邪馬台国再考 女王国・邪馬台国・ヤマト政権

出版年月日:
2022/01/07
カテゴリ
教養,新書
著者:
小林敏男
出版社:
筑摩書房
税込価格:
902円
ページ数:
237P
ISBN13:
978-4-480-07436-2
ISBN10:
4-480-07436-8

内容紹介

ちくま新書 1628
長年にわたり論争となってきた邪馬台国の所在地。考古学では、纒向遺跡の発掘により畿内説で決着したとされるが、歴史学の文献研究では『魏志倭人伝』の記載から九州説が支持されている。本書はこの矛盾の解決を図るべく、畿内ヤマト国(邪馬台国)と北九州ヤマト国(女王国)が併存していたとし、卑弥呼は後者の女王と考える。さらに『日本書紀』『古事記』などの史書や大和朝廷に直接つながるその後の歴史との親和性・連続性も検討し、文献史学と考古学の研究成果の調和を目指す。