啓林堂書店 ブログ
▲発売日:2013年8月28日 出版社:小学館 税込価格: 15,750円 ▲郡山店
▲奈良店
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▲新大宮店
▲奈良三条店
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「日本美術全集 第3巻 東大寺と正倉院」
好評発売中! 今回の刊行によせて、小学館編集長 高橋建様より特別にお言葉を頂きました。
啓林堂書店全店にて
8月28日に発売された日本美術全集は、「東大寺と正倉院」という地元の方にはなじみの深いものとなっております。
そのなかには、興福寺・阿修羅像に代表される脱乾漆などの高度な技術による優美で精神性の高い彫刻や、盛唐絵画の緻密な構成、濃密な彩色を受け継ぐ絵画、また工芸では、正倉院宝物に代表される、優れた招来品の数々とシルクロードを経て伝わった技術に基づく国産の名品があります。 今回「日本美術全集 第3巻 東大寺と正倉院」の刊行によせて、啓林堂書店のためだけに、小学館編集長 高橋建様より特別にお言葉を頂きました。 「日本美術全集 第3巻 東大寺・正倉院と興福寺」 刊行によせて 本巻は、8世紀・奈良時代後半に、平城京を中心に花開いた天平美術を扱っています。東大寺・不空羂索観音菩薩立像、阿修羅をはじめとする興福寺・八部衆立像、唐招提寺・鑑真和上坐像など日本の仏教彫刻の歴史において一つの頂点を極めた天平仏の名品と、聖武天皇遺愛の品を中心とした正倉院の宝物を、再現性の高い美麗な図版で紹介します。 とりわけ、3年にわたる修復を終え、荘厳で華麗な姿を蘇らせた東大寺法華堂の諸仏像につきましては、東大寺および修復にあたった美術院の御協力を得て、一般公開前の堂内の様子や修復直後の諸仏像のオリジナルな姿など、本巻でしか見ることのできない貴重な画像を数多く掲載することができました。 また、正倉院事務所からは、聖武天皇・光明皇后およびその周囲で生きた天平人のぬくもりと息吹を伝える宝物について、鮮やかな最新画像を御提供いただくことができました。 さらに、原稿は、監修の浅井和春・青山学院大学教授をはじめとする第一線の研究者の方々に執筆を依頼。近年の修復事業の数々を通して得られた新しい知見、年輪年代測定法などの先端技術によって得られた最新の情報、大陸との関係を踏まえた広い視野を反映させた読み応えのある論考と解説を収録しています。 是非、天平美術の精髄を収めた本巻を御覧いただき、その深い精神性と美の世界を御堪能ください。 小学館出版局学芸編集部編集長 高橋建 啓林堂書店では「日本美術全集 第3巻 東大寺と正倉院」刊行記念として、全店で好評発売中です。
奈良の美術品を深く知る機会として、ぜひご利用下さい。 |
公開日/2013年08月29日
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