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奈良教育大学名誉教授・奥田喜八郎先生による『奈良県英語ゼミナール』の小冊子販売中
▲『奈良県英語ゼミナール 第1号』
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奈良教育大学名誉教授・奥田喜八郎先生が行われる『奈良県英語ゼミナール』の小冊子販売中。
啓林堂書店奈良店では『奥田喜八郎先生フェア』を
展開中です。 奈良教育大学名誉教授・奥田喜八郎先生のゼミナールに対応した小冊子が発売になりました。こちらは一段階英語のレベルを上げたい方にはぴったりの書籍となっています。ぜひお買い求めください。
<著者のことば> これは、奈良県内の小学校・中学校・高等学校での英語担当者向けの「読み・書き・聞き・話す」ための、役に立つ、「これからの、やさしい英文法の基礎の基礎習得法」の小冊子です。もちろん、学校内・学校外の英語に興味のある人で、また、英語に自信を持ちたい読者向けのパンフレットです。年に3回の企画で、刊行します。ご愛読を賜りますれば、幸甚です。 ゼミナールとは、一般に、講習会的なもので、半世紀に及ぶ、大学での奥田の英文学研究を踏まえた、しかし反省し、再認識したものです。 それは、日本最初の英文法書に立ち戻ろう、という大胆な説です。それは、イギリスの文法学者マリー(Lindley Murray, 1749 - 1826)が、1795年に発行した、イギリスの女学生向きの『規範文法』です。 マリー著『イギリス規範文典』には、大きく4章に分けられています:第1章は、Orthography。第2章は、Etymology。第3章は、Syntax。第4章は、Prosodyです。これが、わが国の江戸末期ごろに移入されたもので、のちに、「学校文法」に模様替えされた、基の英文法書です。 第1章のOrthographyとは、「正書[正字]法」といい、正しいつづり字を教え、また音声表記を教えるのです。つまり、アルファベットの26文字の学習です。 第2章のEtymologyとは、「語源学」といい、8~10品詞の学習です。品詞のことを、英語で、the parts of speechといいますが、それが、どうして、品詞なのでしょうか。 以上の、マリー説のOrthograph観と、Etymology観とを元にした、奥田だけの、奥田自身の「これからの、やさしい英文法」をみなさま方におとどけします。 注。日本人訳「冠詞」とは、なんですか。英語で、articleといいます。これは、 [Middle English, from Old French, from Latin articulus, joint, article, diminutive of artus, joint (translation of Greek arthron, joint, article). IE ar- to fit together.] もとギリシャ語からの借用語です。日本語の文法用語を、英語の「語源」から見直そう、というのが、奥田の「これからの、やさしい英文法の基礎の基礎習得法」です。 |
公開日/2013年05月03日
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