まつりと神々の古代

出版年月日:
2023/02/01
カテゴリ
古代史,教養
著者:
笹生衛
出版社:
吉川弘文館
税込価格:
2,750円
ページ数:
286P
ISBN13:
978-4-642-08423-9
ISBN10:
4-642-08423-1

内容紹介

古来、人間はなぜ神や霊魂を信じて「まつり」を行うのか。文献史学や考古学、認知宗教学や気候変動の復元などから古墳祭祀や践祚大嘗祭、御霊会や地域の祭礼などを再検討。神観・祭祀の変遷や現代の「まつり」を解明。

<目次>
はじめに―まつりと神々の現在と過去/「まつり」の原像(脳の認知と古代日本の神・霊魂/原始の信仰から古代の祭祀へ/古代祭祀の意味と構造)/古代大嘗祭の意味と源流(平安時代の大嘗祭/古代の大嘗宮と祭祀の意味/発掘された奈良時代の大嘗宮/大嘗祭・大嘗宮の源流/中世の大嘗祭へ)/平安時代の災害と神々の変貌(九世紀後半から十世紀の災害/災害の実態と環境変化/宗教面での災害対応/変貌する神々)/神輿と祭礼の誕生(移動する神/神輿の登場/神輿渡御行列の確立/地方に伝わった神輿行列―『香取神宮神幸祭絵巻』の世界)/塩津の神と神社―変化する古代の神社(塩津の港と神社/十一世紀の神社と祭り/賑わう十二世紀の神社/都とつながる神社)/おわりに―神と祭の転換点、十世紀から十二世紀の歴史的な意味