日本の神々の物語をまとめた本、これが『古事記』です。日本には、ギリシャ神話や北欧神話にも匹敵する、神々の豊かな物語があります。
『古事記』は大和政権側の視点でまとめられています。全体としては、大和政権側の「天つ神」が、地方の「国つ神」を平定するという構造になっています。この構造を知っているだけでも、神話への理解が深まります。
また、今も各地にまつられている神々の物語を知ることで、その地方のルーツを改めて見直すこともできます。
本書を通して、ミステリアスで奥深い魅力をはなつ『古事記』の世界を堪能していただけたら幸いです。