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『あかい奈良』元・編集長の倉橋さんが俳人として執筆された評伝【取扱終了いたしました】
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『あかい奈良』元・編集長の倉橋さんが
俳人として執筆された評伝が発売中! 【取扱終了いたしました】 奈良発信の季刊情報誌『あかい奈良』元・編集長が、女流俳人・橋本多佳子の作品と生涯に迫る評伝。
<著者のことば> 俳人・橋本多佳子(1899~1963年)をご存じでしょうか。一般的にはあまり知られていないかもしれませんが、女性俳人の先駆者と称され、今も俳壇では大変人気のある女性俳人です。 実は奈良にもゆかりが深く、戦後から亡くなるまで、奈良あやめ池に住み、登大路の日吉館旅館で句会を重ね、興福寺の阿修羅や東大寺修二会など奈良で詠んだ名句も多く残しています。 13年前の私も、実は多佳子についてあまり多くを知っているとはいえませんでした。でも、編集者である私が取材で佳子旧居を訪れたとき、数十冊もの句帳に残る熱気のようなものに感じるものがあり、多佳子の生涯と作品を調べることを決心しました。俳句に真剣に対峙することでより豊かに、より自分らしく生き抜いた多佳子の生涯と作品は、俳句にあまり関心のない方の心にもきっと響くと信じ、書き継ぎました。 「北を見るひと」という書名は、多佳子の作品の中で私がもっとも多佳子らしいと感じる「いなびかり 北よりすれば 北を見る」からとったものです。なお、本論のほか、多佳子の四女で俳人の橋本美代子氏、愛弟子で「蛇笏賞」受賞の俳人・津田清子氏へのインタビュー、多佳子俳句50句の鑑賞も収録しています。 表紙には多佳子愛用の句帳の表紙をあしらいました。ぜひご一読いただけたらうれしいです。 <書籍情報>
倉橋 みどり自費出版書籍 「『北を見るひと』―橋本多佳子論―」 税込3,150円、角川学芸出版発行 |
公開日/2013年04月25日
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