7月号 2019.7.1啓林堂書店 https://books-keirindo.co.jp/
「 古から今に伝わる 日本の文様 」
【ビジュアルだいわ文庫】藤依里子/文様図版監修・文、kd factory/文様図版制作
「着物の絵柄に込められた願いを知っていますか?」店頭で目に入ってきた本書の帯に、問われて思わず手に取ってしまった文庫である。ぱらぱらとページをめくってみただけでも、まず登場している文様の多彩さ、美麗さに思わず目を奪われる。花、動物・・・中には神仏という少し変わったジャンルも。どんな文様があるのかは、ぜひご自分の目で確かめてみてほしい。例えば松竹梅文。お馴染みの並びという印象を受けるが、いずれの植物も縁起が良い吉祥文様のひとつのため、ランク付けに使うのは間違いだという説もあるのだとか。図案化された時代は古く、奈良時代にもさかのぼる。ちなみに梅だけの梅文もある。紋様でも模様でもなく“文様”なのはなぜか。この解説はあとがきに。実は最初目にした帯の問いかけにもつながってくる。充実した解説はかなりの読み応え。まずは気になった文様から、解説を読んでいってみては?
≪今月の担当≫ 外商部 部長 森川永夫
本を捨てられますか?
今年のゴールデンウィークは久々に連休がとれ、今度こそと勢いを付けて本棚の整理を試みました。長い間、購入した本や雑誌が整理されずに積み重なった状態のマイ本棚、読まなくなった本はこの際廃品回収へと思うのですが捨てられません。週刊誌や雑誌の類は紙ゴミとして処理出来るのですが、20年も30年も前の古い文庫でもなかなか捨てられません、かつて読んだ記憶のある本は手元に置いておきたいのは書店員のサガでしょうか、結局貴重な休日は、本棚の奥の本が顔をのぞかせる位にしか整理できなくて何をやっているのかと落胆。でも思いました、平気で本を捨てられる人は本屋には向いていないのではないか?そう思う事で納得させていました。
本を読んでいたはずがいつの間にか熟睡。起きたら内容をきれいさっぱり忘れていたということがよくあります。面白いのは読みかけの本が次起きた時には消えていること。どこへやったのかと探してみると、なぜか本棚の上や座布団の上など、自分の寝ていたところより少し離れた場所から見つかります。よく覚えていないのですが、本が折れたりするのが嫌な方なので、どうやら本を無意識のうちに避難させているようです。ただ、栞を挟むのを大抵の場合忘れているため、どこまで読んだか探すところから読書を再スタートさせることになるのですが。
◆外商部おすすめの児童書・奈良本のご紹介◆
啓林堂書店ホームページ・外商部ページ(https://books-keirindo.co.jp/gaisyoubu/)にて
更新中の「外商部おすすめの奈良本」「おすすめ児童書」をご紹介!
おすすめ児童書」「おすすめの奈良本」8月号は、7月下旬に更新予定です!お見逃しなく!
おすすめ児童書
『14ひきのせんたく』【童心社】 いわむらかずお/作
お母さんと14ひきは川へせんたくに出かけます。谷川の涼し気なせせらぎ。みんなでじゃぶじゃぶせんたくです。そして、14匹はせんたくしながら川で楽しい水あそび。じっくり絵本をながめると、あ、こんなところにカマキリが。せんたく板にのったかえるが流されたり・・・いろいろな発見が!楽しくてさわやかな1日を14ひきたちと一緒に楽しめる絵本です。
おすすめ奈良本『驚きの地方創生「木のまち・吉野の再生力」――山で祈り、森を生かし、人とつながる』【扶桑社】 蒲田正樹/著 7月3日発売予定
奈良県吉野をテーマにした文学、歴史書、観光ガイドを踏まえながら、今の吉野の取り組みを様々な視点から取り上げる新しいスタイルの地方創生本。吉野町&世界遺産 金峯山寺全面協力・推薦!
お問い合わせ窓口
問い合わせフォーム https://books-keirindo.co.jp/contact/本のご予約・ご注文承ります。ご意見・感想・ご要望などお待ちしております。
発 行 (株)啓林堂書店
〒639-1007 大和郡山市南郡山町527-13 TEL/0743-51-1000文 責 (株)啓林堂書店
〔外商部〕 上田輝美啓林堂書店 ホームページ
https://books-keirindo.co.jp※本メールの無断転載を禁じます。
Copyright (C) 2019 Keirindo Books Co.,Ltd. All Rights Reserved.