古代の人々はいかに酒を造り、それはどんな香りや味がしたのか。平城京長屋王邸宅跡から出土した木簡には、酒米や麹、仕込み水の比率などが記される。酒を仕込むための容器である須恵器甕を復元し、いざ古代の酒造りに挑戦。考古学や文献史学、微生物学など多分野の研究者や酒造家が結集し、世界各地の土器醸造にも目を向け、甕酒造りを再現する。