『日本書紀』が「法隆寺」に言及したのは西暦六七〇年の「大火」を伝える一文のみ。 しかし、そこには編纂者たちが仕組んだ巧妙なトリックが秘められていた――。 推理小説のような痛快さで千三百年の謎を暴く古代史解読書。