啓林堂書店 奈良の書籍

奈良の書籍

啓林堂書店奈良の書籍古代史 [ 登録件数:205 ]
変貌する古事記・日本書紀 いかに読まれ、語られたのか

■出版年月/2020年4月
■ジャンル/教養、新書
■著者/及川智早
■出版社/筑摩書房
■税込価格/880円

ヤマトタケルの物語は古事記と日本書紀でも食い違い、その後も都合よく改変されていった。礎となる古典になぜそんなことが起こったのか? その背景を探る。

古事記・日本書紀 神話を旅する 【TJMOOK】

■出版年月/2020年2月
■発売日/2020年2月19日
■ジャンル/古代史、教養
■出版社/宝島社
■税込価格/1,540円

出雲、伊勢の両大社の式年遷宮が行われ、編纂1300年を迎え、俄然注目を集める『古事記』『日本書紀』 。豊穣なる神話の舞台、神々の聖跡を訪ね、あら教養すじ+ルポ、上質なビジュアルとともに二大史書を紹介するタイムトリップ読本です。

大地の古代史 土地の生命力を信じた人びと

■出版年月/2020年1月
■ジャンル/古代史
■著者/三谷芳幸
■出版社/𠮷川弘文館
■税込価格/1,870円
■サイズ/204P 19cm

古代の人びとは、大地とどのように関わっていたのか。地方と都の人たちの大地をめぐる豊かな営みや、土地へのユニークな信仰を追究。「未開」と「文明」の葛藤をたどり、日本人の宗教的心性のひとつの根源を探り出す。

万葉恋づくし

■出版年月/2020年1月
■ジャンル/教養、文庫
■著者/梓澤要
■出版社/新潮社
■税込価格/737円
■サイズ/359P 16cm

万葉歌人は、じつは恋愛下手でした―。若い大伴家持から恋歌を贈られた年上女性の、理性と情熱の揺らぎを描く「年下の男」。夫に愛想を尽かした妻が出した結論「しゑやさらさら」。恋の歌が苦手な女の前に現れた庭を愛する男との、不意の出来事が胸を焦がす「恋の奴」。その他、下級役人の滑稽な同棲「紅はかくこそ」など全七編。歌人たちのおおらかで不器用な恋の一瞬を、みずみずしく描く傑作。

最新調査でわかった「日本書紀」の真実

■出版年月/2019年12月
■ジャンル/歴史、教養
■監修/瀧音能之
■出版社/宝島社
■税込価格/1,100円

「日本書紀」に記載されていながら場所が不明だったり、架空の出来事だと思われていたことが、近年の発掘調査によって場所が特定されたり、事実であることが判明した例が多発しています。本誌は最新調査に基づき、仏教をめぐる物部氏と蘇我氏の対立の真相、ヤマト政権と出雲・吉備・丹波の関係、「日本書紀」編纂に隠された藤原不比等の策略など、日本最古の正史「日本書紀」に関する真実の数々を紹介します。

人物でわかる日本書紀 歴代天皇、后妃、有力豪族、渡来人、神々

■出版年月/2019年12月
■発売日/2019年12月24日(予定)
■ジャンル/古代史
■著者/古川順弘
■出版社/山川出版社
■税込価格/1,980円
■サイズ/303P 19cm

歴代天皇、后妃、有力豪族、文化人、渡来人、神々——古代史を彩る重要人物150人を精選。複雑で壮大な「日本誕生」に関わる物語を読み解く。

万葉集であるく奈良

■出版年月/2019年10月
■発売日/2019年10月31日
■ジャンル/教養、歴史
■著者/上野誠、蜂飼耳、馬場基
■出版社/新潮社
■税込価格/1,760円

「日本の歌」は大和の大地がはぐくんだ――。『万葉集』約四千五百首のうち、奈良を詠んだ歌は約九百首。古代ロマン溢れる飛鳥、たった十六年の都・藤原、虚空の宮跡を抱える平城(なら)。三つの古都を軸に、万葉びとが情感豊かに詠った日本のふるさとへ旅をしよう。

日本書紀と天皇の物語

■出版年月/2019年10月
■ジャンル/古代史、教養
■著者/大角修
■編集/大角修
■出版社/エイ出版社
■税込価格/1,760円
■サイズ/159P 29cm

養老4年(720年)、日本最初の正史である『日本書紀』が編纂され、時の元明天皇に奉呈されました。それは今から遡ること1300年前のことでした。正史とは、国家の事業として編まれた公式の歴史書を指しています。全30巻からなるその内容は、日本の創生神話に始まり、初代神武天皇から第41代持統天皇までの事績が綴られています。そこには天皇の始まりの物語が記録されているのです。そこで巻頭では、2019年5月1日に神器と御璽・国璽を手に即位された令和の天皇陛下を最新写真で紹介するとともに、皇室の歴史に造詣の深い竹田恒泰氏のインタビューを掲載。今、日本書紀が持つ意味を探っていきます。また、8章に分かれた本編では、天孫降臨から神武天皇の東征に始まり、三種の神器、天皇陵、宮中祭祀、元号の制定、女性天皇の始まりなど、現在の皇室にも通じる『日本書紀』の記録を厳選し、写真や図解を使ってわかりやすく解説しました。また、後半では『日本書紀』に載せられた天皇・皇族の魅力的な歌や言葉を紹介しました。日本のルーツと原初天皇のことを知ることができる『日本書紀』。古代より連綿と受け継がれてきた皇統の歴史を紐解きます。

持統天皇 壬申の乱の「真の勝者」

■出版年月/2019年10月
■発売日/2019年10月18日
■ジャンル/新書、教養、古代史
■出版社/中央公論新社
■税込価格/990円

大化改新の年に誕生した少女は、五歳のときに祖父が自害し、母が心痛の余り亡くなるという悲劇を体験する。十三歳で叔父の大海人皇子と結婚。有間皇子の謀反や白村江の戦いの後、二十七歳のとき、古代最大の争乱である壬申の乱を夫と共に起こし、弟である大友皇子に勝利する。その後は中央集権化に邁進し、それまで兄弟継承相続であった天皇位を父子継承に転換させる。古代国家のかたちをつくった女帝の素顔とは。

奈良の寺々 古建築の見かた

■出版年月/2019年10月
■ジャンル/日本史
■著者/太田博太郎
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,420円
■サイズ/175,6P 19cm

絵画や彫刻と異なり実用性も要求される建築は、基本的な知識がないと美や良さを理解するのが難しい。奈良の古寺を題材に、基礎用語と建物の構造をやさしく解説した、鑑賞のための入門書。便利な建築用語索引を付す。

大化改新の黒幕

■出版年月/2019年9月
■ジャンル/新書、教養、古代史
■著者/小林惠子
■出版社/祥伝社
■税込価格/929円
■サイズ/270P 18cm

645年6月12日、中大兄皇子と中臣鎌子(鎌足)は計画どおり宮殿で蘇我入鹿を討ち、専横な蘇我氏を滅ぼした。このクーデター「乙巳の変」を機に推し進められた一連の社会改革を、教科書では「大化改新」と呼ぶ。だが、それは本当に倭国の社会改革だったのか。『日本書紀』の記述も不自然だ。舒明天皇の皇子である中大兄は、蘇我氏滅亡の功績がありながら、なぜすぐに即位できなかったのか。一方、即位した孝徳天皇は父親の名が『書紀』に記されず、出自不詳の人物なのだ。蘇我氏滅亡の“実行犯”は中大兄や鎌足だった。しかし、その背後には倭国の体制自体を大きく動かそうとする二人の“黒幕”がいた。その正体とは?

大伴旅人 人と作品

■出版年月/2019年9月
■発売日/2019年9月2日
■ジャンル/新書、教養、古代史
■編集/中西進
■出版社/祥伝社
■税込価格/886円
■サイズ/225P 18cm

令和の元になった『万葉集』梅花の唄の序の作者であることから注目を集める歌人である。その生涯はその子である大伴家持ほどには知られていない。ここでは、令和の名付け親ともいわれる中西進氏に、旅人の生涯をたどるとともに、その作品を解説付きで紹介する。

古墳解読 古代史の謎に迫る 邪馬台国のその後、浮かび上がる大王の実像

■出版年月/2019年9月
■発売日/2019年8月27日
■ジャンル/古代史
■著者/ 武光誠
■出版社/河出書房新社
■税込価格/842円
■サイズ/222P 18cm

古墳を知れば、邪馬台国のその後や、伝説上の皇室の先祖にあたる大王や王族たち の姿が浮かび上がってくる。いま話題の「百舌鳥・古市古墳群」の成り立ちから古 墳消失の謎もよくわかる!
<目次>
一章 そもそも古墳とは何か、どのように誕生したのか
二章 大和朝廷の勢力拡大と前方後円墳の広がり
三章 朝鮮諸国との外交が「古市古墳群」をつくらせた
四章 古市古墳群とは別に「百舌鳥古墳群」を営んだのは誰か
五章 七世紀末、なぜ古墳は築かれなくなったのか

齋藤孝のざっくり!万葉集 歴史から味わい方まで「すごいよ!ポイント」でよくわかる

■出版年月/2019年8月
■ジャンル/古典、教養
■著者/齋藤孝
■出版社/祥伝社
■税込価格/1,620円
■サイズ/250P 19cm

「令和」の出典元の万葉集。その歴史から、歌の鑑賞ポイント、そして独特の万葉仮名まで、知っているようで知らない「万葉集」の全貌をまとめました。

奈良妖怪新聞 総集編(参)

■出版年月/2019年4月
■出版社/大和政経通信社
■税込価格/1,000円
■サイズ/A4フルカラー、32ページ

妖怪文化研究家として活躍する木下昌美さんが、奈良県内の伝承や口伝を深く取材し、執筆をしている「奈良妖怪新聞」を1冊の本にまとめた「奈良妖怪新聞 総集編(参)」。
ご好評をいただいた(壱)、(弐)に引き続く続編が登場です。
啓林堂書店各店、ジュンク堂書店奈良店では、本日4月24日よりお買い求めいただけます! お見逃しなく!

古代豪族と大王の謎

■出版年月/2019年4月
■ジャンル/歴史、教養、新書
■著者/水谷千秋
■出版社/宝島社
■税込価格/896円
■サイズ/287P 18cm

日本の古代国家の形成は、大王(古代天皇家)のみの力により達成されたものではない。彼らと提携し、協力しながら国家形成に貢献し、また反乱を起こし、滅ぼされた豪族たち。彼らの存在なくして、日本の古代史を語ることはできない。日本の古代史は、大王とこれら有力豪族とのせめぎ合いの中で展開してきた。本書ではこうした視点から古代豪族と大王の興亡とその歴史の謎を追う。『継体天皇と朝鮮半島の謎』から6年、古代史ファン必読の一冊です。

古代日中関係史 倭の五王から遣唐使以降まで

■出版年月/2019年3月
■ジャンル/古代史、新書、教養
■著者/河上麻由子
■出版社/中央公論新社
■税込価格/950円
■サイズ/280P 18cm

607年、日本は隋の煬帝に「日出ずる処の天子」で名高い書状を送る。以後、対等の関係を築き、中国を大国とみなすことはなかった――。こうした通説は事実なのか。日本はアジア情勢を横目に、いかなる手段・方針・目的をもって中国と交渉したのか。本書は、倭の五王から、5回の遣隋使、11回の遣唐使、さらには派遣停止後まで、500年間に及ぶ日中間の交渉の軌跡を「常識」に疑問を呈しながら、実証的に描く。

古事記の読み方

■出版年月/2019年3月
■ジャンル/新書、教養、古代史
■著者/渡部昇一
■出版社/ワック
■税込価格/994円
■サイズ/254P 18cm

こんなによく分かる!そして面白い!日本人なら知っておきたい日本の歴史・神話の故郷。編纂1300年を超える古事記の謎を解く!

古代史講義 戦乱篇

■出版年月/2019年3月
■ジャンル/古代史、新書
■著者/佐藤信
■出版社/筑摩書房
■税込価格/950円
■サイズ/276P 18cm

蘇我・物部戦争、長屋王の変など日本の古代を大きく動かした15の戦い・政争を最新研究に基づき正確に叙述。通時的に歴史展開を見通すとともに、時代背景となる古代社会のあり方を明らかにする。

ここが変わる!日本の考古学 先史・古代史研究の最前線

■出版年月/2019年2月
■ジャンル/考古学、歴史
■編集/藤尾慎一郎、松木武彦
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,160円
■サイズ/193P 21cm

近年の考古学の発展を受けて、日本の古代史像が大きく変化してきている。縄文・弥生・古墳の各時代のはじまりをどうとらえるか、多様性をもった縄文文化の実態、格差や戦いが生まれた弥生時代、王宮の変遷からみえる古代国家の形成過程、自然科学的な分析の進展がもたらす成果など、第一線で活躍する考古学・古代史研究者がわかりやすく解説する。

神武天皇はたしかに存在した 神話と伝承を訪ねて

■出版年月/2019年1月
■ジャンル/文庫、雑学
■著者/産経新聞取材班
■出版社/潮書房光人新社
■税込価格/875円
■サイズ/298P 16cm

初代天皇のことを知っていますか。「神武東征」は日本の始まりです──実際に歩いてみると、記紀に盛られていない伝承、歴史が無数にあることがすぐにわかります。日向から大和に至る東征ルートを産経新聞取材班がたどり、当時の事情や苦労を追体験しています。地図・写真多数掲載。

くらべてみると面白いほどよくわかる! (図解)古事記と日本書紀 

■出版年月/2019年1月
■発売日/2019年1月25日
■ジャンル/歴史、教養
■出版社/学研プラス
■税込価格/734円
■サイズ/A5・128頁

「古事記」と「日本書紀」は、どこがどう違うのか? 「日本書紀」との相違点のほかにも、「世界の神話」の神々との設定の類似性や物語の結末の違いなどもポイント解説。日本人として知っておきたい「古事記」のポイントと真のおもしろさが一気にわかる!

伝説の日本史 第1巻 神代・奈良・平安時代 「怨霊信仰」が伝説を生んだ

■出版年月/2018年11月
■ジャンル/文庫、雑学
■著者/ 井沢元彦
■出版社/光文社
■税込価格/734円
■サイズ/331P 16cm

歴史上実在はしない伝説の人物、あるいは実在した人物についての伝説が連綿と語られ続けてきたのはなぜか?伝説自体は真実ではないが、その伝説が作られなくてはならなかった背景を見ずして、歴史というものを本当に理解することはできない。実証主義にこだわることで見落としてしまっている歴史上の人物の真実に“井沢史観”が迫る。
<目次>
神代(卑弥呼 臺與 大国主命 神武天皇 日本武尊 神功皇后 武内宿禰)
飛鳥・奈良時代(聖徳太子 藤原不比等 役小角)
平安時代(空海 安倍晴明 小野小町 坂上田村麻呂 阿弖流為 菅原道真 平将門
 八幡太郎義家 鎮西八郎為朝 源頼光 白河天皇 崇徳天皇 平清盛)

飛鳥・藤原の宮都を語る 「日本国」誕生の軌跡

■出版年月/2018年9月
■ジャンル/考古学
■著者/相原嘉之
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,052円
■サイズ/188,2P 21cm

飛鳥・藤原の地は、6世紀末から8世紀初めにかけてわが国の中心として栄えた。推古朝の豊浦宮などの発掘、高松塚古墳壁画の救出、新発見を語るコラムなどを掲載。長年にわたる発掘成果から「日本国」誕生の過程を探る。

地図と地形で読む古事記

■出版年月/2018年8月
■発売日/2018年8月25日
■ジャンル/ガイド、教養
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,296円

海の道でつながる出雲+筑紫+諏訪、王権をめぐる陰謀うずまく大和。神話の謎を地理で読み解く!

東大寺のなりたち

■出版年月/2018年6月
■発売日/2018年6月20日(予定)
■ジャンル/新書、教養、東大寺、古代史
■著者/森本公誠
■出版社/岩波書店
■税込価格/907円

華厳宗大本山東大寺。聖武天皇の発願に始まるこの寺院は、古来どのような存在意義を有してきたのか。入寺から約70年。東大寺長老である著者は、その問いかけの答えを創建時代の歴史に求めてゆく。朝廷内の政争と陰に陽に絡みながらも、救済の寺としての道を歩んだ東大寺のなりたちを解き明かす。

古事記及び日本書紀の研究 建国の事情と万世一系の思想 新書版

■出版年月/2018年5月
■ジャンル/歴史
■著者/津田左右吉
■出版社/毎日ワンズ
■税込価格/1,188円
■サイズ/297P 18cm

「邪馬台国は九州にあった……よって九州を起点とする神武天皇の東遷は架空の物語であり、ヤマト朝廷ははじめから大和に存在したのである……そしてその創始者はおそらく崇神天皇であろう」(本文より)
戦前において神武天皇の実在を否定したことにより「不敬」「大逆」との非難を浴び、政府に追放されながらも、戦後は皇室擁護の大論陣を張った日本最高峰史家の不屈の歴史書(発禁本)、待望の新書化!

古代史から読み解く「日本」のかたち

■出版年月/2018年5月
■ジャンル/古代史、教養
■著者/倉本一宏、里中満智子
■出版社/祥伝社
■税込価格/886円
■サイズ/238P 18cm

この国の始まりは困難の連続だった――
天智は、天武は、持統は、蘇我氏は、藤原氏は、何を悩みどう対処したのか?
新たな説も飛び出し、対論は白熱!

沈黙する伝承 川上村における南朝皇胤追慕

■出版年月/2018年2月
■ジャンル/日本史
■著者/増田隆
■出版社/京阪奈情報教育出版
■税込価格/1,512円

後醍醐天皇に端を発する南北朝は本当に終焉したのか?
560年以上に亘って吉野川上村に伝え遺されてきた朝拝式とは?
歴史の教科書では教えない、もうひとつの歴史の世界に誘います。

古墳空中探訪 奈良編

■出版年月/2018年4月
■ジャンル/考古学、歴史
■出版社/新泉社
■税込価格/3,024円
■サイズ/127P 26cm

古墳は空からみると、よくわかる!
「上空から見ると、奈良盆地はまるで古代史の宝庫だ」纒向・柳本・大和古墳群、佐紀古墳など奈良盆地の主要古墳・古墳群の空撮写真100枚を収録。

古代史講義 邪馬台国から平安時代まで

■出版年月/2018年1月
■発売日/2018年1月11日(予定)
■ジャンル/新書、古代史
■編集/佐藤信
■出版社/筑摩書房
■税込価格/950円
■サイズ/286P 18cm

大化の改新は645年ではない、「聖徳太子」は厩戸王である――研究が進み、かつての日本古代史の通説は覆されつつある。15人の研究者が誤解を正し、列島史の全体像が1冊でつかめる最新最良の入門書が誕生!

新説『古事記』『日本書紀』でわかった大和統一

■出版年月/2018年1月
■発売日/2018年1月9日(予定)
■ジャンル/新書、古代史
■著者/家村和幸
■出版社/宝島社
■税込価格/899円
■サイズ/319P 18cm

神武東征にはじまる『古事記』と『日本書紀』の歴史記述には、世界最古の土器・鉄器文明「縄文文明」という基盤の上に、国家による統制で水田稲作中心の豊かな農耕社会「弥生文化圏」が西から東へ拡大していく古代日本の姿が描かれている。しかし、両書には記述が大きく異なっていたり、重要な史実が書かれていないなど、謎の部分も多い。
本書では『古事記』と『日本書紀』の内容を重ね合わせ、さらに『記紀』より古い文献や漢土・朝鮮半島の史書も引用。歴代天皇による大和統一の姿をリアルに再現していくことで、隠されてきた「日本古代史の真実」を明らかにする。

藤原氏-権力中枢の一族

■発売日/2017年12月21日(予定)
■ジャンル/古代史、新書
■著者/倉本一宏
■出版社/中央公論新社
■税込価格/972円

藤原氏は「大化の改新」で大きな功績を残した鎌足に始まる。律令国家を完成させた不比等、四家の分立、婚姻関係を梃子に天皇家と一体化し権力中枢を占めつづけた摂関時代。中世の武家社会を迎えてからも藤原氏から分立した諸家は重要な位置にあり、その末裔は近代以降も活躍した。本書は古代国家の成立過程から院政期、そして中世に至る藤原氏の動きをたどり、いかにして権力を掴み、後世にまで伝えていったかを描く。

ヤマトタケル 日本人なら知っておきたい英雄

■出版年月/2017年10月
■ジャンル/古典、教養
■著者/産経新聞取材班
■出版社/産経新聞出版
■税込価格/1,512円
■サイズ/277P 19cm

この物語が、なぜ胸を打つのか。神武天皇からバトンを渡された日本の「国固め」。古事記が、即位もしていない皇子の生涯を、なぜ破格の扱いで記したのか。南は鹿児島、北は岩手まで日本各地の伝承を検証。新聞連載時から大評判、待望の単行本化!

光明皇后 平城京にかけた夢と祈り

■出版年月/2017年10月
■ジャンル/新書、教養、古代史
■著者/瀧浪貞子
■出版社/中央公論新社
■税込価格/950円
■サイズ/282P 18cm

大宝元年(701年)、藤原不比等の子として生まれ、同い年の聖武天皇と同じ邸宅で育った光明子。やがて皇后となり、天武‐文武‐聖武と続く皇統の維持が最大の使命となる。だが、長屋王の変、相次ぐ遷都、身近な人々の死など、動乱の荒波は彼女にひとときの安らぎも与えることはなかった。「稀代の女傑」か、慈悲深い篤信の女性か。毀誉褒貶半ばする光明皇后の心奥まで光を当て、天平のヒロインの実像にダイナミックに迫る。

古事記と日本書紀 どうして違うのか

■出版年月/2017年11月
■発売日/2017年11月17日
■ジャンル/文庫、教養、古代史
■著者/武光誠
■出版社/河出書房新社
■税込価格/734円

天武天皇の主導で8世紀に完成した『古事記』と『日本書紀』。同じ国史の書なのに収載されている出来事が違っていたり、同じ事件でもストーリーが違っていたりするのはなぜか。世界観の違いの謎を解く!

古事記 日本の原風景を求めて

■出版年月/2017年9月
■ジャンル/古代史、雑学
■著者/梅原猛、上田正昭、三浦佑之、上野誠
■出版社/新潮社
■税込価格/1,728円
■サイズ/123P 22cm

地上に強大な国を築いた出雲、神々が降り立った日向、神武東征の輝かしき終着点である大和―。編纂されて1300年、現存する日本最古の歴史書『古事記』のふるさとを訪ねて見えてきたのは、いにしえより続く、美しき日本の姿でした。泰斗による対談や、国文学者2人による紀行、イラストすごろくも収録。知っているようで知らなかった『古事記』の世界を、その舞台とともに、分かりやすく案内します。

奈良で出会う 天皇になった皇女たち

■発売日/2017年9月4日
■ジャンル/古代史
■著者/生駒あさみ、イラスト/上村恭子
■出版社/淡交社
■税込価格/1,728円
■サイズ/A5判 112頁(カラー112頁)

奈良が日本の中心であった飛鳥・奈良時代は、女性も歴史の表舞台で活躍した時代でした。200年弱の間に8代(6人)の女性天皇が即位して、その事績をたどれば、日本史上の大きな決定が多くなされていることに気付かされます。本書は女帝にスポットをあてて、そのゆかりの地をイラストと写真で紹介していきます。古代ロマンを味わいながらの奈良の旅は、また一味違ったものになるでしょう。推古天皇、皇極(斉明)天皇、持統天皇、元明天皇、元正天皇、孝謙(称徳)天皇をはじめ、光明皇后や他の皇女についても触れています。

聖徳太子本当は何がすごいのか

■出版年月/2017年7月
■ジャンル/古代史
■著者/田中英道
■出版社/育鵬社
■税込価格/1,620円
■サイズ/207P 19cm

やっぱり聖徳太子は実在した! なぜ、「厩戸王」としてはいけないのか。決定的証拠で「不在説」を粉砕! 文部科学省が2月に公表した中学校の次期学習指導要領改定案では、「聖徳太子」を「厩戸王」に変更する案が示された。しかし、数多くの批判が寄せられ、改定は見送られた。そもそもなぜこのような改定案が示されたのか? そこには史学界に「聖徳太子不在説」が根強く存在するとともに、聖徳太子の“抹殺”を図ろうとする勢力が存在するからである。本書では、著者の専門である美術史上の決定的な事実を最大の論拠として、その他、史学・考古学などの様々な論拠とともに、「聖徳太子不在説」を論破する。同時に、十七条憲法や冠位十二階を定め、中国との対等の外交を展開し、「和の精神」を唱え、神仏習合を図るなど、その後の日本人の基本形をつくり出したともいえる聖徳太子の意義について、易しく詳しく解説する。
<目次>
第1章 いまなぜ「聖徳太子」なのか
(新しい国づくりに指導的な役割を果たした聖徳太子
なぜ「厩戸王(聖徳太子)」という表記が生まれたのか ほか)
第2章 聖徳太子は実在した
(聖徳太子の実在を示す決定的な発見 
聖徳太子の発案ではじまった「天王寺舞楽」 ほか)
第3章 世界史の中で見た聖徳太子
(「和を以て貴しと為す」に聖徳太子がこめた意味 
「和」を「やわらぎ」と読んだ当時の人たち ほか)
第4章 日本人にとって聖徳太子とは何か
(太子信仰と太子批判の歴史をたどる 
聖徳太子が紙幣の肖像に使われたわけ、そして消えたわけ ほか)

大伴家持 波乱にみちた万葉歌人の生涯

■出版年月/2017年6月
■ジャンル/新書、古代史、教養
■著者/藤井一二
■出版社/中央公論新社
■税込価格/886円
■サイズ/236P 18cm

大伴家持(七一八頃~七八五)は、天平文化を代表する歌人であり、『万葉集』の編纂にも関わったとされる。橘奈良麻呂の変など、数多くの政争が渦巻く時代を官人として生き、さまざまな美しい景色や多くの親しい人々との思い出を歌に込めた。その歩みを追うと、時代に翻弄されながら、名門一族を背負った素顔が浮かび上がる。本書は、残された資料と各所で詠んだ歌から、謎の多い彼の全生涯を描き出す。

聖徳太子 ほんとうの姿を求めて

■出版年月/2017年4月
■ジャンル/新書、古代史、教養
■著者/東野治之
■出版社/岩波書店
■税込価格/950円
■サイズ/220,6P 18cm

誰もが知っているのに、謎だらけの存在、聖徳太子。偉人か、ただの皇子か、「聖徳太子」か「厩戸王」か…、彼をめぐる議論は絶えません。いったいなぜそんな議論になるのでしょう。問題の根っこを知るには、歴史資料に触れてみるのが一番。仏像、繍帳、お経、遺跡などをめぐり、ほんとうの太子を探す旅に出かけましょう。

古代日本の伝統技術 縄文時代から現代まで脈々と受け継がれる職人の技

■出版年月/2017年5月
■ジャンル/日本古代史
■監修/志村史夫
■出版社/宝島社
■税込価格/1,296円
■サイズ/95P 30cm

本誌では、日本古来の歴史とともに、古代の卓越した技術が現代にどのように応用されているかを紹介します。「奈良の大仏に使われた銅――鋳造技術」、「世界が驚いた郷土と保存性――和紙」など1000年以上の歴史を持ちながらも、今なお重宝され続けている技術を、ビジュアルを用いて徹底的に解説!

万葉集から古代を読みとく

■出版年月/2017年5月
■ジャンル/新書、古代史、教養
■著者/上野誠
■出版社/筑摩書房
■税込価格/864円
■サイズ/229P 18cm

歴史の中の『万葉集』。歌の拡がりを示す、出土した考古資料。民俗学が教えてくれる歌の文化の本質。それらを総合することによって、『万葉集』の新しい読み方を提案する画期的な書。“情感を伝える歌”“事実を伝える日記”“共同体が伝える物語”。古代人は、どうやったら、これらをうまく書き表し、後世に残せると考えたのか。斬新な古代文化論、万葉文化論が、ここに出現。

おさんぽ万葉集 あの山に、その川に、この花に。奈良には歌があふれてる

■出版年月/2017年4月
■発売日/2017年4月25日(予定)
■ジャンル/教養
■出版社/西日本出版社
■税込価格/1,620円
■サイズ/231P 21cm

奈良の平城、春日、葛城、山辺の道、泊瀬、忍阪、飛鳥エリアでよまれた歌と道と歴史をめぐる本。名所旧跡という「点」のみを辿るのではなく、本書ではそこに到るまでの道中にも注目しています。奈良のあちこちを歩いている、万葉研究者の村田教授が、道すがらの楽しさを万葉歌を混ぜ込みながら書き綴っているので、読み応え抜群です。実際に歩いていただくのはもちろんですが、奈良に行くのが難しい方、万葉集に明るくない方でも、読み物としてお楽しみいただけます。

建築から見た日本古代史

■出版年月/2017年4月
■ジャンル/新書、教養、建築、古代史
■著者/武澤秀一
■出版社/筑摩書房
■税込価格/1,296円
■サイズ/426P 18cm

建築とは、権力者たちが駆使した政治的言語である―。日本誕生の舞台となる古代において建築は、権力者が自らの権威を明らかにし、体現する文明の壮大さ、美意識の優越を高らかに宣言する最大最強のメディアであった。飛鳥寺、法隆寺、四天王寺から本薬師寺、伊勢神宮式年遷宮にいたるまで、建築様式や構造、配置パターンのなかに、母系と父系、天皇と律令、ナショナリズムと文明開化、それぞれの葛藤と融合を見いだし、まったく新しい日本古代史を組み上げ提示する。

「神話」から読み直す古代天皇史

■出版年月/2017年2月
■ジャンル/新書、教養
■著者/若井敏明
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,026円
■サイズ/223P 18cm

三~五世紀の古代史を扱う際には、『古事記』『日本書紀』の記述は信用度が低いため、中国の史料や考古学の成果に頼るしかない。また神武天皇から仲哀天皇については、神代と人代に挟まれた伝説にすぎない。この時代はヤマト王権が成立する重要な時期で、その政治過程を復元するには『古事記』『日本書紀』の積極的な活用が不可欠である。記紀は十分に歴史的事実を含んだ情報に満ちており、初期天皇の時代はまぎれもなく人代であることが明らかになる。
<目次>
序章 地方連合ではなかった初期ヤマト政権―崇神天皇の業績
第1章 ヤマト政権の揺籃期(1神武天皇~9開化天皇)
(神武東征1 伝説形成論から古代史のなかへ
神武東征2 史的考察の対象として
八咫烏の正体  闕史八代の足跡を追う)
第2章 地方政権の服属(10崇神天皇~11垂仁天皇)
(アメノヒボコはどこから来たのか
ヤマトと出雲1 「国譲り」が語る内紛
ヤマトと出雲2 呪いの国・出雲
ヤマトと出雲3 『古事記』『日本書紀』の編纂)
第3章 ヤマト政権の拡大と安定(12景行天皇~21雄略天皇)
(ヤマトタケル伝説の虚像と実像  ヤマト政権の九州遠征と神功皇后  武内宿禰と葛城地域  葛城氏とヤマト政権の完成)
終章 神話と古代史

万葉集いにしえの歌を旅する 編纂1300年を迎える日本最古の歌集を徹底ガイド

■出版年月/2016年12月
■ジャンル/古代史
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,404円
■サイズ/111P 29cm

日本最古の歌集、『万葉集』。 そこに収録された7世紀初めの舒明天皇の治世から 奈良時代、8世紀半ばまでの130年間の歌、 およそ4500首はいわば日本人の心の原点。 歌が詠まれた大和、近江、大宰府、越中などの 万葉故地を訪ねめぐり、歌の背景を探り、 万葉の世界を旅して味わうタイムトリップ読本。 詠み人が心を投影した情景、遺跡・歌碑、 伝承芸能をはじめとする上質なビジュアルと地図で読む『万葉集』。

祭礼で読み解く歴史と社会 春日若宮おん祭の九〇〇年

■出版年月/2016年11月
■ジャンル/日本史
■著者/幡鎌一弘、安田次郎
■出版社/山川出版社
■税込価格/2,160円
■サイズ/186,13P 21cm

春日大社や興福寺がにぎわう、奈良最大の祭礼「おん祭」。その謎を解明した、中世から現代までのはじめての通史。日使、舞楽、流鏑馬、田楽、猿楽、競馬など、祭礼図を絵解きする。
<目次>
第1章 おん祭の成立
第2章 流鏑馬と武士
第3章 田楽と僧侶
第4章 中世から近世へ
第5章 『春日大宮若宮御祭礼図』を読む
第6章 近代の祭り
終章 現代のおん祭

見るだけで楽しめる!平城京のごみ図鑑 最新研究でみえてくる奈良時代の暮らし

■出版年月/2016年11月
■ジャンル/古代史、雑学、教養
■監修/奈良文化財研究所
■出版社/河出書房新社
■税込価格/1,728円
■サイズ/127P 21cm

1300年前の“ごみ”からここまで読み解ける!!大極殿周辺や西大寺食堂院跡、長屋王邸宅跡などより出土したごみから、奈良時代の暮らしに迫る!!平城宮跡資料館の大好評企画展、書籍化!!本で楽しむ博物館。

奈良時代のサバイバル 生き残り作戦 (日本史BOOK 歴史漫画サバイバルシリーズ 4)

■出版年月/2016年11月
■ジャンル/学習まんが、古代史
■著者/(漫画)細雪純、(ストーリー)チーム・ガリレオ
■監修/河合敦
■出版社/朝日新聞出版
■税込価格/1,728円
■サイズ/171P 23cm

カメのこうらを捜して奈良の都・平城京を大冒険!タイムスリップできる神の亀と一緒に、今回カイ、マリン、リクの3人がやってきたのは奈良時代。ところが神の亀のこうらが欠けてしまい、タイムスリップの能力を失ってしまった。このままでは21世紀に戻れなくなってしまう!奈良の大仏の建造現場に潜入したり、天皇のお姫さまと友達になったりしながら、こうらを捜す3人だったが…。
<目次>
1章 落ちた先は「平城京」
2章 3つのこうらを集めろ!
3章 庶民の暮らしはけっこうハード
4章 リクの救出大作戦!
5章 ここは大仏の工事現場!?
6章 聖武天皇からこうらを取り戻せ!
7章 最後のこうらは大仏にある!
8章 大仏開眼の大イベント
9章 最後のこうらを手に入れろ!
10章 さよなら奈良時代!

キトラと日本の古墳 ここまで進んでいた!古代人の驚くべき科学技術

■出版年月/2016年10月
■ジャンル/古代史
■監修/瀧音能之
■出版社/宝島社
■税込価格/1,296円
■サイズ/111P 30cm

修復保存の完了と初の一般公開で話題を集めるキトラ古墳の壁画、世界最古の「円形星図」と日本で唯一すべてが揃った「四神図」を、最新の研究成果とともに誌面いっぱいのサイズで紹介。なぜ古墳の石室に星空を描いたのか、科学的根拠に基づいた緻密な星図はどうやって描かれたのか。専門家への取材のもと、古代飛鳥の謎に迫ります。そして列島各地の「装飾古墳」「巨大古墳」「古代天皇陵」もクローズアップ。「古墳」を知ること、見ることのロマンを解説していきます。

纒向発見と邪馬台国の全貌 卑弥呼と三角縁神獣鏡 (発見・検証日本の古代 1)

■出版年月/2016年7月
■ジャンル/古代史
■編集/古代史シンポジウム「発見・検証日本の古代」編集委員会
■出版社/角川文化振興財団
■税込価格/2,160円
■サイズ/348P 19cm

50時間の徹底討論。「箸墓」は卑弥呼の墓か?纒向を中心とした邪馬台国、三角縁神獣鏡等の謎と実態を半世紀ぶりに解明した本格的古代史学。最前線の歴史学者・考古学者が白熱の論議を展開、画期的な成果をもたらした記念碑的シンポジウム2015‐16を完全収録。

新解釈 日本書紀 封印された古代史 (別冊宝島 2493)

■出版年月/2016年8月
■発売日/2016年8月22日
■ジャンル/古代史
■出版社/宝島社
■税込価格/1,188円

日本最古の正史である『日本書紀』を新たな解釈により読み直すことで、 大化の改新、壬申の乱など古代史を彩るさまざまな事件を問い直し、古代律令国家誕生に秘められた歴史の謎を明らかにします。
古代国家の真実を封印したのは誰か? 『日本書紀』の編纂にまつわる持統天皇と藤原氏の闇とは?
日本書紀が隠したかった歴史を掘り下げます。

古代天皇家の謎は「北斗八星」で解ける 高松塚・キトラ古墳の壁画に秘められた古代史の真実

■出版年月/2016年7月
■ジャンル/古代史、教養
■著者/畑アカラ
■出版社/徳間書店
■税込価格/1,836円
■サイズ/292P 19cm

日本古来の聖数である「八」と北斗八星(北斗七星+輔星アルコル)を結びつけた古代天皇家「八の暗号」―その解読によって、高松塚・キトラ古墳の壁画の意味と被葬者が特定できた!1300年間、封印されていた古代日本の壮大なグランドデザイン。
<目次>
第1章 高松塚古墳は何を表現していたのか?
第2章 高松塚古墳解明の前提となる「八」の暗号
第3章 高松塚古墳の壁画を解読する
第4章 高松塚古墳の被葬者は石上麻呂だった
第5章 石上麻呂が被葬者であることを検証する
第6章 キトラ古墳も高松塚と同じグランドデザインでつくられた
第7章 キトラ古墳の被葬者は阿倍御主人だった
第8章 なぜ古墳壁画が描かれたのか?


ここまでわかった飛鳥・藤原京 倭国から日本へ

■出版年月/2016年8月
■ジャンル/古代史
■編集/豊島直博、木下正史
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,592円
■サイズ/244P 20cm

古代史の舞台を解明する発掘が毎日続く飛鳥・藤原の地。その成果は多大で、古代史像を大きく塗り替える新発見や研究・調査も枚挙に遑(いとま)がない。王宮・王都、都市陵墓、寺院、木簡、古代朝鮮の都城など、飛鳥・藤原京に関わるさまざまなテーマを取り上げた日本考古学協会シンポジウム記録を書籍化。これからの課題をわかりやすく整理・展望する。

古代史再検証 持統天皇とは何か

■出版年月/2016年8月
■発売日/2016年8月6日
■ジャンル/古代史、教養
■出版社/宝島社
■税込価格/1,080円

日本の女帝10代8人の中で唯一“実績”を残したとされる持統天皇。本誌は「天皇を頂点とする国家のしくみ」の基礎を作り、律令編纂、都城の形成、「日本」国号の制定などを実施した持統天皇の功績を紹介しつつ、「天武・持統陵最新研究(内部写真公開)」、吉野を中心とした「天武・持統天皇ゆかりの地めぐり」など、多角度から持統天皇像を検証します。歴史評論家・関裕二氏の特別寄稿「聖女か悪女か 持統天皇の闇」も掲載。

意外な歴史の謎を発見!奈良の「隠れ名所」

■出版年月/2016年7月
■ジャンル/教養、新書
■著者/奈良まほろばソムリエの会
■出版社/実業之日本社
■税込価格/972円
■サイズ/221P 18cm

旅行ガイドブックには載らないような奈良の「隠れ名所」を厳選紹介。
観光客は知らない隠れた名所。地元の人も知らない意外な真実。“まほろば”奈良の歴史と文化を再発見! その地に残る、日本史の意外な謎に迫る!
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」が、産経新聞奈良版ほかで連載していた「なら再発見」より、厳選された記事が新書になって登場。ぜひお買い求めください!

聖徳太子と斑鳩三寺

■出版年月/2016年7月
■ジャンル/古代史
■著者/千田稔
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,160円
■サイズ/151P 21cm

幼少よりの秀でた能力で「和」の貴さを説き、人々の苦悩を救済した聖徳太子。推古女帝を補佐して仏教の興隆に尽し、後世、太子信仰を生み出した。飛鳥・斑鳩・大阪・京都を訪ねて太子の足跡を辿り、実像を描き出す。

天皇諡号が語る古代史の真相

■出版年月/2016年6月
■ジャンル/古代史、教養
■監修/瓜生中
■出版社/宝島社
■税込価格/1,080円

古代史の終末期に編纂された日本最古の和歌集『万葉集』にまつわる新説や謎を再検証。広く知られているにもかかわらず、原本はすでに消失し、編纂者さえ謎に包まれている『万葉集』を読み解くことで、「蘇我氏は悪者ではなかった」新事実や、「『万葉集』の歌に隠された藤原一族の謀略」など、教科書で習わなかった真実が明らかになります。また、全国に散在する『万葉集』ゆかりの土地も紹介しています。

古代史再検証邪馬台国とは何か 魏志倭人伝の通説を覆す!

■出版年月/2016年5月
■ジャンル/日本古代史
■監修/瀧音能之
■出版社/宝島社
■税込価格/1,080円
■サイズ/12P 30cm

近年の新たな発掘調査の成果や、魏志倭人伝に関する新たな考察をもとに最新の研究を追う。邪馬台国研究に携わる研究者など専門家へのインタビュー記事も掲載。九州説vs畿内説の所在地論争は今。卑弥呼と魏志倭人伝の謎はどこまで研究が進んでいるのか。最新の研究状況をリポート!

謎多き古代史をめぐる 平成版おとなの歴史

■出版年月/2016年5月
■ジャンル/古代史、教養
■監修/瀧音能之
■出版社/笠倉出版社
■税込価格/1,069円
■サイズ/111P 30cm

古代史の最新ニュース&新説&厳選遺跡ガイド登場!
平成の新発見で覆る定説! 史書研究で判明「蘇我氏は悪人ではなかった」?
『MAPつきスポットめぐり』では吉野ヶ里遺跡、平城旧跡なども紹介。

検証!古代史「十大遺跡」の謎 三内丸山、荒神谷、纒向、平城京…

■出版年月/2016年5月
■ジャンル/古代史、文庫、雑学
■著者/関裕二
■出版社/PHP研究所
■税込価格/756円
■サイズ/318P 15cm

近年、考古学の技術が向上し、古代史の定説が次々と覆っている。遺跡から神話を裏づける物証が発見されたり、分析方法の向上から定説より古い遺物だと判明したりしているのだ。本書は、古代史の重要な遺跡10カ所を紹介しながら、日本誕生の謎に迫ろうというもの。一万年以上前から日本で暮らしていた祖先の営みを知ると、改めて日本の素晴らしさ、恵まれた環境に気づくだろう。文庫書き下ろし。

<目次>
第1章 三内丸山遺跡―縄文人の秘密に迫る
第2章 板付遺跡―北部九州の遺跡群と日本人の原型
第3章 荒神谷遺跡―青銅器と四隅突出型墳丘墓の謎
第4章 吉野ヶ里遺跡―伊勢遺跡/唐古・鍵遺跡との弥生三都物語
第5章 纒向遺跡―ヤマト建国時の他国との攻防
第6章 鬼ノ城―楯築弥生噴丘墓と吉備の実力
第7章 箸墓古墳―前方後方墳から巨大前方後円墳の時代へ
第8章 稲荷山古墳―群馬県の古墳群と東国の実像
第9章 藤ノ木古墳―被葬者の謎と物部・蘇我抗争
第10章 藤原京―藤原氏の思惑と遷都の謎


蘇我氏の正義真説・大化の改新

■出版年月/2016年5月
■ジャンル/古代史、文庫
■著者/関裕二
■出版社/ベストセラーズ
■税込価格/740円
■サイズ/263P 15cm

蘇我入鹿が暗殺された乙巳の変に始まる大化の改新。天皇家をないがしろにし、外戚として権勢を欲しいままにした蘇我入鹿を排除することが改革の始まりだったとされるが、果たして入鹿は大悪人だったのだろうか?近年盛んに取り沙汰されているのは、七世紀の改革事業は蘇我氏によって推し進められていたのではないか、ということである。すなわち、聖徳太子や蘇我氏が律令制度の先鞭をつけ、その後、中臣鎌足の末裔がこの事業を引き継ぎ、完成させていた疑いも出てきたのだ。古代史最大の転換点となった大化の改新の真実の歴史を詳らかにする!

古代史再検証蘇我氏とは何か 『日本書紀』に隠された真実「蘇我氏逆臣説」を覆す

■出版年月/2016年2月
■ジャンル/古代史、教養
■監修/瀧音能之
■出版社/宝島社
■税込価格/1,080円
■サイズ/111P 30cm

「蘇我氏は本当に悪者だったのか?」――日本史の教科書に「律令国家成立期の悪役」として登場する「蘇我氏」。その謎に包まれた正体、近年盛んになった「冤罪説」の真相を探る一冊。2015年に相次いだ蘇我氏関連遺跡(都塚古墳、小山田遺跡、甘樫丘東麓遺跡〔あまかしのおかとうろくいせき〕等)の考古学的新発見を含め、ビジュアルを多数用いて、いま改めて蘇我氏を捉え直します。歴史作家・関裕二氏の寄稿も掲載。

古事記 神話を旅する【完全保存版】

■出版年月/2016年3月
■ジャンル/古事記、古代史
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,296円
■サイズ/207P 29cm

『古事記』に登場する神々は日本各地にさまざまな足跡を残している。 豊穣なる神話の舞台、神々の聖跡を訪ねめぐる。原文+あらすじ、 豊富で上質なビジュアルとともに紹介するタイムトリップ読本。

奈良 四季の花めぐり

■発売日/2016年3月22日
■ジャンル/ガイド
■文/道浦母都子
■写真/桑原英文
■出版社/淡交社
■税込価格/1,728円

明日香の里に春がくると桃の花が咲き乱れ、さながら桃源郷のよう。春日大社の朱塗りの社殿に藤の花が映ると、長谷寺の広大な境内は紫陽花で埋め尽くされ、鷺池の百日紅が花を落とすと秋篠寺の萩が咲き、芒の向こうに夕暮れに照らされた平城宮跡がたたずみます。唐招提寺の椿が咲き、般若寺の水仙の香りが漂うと、春はもうすぐ。花で彩られる奈良の四季は、華やかでありながらどこかしっとりとした落ち着きが感じられます。古社寺の花々はもちろん素晴らしいのですが、奈良の花の真価はひなびた里や路傍にひっそりと咲く花にあるのかも知れません。有名な花名所から地元の人だけが知る花の散歩道まで、美しい写真とともにくまなくご紹介します。

大和の歴史と伝説を訪ねて

■出版年月/2016年2月
■ジャンル/古代史
■編集/丸山顕徳
■出版社/三弥井書店
■税込価格/2,484円
■サイズ/246,2P 21cm

自然・歴史・信仰・神話・技術・文化・芸能・世間話・都市伝承、今昔をゆきかう大和路ロマン。古代国家の首都として知られる天理・桜井・橿原・田原本・大和高田・御所・香芝・葛城から明日香・高取・宇陀まで。日本国家創世から現代までの歴史と伝説を探訪する。

新史論/書き替えられた古代史 5  『万葉集』が暴く平城京の闇

■出版年月/2016年2月
■ジャンル/万葉集、新書
■著者/関裕二
■出版社/小学館
■税込価格/821円
■サイズ/221P 18cm

正史『続日本紀』が隠蔽した藤原氏の悪行を明らかにする。これまで「謎なき時代」とされてきた平城京の世。しかし、そこには勝者・藤原一族の陰謀と横暴が渦巻いていた。そして、恐怖政治の犠牲になった人々は、その憤怒と悲嘆を和歌に残したのだ。飛鳥の都を懐かしがる人々、藤原氏に命乞いする名門貴族・大伴旅人、何ものかに怯える女帝・元明天皇、聖武天皇を操っていたとされる光明皇后の真情…。『万葉集』は編者による“正史の嘘を告発する書”と見る著者が、歌を手掛かりに歴史の真実に迫る。

飛鳥史跡事典

■出版年月/2016年2月
■ジャンル/飛鳥、歴史
■編集/木下正史
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,916円
■サイズ/293,27P 19cm

「日本国」誕生と古代“文明開化”の舞台、飛鳥・藤原の地。宮殿・寺院・陵墓の史跡など約一七〇項目を、歴史的事件や関連人物とともに解説。史跡巡りのコースや展示施設も紹介するなど、歴史探訪に必携のハンドブック。
<目次>
飛鳥・藤原京―「日本国」誕生と古代文明開化の舞台
飛鳥・藤原地域地図
飛鳥の宮殿・寺院地域
飛鳥の陵墓・古墳地域
藤原宮と周辺地域
磐余・阿部と周辺地域

蘇我氏 古代豪族の興亡

■出版年月/2015年12月
■ジャンル/古代史、新書、教養
■著者/倉本一宏
■出版社/中央公論新社
■税込価格/864円
■サイズ/272P 18cm

蝦夷・入鹿父子は六四五年の乙巳の変で討たれたが、蘇我氏は滅亡せず、以後も国家権力の中枢に位置した――。稲目を始祖とした馬子、蝦夷、入鹿の四代はいかに頭角を現し、大臣として国制改革を推し進めたのか。大化改新後、氏上となった倉麻呂系は壬申の乱へとつづく激変の時代をどう生き延びたのか。六世紀初頭の成立から天皇家を凌駕する権勢を誇った時代、さらに平安末期までを描き、旧来の蘇我氏イメージを一新する。

万葉集と日本人 読み継がれる千二百年の歴史

■出版年月/2014年4月
■ジャンル/万葉集、古代史
■著者/小川靖彦
■出版社/KADOKAWA
■税込価格/1,728円
■サイズ/255P 19cm

<古代歴史文化賞優秀作品賞> 日本最古の歌集『万葉集』は、8世紀末から今日まで、愛されつづけてきた稀有な歌集だ。しかし、漢字だけで書かれた万葉歌は、時代によって異なることばに読み下され、時代ごとの考え方や感じ方を強く反映した解釈がなされてきた。紀貫之、紫式部、藤原定家、仙覚、賀茂真淵、佐佐木信綱らが読んだそれぞれの時代の『万葉集』は、どのようなものだったのか。その読み方に現れる日本人のこころの歴史をたどり、万葉集の魅力に迫る。
[目次]
第1章 『万葉集』を「読む」ということ
第2章 『万葉集』を読んでいた紀貫之―平安時代前期における『万葉集』
第3章 紫式部と複数の『万葉集』―平安時代中期における『万葉集』
第4章 藤原定家の“古代”―平安時代後期における『万葉集』
第5章 「道理」によって『万葉集』を解読した仙覚―中世における『万葉集』
第6章 賀茂真淵の“批評”―江戸時代における『万葉集』
第7章 佐佐木信綱による「校本」と「評釈」―近代における『万葉集』
第8章 『万葉集』の未来

一瓦一説 瓦からみる日本古代史

■出版年月/2014年7月
■ジャンル/古代史
■著者/森郁夫
■出版社/淡交社
■税込価格/1,512円
■サイズ/239P 19cm

<古代歴史文化賞優秀作品賞> 飛鳥から奈良時代という日本古代の姿を、寺院や宮殿跡で大量に出土する瓦から読み取る。
[目次]
序章 出土瓦から読み取れること
第1章 推古朝の瓦
(飛鳥寺の瓦1―最古の軒丸瓦桜花状の蓮華文、
飛鳥寺の瓦2―新たな文様の発想 ほか)
第2章 舒明・孝徳朝の瓦
(山田寺の瓦―新たな軒瓦の出現、 法起寺の瓦―長期にわたった工事 ほか)
第3章 天武・持統朝の瓦
(川原寺の瓦―複弁蓮華文の誕生、 小山廃寺の瓦―雷文縁を飾った軒丸瓦 ほか)
第4章 聖武朝の瓦
(興福寺の瓦―他氏族の技術がみられる瓦、 大安寺の瓦―異質な文様の軒瓦 ほか)
補遺
(額安寺の瓦―法隆寺との関係、 長林寺の瓦―法隆寺の技術の伝播 ほか)

古代史50の秘密

■出版年月/2015年10月
■ジャンル/文庫、古代史
■著者/関裕二
■出版社/新潮社
■税込価格/529円
■サイズ/250P 16cm

なぜ、中国は倭国を重要視したのか。『古事記』が書かれたのはなんのため?古代版政権交代・大化の改新の真相は。天照大神は本当に女神なのか。「任那日本府」は存在しなかった?
古代日本の戦略と外交、『日本書紀』などの文書に隠された謎、氏族間の政争、斉明・持統など次々と女帝が誕生した理由。気鋭の歴史作家が埋もれた歴史の真相を鮮やかに解き明かす。文庫オリジナル!
<目次>
第1章 外交と天皇(「藤原氏の敵」と手を結んだ聖武天皇の豹変
「天皇の政治利用」で身を滅ぼした恵美押勝 ほか)
第2章 古代文書と考古学の世界(箸墓古墳でも決着しない「信仰の域」の邪馬台国論争 日本各地に残る「滅亡の危機」の痕跡 ほか)
第3章 古代氏族と政争(古代版政権交代 大化改新の実相とは
「黄金の都」平泉の戦略的重要性 ほか)
第4章 古代女性の輝き(斉明天皇が敵対する二大勢力から推された理由
「タイガーマスク」か「光明子」か ほか)
第5章 戦略と陰謀(白村江の戦いにみる「地理」と「戦略」
東北と「都」の本当の関係 ほか)

天皇陵と消えた宮都の謎

■出版年月/2015年10月
■ジャンル/古代史
■出版社/辰巳出版
■税込価格/1,404円

いまだ解明されていない古代天皇と消えた都の謎を追う!
本書では古代天皇陵40基を1基ずつ取り上げ、それにまつわる天皇の歴史、最新の発掘情報を紹介。 同時に、天皇陵と関わりの深い、天皇がいた場所・都も紹介していきます。
古代天皇は、代が変わるごとに都の場所を変更していきました。41代の持統天皇が 藤原京に遷都するまで、のべ56の都が作られてきたのです。
平城京&平安京以前のものは、天皇陵と違い、明確なカタチを残していないですが、遺跡や遺構などが見つかっている都もあります。 天皇の歴史もからめながら、陵墓である古墳、そして都という2つの視点から古代史の謎に迫ります。
お見逃しなく!!

日本の古代史飛鳥の謎を旅する 古代国家形成までの激動の政治ドラマが眠る舞台

■出版年月/2015年8月
■ジャンル/歴史、飛鳥、万葉集
■監修/瀧音能之
■出版社/宝島社
■税込価格/994円
■サイズ/109P 30cm

「日本」始まりの地、7世紀の表舞台を歩く!
古墳時代の終焉から118年間、日本の政治・文化の中心地であった飛鳥(奈良県・明日香村周辺)。万葉集に多く詠まれたのどかな日本の原風景の中に、日本最古の本格的大寺院・飛鳥寺、聖徳太子の生誕地・橘寺、“飛鳥美人”で知られる高松塚古墳、蘇我馬子の墓とされる石舞台古墳など、古代ロマンあふれる史跡が散在しています。本誌では「飛鳥時代」の歴史解説を中心に、万葉集の風景、史跡、謎の石造物などをビジュアル満載で紹介!

古代国家形成の舞台・飛鳥宮

■出版年月/2015年8月
■ジャンル/考古学、飛鳥
■著者/鶴見泰寿
■出版社/新泉社
■税込価格/1,728円
■サイズ/93P 21cm

七世紀に天皇の宮が継続して営まれた飛鳥。のどかな田園風景の下にはタイムカプセルのように、宮殿の遺構が保存されている。斉明朝から天武・持統朝の宮殿遺構の解明によって、天皇と群臣の関係をみなおし律令体制を確立しようとした姿をみる。

聖徳太子は誰に殺された

■出版年月/2015年7月
■ジャンル/文庫、古代史
■著者/関裕二
■出版社/ベストセラーズ
■税込価格/720円
■サイズ/254P 15cm

日本人なら誰もが知る聖徳太子。仏教を広めた“聖者”として、十七条の憲法を定めた“大政治家”と知られる太子であるが、その実像は謎に満ちている。太子の本名ですらいまだにわかっておらず、また、いつ死んだのかも定かではないのだ。太子の実像をゆがめ、聖者として崇めた『日本書紀』と朝廷の立場を明確にすることが、謎を解く鍵なのである。聖徳太子は暗殺された、そして真犯人はいる…。古代史最大の秘事を暴きだす!!
●『日本書紀』が仕組んだ悲劇のトライアングルとは?
●山背大兄王は聖徳太子の子ではない?
●中大兄皇子の不審な行動が意味するもの
●鎌足と百済王子・豊璋(ほうしょう)との奇妙な符合
●「蹴鞠(けまり)」の「まり」は入鹿の首だった!?
●太子の怨念と救世観音にかけられた呪いとは?

奈良の古代文化 5  記紀万葉歌の大和川

■出版年月/2015年6月
■ジャンル/日本史
■著者/松本武夫
■編集/奈良の古代文化研究会
■出版社/青垣出版
■税込価格/1,296円
■サイズ/215P 21cm

「王権の平野」を育んだ大和川(泊瀬川、巻向川、明日香川、葛城川、布留川、佐保川など)を詠み込んだ古代歌謡を解説。現地をたどる。
<著者紹介>
松本 武夫 (マツモト タケオ)
   大正12年(1923)、奈良県磯城郡三宅町三河に生まれる。大阪府内の公立中学校で国語の教諭を務めるかたわら記紀・万葉歌の研究に没頭。「大和記紀万葉研究会」を主宰し、平成14年(2002)まで55回にわたって“歩こう会”を開催、奈良・大和の古代歌謡ゆかりの地をくまなく訪れ、先導、解説役を果たす。平成22年(2010)、86歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

日本の古代遺跡 最新発掘調査でここまで解明された! (別冊宝島 2351)

■出版年月/2015年6月
■ジャンル/古代史、教養
■監修/遠山美都男
■出版社/宝島社
■税込価格/1,080円
■サイズ/111P 30cm

日本では年間8000件の遺跡発掘調査が行われています。そのため毎年のように新発見があり、過去に発掘された遺跡からも新発見のニュースが続々と報道されています。本企画は弥生時代から平安時代までの時代の遺跡のなかから、代表的な遺跡とその後の発掘調査でわかった研究成果、近年続くさまざまな大発見があった遺跡をまとめて紹介するビジュアルムックです。
藤ノ木古墳、キトラ古墳、纒向遺跡ほか、奈良の重要な遺跡も多数登場!
『飛鳥の木簡 古代史の新たな解明』の著者、市 大樹氏のインタビュー記事もお見逃しなく!

奈良の鹿 「鹿の国」の初めての本

■出版年月/2010年3月
■監修/奈良の鹿愛護会
■出版社/京阪奈情報教育出版
■税込価格/1,512円
■サイズ/頁数・縦 232P 19cm

産児制限をする鹿の知恵、なぜ奈良公園は鹿の糞で埋まらない?一吹き2万円。鹿寄せラッパ。鹿せんべいは無添加優良食品!男女交際は発情期だけ、角きりで集まった角の行方、白ちゃんの思い出、他府県まで足を伸ばす放浪鹿などなど、奈良の鹿についての不思議や、驚くべき情報が満載!

『大和名所図会』のおもしろさ

■出版年月/2015年4月
■ジャンル/日本史
■著者/森田恭二
■編集/森田恭二
■出版社/和泉書院
■税込価格/2,484円
■サイズ/299P 21cm

昔と今を結ぶ名所旧跡道案内。寛政3年(1791)刊の『大和名所図会』は楽しい挿絵と共に、大和の名所旧跡の歴史や伝説が盛り込まれ、旅心をかきたてる観光案内書であった。本書では奈良の名所旧跡を踏破した著者が、その中から114項目を厳選し、多くの挿絵・写真と共に歴史とロマンの宝庫“大和”の魅力を紹介する。

奈良の古代文化 4  天文で解ける箸墓古墳の謎

■出版年月/2015年3月
■ジャンル/歴史
■著者/豆板敏男
■編集/奈良の古代文化研究会
■出版社/青垣出版
■税込価格/1,404円
■サイズ/215P 21cm

纒向の箸墓古墳造営の謎は天文で解けた。夏至や冬至の日の出、日・月・星の動き、二十八宿の星宿、日食現象などから箸墓古墳造営の謎にせまる。

サライ 2015年3月号

■発売日/2015年2月10日
■ジャンル/雑誌、歴史
■出版社/小学館
■税込価格/700円

「倭国」と呼ばれた3世紀から7世紀の日本は、私たちが想像する以上に、能動的で、開明的だった――。文字も仏教も伝わっていなかった古代の日本人の生き方に思いを馳せる「古代史の旅」を大特集!
いまだ決着をみせない九州説と大和説をめぐる邪馬台国論争30年史、古代史の謎は「前方後円墳」で解ける?など、他にも盛りだくさん。お見逃しなく!

読めば読むほど面白い 『古事記』75の神社と神様の物語

■出版年月/2015年2月
■ジャンル/古代史、文庫、教養
■著者/由良弥生
■出版社/三笠書房
■税込価格/713円
■サイズ/326P 図版12P 15cm

“あの神社”の神様は本当はこんなに……!?
日本が世界に誇る神話『古事記』は〔神社〕がわかると、さらに楽しい!
奈良からは、 【神が宿る山】本殿がない不思議な〔大神神社〕、 【奈良の鹿は…】白い鹿に乗って現れた神様〔春日大社〕、 【サッカー日本代表】神武天皇の道案内役〔八咫烏神社〕を紹介。
一歩踏み込むと、そこは奔放でミステリアスな神話世界。 個性的な神々の「物語」と、その神々が住まう「神社」から『古事記』をわかりやすく読み解く――。 何度読んでも時間を忘れる、魅惑の1冊!

天皇家と古代史十大事件

■出版年月/2015年1月
■ジャンル/古代史、教養、雑学
■著者/関裕二
■出版社/PHP研究所
■税込価格/713円
■サイズ/265P 15cm

7世紀までの古代史には蘇我氏、物部氏、大伴氏など、有力豪族の名前が頻繁に登場していた。しかし、平安時代には藤原氏が朝堂をほぼ専有している。
この百年間に何が起きたのか?なぜ8世紀は女性天皇が続いたのか?
実はこの時期は、藤原氏が外戚の地位を独占するために、あらゆる手段を使って闘争を繰り広げた時代だったのだ。教科書には載っていない真実の歴史が明らかになる!文庫書き下ろし。
[目次]
第1章 大津皇子謀反事件
第2章 珂瑠皇子立太子
第3章 石川刀子娘貶黜事件
第4章 長屋王の変
第5章 大仏殿造立事件
第6章 橘奈良麻呂の変
第7章 宇佐八幡宮神託事件
第8章 藤原種継暗殺事件と平安京遷都
第9章 藤原氏の他者排斥事件(承和の変と応天門の変)
第10章 院政の始まり・源平合戦

日本全国万葉の旅 大和編

■出版年月/2014年12月
■ジャンル/古典、教養
■著者/坂本信幸、村田右富実
■写真/牧野貞之
■出版社/小学館
■税込価格/3,780円
■サイズ/207P 26cm

日本人が愛してやまない最古の歌集『万葉集』に詠まれた土地(万葉故地)を、いまだかつてない規模の写真と解説でたどる、万葉本の決定版。

隠された神々 古代信仰と陰陽五行

■出版年月/2014年11月
■ジャンル/文庫、古代史
■著者/吉野裕子
■出版社/河出書房新社
■税込価格/918円
■サイズ/237P 15cm

日本の信仰は、古代より太陽の運行にもとづき、神の去来を東西軸上に想定していた。だが白鳳期になり、星の信仰である中国の陰陽五行が渡来すると、神への信仰は、南北軸にとって変わられる。“隠された神々”の秘密を探りながら、日本宗教の大きな変化に迫る、吉野民俗学の代表作。
第3章では伊勢神宮の謎にも迫る。必見!
<目次>
第1章 日本古代の神々
(神々をとらえる日本的発想、 古代日本人が描く世界像、 陰陽五行を受け入れたとき)
第2章 大君は神にしませば―白鳳期の呪術
(近江遷都の謎、 改葬された天武天皇陵、 高松塚の被葬者はだれか)
第3章 伊勢に隠された神々―伊勢神宮の謎
(天照大神のかげにひそむ「太一」神、 伊勢神宮をつらぬく陰陽五行、 北斗七星と伊勢の祭り、 太玉串行事の背後にあるもの、 「西北」という聖なる方位)
第4章 大嘗祭でまつられる神
(「御禊」は何を象徴するか、 陰陽五行を隠した天皇の即位式)

今、古代大和は

■出版年月/2014年11月
■ジャンル/古代史、教養
■著者/石野博信
■出版社/奈良新聞社
■税込価格/1,944円
■サイズ/275P 21cm

橿原考古学研究所で副所長を務めるなど、長年にわたって奈良県内の発掘調査に携わってきた著者が、読みやすい文章と卓越した視点から「古代大和」の謎を読み解き、読者を謎と魅力いっぱいの「考古学の世界」に引き込みます。
今、行われている古代大和の発掘情報がこの一冊に。古代大和が地下から発信する「歴史ロマン」をご堪能ください!

<目次>
第1章 みちのくから古代大和へ
第2章 橿原縄文人と唐古鍵弥生人―縄文人が弥生人になった?
第3章 都市・纒向と大型墓群―弥生人が古墳を造った
第4章 大王家と葛城一族
第5章 今、古代大和は
付録―筐底(きょうてい)から

天皇と鬼 古代史最大の謎を読み解く

■出版年月/2014年11月
■ジャンル/古代史、教養、雑学
■著者/関裕二
■出版社/悟空出版
■税込価格/994円
■サイズ/285P 18cm

古代史最大の謎は「天皇の成り立ち」と「聖徳太子の正体」。天照大神は本当に女神だったのか。持統天皇がヤマトタケルを恐れた理由は?そして天皇と鬼の密約とは―。
古代史のカギは神武天皇、蘇我入鹿、秦河勝……。そして聖徳太子にあり。
あなたはご存じだろうか。歴代天皇は即位式で自身の装束を、広隆寺の本尊・聖徳太子三十三歳像に贈り続けてきた…つまり、同寺の本尊 はいま、今上陛下の衣装をまとっているのである!そんな古代史の興味深い話が盛りだくさんの一冊。ぜひ。

古代史の窓

■出版年月/2014年10月
■ジャンル/古代史
■著者/岡本新也
■出版社/文芸社
■税込価格/1,296円
■サイズ/151P 19cm

日本という国の始まりの地を求め、飛鳥・奈良地域を訪ね歩いた古代史探訪の記録。
著者が何度か実際に足を運んだ寺院、遺構を通じ古代史を見つめる。

古代天皇への旅 雄略から推古まで

■出版年月/2014年1月
■ジャンル/古代史
■著者/和田萃
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/3,024円
■サイズ/290P 20cm

ワカタケル=雄略から女帝推古まで、古代天皇の姿を追いながら描く大和飛鳥。歌人でもある著者が『万葉集』や記紀の美しいやまと言葉の歌に読みとく古代人の物語は、ときに荒々しく躍動的で、哀切である。現在に伝わる景観や地名、習俗などに古代の名残を訪ね、考古学の発掘成果や歴史エピソードを読み解きつつ、日本の源流に想いを馳せる。

古代史謎めぐりの旅 ヤマトから平安へ

■出版年月/2014年8月
■ジャンル/古代史、ガイド
■著者/関裕二
■出版社/講談社
■税込価格/994円
■サイズ/221P 16cm

一生に一度は見たい、神社仏閣と遺跡を、歴史作家の関裕二が案内。見学ポイントからグルメまで、長年の取材の成果を詰め込んだ、大人の古代史ツアーガイドです。
法隆寺の「美」には縄文人の個性が隠されている?奈良をピックアップした第一章は必見!お見逃しなく!

神社が語る古代12氏族の正体

■出版年月/2014年7月
■ジャンル/古代史、新書
■著者/関裕二
■出版社/祥伝社
■税込価格/907円
■サイズ/308P 18cm

天皇家の祖神を祀る神社は、なぜ大和から遠く離れた伊勢の地につくられたのか。春日大社の祭神は、なぜ四柱もあるのか。物部氏が石上神宮の祭祀に関わっていなかったという記述は、本当か。
神社がわかれば、古代史の謎が解ける。知られざる古代史の謎に迫る!

一向一揆共和国 まほろばの闇 隠された日本 加賀・大和

■出版年月/2014年7月
■ジャンル/文庫、歴史、教養
■著者/五木寛之
■出版社/筑摩書房
■税込価格/842円
■サイズ/287P 15cm

人々を惹きつけてやまない古都の、もう一つの顔とは?
第一部は加賀の一向一揆、第二部では、生と死の世界をわける結界・二上山をめぐる謎と、「ぬばたまの闇」と形容される大和の深い闇を追求する。大和は「土蜘蛛」が住んでいたとされるがその真実とは・・・?
五木寛之が日本史の深層に潜むテーマを探訪するシリーズ「隠された日本」の最新刊!

古代史謎解き紀行 1   封印されたヤマト編

■出版年月/2014年5月
■ジャンル/古代史、教養
■著者/関裕二
■出版社/新潮社
■税込価格/594円
■サイズ/301P 16cm

『日本書紀』で、大悪人のレッテルを貼られている蘇我氏。彼らは本当に悪だったのか?「聖者」として称えられる一方で「鬼」としても祀られている聖徳太子。法隆寺に隠されたその秘密とは?なぜ「成り上がり」の不比等が藤原氏一千年の基礎を築くことができたのか?奈良の魅力を紹介しながら、大胆な推理と綿密な分析で歴史の闇に秘められた謎に迫る、知的紀行シリーズ開幕。
<目次>
第1章 神々の故郷奈良の魅力
第2章 元興寺界隈の夕闇
第3章 法隆寺夢殿の亡霊
第4章 多武峰談山神社の城壁
第5章 反骨の寺東大寺の頑固な茶店
第6章 當麻寺と中将姫伝説の秘密
第7章 日本の神・三輪山の正体

ヤマト政権の一大勢力・佐紀古墳群

■出版年月/2014年5月
■ジャンル/古代史、教養
■著者/今尾文昭
■出版社/新泉社
■税込価格/1,620円
■サイズ/93P 21cm

平城宮の北方に広がる佐紀丘陵には、数世代にわたって造営され続けた巨大な前方後円墳が並んでいる。巨大な古墳はすべて陵墓に治定され現在調査できないが、周辺の古墳を含めて一基ずつ丹念に探訪し、古墳時代前期から中期にかけて力を振ったヤマト政権内の一大勢力を追究する。

<著者紹介>
今尾 文昭 (イマオ フミアキ)
  1955年兵庫県生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業。博士(文学)。奈良県立橿原考古学研究所調査課長。塩塚古墳、松林苑跡などの調査や特別陳列「佐紀古墳群の埴輪―宮内庁書陵部所蔵品を中心として」(2004年)の企画・展示をおこなう。

古墳の歩き方

■出版年月/2014年5月
■ジャンル/ガイド、教養
■著者/まりこふん
■出版社/扶桑社
■税込価格/1,404円
■サイズ/127P 19cm

古墳めぐりをカジュアルに楽しむためのガイドブック。
昨今のブームを牽引する古墳シンガー・まりこふんが、オススメの古墳の「歩き方」を紹介します。 地図の正確さとアクセス情報を重視し、著者が歩いて集めた情報が満載。古墳グッズの紹介や周辺スポット紹介・グルメ紹介など、これまでのマジメな古墳ガイド本にはなかった情報も。 奈良からは箸墓古墳、桜井茶臼山古墳、藤ノ木古墳、新沢千塚古墳群などが紹介されています。
歴史に詳しくなくても、古墳めぐりは楽しめる! 今までになかったいちばん“使える”古墳ガイド!

歴史REAL 〔vol.19〕  巨大古墳と古代天皇陵の謎

■出版年月/2014年5月
■ジャンル/歴史、雑学
■出版社/洋泉社
■税込価格/905円
■サイズ/127P 29cm

知っているようで知らない古墳の基礎知識から、最新研究でわかる天皇陵の真実まで、古代を古墳から読む大特集! なぜ古代日本の各地に「巨大古墳」が出現したのか? そして古代天皇陵に隠された謎とは?
「Q&Aでスッキリわかる古墳」、「最新研究でわかる古代天皇陵の真実」、「〈地方別〉巨大古墳と地方王権を考える」、「キトラ古墳・極彩色壁画の美に迫る」他、気になる特集が満載!

ヤマト王権と古代史十大事件

■出版年月/2014年5月
■ジャンル/古代史、雑学
■著者/関裕二
■出版社/PHP研究所
■税込価格/734円
■サイズ/318P 15cm

事件の真相は、なかなか後の世に伝わらない。特に歴史を揺るがすほどの巨大な事件や戦争が起きると、たいがいの場合、真相は闇に葬られる。勝者が、歴史を書き残していくからだ。政権にとって都合の悪いことは、伏せられ、ねじ曲げられる。権力者は憎んでいた政敵を、悪し様に書かねば、気が済まない……。この、「あたりまえの事実」が分かっていないと、歴史を読み誤るし、歴史を学ぶ意味がない。【「はじめに」より】

出雲の国譲り、上宮王家滅亡事件、壬申の乱などの登場人物・背景を探りながら、史料に隠された真相に迫る。蘇我入鹿暗殺も実は外交問題から起こった事件だとわかると、違った視点から権力争いの構図が見えてくる。文庫書き下ろし。

にっぽん聖地巡拝の旅

■出版年月/2014年4月
■ジャンル/神社仏閣、教養、古代史
■著者/玉岡かおる
■出版社/大法輪閣
■税込価格/1,944円
■サイズ/277P 19cm

神や仏に会うための道。それは自分自身をみつめる時間であり、人がよりよく生きようとあがいた歴史をひもとく旅でもある。神仏が見事に融合し、心の基盤となってきた日本人の精神世界を再確認する、発見・感動・出会いの旅!
奈良からは西大寺、石上神宮、興福寺、吉野・金峯山等が取り上げられている。

奈良大和高原の縄文文化・大川遺跡

■出版年月/2014年4月
■ジャンル/考古学
■著者/松田真一
■出版社/新泉社
■税込価格/1,620円
■サイズ/92P 21cm

古代の都が栄えた奈良盆地の東に広がる大和高原は、縄文時代草創期・早期にさかのぼる遺跡が分布する、縄文時代の黎明期に縄文人が活躍した舞台だ。そこに残された住居跡や土器、石器などから、定住狩猟民としての道を歩みはじめた縄文人の姿を明らかにする。

<著者紹介>
松田真一(まつだ・しんいち)
  1950年奈良県生まれ。明治大学文学部卒業。
ならシルクロード学研究センター研究員、奈良県立橿原考古学研究所調査研究部長、同副所長、同附属博物館館長などを経て、現在、天理大学附属天理参考館特別顧問、香芝市二上山博物館館長。 主要著作 『大川遺跡』山添村教育委員会(編著)、『奈良県の縄文時代遺跡研究』由良大和古代文化研究協会、『一万年前を掘る』吉川弘文館(編著)、『桐山和田遺跡』奈良県立橿原考古学研究所(編著)、『吉野 仙境の歴史』文英堂(編共著)、『重要文化財橿原遺跡出土品の研究』奈良県立橿原考古学研究所(編共著)など 。

一個人(いっこじん) 2014年5月号

■出版年月/2014年3月
■発売日/2014年3月25日
■出版社/ベストセラーズ
■税込価格/700円

時代別に、奈良の古寺社を旅する。

【第1章】飛鳥時代1
大化の改新の舞台を訪ねる。中大兄皇子と中臣鎌足が密談を交わした地に建つ談山神社から、 クーデターのあった遺跡へ。
【第2章】飛鳥時代2
聖徳太子ゆかりの古刹と史跡を訪ねる。生誕地に建つ橘寺から、愛馬が眠る古墳、往来した太子道まで。
【第3章】奈良時代
平城京を中心に発展した奈良時代の仏教文化を旅する。薬師寺・大安寺が藤原京から移転し、興福寺の隆盛、東大寺の大仏建立、鑑真が唐招提寺を建立するまでを追う。
【第4章】平安時代
室生寺、長谷寺、當麻寺など、奈良の山中に開かれた平安仏教の聖地をめぐる。
【第5章】鎌倉時代
天才仏師、運慶・快慶。至宝の仏像巡り。玉眼、筋肉などの写実表現にこだわった“鎌倉時代の新様式”を鑑賞する。
【第6章】南北朝時代
後醍醐天皇の足跡を巡る。金峯山寺、吉水神社、如意輪寺、吉野神宮など、吉野に逃れ、南朝を興した南北朝時代を回顧する。
ほかにも「奈良の名宿、奈良ホテル」「奈良の名刹と仏像を巡る春の休日」など、奈良の特集が盛りだくさん!

大和路の謎を解く 古代史巡礼の旅

■出版年月/2014年3月
■ジャンル/教養、新書
■著者/関裕二
■出版社/ポプラ社
■税込価格/842円
■サイズ/267P 18cm

歴史の謎を解き明かすには、現地に立ってみなければわからない。ヤマト建国の黎明の地にたたずみ、聖徳太子の歩んだ道をたどり、蘇我入鹿の殺された場所に立ち止まる。その土地に行き、事件現場の匂いをかぐことに、大きな意味があるのだ。古代史最大の謎を追う霊地巡礼の旅。
〔目次〕
序章 なぜヤマトは美しいのか
第1章 東大寺と法華寺の謎
第2章 法隆寺と薬師寺の不思議
第3章 興福寺と元興寺の裏側
第4章 山辺の道と飛鳥の歩き方
第5章 葛城古道と當麻寺

神社の古代史

■出版年月/2014年1月
■ジャンル/古代史、教養
■編集/『歴史読本』編集部
■出版社/KADOKAWA
■税込価格/810円
■サイズ/303P 15cm

なぜ伊勢神宮は式年遷宮をするようになったのか? 武蔵国の一社にすぎなかった氷川神社が発展した理由とは? 他、第2部「古代豪族を祀る20の神社」では「石上神宮と物部氏―神宝・七支刀を伝える物部氏の社」や「宗我都比古神社と蘇我氏―蘇我氏の発祥伝承を伝える、有力豪族の守り神」、「平群坐紀氏神社と紀氏―平群に鎮座する紀氏氏神の社」などを章ごとにクローズアップ! 神社の歴史がもの語る古代史の謎を解き明かす!

わが萬葉集

■出版年月/2013年12月
■ジャンル/教養、万葉集
■著者/保田與重郎
■出版社/文藝春秋
■税込価格/2,095円
■サイズ/610P 16cm

文藝評論家・保田與重郎は萬葉集を育んだ大和桜井に生まれた。本書は保田が晩年に萬葉集の魅力をあらためて論じたものである。「萬葉集」に詠みこまれた時代精神と土地の記憶を味わいつつ、そこに遺された幸せを読み取る。

法隆寺の正体 もし聖徳太子が仏教王蘇我馬子であるならば

■出版年月/2013年12月
■ジャンル/古代史
■著者/林順治
■出版社/彩流社
■税込価格/2,484円
■サイズ/288P 20cm

法隆寺を建立した聖徳太子は実在したか? 現法隆寺は推古時代に建立されたのか、それとも天武天皇のころに造られたのか? 聖徳太子が“大王蘇我馬子”の分身だとすれば、誰が虚構の聖徳太子をつくったのか? 史実と虚構の入り混じった物語「記紀」を選り分けながら、1300 年余の法隆寺と聖徳太子の秘密のヴェールを剥ぐ。

万葉集の心を読む

■出版年月/2013年11月
■ジャンル/万葉集
■著者/上野誠
■出版社/KADOKAWA
■税込価格/821円
■サイズ/229P 15cm

いにしえびとの声、飛鳥・万葉の和歌。その歌々が、今を生きる私たちに語りかけてくるものとは。
家族と愛情、笑いと宴席、女性と労働、都市と神々などのテーマから、現代に通じる「暮らしの声」にあふれた歌を多数紹介。男女の慕情とかけひき、風流な都の文化、いにしえからの日本人の自然観を生き生きと伝える万葉歌の世界を、最新の研究を元に深く学び、味わい、愉しむ。時を超えて万葉びとと対話する、「体感する万葉集」!

平城京ロマン 過去・現在・未来

■出版年月/2010年10月
■ジャンル/平城京、日本史
■著者/井上和人、粟野隆
■出版社/京阪奈情報教育出版
■税込価格/1,470円
■サイズ/189P 19cm

歴史ファン必携! 平城京保存に人生をかけた人々の話から、あしたの遺跡のあり方まで、研究者が語る平城京の魅力! 平城京をよりよく知る。

<目次>
1 遥かなる奈良の都―平城京造営の歴史的意味を問う
2 平城京、その後
3 平城京研究の礎―明治時代の泰斗たち
4 平城京を守った人々―明治大正を生きた至誠の群像 棚田嘉十郎とその周辺の人々
5 内務省の調査と整備事業―上田三平による内務省の発掘調査
6 平城宮の全域確認と保存への道程
7 平城宮跡の発掘調査研究のあゆみ―奈良文化財研究所の発掘調査五〇年
8 平城京保存の展開
9 「平城遺跡博物館」構想と平城宮跡の復元・整備
10 平城京の将来に向けて

飛鳥と斑鳩 道で結ばれた宮と寺

■出版年月/2013年11月
■ジャンル/日本史、考古学
■著者/酒井龍一、荒木浩司、相原嘉之、東野治之
■出版社/ナカニシヤ出版
■税込価格/840円
■サイズ/87P 21cm

聖徳太子が飛鳥と斑鳩を結ぶ直線道を往復したという「太子道」と、その道に沿った古代の都市はどのような姿であったのか。
仮説を提示し、最近の考古学発掘調査成果より検証する。

縄文人の祈りと願い

■出版年月/2013年2月
■ジャンル/日本史、考古学
■著者/瀬口眞司、永野仁、岡田憲一、狭川真一
■出版社/ナカニシヤ出版
■税込価格/840円
■サイズ/109P 21cm

古くから謎の多い土偶の役割とは何か、また、貝・石・土製の仮面はどんなことに使われたのか。
縄文人の営みを遺跡や出土品から探りながら、縄文人の精神世界を考察する。

日本古代の歴史 3  奈良の都と天平文化

■出版年月/2013年11月
■ジャンル/古代史
■著者/(企画編集委員)佐藤信、佐々木恵介、(著)西宮秀紀
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,940円
■サイズ/294P 20cm

律令制により国家体制を整備・強化した古代「日本」。正倉院宝物に代表される国際色豊かな文化が花開く寧楽の都。天変地異や疫病、政情不安と内乱、唐・新羅・渤海との外交課題や行財政改革と直面する八世紀を描く!

歴史の旅 古代大和を歩く

■出版年月/2013年11月
■発売日/2013年11月5日
■ジャンル/古代史、歴史
■著者/和田萃
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,940円
■サイズ/231,5P 21cm

古代より歌に詠まれてきた“国のまほろば”大和の魅力を紹介。豊富な写真と味わい深い文章で、ヤマトタケル、三輪山の神など、記・紀の伝承や土地の歴史を描き出す。美しい景色への愛着が注がれた、奈良の歩き方ガイド。この一冊で時空を旅する!

若い人に語る奈良時代の歴史

■出版年月/2013年10月
■ジャンル/歴史、古代史
■著者/寺崎保広
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,940円
■サイズ/251P 20cm

歴史の楽しさを若い人たちに味わってもらうべく、奈良時代史を九つのエピソードに分けて語ったユニークな歴史講義。歴史教科書とは一味違う古代史を再現する。時代の雰囲気が体感でき、新しい奈良時代が見えてくる。

古事記ゆかり地マップ

■出版年月/2013年7月
■ジャンル/古事記、地図、ガイド
■編集/古事記ゆかり地マップ編集委員会
■監修/及川智早
■出版社/ぶよう堂
■税込価格/1,050円
■サイズ/137P 30cm

全国に点在する古事記のゆかり地を1冊にまとめたガイドマップ。
アクセス方法や近隣詳細図も完備。『古事記』に記された物語と、古事記ゆかりの地を紹介。

古代国家はいつ成立したか

■出版年月/2011年8月
■ジャンル/教養・新書
■著者/都出比呂志
■出版社/岩波書店
■税込価格/756円
■サイズ/202,11P 18cm

島根、三重、奈良、宮崎4県が共同で創設した「古代歴史文化賞」の第1回大賞受賞作!
日本列島に「国家」はいつ成立したのか? 解き明かす一つの鍵は考古学の成果にあり! 集落の構造、住居間の格差、富を蓄えた倉庫の様子など、社会構造の変遷を追う。
邪馬台国は国家なのか? 諸外国の集落との比較も交え、わかりやすく語る。

古代道路の謎 奈良時代の巨大国家プロジェクト

■発売日/2013年3月29日
■ジャンル/文庫、古代史、歴史
■著者/近江俊秀
■出版社/祥伝社
■税込価格/840円

飛鳥・奈良・平安時代に中央と地方を結ぶのを目的として、計画的に整備・造成された「古代道路―駅路(えきろ)」。その規模や構造は中世・近世・近代のものをしのぎ、現在の高速道路・幹線道路に匹敵したが、十一世紀には廃絶した。
古代道路はなぜ造られたのか?そしてなぜ廃絶したのか?古代史の流れとともに文化庁文化財調査官がわかりやすく解説する。
歴史ファン・古代史ファン待望の一冊!新しい切り口から奈良の知識を深める。

謎の古代豪族 葛城氏

■出版年月/2013年7月
■ジャンル/新書、古代史
■著者/平林章仁
■出版社/祥伝社
■税込価格/861円

天皇家と並んだ大豪族はなぜ、歴史の闇に消えたのか。
5世紀後半、『古事記』『日本書記』の記述から突然消えた葛城氏。その時、ヤマト王権で何が起きたのか─
古代史最大の謎を追う!葛城氏の実像と盛衰をあきらかにするとともに、ヤマト王権の実態に迫る書。

出雲と大和 古代国家の原像をたずねて

■出版年月/2013年1月
■ジャンル/古代史、新書
■著者/村井康彦
■出版社/岩波書店
■税込価格/882円
■サイズ/252,10P 18cm

大和の中心にある三輪山になぜ出雲の神様が祭られているのか?それは出雲勢力が大和に早くから進出し、邪馬台国を創ったのも出雲の人々だったからではないか?ゆかりの地を歩きながら、記紀・出雲国風土記・魏志倭人伝等を読み解き、古代世界における出雲の存在と役割にせまる。古代史理解に新たな観点を打ちだす一冊。
掲載写真は全て著者により撮影されたもの。合わせてご覧頂きたい。

日本古代木簡字典 改訂新版

■出版年月/2013年4月
■ジャンル/辞典・事典
■編集/国立文化財機構奈良文化財研究所
■出版社/八木書店古書出版部
■税込価格/2,625円
■サイズ/270P 19cm

日本古代の木簡から初めて直接文字をとった字典の改訂新版が登場。
改訂新版では平城宮の木簡に加えて、長屋王家木簡や二条大路木簡など、8世紀の木簡の文字を大幅に増補、精選。さらに藤原宮や飛鳥池遺跡など、日本で木簡の本格的使用が始まった7世紀後半の木簡も収録している。
古代を読み解く木簡字典。興味のある方、ぜひ。

文化財学の新地平

■出版年月/2013年4月
■ジャンル/歴史、人文
■著者/奈良文化財研究所
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/13,650円

文化財研究を常にリードする奈良文化財研究所の創立60周年を記念した論文集。旧石器時代から近代にいたる遺跡・遺物、飛鳥・藤原・平城京などの都城に関する研究、東アジア的視座による広汎な研究や科学的調査法など、最先端を示す83編を収録。多岐にわたる専門分野の研究員が総力をあげて、これからの文化財学への新地平を拓く。興味のある方はぜひ。

平城京の謎

■出版年月/2013年2月
■ジャンル/日本史
■著者/東野治之 ほか
■出版社/ナカニシヤ出版
■税込価格/840円
■サイズ/93P 21cm

藤原京からわずか十数年でなぜ平城京遷都が行なわれたのか。その謎に迫り、平城京がどのような都市計画で建設されたのかを解説する。奈良大ブックレット第1段の最初を飾るのはこれ!

邪馬台国の考古学

■出版年月/2012年3月
■ジャンル/古代史、選書
■著者/東潮
■出版社/角川学芸出版
■税込価格/1,785円
■サイズ/253P 19cm

九州説か畿内説か。『三国志』東夷伝倭人条(「魏志倭人伝」)の解釈から、数多くの議論がなされてきた邪馬台国論争。東夷伝がそもそもどんな天下観で記されたのか?東アジア考古学の観点から解明する。卑弥呼=箸墓古墳説の補強、難升米=黒塚古墳の新説の展開など、東夷伝の新たな世界が描かれる。

古事記の禁忌(タブー) 天皇の正体

■出版年月/2013年1月
■ジャンル/文庫、歴史、教養
■著者/関裕二
■出版社/新潮社
■税込価格/483円
■サイズ/246P 16cm

『古事記』には謎が多い。勅命で編纂された歴史書でありながら記述が途中で終わり、200年もの空白があること。又、同時期の『日本書紀』と全く反対の外交姿勢をとっていること。さらに矛盾に満ちた序文の存在。黙殺された謎の数々を解き明かす中で浮かび上がる「秦氏」と「播磨」の重要性、そして最大のタブー“天皇の正体”とは―。
史学界が『古事記』偽書説を笑殺するのは何故か?秦河勝は祟っていた・・・?平安時代に権力者は何度も入れ替わった理由とは?など、『古事記』の謎を紐解く。

眠れないほど面白い『古事記』

■出版年月/2013年1月
■ジャンル/雑学、文庫
■著者/由良弥生
■出版社/三笠書房
■税込価格/630円
■サイズ/358P 15cm

陰謀と戦い、禁断の恋、嫉妬燃えさかる愛憎劇…日本最古の歴史的名著『古事記』を大胆かつ鮮やかに再現。スリリングでロマンチックな日本神話を読み解く。

古事記の奈良大和路

■出版年月/2013年1月
■ジャンル/日本史
■著者/千田稔
■出版社/東方出版
■税込価格/2,100円
■サイズ/187P 20cm

古事記や日本書紀、万葉集の記述と比較しながら、古代の大和路を探求する45話。
平成23年5月~平成24年6月まで産経新聞奈良版で連載されていた、奈良県立図書情報館長の千田稔氏による「記紀万葉の風景」が再構成されている。オールカラー。近辺の地図も掲載されており、ゆかりの地のガイドとしても活用できる。

別冊太陽 古事記

■出版年月/2012年2月
■ジャンル/古事記、教養、古代史
■監修/千田稔
■出版社/平凡社
■税込価格/2,520円
■サイズ/167P 29cm

☆★古事記出版大賞受賞作品★☆
八岐大蛇(ヤマタノオロチ)や因幡素兎(イナバノシロウサギ)などのお伽噺で広く知られている『古事記』。古代の人々がつくった世界をイメージたっぷりの写真と平易な解説で紹介する入門書。『古事記』誕生1300年記念出版。 読み応え抜群です。

論考 邪馬台国&ヤマト王権

■出版年月/2012年11月
■ジャンル/古代史、歴史
■編集/奈良の古代文化研究会
■出版社/青垣出版
■税込価格/1,260円
■サイズ/184P 21cm

邪馬台国とヤマト王権をさまざまな角度から究明、日本国家の起源について考える。
銅鐸、魏志倭人伝、卑弥呼、箸墓古墳など、邪馬台国・ヤマト王権を語る上で押さえておきたいポイント5編を収録。より詳しく歴史を学びたい方は、ぜひ。

天平グレート・ジャーニー 遣唐使・平群広成の数奇な冒険

■出版年月/2012年9月
■ジャンル/古代史、人文
■著者/上野誠
■出版社/講談社
■税込価格/2,625円
■サイズ/381P 20cm

この物語は、期せずして運命の人となり、世界史上稀有の旅行者となった遣唐使判官・平群朝臣広成(生年不明~753)と正倉院宝物「全浅香」の奇縁を語る物語です。物語を通じ、万葉びとの思惟の一斑を、また、8世紀のアジア世界の雄大さを、かすかながらにでも、感じ取ってもらえたならば――浅学の筆者これを無上の喜びとするしだいです。【著者:上野誠】
主人公の平群広成は数奇な運命をたどったことで知られる天平5(733)年の遣唐使の乗員115人の内、たった4人生き残ったという乗員の1人だ。若き遣唐使の目に世界はどう映じたのか?ふたたび日本の土を踏むまでに果たして何があったのか?阿倍仲麻呂、吉備真備、山上憶良、玄宗皇帝などオールスターキャストが登場する学芸エンターテインメント。

月刊 大和路 ならら 2012年10月号(169号)

■出版年月/2012年10月
■ジャンル/情報誌、ガイド
■出版社/地域情報ネットワーク
■税込価格/400円
■サイズ/B5版

奈良の秋の一大イベント、第64回正倉院展。コバルトブルーの美しい「瑠璃坏」他、「螺鈿紫檀琵琶」「木画紫檀双六局」など名宝がずらりと並ぶ。
鑑賞の見どころは帝塚山大学の関根俊一氏、正倉院ガラスからみえてくる古代交流史を古代ガラス研究の第一人者・由水常雄氏が解説。
正倉院展特集号!お見逃し無く!

地図とあらすじで歩く『古事記』

■出版年月/2012年10月
■ジャンル/文庫、雑学
■著者/古川順弘
■出版社/新人物往来社
■税込価格/800円
■サイズ/219P 15cm

奈良の歴代天皇関連の伝承地及び史蹟、ほか淡路島、高千穂・日向地域と出雲地域の神話伝承地、神武天皇の東征ルートをこの一冊で征する!神話時代・神武天皇から推古天皇までの物語が、肖像画や絵巻、史蹟などとともにわかりやすく紹介されている。カラー写真と地図でたどるガイドブックとしても最適。

ぼおるぺん古事記 2  地の巻

■出版年月/2012年9月
■ジャンル/コミック、古代史
■著者/こうの史代
■出版社/平凡社
■税込価格/1,050円
■サイズ/123P 21cm

古事記を「絵」で読み解く大好評コミックス第2巻!因幡の白兎、根の国訪問、妻問い、国譲りなどオオクニヌシが活躍する8話を収録。
漫画とあなどるなかれ、吹き出し内が全て古語で表現されており、物語の雰囲気を忠実に再現されている。(※欄外に現代語訳あり)古事記を楽しむならコレ!

NHKさかのぼり日本史 10奈良・飛鳥<br>
“都”がつくる古代国家

■出版年月/2012年6月
■ジャンル/人文、日本史
■著者/仁藤敦史
■出版社/NHK出版
■税込価格/998円
■サイズ/123P 19cm

豪族集団の「倭国」から、天皇中心の律令国家「日本」へ。
古代王権の遷都から学べることとは?
繰り返された遷都と都城の構造の変化を手がかりに、日本の国造りの原点を見る。

万葉の秀歌

■出版年月/2012年7月
■ジャンル/文庫、教養
■著者/中西進
■出版社/筑摩書房
■税込価格/1,680円
■サイズ/542P 15cm

宮廷の貴族が、秘めた愛や篤き友情を詠み交わした「相聞歌」。
防人が異国の地で望郷の想いをうたった「防人歌」。
農民が戯れに紡いだユーモアあふれる「東歌」-。
古えの日本の心を豊かに伝えてきた『万葉集』全4500余首より珠玉の252首をセレクトして紹介。万葉研究の第一人者・中西進氏があらゆる地域、階層の万葉人の心に寄り添い、歌に隠された数々のドラマ・四季折々の日本の風景に想いを馳せながら、丁寧に味わい、深く読み解いていく。額田王、天武天皇、持統天皇などの有名どころも押さえられているので入りやすく、読みやすい。
全20巻ある「万葉集」を順に追って辿り、それぞれの巻の歴史的背景や、用語などの基礎知識を学びつつ鑑賞できる『万葉集』解説の決定版。

古事記とは何か 稗田阿礼はかく語りき

■出版年月/2012年8月
■ジャンル/日本文学、文庫
■著者/長部日出雄
■出版社/集英社
■税込価格/630円
■サイズ/286P 16cm

「壬申の乱」は大友皇子と大海人皇子(後の天武天皇)による単純な皇位継承争いではなく、唐風と国風の戦いだった!
内乱の勝利を収め、皇位についた天武天皇によりもたらされた国風文化の興隆。その中で起こった最大事業が、神代から続く自国の歴史を大和言葉で著わそうとする『古事記』の編修であった。『古事記』編纂のため助手に選ばれた稗田阿礼については、昔から性別を問う議論が絶えない。果して稗田阿礼は男性か女性か…?
『古事記』編纂1300年、2013年の式年遷宮を前に、著者が新たな『古事記』の楽しみ方について語る。

古代葛城とヤマト政権 増補版

■出版年月/2012年7月
■ジャンル/人文、日本古代史
■著者/網干善教ほか
■編集/御所市教育委員会
■出版社/学生社
■税込価格/2,415円
■サイズ/238P 20cm

葛城氏の強大な勢力については「古事記」「日本書紀」にも記述が見られるという。
果たしてヤマト政権と対峙した葛城とは?葛城氏巨石の石室と特異な石棺の前期古墳群、武器・武具、銅鏡、埴輪などの豊富な副葬品、導水施設のある祭祀遺跡など、奈良盆地の西端に蟠踞した豪族・葛城氏から古代ヤマト政権の実態を解明する。

日本書紀の虚構と史実

■出版年月/2012年8月
■ジャンル/教養、新書、歴史
■著者/遠山美都男
■出版社/洋泉社
■税込価格/935円
■サイズ/251P 18cm

『日本書記』は神代から持統帝までの朝廷を中心とした、神話・伝説を記述する日本古代史の歴史書である。だが、ご存じだろうか?現存する最古の歴史書『古事記』が、やまと言葉を重んじて国内向けに編纂されたのに対し、『日本書記』は本格的な漢文で書かれたという事実を。
なぜこのような違いが生まれたのか。理由は『日本書紀』の読者が先進国・中国をターゲットにして記述された事にあった!
果たして『日本書紀』はどこまで信用出来るのか?編纂者による歴史改竄の意図をあぶり出す。

これならわかる!『古事記』 現存する世界最古の国家・日本の成り立ちを知る!!

■出版年月/2012年8月
■ジャンル/古典
■監修/竹田恒泰
■出版社/学研パブリッシング
■税込価格/880円
■サイズ/143P 26cm

古事記には「日本とは」「日本人とは」そして「天皇とは」についてが書かれている。
本書の監修は旧皇族・竹田家に生まれ、明治天皇の玄孫にあたる竹田恒泰氏。
マンガや写真、イラストなどで古事記をわかりやすく解説する。

本当は怖い「古事記」 日本人が知らない闇の日本神話

■出版年月/2012年8月
■ジャンル/古典
■著者/古銀剛
■出版社/学研パブリッシング
■税込価格/1,680円
■サイズ/245P 19cm

因幡の「シロウサギ」は、なぜ「白兎」ではなく「素兎」なのか?
「国譲り」神話、じつは「国盗られ」神話だった?
なぜ、ヤマトタケルは残虐な殺し方をしたのか?
古事記下巻で天皇家の醜聞が延々と記される理由とは?
日本最古の書物『古事記』には知られざる恐ろしい神話が数多く記されていた!魑魅魍魎がうごめく残忍で恐ろしい裏の神話、グロテスクな闇にせまる。

シルクロード紀行 正倉院へとつづく道

■出版年月/2012年6月
■ジャンル/人文、古代史
■編集/読売新聞大阪本社、奈良国立博物館
■出版社/ミネルヴァ書房
■税込価格/2,100円
■サイズ/146P 図版16枚 22cm

正倉院にもたらされた宝物は、かつてシルクロードからやってきた。
宝物の運ばれてきたルートをたどりながら、その背後に託された興亡する文明と民族の想いにも触れる。
解説は奈良国立博物館長、湯山賢一氏。

地図で読む『古事記』『日本書紀』

■出版年月/2011年5月
■ジャンル/雑学、文庫
■著者/武光誠
■出版社/PHP研究所
■税込価格/620円
■サイズ/233P 15cm

あまたの神々が登場する神代の物語には、各地方の勢力争いの歴史が反映されていた・・・!?
「纏向(まきむく)遺跡は本当に邪馬台国なのか?」「神功皇后の新羅遠征は創作?」「継体天皇は新王朝をひらいたのか?」など、いまだ結論が出ていない謎を東アジアの歴史も交えつつ、最新考古学の発見と文献を駆使して解説する。
『記紀』をより深く知りたい方は是非!

唐古・鍵遺跡

■出版年月/2012年6月
■ジャンル/考古学
■著者/藤田三郎
■出版社/同成社
■税込価格/1,890円
■サイズ/194P 20cm

弥生時代の環濠集落遺跡として知られる唐古・鍵遺跡。
大型建物の跡地や青銅器鋳造炉など工房の跡地が発見されたことから、弥生時代に重要な勢力の拠点があった集落ではないかと見られている遺跡だ。
本書は邪馬台国との関連で注目された楼閣の絵を含む多数の絵画土器や、青銅器鋳造施設の詳細などを、最新のデータから集落の様相を分かりやすく解説している。
考古学という、いつもと少し違った視点から奈良を見てみるのも面白いかも知れない。

古事記 いのちと勇気の湧く神話

■出版年月/2012年7月
■ジャンル/教養、新書
■著者/大塚ひかり
■出版社/中央公論新社
■税込価格/861円
■サイズ/259P 18cm

日本人の初心にかえり、神話の底力を体感する。
読者を癒し、生きる力を与えてくれる古事記。本書は著者が古典エッセイストという独自の着眼によって、最古の文学に日本の原点を見出すものだ。『古事記』を日本人が還るべき「実用書」と捉えた、10倍楽しくなるガイド登場。

古事記

■出版年月/2012年7月
■ジャンル/日本文学、文庫
■著者/梅原猛 〔訳〕
■出版社/学研パブリッシング
■税込価格/650円
■サイズ/294P 15cm

稗田阿礼は藤原不比等だった?「原古事記」には柿本人麿もかかわっていた?
この大胆な仮説を裏づけるべく、梅原猛が初めて『古事記』の現代語訳に挑戦した記念碑的作品。アイヌ語などを駆使して、従来読み解けなかった難解な文章を明らかにしていく!
『古事記』の編纂に携わった事以外、素性は一切不明という謎の人物”稗田阿礼”、そして現存する古事記以外にかつて存在したという古事記群”原古事記”。学べば学ぶほど興味深い古事記の謎に一層興味が湧くはず。

とんでもなく面白い『古事記』

■出版年月/2012年7月
■ジャンル/文庫、雑学
■監修/斎藤英喜
■出版社/PHP研究所
■税込価格/620円
■サイズ/253P 15cm

『古事記』は冒険と色気にあふれた一大スペクタクル!『古事記』にはトンデモ事件が満載だった!?平易で明るい解説とツッコミで『古事記』を楽しむ。

古事記を知りたい ニッポンのルーツがわかります!

■出版年月/2012年6月
■ジャンル/古代史
■出版社/エイ出版社
■税込価格/580円
■サイズ/127P 21cm

最近「古事記」の話題がよく上がっているけれど、よく知らないし、今更勉強しなおすのもなぁ・・・そんな理由で「古事記」を敬遠していませんか?
なら、この本はどうでしょう?
”因幡の白兎”は知っているけれど、その話が「古事記」のものだと知らなかった。そんな方にも一から無理なく「古事記」が学べる内容となっています。
国土ができた話、神様ができた話、そして日本人の営みの始まりとは・・・?
予備知識をダイジェストマンガでさらっと仕入れて、曖昧な知識を整理するのもいいかもしれませんよ!

ゼロから知る「古事記」 編纂1300年。日本最古の書物を徹底ガイド

■出版年月/2012年6月
■ジャンル/歴史、人文
■出版社/学研パブリッシング
■税込価格/780円
■サイズ/113P 28cm

予備知識なしでも大丈夫。編纂1300年を迎えた『古事記』を知るための最高の1冊。作家・阿刀田高氏の『古事記』現代語訳も収録。

古事記不思議な1300年史

■出版年月/2012年5月
■ジャンル/古代史、人文
■著者/斎藤英喜
■出版社/新人物往来社
■税込価格/1,470円
■サイズ/174P 19cm

古事記の作られた理由とは?古事記の読まれ方が時代によって違う?
古事記は偽書なのか・・・?
あなたの常識が覆るかも?現存する写本を元にして「本当の古事記」を探る。

月刊 大和路 ならら 2012年6月号(165号)

■出版年月/2012年6月
■発売日/2012年6月1日
■ジャンル/情報誌
■出版社/地域情報ネットワーク
■税込価格/400円
■サイズ/B5版

「古事記」。それは神と人とが織りなす、壮大な日本創生の物語。
今月号はまるまる一冊古事記特集!
「古事記」の世界を楽しみ尽くす決定版登場!!
奈良を舞台にした話も盛りだくさんです。

芸術新潮 2012年6月号

■出版年月/2012年5月
■発売日/2012年5月25日
■ジャンル/芸術・美術
■出版社/新潮社
■税込価格/1,600円

創刊750号記念になる今回は古事記特集!
「万葉挽歌のこころ 夢と死の古代学」、「よしのよく見よ 」などの著書で知られる奈良大学文学部教授、上野誠さんも各特集に登場します。
お見逃し無く!

るるぶ古事記1300年古代ロマンの旅

■出版年月/2012年5月
■ジャンル/ガイド、地図
■出版社/JTBパブリッシング
■税込価格/880円
■サイズ/119P 26cm

『古事記』の内容とゆかりのスポットを分かりやすく紹介している本号。古事記の旅を楽しめる1冊となっています。
記紀が編纂された古代国家形成の地・奈良の情報も盛りだくさん!
持統天皇の恋路を1泊2日で巡る・・・こんな楽しみ方もありですよ!
要チェックです!

なるほど!「藤原京」100のなぞ

■出版年月/2012年3月
■ジャンル/古代史、人文
■編集/橿原市、橿原市教育委員会、奈良県立橿原考古学研究所
■出版社/柳原出版
■税込価格/1,680円
■サイズ/315P 19cm

「藤原京」は、持統・文武・元明天皇の三代、持統8年(694)から和銅3年(710)までの16年間、日本の首都であり、最古にして最大の規模を誇った。
1300年前「藤原京」では、法律、国際交流、道路、建築、文化、生活、犯罪警備など、国造りに必要な機能をすでに整え、平城京・平安京、さらに今日へと受け継がれる日本の仕組みの基礎が築かれた。
本書は、最新の発掘調査にもとづき、この日本の原型ともいえる「藤原京」のなぞを一つ一つわかりやすく解説し、国際色豊かで華やかな古代の都市、興味深い古代史の世界を、写真・イラストを用いて、鮮やかに再現する。

平成の遣唐使

■出版年月/2012年1月
■ジャンル/歴史
■著者/永野春樹
■出版社/京阪奈情報教育
■税込価格/840円

奈良限定少部数発行のために入手困難だった大和路ろまん文庫が5本セットに!
差し出された手と手が触れあい心と心が通うとき、そこに言葉が生まれる。
それは、現代の奈良と中国を結ぶ愛と友情の記録。
現代に蘇った、平成の遣唐使の物語。

平成の遣唐使(西安編)
平成の遣唐使~裏窓~(上海編)
平成の遣唐使~海を渡った愛~(大連編)
平成の遣唐使~涙のピロシキ~(ハルビン編)
平成の遣唐使~旅路の果てに~(番外編)

万葉挽歌のこころ 夢と死の古代学

■出版年月/2012年1月
■ジャンル/新書、選書、古代史
■著者/上野誠
■出版社/角川学芸出版
■税込価格/2,100円
■サイズ/338P 19cm

愛しき人の死。その面影への思慕を胸に万葉びとが作りあげた挽歌の世界とは・・・
天智天皇の危篤・崩御・殯・埋葬を妻たちが歌った天智天皇挽歌群。その一首一首を丁寧な語彙解説と現代語訳で読みときながら、光を「影」と呼び、「夢」で亡き人と出会う万葉独特の世界観を解明。死者を悼む挽歌が、帝の寵愛の深さを競う「戦いの文学」の横顔をもつことを描き出す。
古代学の冒険にして、古からの日本人の死生観にせまる画期的万葉論。
厳選した万葉歌が味わえる一冊。万葉集挽歌理解の一助に。

奈良時代MAP 平城京編

■出版年月/2007年5月
■ジャンル/地図・ガイド
■出版社/光村推古書院
■税込価格/ 1,890円
■サイズ/71P 26cm

奈良平城京の謎に迫る!時代MAPシリーズ第5弾。
『奈良まほろばソムリエ検定』の奈良商工会議所推薦の本。
価値ある観光資源『歴史』の素晴らしさを教えてくれます。

極・飛鳥 ニッポンの故郷にご利益あり

■出版年月/2011年9月
■ジャンル/ガイド
■編集/株式会社カクタス・株式会社エヌ・アイ・プランニング
■出版社/橿原・高市広域行政事務組合
■税込価格/ 980円
■サイズ/ 97P 30cm

橿原市・高取町・明日香村が、奈良のタウン誌パープルと西日本出版社と強力タッグを組んで発刊した初めての飛鳥ガイド。
日本に仏教が伝来し、仏像が入ってきたのが奈良の飛鳥。その日本の原点である飛鳥のすべてをA4判のワイドカラーで案内する、タイトル通り、飛鳥を極めた贅沢な一冊。
ご利益のある神社仏閣から、神話の舞台、偉人ゆかりの地、飛鳥を味わう厳選グルメ、そして体験スポットまで、飛鳥ファン待望のガイド本です。
切り離して使える飛鳥の地図本がとじ込み付録に!

万葉仮名でよむ『万葉集』

■出版年月/ 2011年1月
■ジャンル/教養
■著者/石川九楊
■出版社/岩波書店
■税込価格/2,730円
■サイズ/207P 20cm

万葉仮名について深く分析した本書、3月13日(日)の毎日新聞の書評で紹介されていた。 著者は、漢字ばかりの万葉集を眺めていると、万葉仮名と呼ばれる漢字が、単に『音』を表すだけではなく、そこには字面に込められた意味があるのではと詮索したくなるとある。書字の変容に、日本語を造り出そうとする工夫と実験を読む。独自の日本語創世記。

新日本古典文学大系1 万葉集 1

■出版年月/1999年5月
■ジャンル/歴史
■著者/佐竹昭広[他編集委員]
■出版社/岩波書店
■税込価格/5,250円

天皇も歌い、兵士も歌った、日本の歌の夜明け。万葉集が編まれてから千余年、この歌集は絶えず人々の心を捕えてやまなかった。その魅力と謎の解明に生涯をかけた先人たちの足跡をたどり、研究の歴史に未知の地平を拓く注釈の光を受けて、万葉集はいま我々の前に新たな相貌を現わす。本分冊には巻1~5を収めた。

古事記

■出版年月/1978年
■ジャンル/古代史
■著者/倉野憲司
■出版社/岩波書店
■税込価格/987円
■サイズ/342P 15cm

8世紀初めに成立した現存するわが国最古の歴史書・文学書。数多い口伝えを、天武天皇が稗田阿礼に命じて覚えさせ、元明天皇が太安万侶に書きとめさせたもの。天地開闢に始まり、伊邪那岐命、伊邪那美命の国生み神話、須佐之男命の大蛇退治等、神代より推古天皇に至る皇室の系譜を中心に、わが国古代の神話・伝説・歌謡を広範囲に収録。

日本書紀 1

■出版年月/1994年9月
■ジャンル/古代史
■著者/坂本太郎
■出版社/岩波書店
■税込価格/1,155円
■サイズ/528P 15cm

神代から持統天皇まで、朝廷に伝わった神話・伝説・記録などを記述し、養老四(七二〇)年に完成した、我が国最古の正史『日本書紀』。今回、定評のある「日本古典文学大系」版を文庫化(1巻~5巻)した。

食の万葉集 古代の食生活を科学する

■出版年月/1998年12月
■ジャンル/文化
■著者/広野卓
■出版社/中央公論社
■税込価格/819円
■サイズ/278P 18cm

日本最古の国民歌集である万葉集は、食文化を語る資料として不可欠の書である。またこれを裏付ける文献や木簡を始めとする考古資料も多数発見されている。しかし国際化の中で海外の食品が氾濫する今日、日本独自の食生活は忘れられている。恵まれた食環境にあった万葉集とその時代に関連する資料から食に関わる動植物などの記録を検索、日本人の食に対する思いと原風景を科学的に検証。万葉びとが浸った豊かで多彩な食の情景を描く。

万葉集にみる酒の文化 酒・鳥獣・魚介

■出版年月/ 1993年9月
■ジャンル/文化
■著者/一島英治
■出版社/裳華房
■税込価格/1,365円
■サイズ/173P 19cm

酒あるいは鳥獣、魚介をよみ込んだ歌を中心にし、それに関わる歴史的な探索や自然科学の目でみたことがらを散歩道の項としてまとめたものです。

万葉集にみる食の文化 五穀・菜・塩

■出版年月/1993年9月
■ジャンル/文化
■著者/一島英治
■出版社/裳華房
■税込価格/ 1,365円
■サイズ/166P 19cm

万葉集の中の食に関わる歌を縦糸に、そして、万葉集にとりあげられた食の素材、あるいは食の文化,それも科学の目でみたものを横糸として、布を織るようにしてまとめました。食あるいはその素材をよみ込んだ歌を中心に、歴史的な探索や自然科学の目でみた事柄を解説しています。

新・古代史検証日本国の誕生 4<br>
飛鳥の覇者 推古朝と斉明朝の時代

■出版年月/2011年4月
■ジャンル/歴史
■著者/千田稔
■出版社/文英堂
■税込価格/1,995円
■サイズ/303P 21cm

著者は奈良県立図書情報館館長の千田稔氏。斉明天皇陵の牽牛子塚古墳、大田皇女の越塚御門古墳、飛鳥京苑池、飛鳥寺西方遺跡の新発見を満載。小澤毅氏、里中満智子氏との鼎談も掲載。

万葉集探訪

■出版年月/2011年5月
■ジャンル/歴史
■著者/西宮正泰
■出版社/文芸社
■税込価格/1,365円
■サイズ/208P 19cm


すべての道は平城京へ

■発売日/2011年5月20日
■ジャンル/古代史
■著者/市 大樹
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/1890円
■サイズ/四六版 256ページ

列島の各地方から平城京へと一点に集束していた古代の幹線道路「七道」。これら道路網は、律令国家の地方支配の実現にいかなる役割を果たしたのか。七道制や駅・伝馬制の成立過程を探り、実際に道を行き来した人・モノ・情報の動きを制度と運用の両面から解明。『出雲国風土記』、諸国の郡稲帳・正税帳、木簡などの文献史料から古代交通の実像に迫る。

図解古事記と日本書紀 知識ゼロでもわかる記紀のあらすじ

■出版年月/2011年4月
■ジャンル/古代史
■著者/森村宗冬
■出版社/新人物往来社
■税込価格/1,000円
■サイズ/219P 18cm

日本古代史で人気がある古事記、日本書紀。古代史入門者向けに、それぞれのあらすじを、見開きに図解を多様して易しく紹介する。

古代史はどうして謎めくのか<br>
『日本書紀』に仕組まれた謎を解く73のヒント

■出版年月/2011年4月
■ジャンル/古代史
■著者/関裕二
■出版社/新人物往来社
■税込価格/700円
■サイズ/303P 15cm

これまで『日本書紀』は、編纂を命じた天武天皇にとって都合のいい歴史書とされてきた。だが、この思い込みが、古代史の謎をさらに深くしてしまったのではなかろうか。実は、この書が天武天皇没後の政権にとって都合のいい歴史書だったと考えることで、古代史のさまざまな謎が解けてくる。
正史『日本書紀』が隠し通した“史実”と仕組まれた“謎”―通説を根底から覆す大胆な仮説と推理で、古代史がますます面白くなる。

『古事記』神話の謎を解く

■出版年月/2011年2月
■ジャンル/古代史
■著者/西條勉
■出版社/中央公論新社
■税込価格/840円
■サイズ/227P 18cm

『古事記』の神話は、古来のものをそまま採録したのではなく、新しく誕生した国家=「日本」の要請が作り出した新たな神話である。イザナキ・イザナミ神話は男尊女卑か?イナバのシロウサギは白色なのか?浦島太郎が玉手箱を開けなかったらどうなったか?古くからの神話が解体・編成されて誕生した『古事記』神話を解読する。

万葉集入門    別冊太陽<br>
日本のこころー180

■出版年月/2011年4月
■ジャンル/歴史・ガイド
■写真/井上博道
■出版社/平凡社
■税込価格/ 2,625円
■サイズ/175P 29cm

約4500首の中から100首を厳選し、美しい写真とともに構成。歌と草花、万葉のふるさと逍遙、登場する歌人などを解説。なかでも写真は秀逸。四季折々の草花の可憐さ、風景の美しさに、時を忘れて眺めてしまうにちがいない。

口語訳古事記 神代篇

■出版年月/2006年12月
■ジャンル/古代史
■著者/三浦佑之
■出版社/文藝春秋
■税込価格/630円
■サイズ/313P 16cm

記紀ブームの先駆けとなった三浦版古事記が文庫に登場。語り部による親しみやすい口語体の決定版現代語訳で、おおらかな神々の物語をお楽しみ下さい。古事記研究の最前線に立った詳細な注釈や、時代背景を浮き彫りにする解説、神々の系図などを合わせて読めば、古代人の心とじかに向き合えます。人代篇(720円)も好評発売中!

万葉集

■出版年月/2001年11月
■ジャンル/古文
■出版社/角川書店
■税込価格/620円
■サイズ/254P 15cm

わが国最古の歌集「万葉集」に興味を持ち始めたビギナーズに最適の本。約4500首もある中から古来より特に親しまれている約140首を選び丁寧に解説。文庫本なので持ち運びも簡単で、ふと読みたいときに便利な一冊。原文も現代語訳も総ルビ付きで、朗読にも最適です。

古事記 現代語訳付き

■出版年月/2009年9月
■ジャンル/古代史
■著者/中村啓信
■出版社/角川学芸出版
■税込価格/1,180円
■サイズ/607P 15cm

八世紀初頭、大和朝廷が編纂した天地創成から推古天皇に至る迄の、神の系譜を引く天皇家の王権の由来書。以後の物語文学へと繋がる貴重な書としても、より原本に近い厳密な史料研究の成果を惜しみなく盛り込んだ本。

天の二上と太子の水辺

■出版年月/2011年1月
■ジャンル/歴史
■著者/上島秀友
■出版社/学生社
■税込価格/2,940円
■サイズ/302P 20cm

香芝市二上山博物館の建設事業にも携わり、二上山の姿を長年眺め続けてきてその想いは格別という地元、香芝市議会事務局長でもある著者。二上山といえば大津皇子の墓のことが強調されがちだが、二上山が「天の二上」とされ、山の水が神聖視されてきたことや、それが中臣氏によって奏上された「中臣寿詞(よごと)」に起源があり、さらに春日大社、若宮神社の祭神との関係にまで言及している。

蔵王権現入門

■出版年月/2010年9月
■ジャンル/歴史
■著者/金峯山寺
■出版社/総本山金峯山寺
■税込価格/1,575円
■サイズ/190P 21cm

神仏習合や修験道への関心が高まる中、金峯山寺の金剛蔵王権現立像(重文)が昨年の平城遷都1300年を記念して長期開帳されたのに合わせて、金峯山寺がまとめた蔵王権現信仰についての手引書。
例えば、蔵王権現は過去・現在・未来の三世にわたって人々を救うことや、すさまじい怒りの形相の根底には「恕」というゆるす心があることなど、基本的な質問に答える形式で分かりやすくまとめている。

図説平城京事典

■出版年月/2010年12月
■ジャンル/歴史
■編集/奈良文化財研究所
■出版社/柊風舎
■税込価格/15,750円

平城京遷都1300年を記念した初の総合辞典。京のかたち、政治・行政システム、人々の暮らしや祈り、文化交流、そして平城京研究とその方法に至るまで、約650項目を収録し、奈良時代全体を多角的に解明している。

ヤマト国家の成立

■出版年月/2010年12月
■ジャンル/歴史
■著者/和田萃
■出版社/文英堂
■税込価格/1995円

卑弥呼の登場から飛鳥時代にかけての約500年間を全5巻で紹介する「新・古代史検証 日本国の誕生」シリーズの第3巻。古代王権の画期とされる雄略朝と継体朝について、一般読者向けに解説された本。万葉集や古事記、日本書紀などの文献だけではなく、図や写真も多用され、著者の和田萃京都教育大学名誉教授と奈良大の上野誠教授との対談も掲載されている。
全5巻のうち1巻、5巻も発刊済み。

古代史がわかる『万葉集』の読み方

■出版年月/2011年1月
■ジャンル/歴史
■著者/松尾光/編
■出版社/新人物往来社
■税込価格/700円
■サイズ/254P 15cm

7世紀後半から8世紀後半にかけて編まれた、わが国最古の和歌集である万葉集。 次々におこる天皇・皇族をめぐる政治的事件や官人の出世事情から、古代の人々の恋愛事情、食事や薬、占いの方法、ことわざ・格言に言葉の発音等々まで、“喜怒哀楽”が率直に表わされた万葉歌とその歌の背景から様々な謎を明らかにしてゆく。
「古代」という時代を身近に感じることができる一冊。

奇蹟の正倉院宝物

■出版年月/2010年10月
■ジャンル/歴史
■著者/米田雄介
■出版社/角川学芸出版
■税込価格/1,680円
■サイズ/213P 19cm

シルクロード沿線の国や地域から伝わった文物を、素材に遡り見ていくことで正倉院宝物の成立と日本文化との関わりを探る。

遣唐使船の時代

■出版年月/2010年10月
■ジャンル/歴史
■編集/遣唐使船再現シンポジウム
■出版社/角川学芸出版
■税込価格/1,680円
■サイズ/235P 19cm

阿倍仲麻呂・吉備真備・最澄・空海・円仁そして鑑真。遣唐使船で往来した人物群像。歴史を変えたその超人的な活躍を追う。

高松塚・キトラ古墳の謎

■出版年月/2010年10月
■ジャンル/日本史
■著者/山本 忠尚
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/1,785円

歴史文化ライブラリーシリーズの新刊。両古墳が造られた時代の背景を、持統天皇と唐の武則天の2人の女帝を通して考察。新旧の時代の要素が混在する古墳の謎に迫る。
著者は天理大学で考古学を教える山本忠尚教授。

図説古代日本のルーツに迫る!聖徳太子

■出版年月/2010年9月
■ジャンル/歴史
■著者/千田稔
■出版社/青春出版社
■税込価格/1,187円
■サイズ/203P 18cm

仏教興隆・遣隋使派遣・冠位十二階・憲法十七条…聖徳太子が目指した理想の国づくりとは―奈良県立図書情報館館長の千田稔氏が、「和の国」の成り立ちを解く。

遣唐大使 平城の華、長安の夢

■出版年月/2010年9月
■ジャンル/歴史時代小説
■著者/中嶋邦弘
■出版社/奈良新聞社
■税込価格/1,890円
■サイズ/344P 20cm

「平城遷都1300年」に贈る歴史浪漫小説。荒海を越えた身代わり大使、宝亀・延暦の遣唐使を大胆に推測!?山部親王の密命で皇族大使となった藤原葛野麻呂。唐・代宗皇帝の姫との婚約、新羅の皇子との友情、27年後の再訪で見た、海を越えた3国のきずな。

宮大工と歩く奈良の古寺

■出版年月/2010年7月
■ジャンル/教養
■著者/小川三夫
■出版社/文藝春秋
■税込価格/950円
■サイズ/254P 18cm

日本を代表する宮大工、鵤工舎の小川棟梁が、奈良の古寺の見所をわかりやすく解説。千三百年前の人々は、ろくな道具もない中で、どんな工夫・苦労を重ね、寺を建てたのか?どこを見れば、それがわかるのか。造る人だからこそ語れる、画期的ガイド。

NARASIA 東アジア共同体? 平城遷都1300年記念出版 いまナラ本
平城遷都1300年記念出版

■出版年月/2010年6月
■ジャンル/人文
■監修/松岡正剛
■出版社/丸善
■税込価格/3,150 円
■サイズ/685P 21cm

平城遷都1300年記念出版物第2弾。奈良県知事や奈良市長も含む総勢40名の豪華執筆陣による提言集。図版も豊富なオールカラーで、奈良市長オススメの1冊である。

平城京がよくわかる本

■出版年月/2010年7月
■ジャンル/歴史
■編集/歴史雑学研究会
■出版社/リイド社
■税込価格/ 600円
■サイズ/255P 15cm

平城京の始まりから、主な寺社や天平文化、平城京でのくらしや政治経済などなど、わかりやすく簡単に紹介、解説。

古代の都 2  平城京の時代

■出版年月/2010年7月
■ジャンル/日本古代史
■編集/田辺征夫/編 佐藤信/編
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/2,940円
■サイズ/288,5P 20cm

国際色豊かな天平文化が花開いた平城京。研究成果から、立ち並ぶ寺院、貴族や庶民の生活など、古都の原像とその時代を描く。

新・古代史検証日本国の誕生 1

■出版年月/2010年4月
■ジャンル/日本古代史
■著者/石野博信
■出版社/文英堂
■税込価格/1,995円
■サイズ/287P 21cm

日本国誕生のスタートとなった弥生社会・邪馬台国への道を新発見の遺跡・遺物から検証する。

新・古代史検証日本国の誕生 5

■出版年月/2010年6月
■ジャンル/日本古代史
■著者/上田正昭
■監修/上田正昭
■出版社/文英堂
■税込価格/ 1,995円
■サイズ/271P 21cm

「日本」国号・「天皇」称号・「白鳳文化」…日本の国と文化は、7世紀後半の天武・持統朝期に確立したことを検証する。

井真成、長安に死す

■出版年月/2010年2月
■ジャンル/歴史時代小説
■著者/岩下寿之
■出版社/鳥影社
■税込価格/1,680円
■サイズ/306P 20cm

奈良時代の遣唐留学生「井真成」の墓誌発見から6年、その謎に包まれた波乱の生涯を描く歴史小説。
平城遷都1300年の古代ロマン!

平城京遊行 古代史の光と影を追う

■出版年月/2010年4月
■ジャンル/日本史
■著者/武光誠
■出版社/TAC株式会社出版事業部
■税込価格/1,470円
■サイズ/157P 21cm

いにしえの都に創建された神社仏閣を探訪。歴史文化の深層に通暁した著者ならではの読み解きが、古代史の謎究明の道筋を照らし出す。

飛鳥・大和・奈良 古代史の謎を巡る旅

■出版年月/2010年4月
■ジャンル/日本古代史
■編集/インフォペディア
■出版社/光文社
■税込価格/700円
■サイズ/225P 16cm

纏向遺跡は邪馬台国論争に決着をつけるのか?飛鳥に点在する巨石群は何を意味しているのか?幻の葛城王朝は実在したのか?歴代の天皇は何を恐れて遷都を繰り返したのか?逆臣・蘇我一族は本当に極悪人だったのか?古都・奈良とその周辺の遺跡や寺社を巡りながら、古代史の謎を徹底解説。旅がもっと面白くなる歴史雑学満載。

図説地図とあらすじでわかる!邪馬台国

■出版年月/2010年4月
■ジャンル/古代史
■監修/千田稔
■出版社/青春出版社
■税込価格/ 1,040円
■サイズ/205P 18cm

もう一度読み解く日本古代史、最大の謎!最新史料から卑弥呼の国の実像にせまる。

日本の文化構造

■出版年月/2010年3月
■ジャンル/文化・民俗
■著者/中西進
■出版社/岩波書店
■税込価格/3,780円
■サイズ/360P 20cm

日本列島に展開する複数の文化的拠点はどのような文化構造をつくり出したのか。日本人の想像力が表現としてのかたちを整えるにあたり生み出された様式とはなにか。自然のリズムはいかにして独自の文化システムへと発展したのか―。三つの柱を軸に、日本文化全体の構造分析を果敢に続けてきた、著者の積年の考究を集成する。

三輪山と古代の神まつり

■出版年月/2008年8月
■ジャンル/日本古代史
■著者/小笠原好彦/河上邦彦/菅谷文則/鈴鹿千代乃/平林章仁/広瀬和雄/和田萃
■出版社/学生社
■税込価格/2,079円
■サイズ/230P 20cm

古代の神まつりとは何か。古墳成立期と三輪山信仰のかかわり等、ヤマト王権発祥の地から最新の考古学の成果で古代国家成立の謎を解く。

女性天皇

■出版年月/2004年10月
■ジャンル/歴史
■著者/滝浪貞子
■出版社/集英社
■税込価格/714円
■サイズ/237P 18cm

皇位継承の変遷から見た、新たな古代日本史。飛鳥朝から奈良朝にかけて登場した六人の女帝に光を当てながら、古代王権の知られざる相貌を浮き彫りにした刺激的な論考。
現在の皇位継承をめぐる議論にも、示唆的な内容を含んでいる。

教科書が教えてくれない「奈良」歴史の謎

■出版年月/2010年6月
■ジャンル/教養
■著者/武光誠
■出版社/ベストセラーズ
■税込価格/860円

日本文化のふるさと、大和。古代奈良については、まだ未解明な部分が多い。邪馬台国はどこにあるのか?聖徳太子の伝説に満ちた生涯とは?改革劇「大化改新」の歴史的意味は?・・・など
現在の日本文化は、間違いなく奈良時代の貴族文化の流れを受けている。また、この時代に起こった数々の歴史的エピソードは、その後の日本国家の形成に大きな影響をもった。本書では、古代史研究の第一人者である武光誠氏が、歴史の流れを丁寧にたどりつつ、奈良時代の全容を新たな筆で描き出す。

茜に燃ゆ 小説額田王

■出版年月/1994年8月
■ジャンル/日本文学
■著者/黒岩重吾
■出版社/中央公論社
■税込価格/720円
■サイズ/291P 16cm

大化改新後の飛鳥で、中大兄皇子とその弟・大海人皇子の二人の愛にはさまれた悲劇のヒロイン、額田王。政争と愛憎が交錯する古代史の世界を、万葉歌人として多くの歌を残した額田王にスポットをあて描いた作品。日本経済新聞夕刊の文学周遊(6月26日(土)付け)で取り上げられた。上巻・下巻とも奈良ビブレ店にある。

平城京の仏たち

■出版年月/2010年5月
■ジャンル/仏教美術
■著者/金子啓明 監修
■出版社/東京美術
■税込価格/1,000円
■サイズ/頁数・縦 63P 26cm

平城遷都から1300年。今に続く平城京に建立された数々の寺院。1300年の時を経て、守り伝えた世界に誇る仏像の傑作70体を紹介。
「奈良のことならおまかせ!」というぐらいタイムリーな話題を提供している【tetsudaブログ「日々ほぼ好日」】でも紹介中!

古代大和の謎

■出版年月/2010年3月
■ジャンル/日本史
■著者/大和文化会/編  
網干善教・泉森皎・
菅谷文則・千田稔 他 
■出版社/学生社
■税込価格/2,940円
■サイズ/331P 20cm

天之日矛伝説、大和王権の成立、古墳群からみる大王・氏族の系譜、天皇陵と風水思想、獣頭人身像の謎、聖徳太子と法隆寺の謎、新益京・藤原宮、平城京などの生活と宗教、渡来人とその技術などをめぐる古代日本や古代大和の謎に挑む。

平城京は古代豪族の墓標だった!

■出版年月/2010年4月
■ジャンル/教養
■著者/関裕二
■出版社/宝島社
■税込価格/735円
■サイズ/頁数・縦 221P 18cm

七世紀来、ヤマト朝廷は改革事業に邁進し、律令制度が整えられた。その成果が平城京遷都である。しかし、平城京の悲劇は、藤原氏という、たった一つの氏族が肥大化したところにあり、その裏側には陰謀、策略、謀反、裏切り、密告や呪詛などが渦巻いていた。本書で、藤原氏に葬りさられた、ヤマトの伝統と風習を守り抜こうとした豪族たちの真の姿が明らかに!
「そんなことがあったのか!」と驚くと同時に、古代からのつながりなど、「なるほど!」と何回もうなずかされる1冊である。ユニークな古代史論を展開してファンも多い関ワールドをお楽しみ下さい!

平城京一三〇〇年「全検証」<br>奈良の都を木簡からよみ解く

■出版年月/2010年4月
■ジャンル/教養 /雑学・知識
■著者/渡辺晃宏
■出版社/柏書房
■税込価格/3,045円
■サイズ/頁数・縦 377P 27cm

500点以上の写真・図版を掲載。新発見を網羅し、平城京の全貌を立体的に理解できる「遷都1300年」の決定版。オールカラー。

平城京に暮らす 天平びとの泣き笑い

■出版年月/2010年2月
■ジャンル/歴史
■著者/馬場基
■出版社/吉川弘文館
■税込価格/1,890円
■サイズ/頁数・縦 237P 19cm

8世紀に栄えた寧楽の都平城京で、人々はどのような暮らしを送っていたのか。飲食や宴会のたのしみ、労働や病気の苦しみ…。下級官人が生活の様々な場面で記した木簡を読み解き、そこから浮ぶ彼らのリアルな姿に迫る。休暇の言い訳や酔っ払いのけんかの話など、今にもありそうな話に親近感がわいてくる。
天平人の泣き笑いを肌で感じられる一冊!

古代中世史の探究  シリーズ歩く大和 1

■出版年月/2007年11月
■ジャンル/人文
■編集/大和を歩く会
■出版社/ 法蔵館
■税込価格/3,990円
■サイズ/20cm

古代・中世の大和を、歴史・考古・地理など、さまざまな観点から考祭し、新しい地域史を描き出す。歩き、気づき、考えた、大和再発見の書。一〇〇回にわたる踏査の集大成。

額田王 熟田津に船乗りせむと

■出版年月/2009年11月
■ジャンル/人文
■著者/梶川信行
■出版社/ミネルヴァ書房
■税込価格/3,150円
■サイズ/20cm

日本書紀に遺された十六文字の記述。そして万葉集の十三首の歌。そのわずかな痕跡から等身大の「額田姫王」の姿を探し求める旅。

大和三山の古代

■出版年月/2008年7月
■ジャンル/新書
■著者/上野誠
■出版社/講談社
■税込価格/756円
■サイズ/18cm

香具山、畝傍山、耳成山からなる大和三山。奈良県橿原市に位置し、いにしえより心の原郷として日本人に愛されてきたこの山々には、人々のどんな思いが込められているのだろうか。特定の場所に、神話・伝説・物語・歌は堆積する。本書は、それらをとおして、この地に重層した歴史の記憶やイメージを鮮やかに読み解いてゆく。清新な切り口で挑む国文学の冒険―そして、古代は新たな姿を我々の前に現す。


ページTOPに戻る