬台国

■出版年月/2010年4月
■ジャンル/古代史
■監修/千田稔
■出版社/青春出版社
■税込価格/ 1,040円
■サイズ/205P 18cm

もう一度読み解く日本古代史、最大の謎!最新史料から卑弥呼の国の実像にせまる。

日本の文化構造

■出版年月/2010年3月
■ジャンル/文化・民俗
■著者/中西進
■出版社/岩波書店
■税込価格/3,780円
■サイズ/360P 20cm

日本列島に展開する複数の文化的拠点はどのような文化構造をつくり出したのか。日本人の想像力が表現としてのかたちを整えるにあたり生み出された様式とはなにか。自然のリズムはいかにして独自の文化システムへと発展したのか―。三つの柱を軸に、日本文化全体の構造分析を果敢に続けてきた、著者の積年の考究を集成する。

三輪山と古代の神まつり

■出版年月/2008年8月
■ジャンル/日本古代史
■著者/小笠原好彦/河上邦彦/菅谷文則/鈴鹿千代乃/平林章仁/広瀬和雄/和田萃
■出版社/学生社
■税込価格/2,079円
■サイズ/230P 20cm

古代の神まつりとは何か。古墳成立期と三輪山信仰のかかわり等、ヤマト王権発祥の地から最新の考古学の成果で古代国家成立の謎を解く。

女性天皇

■出版年月/2004年10月
■ジャンル/歴史
■著者/滝浪貞子
■出版社/集英社
■税込価格/714円
■サイズ/237P 18cm

皇位継承の変遷から見た、新たな古代日本史。飛鳥朝から奈良朝にかけて登場した六人の女帝に光を当てながら、古代王権の知られざる相貌を浮き彫りにした刺激的な論考。
現在の皇位継承をめぐる議論にも、示唆的な内容を含んでいる。

教科書が教えてくれない「奈良」歴史の謎

■出版年月/2010年6月
■ジャンル/教養
■著者/武光誠
■出版社/ベストセラーズ
■税込価格/860円

日本文化のふるさと、大和。古代奈良については、まだ未解明な部分が多い。邪馬台国はどこにあるのか?聖徳太子の伝説に満ちた生涯とは?改革劇「大化改新」の歴史的意味は?・・・など
現在の日本文化は、間違いなく奈良時代の貴族文化の流れを受けている。また、この時代に起こった数々の歴史的エピソードは、その後の日本国家の形成に大きな影響をもった。本書では、古代史研究の第一人者である武光誠氏が、歴史の流れを丁寧にたどりつつ、奈良時代の全容を新たな筆で描き出す。

茜に燃ゆ 小説額田王

■出版年月/1994年8月
■ジャンル/日本文学
■著者/黒岩重吾
■出版社/中央公論社
■税込価格/720円
■サイズ/291P 16cm

大化改新後の飛鳥で、中大兄皇子とその弟・大海人皇子の二人の愛にはさまれた悲劇のヒロイン、額田王。政争と愛憎が交錯する古代史の世界を、万葉歌人として多くの歌を残した額田王にスポットをあて描いた作品。日本経済新聞夕刊の文学周遊(6月26日(土)付け)で取り上げられた。上巻・下巻とも奈良ビブレ店にある。

奈良時代一周

■出版年月/2010年6月
■ジャンル/教養
■著者/来村多加史
■出版社/日本放送出版協会
■税込価格/1,470円
■サイズ/221P 19cm

奈良時代、710年~784年の歴史を1年づつたどった75編の物語。奈良についての豆知識として、巻末に英語と中国語とハングルの対訳が付いている。

ドラマチック奈良

■出版年月/2010年3月
■ジャンル/ガイドブック
■著者/小倉つき子
■出版社/ならフィールド
■税込価格/ 1,260円
■サイズ/219P 21cm

奈良に50年以上住む著者が、地元の古老や識者から教わった伝承や遺跡をもとに取材し、制作した「ドラマチック奈良町(東西南北)」や「ドラマチック西の京」を1冊にまとめ上げた。
メジャーな観光ガイドには載らない小さな遺跡にも心を配り、奈良人ならではの感性で紹介されたガイドブック。サブタイトルは「昔むかしをつぶさに歩く」とある。この本片手にゆっくりのんびり奈良を散策してほしい。

奈良の旅

■出版年月/2010年4月
■ジャンル/エッセイ
■著者/松本清張/樋口清之
■出版社/学研パブリッシング
■税込価格/ 1,575円
■サイズ/261P 19cm

文壇の重鎮・松本清張と民族学の碩学・樋口清之のふたりが綴った幻の名ガイドブックが体裁を新たにして復刊。その着眼点と分析力は長い時が経ったにもかかわらず新鮮で、ユニークな推理と考察で旅心をそそられる!

奈良で「デザイン」を考えてみました。

■出版年月/2010年4月
■ジャンル/芸術・アート写真集
■編集/奈良1300デザイン研究会
■出版社/エニアックインターナショナル
■税込価格/2940円
■サイズ/200ページ・24センチ

産経新聞(5月30日付け)でも紹介されたユニークな奈良関連本。「奈良で世界に誇れるデザイン」を一般公募し、入選した資産を5つのキーワードに分けて紹介。写真はどれも美しく、奈良の素晴らしさを改めて実感できる。

平城京の仏たち

■出版年月/2010年5月
■ジャンル/仏教美術
■著者/金子啓明 監修
■出版社/東京美術
■税込価格/1,000円
■サイズ/頁数・縦 63P 26cm

平城遷都から1300年。今に続く平城京に建立された数々の寺院。1300年の時を経て、守り伝えた世界に誇る仏像の傑作70体を紹介。
「奈良のことならおまかせ!」というぐらいタイムリーな話題を提供している【tetsudaブログ「日々ほぼ好日」】でも紹介中!

古代大和の謎

■出版年月/2010年3月
■ジャンル/日本史
■著者/大和文化会/編  
網干善教・泉森皎・
菅谷文則・千田稔 他 
■出版社/学生社
■税込価格/2,940円
■サイズ/331P 20cm

天之日矛伝説、大和王権の成立、古墳群からみる大王・氏族の系譜、天皇陵と風水思想、獣頭人身像の謎、聖徳太子と法隆寺の謎、新益京・藤原宮、平城京などの生活と宗教、渡来人とその技術などをめぐる古代日本や古代大和の謎に挑む。

我が身の中の奈良を求めて

■出版年月/2009年1月
■ジャンル/エッセイ
■著者/三浦 信行
■出版社/ 文芸社
■税込価格/1,260円

「平城京遷都千三百年」の取材のため奈良に訪れた主人公は、かつて京都を共に旅した男性と一緒に奈良をめぐることになる。興福寺や東大寺など、聖武天皇、光明皇后のゆかりの地を訪れる度に「なつかしい」と感じた主人公は、自分の中にある、とある記憶の存在に気づく。日本の文化を愛し、なつかしく思う人、誰にでも起こり得る物語。
奈良をこよなく愛する著者が何回も奈良を訪れ、自身の足で歩いて感じたままに表現された素直な文章と、著者自身が描いた挿絵も楽しんでほしい。

阿修羅のジュエリー

■出版年月/2009年3月
■ジャンル/芸術・美術
■著者/鶴岡真弓
装画・挿画/100%ORANGE
■出版社/理論社
■税込価格/1,575円
■サイズ/234P 20cm

よく見れば、金色の胸飾りに花柄の巻きスカートの阿修羅像。仏像やマリア様のジュエリーから携帯ストラップまで、宝石と装飾から発見される、常識をくつがえす魂の文明史。
今人気の阿修羅像をちょっと変わった切り口で分析、しかもわかりやすい文章なので学生、歴女にもおすすめ!
100%ORANGEの挿絵も楽しい。

平城京は古代豪族の墓標だった!

■出版年月/2010年4月
■ジャンル/教養
■著者/関裕二
■出版社/宝島社
■税込価格/735円
■サイズ/頁数・縦 221P 18cm

七世紀来、ヤマト朝廷は改革事業に邁進し、律令制度が整えられた。その成果が平城京遷都である。しかし、平城京の悲劇は、藤原氏という、たった一つの氏族が肥大化したところにあり、その裏側には陰謀、策略、謀反、裏切り、密告や呪詛などが渦巻いていた。本書で、藤原氏に葬りさられた、ヤマトの伝統と風習を守り抜こうとした豪族たちの真の姿が明らかに!
「そんなことがあったのか!」と驚くと同時に、古代からのつながりなど、「なるほど!」と何回もうなずかされる1冊である。ユニークな古代史論を展開してファンも多い関ワールドをお楽しみ下さい!

平城京一三〇〇年「全検証」<br>奈良の都を木簡からよみ解く

■出版年月/2010年4月
■ジャンル/教養 /雑学・知識
■著者/渡辺晃宏
■出版社/柏書房
■税込価格/3,045円
■サイズ/頁数・縦 377P 27cm

500点以上の写真・図版を掲載。新発見を網羅し、平城京の全貌を立体的に理解できる「遷都1300年」の決定版。オールカラー。

奈良でプチ修行体験

■出版年月/2010年4月
■発売日/2010年4月8日
■ジャンル/観光
■出版社/読売奈良ライフ
■税込価格/1050円
■サイズ/B6版 112ページ

観光だけじゃもったいない!歴史あるお寺・神社でカンタン自分磨き。
地域情報誌「yomiっこ」編集部がおすすめの、修行体験ができるお寺や神社などを紹介。座禅や写経、水行に瞑想に巫女体験など、老若男女を問わず経験できる興味深い事項がいっぱい。
落ち着ける場、自分を見つめる場として奈良へいらしてみませんか!

白洲正子十一面観音の旅 奈良・大和路篇

■出版年月/2010年3月
■ジャンル/仏教美術
■著者/青柳恵介/監修
■出版社/平凡社
■税込価格/1,050円
■サイズ/頁数・縦 95P 26cm

2010年、生誕100年を迎える白洲正子。彼女が終生愛した大和路の数々の観音を美しい写真と詳細な地図でたどる旅。ファン必携。

平城京に暮らす 天平びとの泣き笑い

■出版年月/2010年2月
■ジャンル/歴史
■著者/馬場基
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/1,890円
■サイズ/頁数・縦 237P 19cm

8世紀に栄えた寧楽の都平城京で、人々はどのような暮らしを送っていたのか。飲食や宴会のたのしみ、労働や病気の苦しみ…。下級官人が生活の様々な場面で記した木簡を読み解き、そこから浮ぶ彼らのリアルな姿に迫る。休暇の言い訳や酔っ払いのけんかの話など、今にもありそうな話に親近感がわいてくる。
天平人の泣き笑いを肌で感じられる一冊!

正倉院ガラスは何を語るか 白琉璃碗に古代世界が見える

■出版年月/2009年10月
■ジャンル/歴史
■著者/由水常雄
■出版社/ 中央公論新社
■税込価格/840円

正倉院には現在、六つのガラス器と破片が保存されている。だが、これらのうち、東大寺大仏開眼のさいに奉献されたものは一点だけで、のこりは平安時代から明治時代までのあいだに新たに収蔵されたものである。それらはいつ、誰が、どのような技術で作り、なぜ正倉院に収められたのか。正倉院の記録を網羅的に調査し、ユーラシア全域の古代ガラスの出土状況を調べ、さらに自ら正倉院ガラス器を復元した著者が、その謎に迫る。

天平の三姉妹 聖武皇女の矜持と悲劇

■出版年月/2010年1月
■ジャンル/歴史
■著者/遠山美都男
■出版社/中央公論新社
■税込価格/882円

聖武天皇には三人の娘がいた。凄惨な宮廷闘争の背景にあったのは何か・・・。皇位継承の安定のために人生を翻弄された三人の皇女の物語。隠されたエピソードが今明かされる。歴史ファンにはたまらない1冊!

奈良の大仏~世界最大の鋳造仏

■発売日/2010年2月22日
■著者/香取忠彦/著、穂積和夫/イラスト
■出版社/草思社
■税込価格/1,680円

いまから1300年も前に、壮大な都市計画にもとづいた「大都市」が運営されていた。その中心には「世界最大の鋳造仏」が鎮座し、その近隣には「世界最古の木造建築」がたたずむ。古代の日本人の驚くべき知恵と技術の結晶を、それぞれの専門家がくわしく調べた結果を、建築家出身であるイラストレーターが図解した名著が、ソフトカバーの廉価新装版で再登場!

古代中世史の探究  シリーズ歩く大和 1

■出版年月/2007年11月
■ジャンル/人文
■編集/大和を歩く会
■出版社/ 法蔵館
■税込価格/3,990円
■サイズ/20cm

古代・中世の大和を、歴史・考古・地理など、さまざまな観点から考祭し、新しい地域史を描き出す。歩き、気づき、考えた、大和再発見の書。一〇〇回にわたる踏査の集大成。

額田王 熟田津に船乗りせむと

■出版年月/2009年11月
■ジャンル/人文
■著者/梶川信行
■出版社/ミネルヴァ書房
■税込価格/3,150円
■サイズ/20cm

日本書紀に遺された十六文字の記述。そして万葉集の十三首の歌。そのわずかな痕跡から等身大の「額田姫王」の姿を探し求める旅。

奈良古社寺辞典

■出版年月/2009年10月
■ジャンル/日本史
■編集/吉川弘文館編集部
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,940円
■サイズ/ 20cm

奈良・大和路の寺院や神社から115ヵ所を厳選。歴史、建物、仏像などを解説。多彩な図版と付録も充実した歴史探訪のハンドブック。

正倉院の謎を解く

■出版年月/2001年3月
■ジャンル/日本史
■著者/米田雄介 木村法光
■出版社/毎日新聞社
■税込価格/1,680円
■サイズ/20cm

正倉院の維持・研究に長年携わってきた第一人者が宝庫や宝物の由来・技法等、1250年来の謎を解き明かす。

光明皇后

■出版年月/1986年5月
■ジャンル/歴史
■著者/林陸朗
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/1,995円
■サイズ/19cm

華麗な天平文化の頂点に立つ“美貌の皇后”彼女はまた凄惨極りない政争の嵐の中にそびえ立つ存在でもあった。彼女は生来の叡智と仏への深い帰依によって数々の事業をなし遂げるが,公私にわたり人間としての悲喜にも遭遇する。この天平宮廷に生きた1女性を,政治・社会・文化の各方面からダイナミックに描き出したものである。

正倉院宝物の歴史と保存

■出版年月/1998年9月
■ジャンル/芸術
■著者/米田雄介
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/3,150円
■サイズ/20cm

正倉院には華やかな工芸品から、仏具、日常生活用具、さらに塵芥までもが宝庫に納められている。これらのすべてが貴重な宝物であることを、保存・管理の実態から解明する。正倉院展の舞台裏や複製品の作成にも言及。

正倉院の謎

■出版年月/2007年6月
■ジャンル/日本史
■著者/由水常雄
■出版社/魁星出版
■税込価格/3,780円
■サイズ/22cm

正倉院は藤原仲麻呂のクーデターのための武器庫、宝物庫だった!あの名香「蘭奢待」は信長だけでなく、明治天皇にも切り取られていた!岩倉具視、伊藤博文、井上馨ら明治の元勲は「宝物」を私物化していた!?厳重に封印された正倉院から、なぜ「宝物」類は消亡、増減したのか?歴史の闇に隠された「宝物」の数奇な運命。

東大寺史へのいざない

■出版年月/2004年4月
■ジャンル/日本史
■著者/堀池春峰
■編集/東大寺史研究所
■監修/東大寺
■出版社/昭和堂
■税込価格/2,100円
■サイズ/19cm

寺史研究の専門書には掲載されなかった寺、寺宝、境内にある神社の解説や創建から現代までの歴史が平易に語られる。

奈良【日本歴史叢書新装版】

■出版年月/1996年4月
■ジャンル/日本史
■著者/永島福太郎
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/3,150円
■サイズ/20cm

古代から現代まで、各時代発展の様相を詳述した最初の奈良の歴史。観光地奈良は単なる名所遺跡でなく、中世・近世を経て古社寺の都として現代に生きつづけている。数多い観光案内書にあきたらぬ方々には絶好の書。


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