万葉集講義 最古の歌集の素顔

出版年月日:
2020/09/23
カテゴリ
教養,万葉集,新書
著者:
上野誠
出版社:
中央公論新社
税込価格:
968円
ページ数:
272P
ISBN13:
978-4-12-102608-8
ISBN10:
4-12-102608-X

内容紹介

奈良時代の後期に成立し、短歌・長歌など四五一六首を収める『万葉集』。歴代天皇や皇族、宮廷貴族、律令官僚がおもな作者だ。他方で防人、東国の農民、遊女といった庶民の歌も含む。幅広い階層が詠んだ、きわめて日本的な「国民文学」のイメージで語られるが、それははたして妥当か。古代日本が範を仰いだ中国の詩文の色濃い影響をどう見るべきか。代表的な歌々を紹介・解説しつつ、現存最古の歌集の実像を明らかにする。
中公新書 2608