邪馬台国の時代から平安末期まで、古代日本を知るのに欠かせない人物たち―。卑弥呼、ワカタケル、応神天皇、筑紫国造磐井、聖徳太子、天武天皇、藤原良房、平将門…。彼らは、そのときどう動き、歴史の流れはどう変わったか。「英雄(ヒーロー)なき時代」だからこそ読みたい人物日本史の決定版!
<目次>
1章 弥生・古墳時代(卑弥呼―古代史最大のミステリーとなった女王の肖像 ワカタケル―鉄剣に刻まれた謎の名
応神天皇―王朝誕生が持つ意味 筑紫国造磐井―不可解な「内乱」の背景にあるもの)
2章 飛鳥・白鳳時代(聖徳太子―いまだに揺れ続ける実像と『三経義疏』 蘇我入鹿―「臣、罪を知らず」…蘇我氏の無念の裏側 天武天皇―「皇親政治」の謎を読み解く 持統天皇―女帝の系譜からたどる古代日本)
3章 奈良・平安時代(長屋王―呪術「左道」と長屋王を結ぶ線 藤原良房―陰謀と謀略の本当の勝者 平将門―本当に“天下の叛臣”だったのか 源経基(清和源氏)―謎に包まれた“武門”の源流「清和源氏」 高望王(桓武平氏)―北条氏までつながるその系譜を読み解く)
青春文庫 た-32