仏像は「ほとけ」の姿を表したものとされていますが、歴代の天皇、貴族、地方官僚、武士たちが願いを叶えるべく、財力をもって贅を尽くして制作していたもの。なにがすごいのか? どこがどうすごいのか? 一般には知り得ない事実を徹底紹介しています。
<目次>
第1章 驚きの仏像編
(観世音寺の巨大観音―5m級の巨大な観音像が3体も並ぶ、世にも不思議な空間を体験できるお寺。
浄土寺の阿弥陀三尊と平等院の阿弥陀如来―阿弥陀様が極楽からやって来る様子を、夕日を使ってバーチャルに再現!
浄瑠璃寺の九体阿弥陀仏―極楽浄土への往生を願い造られた、九体阿弥陀堂と9体の仏像。 ほか)
第2章 息をのむほど美しい仏像編
(向源寺の十一面観音―その美しさから世に「東洋のヴィーナス」と謳われる抜群のプロポーションを誇る観音様。
法華寺の十一面観音と海龍王寺の十一面観音―聖武天皇の后・光明皇后ゆかりの仏像と伝わる古都奈良のお寺に祀られている2体の美人観音像。
泉涌寺の楊貴妃観音―1255年に中国から請来した美仏は、なんと世界三大美人の1人「楊貴妃」がモデル!? ほか)
第3章 不思議・神秘の仏像編
(中宮寺の如意輪観音―物思いにふけつつ神秘の微笑みを浮かべる!?世界三大微笑像の1つに数えられる神秘の菩薩像。
観心寺の如意輪観音―片膝を立てて物思いにふける仏像は、如意宝珠で人々の願いを叶える観音様の姿を表したもの。
五劫院の五劫思惟阿弥陀―途方もない時間をかけて人々を救う手立てを考え抜いた結果、髪の毛が伸びて膨れ上がった阿弥陀様。 ほか)