郡山店スタッフおすすめ [店長の森川さん]
月刊「図書」に7年にわたって連載された鶴見俊輔さんの「一月一話」全84話に書き下しの章を加えた一冊です。戦後思想に独自の軌跡をしるす著者が戦中、戦後をとおして出合った多くの人や本、自らの体験を率直に振り返り、一個の自由な精神を私たちに伝える事で、私たちは大いに励まされるのです。
戦後思想史に独自の軌跡をしるす著者が、戦中・戦後をとおして出会った多くの人や本、自らの決断などを縦横に語る。抜きん出た知性と独特の感性が光る多彩な回想のなかでも、その北米体験と戦争経験は、著者の原点を鮮やかに示している。著者八十歳から七年にわたり綴った『図書』連載「一月一話」の集成に、書き下ろしの終章を付す。