新潮文庫 り-5-2 彼らはみな、被虐待児だった。貧困、育児放棄、暴力、厳しすぎるしつけ、熾烈なイジメ。過酷な環境により、犯罪にまで追い詰められてしまった少年たち。彼らの固く閉ざされた心が、絵本の朗読で開かれ、秘められた思いが、詩となって溢れだす。自ら表現することで大きく変化していく少年たち。受刑者に寄り添い続けた作家が編んだ奇跡の詩集、待望の第二弾。