感じる万葉集 雨はシクシクと降っていた

出版年月日:
2024/11/27
カテゴリ
教養,万葉集,選書
著者:
上野誠
出版社:
KADOKAWA
税込価格:
1,595円
ページ数:
186P
ISBN13:
978-4-04-703729-8
ISBN10:
4-04-703729-X

内容紹介

角川選書 1204 角川選書ビギナーズ

鼻水を「ビシビシ」と啜る。馬の足音は「トド」と鳴る。酔っぱらいたちは「ヱラヱラ」と騒ぐ。日本最古の歌集である『万葉集』には、様子や音、心情を言葉で表すオノマトペ(擬態語・擬声語)が詠まれた歌がたくさん収録されている。万葉の人びとは、目の前のものをどのように感じ、どう表現していたのか―。定番の歌からあまり知られていない歌まで、万葉学者が楽しく紹介。言葉の響きから心の世界を読み解く、新しい入門書。

目次
序文に代えて「序詩」を
第一章 潮はコヲロコヲロ 鼻はビシビシ
第二章 酔っぱらいはヱラヱラ
第三章 万葉の雨はシクシク降る 
第四章 牽牛と織女にはメッセンジャーボーイが居た 
第五章 幸せのサチ