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奈良教育大学名誉教授・奥田喜八郎先生による 『奈良県英語ゼミナール 第2号』 発売中!
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奈良教育大学名誉教授・奥田喜八郎先生による
『奈良県英語ゼミナール 第2号』 発売中! 奈良教育大学名誉教授・奥田喜八郎先生のゼミナールに対応した小冊子の第2号が発売になりました。新小学校の英語教育活動について論じられていますので、ぜひお買い求めください。
<著者のことば> 平成25年4月から、各小学校において、5年生6年生を対象にした、「小学校に於ける英語活動」が実施されている。 がしかし、教室教室での英語活動運営は、それぞれの小学校の校長先生が中心となって担当者任せである。 それはそれでよいのであるが、実情は混乱状態のようである。 ましてや、教科となると、成績が必要不可欠であるので、担当者の負担が多大となりそうである。 「各小学校における英語活動」を思うに、文部科学省の「告知」を踏まえてみると、奥田は、「イギリスの家庭教育」を想起する次第である。 「イギリスの家庭教育」の言語教材は、(1)「イギリスのマザー・グース童謡集」である。また(2)「イギリスの昔ばなし」である。 理由は、一言でいうと、「イギリス人としての、子供の人格形成」を目指した「児童文学」であるからである。 いみじくも、上智大学名誉教授Peter Milward氏の言葉を、以下に紹介しておこう。 ナーサリー・ライムの多くが誕生したと考えられる18世紀のピューリタン(清教徒、カルヴィ二ズムの流れを汲む厳格な生活態度を守るキリスト教徒)の道徳が強く影響していることに気づくことだろう。 ひとつひとつのナーサリー・ライムには、まだほんの赤ん坊のころから、ごく単純な道徳を織り交ぜたごく単純な話を使って子どもを教育しようとする意図が見て取れる。それに、野原で穏やかに眠っている子どもの姿を描いた絵もそれに役立っている。 と回顧するのである。 奥田は、「奈良県英語ゼミナール」を通して、この「イギリスの伝承童謡集」を取り上げて、語る企画である。 ご一読賜りますれば、幸甚です。たとえば、 Pat-a-cake, pat-a-cake, baker's man, Make me a cake as quick as you can, Pat it and prick it and mark it with B, And put it in the oven for baby and me. という唄があります。 また、「英国のわらべ唄:楽しく読むための翻訳のコツ」と題して、奥田先生が平成25年9月・10月にわたって、奈良県立図書情報館1F、交流ホールで講演をされます。ぜひお越し下さい。
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公開日/2013年08月30日
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