啓林堂書店 ブログ
ブログ・DUO各種講座のご案内: 2011年6月アーカイブ
傷ついた心が紡ぐ切実な言葉。
奈良発、少年刑務所のドキュメント「空が青いから白をえらんだのです 奈良少年刑務所詩集」 待望の文庫化! 啓林堂書店全店にて好評発売中 心を閉ざし、気持ちの行き場をなくした少年たちが寮さんと出会い、詩作活動を通してどのように変わっていったのか・・・。
感動の講演内容に、会場からは万来の拍手が寮さんにおくられました。 たくさんの皆様にご参加いただきほんとうにありがとうございました。
【講演内容】 少年たちと初めて対面したときの印象、絵本の登場人物のコスチュームを着て役になりきって演じるロールプレイ、童謡「ぞうさん」の歌を知っているのは当然ではないという事実、思いを言葉にして発したとき彼ら自身に起こったこと、そして、詩をつくり始めてから目にみえて変わっていく少年たちに、言葉の持つ力を感じたと熱く語ってくださいました。 いくつかの詩を引用しながらのお話からは少年たちの優しさや素直さが伝わり、最後に読んでくださった「クリスマスプレゼント」では、多くの方が涙しました。 7月17日の産経新聞と毎日新聞に関連記事が掲載されています。 【編者紹介】 寮美千子(りょうみちこ) 作家(小説・童話・ノンフィクション) 1955年東京生まれ、千葉県で育つ。85年毎日童話新人賞、2005年『楽園の鳥』で泉鏡花賞受賞。06年から奈良に移住し、奈良少年刑務所「社会性涵養プログラム・物語の教室」の講師となる。宮澤賢治学会会員。「ならまち大冒険」など著書多数。(写真の背景は奈良少年刑務所) 【内容紹介】 空が青いから白をえらんだのです―― 「くも」と題された、たった一行の詩。この詩はじつは、受刑者であるAくんが、亡き母を思い、しぼりだすように紡いだ言葉でした。 2007年、奈良少年刑務所に創設された「社会性涵養プログラム」で、寮美千子さんは詩と物語の教室を開き、多くの少年受刑者たちの言葉に耳を傾けてきました。 心を閉ざし、声を失い、気持ちの行き場をなくした少年たちが、詩と出会い、みずからの内側からあふれ出る言葉で「詩」をつくったとき、彼らに劇的な変化が訪れます。その過程に寄り添うことで、たんなる詩集にとどまらない、読む人の心をふるわせるドキュメントが誕生しました。 この本では、受刑者たちによる57篇の詩に、その一篇一篇のもつ小さな物語を添えました。寮さんによる解説と、この教室の実際を描いた「文庫版あとがき」から、「言葉の場」がもつ不思議な力を感じ取っていただけると思います。 人は、変われる。その思いに胸が熱くなる、奇跡のドラマを、ぜひご一読ください。
【関連リンク】 ●寮美千子ホームページ |

各店で順次、記紀万葉フェアを展開します!
奈良県は、記紀・万葉のふるさとです。
神話や伝承に彩られた「古事記」と、初めての勅撰の史書「日本書紀」、 そして日本最古の歌集「万葉集」。 それから1300年後の今もなお、奈良県には「記紀・万葉」が伝える風景や故地が残っています。 それぞれの解説書や、読みやすい口語訳の本から専門的な書物まで、豊富な品揃えで皆様のご来店をお待ち申し上げております。
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出版界の老舗「岩波書店」の本が勢ぞろい!
初めて日本の古典を集大成した「日本古典文学大系」など名著、話題書が並んだ棚は圧巻!!
奈良ビブレ店にて
この絶好の機会をお見逃しなく!
たくさんの皆様のご来店を心よりお待ちいたしております。 岩波書店は1913年創業、岩波茂雄によって創業され、1949年に株式会社に改組、2013年に創業100年という大きな節目を迎える老舗総合出版社です。 創業の翌年に夏目漱石『こころ』を刊行したのを皮切りに活発な出版活動を展開し、1927年には古今東西の古典の普及をめざして「岩波文庫」を、さらに1938年はアクチュアルな問題に焦点をあわせた「岩波新書」を創刊します。 第二次世界大戦中も時流に抗しつつ出版活動を続けますが、総合出版社としての確たる地歩を築き上げたのは戦後といえるでしょう。敗戦直後の1946年には総合雑誌『世界』を創刊、1950年に「岩波少年文庫」、そして1955年には、その後“国民的辞書”と言われるほどの絶大な信頼を得ることになる『広辞苑』第一版を刊行するなど、多方面にわたって出版の沃野を開拓してきました。 戦前からの学術出版社としての高い評価は『日本歴史』をはじめとする多くの講座や、初めて日本の古典を集大成した「日本古典文学大系」などに受け継がれ、いっそう豊かな成果として結実しました。こうした旺盛な出版活動のなかで生まれた名著や話題書は枚挙に暇がありません。 近年では、『広辞苑』のDVD-ROMや電子辞書などへの多メディア展開や、岩波現代文庫の創刊など、IT時代の先端を切り開き、時代の要請に応える出版活動を積極的に展開しています。 (ホームページ「岩波書店の歩み」より一部改編) 岩波文庫フェアも同時開催 名著・名作を文庫本で楽しもう!
【関連リンク】 ●岩波書店 |

6月11日(土) 14時~ 「ミドリさんとカラクリ屋敷」発刊記念 トークショー&サイン会
第8回開高健ノンフィクション賞次点作品
「ミドリさんとカラクリ屋敷」発刊記念イベント 著者の鈴木遥さんと田中ひろみさん(奈良市観光大使)とのトークショー
テーマ「鈴木遥と田中ひろみの奈良の町と本を書くということ」 奈良ビブレ店にて
当日は雨模様にもかかわらず、37名の方がご参加くださいました。
ありがとうございました。 お二人の奈良に対する思いをお聞かせいただいて、今までとはまた違った観点で地元の街を見つめ直そうと思われた方も多かったのではないでしょうか。 「ミドリさんとカラクリ屋敷」は啓林堂書店グループ全店で好評発売中! 鈴木遥さんは・・・ 奈良女子大学大学院卒。「ミドリさんとカラクリ屋敷」が第8回開高健ノンフィクション賞次点作品となる。 田中ひろみさんは・・・ 仏像イラストレーター&文筆家。「拝んでしあわせ奈良の仏像100」など著書は30冊以上。奈良市観光大使。
【関連リンク】 ●ミドリさんとカラクリ屋敷 |

約15万冊の本が被災地へ!
皆様よりご寄贈いただいた本が東北の被災地へ届けられました。
本を手にした子どもたちの笑顔が何より嬉しいです。
皆様の温かいお心に感謝申し上げます。
皆様よりご寄贈いただきました児童書が東北被災地の各自治体や小学校に届けられました。 その数、約15万冊。とても一度には運びきれず、4トントラックで何日かに分けて少しずつ運ばれています。 本が届いたとき、どんな本が入っているのだろうかと、箱が開くのをわくわくしながら待つ子ども達。箱から出された本を順番に手に取る子ども達。そしてお目当ての本を手にした子どもの瞳は輝き、みんな嬉しそう。 今はテレビを見たりゲームなどで自由に遊べないかもしれませんが、どうか本をたくさん読んで心豊かに育ってほしい・・・。 一冊の本で運命が変わるときもあると言われます。言葉の力を信じて、本の力を信じて、子ども達の心を少しでも癒すことができたらと願わずにはおれません。 ほんとうにたくさんのご協力・ご支援をいただき、ありがとうございました。 |

被災地への義援金募金へのご協力ありがとうございました。
皆様からお寄せいただいた募金金額の合計は、
156、803円となりました。 たくさんのご協力をありがとうございました。
各店にお寄せいただいた金額は下記のとおりです。 郡山店 26,494円 新大宮店 21,058円 奈良店 28,483円 西大寺店 40,653円 奈良三条店 28,418円 奈良ビブレ店 11,697円 全店合計 156,803円 皆様からお寄せいただいた募金は、全額書店新風会の義援金口座から日本赤十字社を通して、被災地に届けられます。たくさんのご協力をありがとうございました。 |

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